スポンサードリンク
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ヤクルトの高校生ドラフト1巡目ルーキー・佐藤由規投手(18)=仙台育英=に2日、早くも“援軍”が到着した。1日に仙台から沖縄入りした兄・史規さん(21)が、佐藤家の第1陣としてこの日から練習を視察。ブルペンでの投球を見守った。今後、両親も応援に駆けつける予定だ。
ブルペン入りした背番号11に、いつも以上に熱い視線が注がれていた。最前列で投球を見届けた史規さんは「体に切れがないのか、体重が乗ってないような感じがした。だけど自分の弟じゃないみたいですね。プロなんだなあと思いました」。投球には首をひねったが、真新しいユニホーム姿を感慨深そうに見守った。
この日の由規は、捕手を立たせたままだったがカーブ、スライダーを交ぜながら43球。「(兄が)来たのは分かったんですけど、見てるのは分からなかった。あまり意識はしなかったです」と笑った。12日には、父・均さん(47)と母・美也さん(48)が兄と入れ替わるように沖縄入りする予定。「昨日より今日、今日より明日、少しずつよくなれば」と話すルーキーが、家族の声援を背に着実に成長を遂げていく。
参照元:スポーツ報知
中日・落合博満監督(54)が2日、沖縄・北谷球場で根来泰周コミッショナー代行(75)のキャンプ訪問を受け、北京五輪期間中の外国人枠増大を直訴した。「3選手以上を送り出す球団は、1人多く使えるようにしてほしい」約2時間の話し合いで熱っぽく語りかけた。昨年のアジア予選に中日はFA移籍した和田を含めると6選手を供出。主力が数多く離脱する穴を助っ人で埋める腹づもりだ。
指揮官の意向を聞いた根来代行は「実行委員会を通して提案してほしい」としたが、伊藤球団代表は「(各球団に)聞く必要があると思います」と明言。20日の12球団代表者会議で落合案が議題に上る可能性が出てきた。
参照元:スポーツ報知
楽天の片山博視投手(20)が2日、フリー打撃に登板、野村克也監督(72)に猛アピールした。49球を投げ、ヒット性の当たりを6本に抑える快投。途中、指揮官がわざわざ打撃ケージの真後ろまで移動して熱視線を送るなど、沖縄・久米島キャンプ2日目にして、スタッフ陣の評価は急上昇中。順調に行けば、オープン戦初登板のチャンスも巡ってきそうだ。
注目左腕の快投に、指揮官が思わず重い腰を上げた。フリー打撃に登板した片山が、30球を投げ終えた時だ。一塁側のベンチに座っていた野村監督が、打撃ケージの真後ろに移動。投球をジッと見つめ、時折、隣に立つ橋上ヘッドコーチに質問を浴びせる。「球種は何があるんだ?」興味津々の老将の視線を独り占めにして、192センチの巨体が躍動した。
鉄平と平石を相手に、49球でヒット性の当たりは6本。「低めに投げることだけ気をつけました」と手応えはまずまず。指揮官がわざわざ移動してきたことについては「たまたまじゃないですか?」と謙そんしたが、熱視線はやはり気になった様子。「監督が来てから高めに浮いちゃいました」と苦笑いだ。
3年前の高校生ドラフト1巡指名も、過去2年、1軍での登板がゼロに終わった片山は正念場の今季、フォームの改造に着手した。お手本は、仙台育英高からヤクルトに入団した157キロ右腕・佐藤由。「佐藤由みたいに、足を高く上げるようにしたら、力強いボールが行くようになった」。1月に入ってから取り組み始め、早くも効果が表れている。
野村監督も「(新人の)長谷部とコイツが加われば、チームがガラリと変わる」と期待を隠さない。「オープン戦で使ってみたい」と、3年目にして初となる実戦起用にも前向きだ。本人も「実戦で結果を出した人が残れる」と意欲十分。眠っていた才能が、ついに目覚めの時を迎えた。
参照元:スポーツ報知
昨年7月の左ひざ手術からの復帰を目指すオリックスの清原和博内野手(40)が2日、2軍キャンプ地の高知市東部球場でリハビリを行い、二重契約問題の渦中にある前巨人のジェレミー・パウエル投手(31)について言及。ソフトバンクの王貞治監督(67)に向け「かわいそうやからオリックスにやれと言って」と訴えた。
長期化必至のパウエルの二重契約問題。一向に解決の糸口が見えてこない難題に触れたのは、ほかならぬ清原本人だった。左ひざのリハビリも順調で、この日は手術後最多となる計120スイングのティー打撃を行った。その後「ところであの問題はどうなったん?」。そして、こう付け加えた。「オレはオリックス(の選手)やから援護せなあかんな」。
1月31日に「もし(パウエルが)ソフトバンクに入ったら、登録名は『お金』や」と怒りを爆発させたばかり。だが、自軍に入団する可能性も残されており、言い過ぎと反省したようで、この日は「(オリックスに)来たら『ごめん』って謝るけど」と、照れくさそうに笑った。
「JP(パウエル)ぐらいの投手が来たらやっぱり大きいもん。ハートも強いし、気持ちを前面に出してくるやろうから。ウチにとっては投手陣の中心的存在になってくれると思う」と大絶賛。そんな強い気持ちが、王監督への異例の懇願となって表れた。
「王さんも、オレら(昨季)最下位やから弱い者いじめせんといてくれや。『かわいそうやからオリックスにやれ』って、そういう言葉ないの。お互い一歩も引けない? だからこそ、世界の王さんのひと言で!」口調こそ冗談めかしたが、目は真剣。名球会の先輩で、ソフトバンクのGM権を持つ王監督に、助っ人右腕を譲ってもらえるように頼み込んだ。
参照元:スポーツ報知
日本ハムのダルビッシュ有投手(21)が2日、“中田フィーバー”に乗って体重増加に取り組む計画を明かした。現在の90キロから2月中に2キロ増量し、将来的な理想体重は中田(103キロ)を上回る105キロに設定した。昨年は人気を一身に背負ったが、今季は中田の入団でファン、報道陣の視線が分散。「みんな向こうに行ってくれるから楽です」と中田人気の恩恵を受けて、“中田超え”の体重を目指す。
球界屈指のイケメンエースが、モデル体形に別れを告げる。「男として細かったら嫌なんで」196センチ、90キロのダルビッシュは、長期的な増量計画を明らかにした。理想の体形は筋骨隆々のチームメート・糸井。「糸井さんの体形になったら、105キロくらいになりますね」と目標値を設定した。
現体重から15キロの増量。実現すれば「デブで動けたら最強」と豪語する中田を2キロ超える。中田には減量指令を下した梨田監督も「あの上背なら(105キロ)あってもいい。200キロでも抑えてくれれば構わない」とエースの体重増を容認。42歳まで現役を続けた吉井投手コーチは「長く(現役を)やるには有利」と利点を説いた。
“中田効果”で増量への準備は整った。昨年はファン、報道陣から断然の注目を集めたが、今季は中田と人気を分散。「みんな向こうに行ってくれる」と練習に没頭できる環境を歓迎する。
この日は今年初めてブルペンに入り、捕手を立たせて43球。続けて陸上トラックに移ったが、メーン球場では中田のフリー打撃が迫っており、観衆は約40人に激減していた。集中して走り込むと、最後まで残った子どもたちに「ラスト1周、一緒に走る?」と提案。通常なら混乱必至だが、中田人気によって、充実の練習と極上のファンサービスが実現した。
増量に向け、食事は炭水化物中心に一日4食を摂取。ウエート、走り込みで鍛えながら、理想体重を手に入れる。長い現役生活を視野に「常に上を目指したい」とダルビッシュ。中田フィーバーを追い風に、絶対エースが最強のマッチョマンに変身する。
参照元:スポーツ報知
日本ハムの高校生ドラフト1巡目ルーキー・中田翔内野手(18)=大阪桐蔭=が2日、沖縄・名護キャンプで2度目のフリー打撃を行った。胃痛と大逆風という超悪コンディションの中、広角打法で右翼へ2本のサク越え。この超大物ルーキーをスポーツ報知評論家の掛布雅之さんが日本一早く生分析。高卒新人としては松井秀喜(現ヤンキース)、清原和博(現オリックス)を超えるスイングスピードと卓越した技術があると大絶賛した。
強烈な向かい風にも、中田の心は折れなかった。左翼後方の東シナ海から一塁方向にかけて、最大瞬間風速13メートルの暴風が吹き荒れた名護市民球場。だが、怪物はすぐに頭を切り換えた。「レフトに打っても、押し返される。だから、右方向に多めに打ちました」ファウルを除けば、26スイング中18球が中堅から右翼に運んだもの。最悪のコンディションの中で、適応能力を見せつけた。
逆風には「ちょっとうっとうしかった」と顔をしかめ、途中からは雨も降ってきたが、中田は冷静に広角打法を徹底。28、31球目をそれぞれ右翼席に叩き込んだ。結局、計38スイングでサク越えは2本。キャンプ初日の36スイング中13発に比べ、結果こそ寂しいが「だいぶ良い形で狙って打てました。風をうまく使えましたかね」と内容には満足げだった。
この日は、スレッジ、ジョーンズと長打力が自慢の両外国人でさえ、右翼に1本ずつスタンドインするのがやっとだった。中田のパワーと技術の高さが改めて証明され、梨田監督は「きょうの風は飛距離にして50メートルは違う」と強調しつつ「右打ち? 意外と器用なんだよ」とニンマリ。昨年の日本シリーズで敗れた宿敵・中日の安田スコアラーも「すごい」を連発。「当然、彼とは交流戦で対決するものと考えている」と、レギュラーポジションをとるという前提で警戒感を募らせた。
アクシデントも克服した。中田は前日に冷たい水分を摂取しすぎたことで、この日の朝から胃の痛みを訴えていた。「下痢とかじゃなくて、胃がムカムカして…」一時は、宿舎での静養も頭をよぎったが、大物ルーキーは球場内の医務室から勝手に「正露丸」を拝借。3錠を服用し「飲んで1時間で(痛みを)忘れました。やっぱ効くっすね」と感謝。怪物は簡単には転ばなかった。
投内連係など守備練習ではミスを連発し「あれが一番嫌っすね」と浮かない表情も目立つ。キャンプ2日目にして早くも「全身、バリバリっす」と疲労はピークに達しているが、「打ってる時は、疲れは感じないっすよ」と頼もしい限りだ。
◆セシル・フィルダー(Cecil・Fielder)1963年9月21日生まれ。44歳。米カルフォルニア州生まれ。82年、ロイヤルズにドラフト4位で入団。89年に阪神へ移籍し3割2厘、38本塁打の成績を残したが、シーズン終盤に自分がたたきつけたバットで骨折し、タイトルを逃す。翌90年はメジャーに復帰し、タイガース入り。体重109キロとパワーあふれる打撃で、2度の本塁打王と3度の打点王。96年ヤンキースで世界一に貢献、98年にメジャー通算318本塁打を残して、現役引退。その後はギャンブルによる借金が原因で失踪する騒ぎも。長男は昨年50本塁打でナ・リーグ本塁打王に輝いたプリンス・フィルダー(ブルワーズ)。
参照元:スポーツ報知
1月17日に明美夫人(享年32歳)を亡くしたロッテの清水直行投手(32)が1日、千葉・鴨川での2軍キャンプで始動した。夫人の急死から2週間。悲しみの癒えない右腕だが「過去最高のシーズンにしたい」と誓った。
「2月1日にユニホームが着られて野球できることに感謝したい」。清水はバレンタイン監督の配慮で、2人の子供を残す都内の自宅に近い鴨川でのスタート。この日は約50メートルのキャッチボールにダッシュなど約3時間汗を流した。1月17日以来、初の本格的な練習となったが、遅れを取り戻すように精力的に動いた。
バレンタイン監督は「清水が1軍で戦うところに達したことが伝わるまで2軍で調整してほしい。せかすつもりはない」と合流時期なども清水任せにしている。今後も別メニュー調整を続けるが「自分で頑張るだけ。そっと見守ってください」と口を結んだ。逆境に負けず9年目のシーズンがスタートした。
参照元:スポーツ報知
楽天・田中将大投手(19)が1日、沖縄・久米島でのキャンプ初日にブルペンで快投を演じた。捕手を座らせて力のこもった38球を披露し、ノムさんも「マー君に2年目のジンクスはない」と断言。ボヤキを完全に封印した。昨季新人王の剛腕が、2年目へ向け好調なスタートを切った。
ブルペンに足を踏み入れると、田中の顔つきは急に引き締まった。ルーキー捕手の伊志嶺を相手に、ワインドアップから力強いボールを投げ込む。カーブやチェンジアップなどの変化球もひと通り試した。最後は直球を3球続けてフィニッシュ。気持ちのいいミットの音を聞き、笑顔がこぼれた。
身を乗り出して眺めていた野村監督も上機嫌。「2年目のジンクス、何するものぞ。何も心配はないな。あのストレートに磨きをかければ」と初日ながら、直球の威力に文句なしの合格点だ。指揮官からはボヤキの一声も聞かれなかった。
田中も不動心の2年目を強調した。「2年目のジンクス? それは周りがはやしたてるからそうなるんですよ。僕自身はそんなこと考えてないし、やるべきことをキッチリやればいい」と一気にまくしたてた。周囲の雑音は一切、マー君には入ってこない。
「相手が研究してくるからといって、自分で何かを変えることはない」これは昨オフにRソックス・松坂と初対面して言葉を交わした時、ともに高卒新人王に輝いた投手として意見が一致した哲学だ。「1年目は不安があったけど、今年はない。自分で考えながらスタートできました」自分を貫く姿勢に死角は見当たらない。
参照元:スポーツ報知
日本ハムの高校生1巡目ルーキー・中田翔内野手(18)=大阪桐蔭=が1日、沖縄・名護キャンプでプロ入り後初めて屋外でのフリー打撃を行った。2発の場外弾を含み、36スイングで13本のサク越え。梨田監督をはじめ、首脳陣、選手の度肝を抜いた。
中田の打棒に絶賛の声が相次いだ。高校通算87発男は首脳陣だけでなく、選手、フロントからも注目の的。フリー打撃を終えると、周囲から賛辞が次々と飛び出した。
現役時代、西武でプレーした平野打撃コーチは「清原、デストラーデに似ている。打球が落ちてこない」と話せば、山田GMは「金属から木のバットになっても飛距離が変わらない」と適応力に感心。90~93年に4年連続30本塁打をマークしたウインタース駐米スカウトは「米国でもドラフト1位の素材」とメジャー級の怪力に脱帽した。
中田を「怪獣」と形容したのは主軸候補の高橋。選手会長の金子は「新庄さんの時のようにファンと報道陣の多さで気が引き締まる。見られて緊張感が出る」と相乗効果を実感していた。ベールを脱いだ中田の“株価”は、たった1日で急上昇した。
参照元:スポーツ報知
クライマックスシリーズ進出を目指す楽天が1日、沖縄・久米島でキャンプイン。調整のため、昨年に続き2軍スタートの山崎武司内野手(39)は若手とともにフルメニューを消化。フリー打撃で62スイング中4本のサク越えを放った。「まだ、バラバラ」と言いながらも順調な初日に「進化して50本、打つ」宣言が飛び出すなど、昨季、本塁打、打点の2冠王に輝いたベテラン大砲は元気いっぱいのスタートを切った。
2冠王がゆっくりと、確かに動き始めた。キャンプ初日から行われた打撃投手相手のフリー打撃。「シーズンが終わって以来、4か月ぶりくらいだよ」と感触を思い出すようにスイングする山崎武のバットから快音が響いた。「まだ、バラバラだね」と笑いながらも31スイング中、4本が貫録のサク越え。マシン相手の31スイングでは本塁打性の当たりこそなかったが、初日としては上々の出来だった。
昨季、43発を放ち、本塁打、打点の2冠王に輝いた主砲。今年も1月7日から約2週間、ハワイで自主トレ。走り込み中心のメニューで体重を8キロ減の100キロまで落とした。松井優典2軍監督(57)も「去年と同じように、しっかり体を絞ってきている」と頼もしげに見つめた。
現在、昨年までより0・125インチ(約3ミリ)長いバットも試している。「いきなり長くすると難しいから、まずは少しだけね。試験的に」と山崎武。さらなる長打力を身につけるため、向上心が衰えることはない。「これで進化して、50本いけるかなぁ。無理か」冗談交じりながら、大台突破にも意欲を見せた。
1軍合流は3月8日のオープン戦・中日戦(ナゴヤ)からとなる予定。「第3クールには特打に入りたい」と、きっちり調整プランを描く大ベテラン。悲願のクライマックスシリーズ進出のため、さらなる活躍が求められる今季も、この男に心配は無用のようだ。
参照元:スポーツ報知
怪物が鮮烈な「キャンプ・デビュー」を飾った。日本ハムの高校生1巡目ルーキー・中田翔内野手(18)=大阪桐蔭=が1日、沖縄・名護キャンプでプロ入り後初めて屋外でのフリー打撃を行った。2発の場外弾を含み、36スイングで13本のサク越え。梨田監督をはじめ、首脳陣、選手の度肝を抜いた。大砲不在のチーム事情だけに、黄金ルーキーに高卒新人では史上初となる開幕4番の可能性も急浮上した。
驚嘆のため息は、すぐに感動の拍手に変わった。プロで初めて披露された屋外での中田の打撃練習。13分間で13発の“驚弾”を目の当たりにした300人の観衆は、スタンディングオベーションで新世代の怪物をたたえた。「拍手? 最初は自分にしていると思わなかったけど、うれしかったです」高校通算87発男による“翔タイム”に名護が沸き返った。
最初は自分を見失いかけた。「緊張しました。ファンも多かったし、打たなあかんと思って打ち急いだ」2球目には、まさかの空振り。「泣きそうになったっす」と焦りが生じ、11球連続でサク越えならず。だが、平野打撃コーチから「飛ばす力はあるんだから、ボディーターンでセンターに向けて振ってごらん」と声をかけられ、肩の力が抜けた。
12球目に“プロ初本塁打”を左翼に叩き込むと、20、21球目は8メートルの防球ネットを越えて同じく左翼の場外へ。最長の140メートル弾は道路に着弾した後、白球が跳ねて球場外の砂浜に飛び出し、東シナ海にあと20メートルの地点まで転がった。
パワーだけではない。「広角を意識した」という後半は中堅から右翼にかけて打球を集中。時にはバックスクリーン上のスコアボードを直撃し、時には外角の球に泳ぎながらもスタンドに運ぶなど、6連発を記録。結局、36スイングで13本のサク越えを見せた中田は「自分でも興奮したっす」と誇らしげに胸を張り、梨田監督も「思わず笑ってしまった。すごいね」と絶賛した。
史上初の快挙も視界に入ってきた。指揮官は中田について、7日の紅白戦、10日の阪神との練習試合で4番を筆頭候補にクリーンアップでの起用を明言。その後の打順は流動的としたが、この日は4番候補で来日初のフリー打撃に臨んだスレッジが46スイングで6発。数字上は怪物の圧勝とあって、山田GMは「開幕4番? 何が起こるか分からないからね」と高卒新人では過去に例がない打順の可能性をにおわせた。
守備、走塁、そして夜間練習とフル回転したキャンプ初日。中田は「疲れました。足がパンパンっす」と言いながら「ホッとしました」と安堵(ど)の笑みを浮かべた。たった1日で刻みつけた大きな衝撃。この怪物から、もう一瞬も目を離せなくなった
参照元:スポーツ報知
日本ハムのエース・ダルビッシュ有投手(21)が2日、今キャンプ初めてブルペンに入り、捕手を立たせたまま43球を投げた。カーブを3球交え、バランスを入念にチェック。「全く問題なく、良かったと思います」と振り返った。通常の練習メニュー消化後には一人でハードな走り込みを行った。3月20日のロッテ戦(札幌ドーム)では、2年連続の開幕投手を務めることが確実。3連覇を狙うチームの大黒柱は「去年は5回持たない試合があったので、今年は全試合で5回以上は投げたい」と抱負を語った。
参照元:スポーツ報知
昨年7月に受けた左ひざ手術からの復帰を目指すオリックス・清原和博内野手(40)が1日、2軍キャンプ地の高知市東部球場で今季のスタートを切った。昨年のキャンプ以来、1年ぶりのユニホームで元気な姿を披露。練習後には日本ハムの高校生ドラフト1巡目ルーキー・中田翔内野手(18)=大阪桐蔭=を絶賛して、エールを送った。
自分と同じ“ニオイ”を持つ規格外ルーキーの出現が、うれしくて仕方なかった。話題が中田に及ぶと、清原のトークが切れ味を増した。「久々に面白いというかね。(年明けのメディア露出が)朝青龍より多かったんやろ? それは大したもんや」そう切り出すと、“番長流”の爆笑エールが次々と展開された。
「今時珍しい、昔っぽい選手やね。やんちゃっぽい感じがしていいね」と、まずは同じ丸刈りの“昔の悪ガキ”然とした容姿に合格点。また「小遣いは月30万円」などの仰天発言で話題をさらう点も、「ええことやと思うよ。プロっちゅうのはそういう個性の集まりやからね」と、好意的にとらえていることを明かした。
ちょっぴり不合格だったのは、普通に「彼女がいます」と公表したことだ。「『おらん』って言ったら、アイドルみたいやからね」と理解は示したものの、「『4、5人おる』って言えば面白いのに。『大変ですわ、“こなす”のに』ってね」と、1ランク上の「ボケ」を提案する熱の入りようだった。
中田も同じ大阪の高校であるPL学園出身の清原を尊敬しており、西武時代の1986年にマークした31本塁打の新人記録の更新を狙っている。年の差こそあれ、互いに意識している間柄。清原が「本当はオリックスに入ったら一番よかったんだけど…」と最後に漏らした本音は、中田を自分の後継者と考えていたことを想像させた。
だが、違うチームに入団した以上は、エールだけでは済まさない。この日、2軍キャンプでは異例の約70人の報道陣とファン約300人を集めた。1軍宮古島キャンプより報道陣が多いことを聞いて喜んだが、「中田には負けてるかな」と、早くも18歳をライバル視した。まずは故障を治してグラウンドに戻り、パ・リーグの主役が誰かを思い知らせる意気込みだ。
参照元:スポーツ報知
レッドソックスの松坂大輔投手(27)が1日、米フロリダ州フォートマイヤーズで16日から始まる2年目のメジャーキャンプに「朝練」を導入する考えを示した。
この日、古巣の西武が2軍キャンプを始めた埼玉・所沢市内の西武第二球場で自主トレを実施。“合同キャンプ”で約2時間半、入念に体を動かした。練習パートナーを伴い、午前8時55分に球場入り。「邪魔にならないように」とファームの選手と一緒にメニューをこなすことは避けたが、室内練習場でのウエートトレ、ランニング、ダッシュ、キャッチボールで汗を流した。
2年目となるレ軍のキャンプでは、新たに「早朝トレ」を取り入れる。メジャーでは選手各自がウエートトレーニングでたっぷり汗をかいてから全体練習に合流するのが一般的。早朝6、7時から体を動かすのは珍しいことではない。松坂は「練習前の方が筋肉の付きもいいし、使った筋肉に動きを覚えさせることができる」と「早朝トレ」の利点を説明。昨年は行わなかった練習法をメジャーリーガーにならって導入する考えだ。
松坂との“合同キャンプ”を片平2軍監督は「来てくれること自体、若手の勉強になる」と歓迎。石井貴2軍投手コーチは「ファームの子たちにとって大いに刺激になる」と若手に与える刺激に、大きく期待した。
次回の練習では「ボストンはそういう練習が少ないし、やっていて損はない」と2軍の投内連係に参加する予定。昨年の反省から「フロリダでは(首脳陣の)監視がつくので、思い切って投げられない」とブルペンでも投球数を制限せず、投げ込む姿勢を見せた。怪物は慣れ親しんだ古巣で着々とキャンプへの準備を整える。
参照元:スポーツ報知
米大リーグのメッツは1日、ツインズのヨハン・サンタナ投手を獲得する交換トレードで本人との基本合意に達した。
合意内容は明らかにされていないが、AP通信によると、投手としては史上最高の7年総額1億5075万ドル(約160億円)の契約という。
トレードは1月29日に2球団間で合意に達し、メッツがサンタナとの72時間の契約交渉を開始。この日、ツインズから交渉時間を2時間延長する許可を得て、ようやく合意した。身体検査を終えてから正式に成立する。
ベネズエラ出身のサンタナは大リーグを代表する28歳の左腕。チェンジアップとスライダー、150キロ台の速球を武器に、2004年と06年にいずれも満票でサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)に選ばれた。昨季まで4年連続で、200イニング以上を投げ、200三振以上を奪い、15勝以上を挙げている。
ツインズは、今年が契約最終年となるサンタナとの契約延長交渉に失敗し、トレード先を探していた。メッツからは4選手が移る。(共同)
参照元:スポーツ報知
巨人・原辰徳監督(49)は31日、キャンプ地・宮崎入りした。初めて1、2軍の垣根を取り払い、ABC班に分けて行われるキャンプを前に、約25分間にわたってゲキを飛ばした。全12球団が1日にキャンプインするが、指揮官は「去年はペナントを制し歴史を作った。それを生かすためにも今年は大事な年になる。とにかくB班は、はい上がってほしい」とレギュラー奪取する若手の台頭を熱望。さらに、「どんな敵が来ても勇猛果敢に戦う選手になってほしい」と締めくくった。スポーツ報知は「日本一奪回」を誓う巨人を文字通りのタイトルとともに、シーズンを通して追い掛けます。
久しぶりに目にする選手たちの顔付きを見て、原監督は頼もしく思った。昨年、5年ぶりのリーグ制覇を果たした自信が表情からあふれ出ていた。キャンプイン前日のミーティング。全80選手を見渡し、マイクを持つ手に力が入った。「昨年はペナントレースを制し、歴史を作った。それを生かすためにも、今年は大事な年になる。ここにいる全員が力を出し合って、目標に向かって戦っていこう」声を大にして、約25分間にわたってゲキを飛ばした。
目標とは「日本一奪回」しかない。昨年の同日同時刻、原監督は「新しい歴史を作ろう」と2年連続Bクラスからはい上がることを誓った。02年以来となるリーグ制覇を果たし、一つの歴史は作った。しかし、クライマックスシリーズ第2ステージで中日に敗れ、大きな宿題が残った。悲願達成のため、今年は初めて1、2軍の垣根を取り払い、ABCの3班制を敷いた。チームが一体となり頂上に向かって動くことの意識付けを徹底するためだ。
全ナイン共通のテーマは「柱」だった。昨年の短期決戦での敗戦を教訓に、今年は「チームを背負って立つ選手が何人出てくるか」と期待を寄せる。ミーティングでは「どんな敵が来ても、勇猛果敢に戦う選手になってくれ」と鼓舞した。
そんな指揮官の頭に描かれた理想像は、直江兼続だったかもしれない。最近の愛読書でありキャンプに持ち込んだ「天地人」(火坂雅志著)の主人公で、戦乱の世で「義」を重んじて生き抜いた「戦国のヒーロー」だった。自己犠牲の精神を持ちながらチームを支え、引っ張っていく。時代は違っても、そんな頼もしい「柱」の出現を願っているに違いない。
キャンプ中、指揮官はB班を中心に熱視線を注ぐ。今オフはグライシンガー、クルーン、ラミレスと大型補強を行った。投打ともにバランスのとれた戦力が整い、若手のレギュラー奪取は至難の業だ。しかし、原監督は「はい上がってほしい。ハードルはもちろん高いが、それを越えてこそ、ジャイアンツのレギュラーだ。チャレンジしていこう」とハッパをかけた。
この日は宮崎入りし、恒例の宮崎神宮参拝を済ませた。「いよいよ08年がスタートする。チームが一つになって前に進んでいきたい」と抱負を語った。すでに指揮官は「今年は必ず勝つ。勝たなければいけない」と宣言している。絶対命題である「天下取り」へ動き出す。
◆天地人 2006年9月に発売された作家・火坂雅志氏の人気小説で、小松江里子氏の脚本により09年のNHK大河ドラマに決定。上杉謙信の死後、世継ぎの上杉景勝を支えた越後の上杉家の重臣・直江兼続(なおえ・かねつぐ)の人生を描く。謙信の教えに従い、目先の「利」にとらわれることなく、「義」を貫く生き方を志す。豊臣秀吉にも才能を認められた兼続の元には、真田幸村や前田慶次郎ら猛者が集まった。そんな兼続を伊達政宗はライバル視し、徳川家康もその存在を恐れた。
参照元:スポーツ報知
楽天・野村克也監督(72)が31日、今季の開幕ダッシュを宣言した。チームはこの日午後、仙台からのチャーター便で久米島に到着。昨年はコケて転んでしまったチーム宿舎玄関にも、監督専用スロープが誕生。今季は“つまずかず”一気にAクラス入りを狙う。
雨模様で風も強かった久米島。しかし、空港ロビーで歓迎セレモニーの壇に立った指揮官の口調は、力強く響いた。「1年の計はキャンプにありという。内容のある充実した1か月を送って、開幕ダッシュができるようないい状態で迎えたい」と言い切った。
チーム宿舎に到着すると、宿舎関係者がノムさんをスロープへ誘導。足元には、この日のために用意された滑り止めマットが敷かれていた。昨年は階段で前のめりに転倒し、左太ももを負傷しただけに、関係者の温かい配慮だった。「階段を歩くなってさ…」とボヤいた指揮官の顔も、吉兆を感じたのか笑顔で緩んだ。
過去3年、開幕ダッシュに縁のない楽天でも、今季は岩隈と田中の2本柱を軸にした先発ローテが期待され、さらに即戦力サウスポーの長谷部が加入。昨季左腕で挙げた白星はわずか5勝だったが、立て直しが見込める。第1クールは雨にたたられ、連日の室内練習が予想されるあいにくの天気。それでもAクラス入りの悲願へ向けた希望は、強く光り輝いている。
参照元:スポーツ報知
ヤクルトの高校生ドラフト1巡目ルーキー・佐藤由規投手(18)が31日、キャンプ地・浦添市の“一日市長”に指名された。浦添市の儀間光男市長(65)が、今季の新人王を条件に来年のキャンプ中に一日市長に任命することを明言。黄金ルーキーのキャンプインを前に、地元の期待も沸点に達している。
言葉の端々に、熱い期待がにじんだ。キャンプ施設を視察した儀間市長は「今年のヤクルトは、若い選手が多くて楽しみ。由規くんが新人王を取ったら、来年のキャンプ中に一日市長をやってもらいたい」と明言した。
現在、2、3年をかけて2月の浦添を“ヤクルト・タウン化”する事業を展開中。自治会放送でキャンプ情報を流すなど地道な活動に加え、由規が一日市長に就任すればさらに活性化することが予想される。
この日、由規は浦添運動公園の屋内練習場で軽めに汗を流し、キャンプ初日に備えた。「キャンプインは緊張しています。一日も早く慣れて、ついていけるように頑張りたい。新人王で一日市長? やりがいがありますね」と笑った157キロ右腕。大きな期待を背に、プロとしての第一歩を踏み出す。
参照元:スポーツ報知