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米大リーグ、カブスと契約した福留孝介外野手が23日、名古屋市内でトークショーを行い、ファンにあいさつした。
福留は大リーグからのオファーについて「十いくつあったと聞いている」と明かし、「一番うれしかったのは背番号1」と中日で慣れ親しんだ番号をカブスでも背負うことを喜んだ。
参照元:スポーツ報知
米大リーグ通算354勝のロジャー・クレメンス投手が23日、薬物使用を告発した「ミッチェル・リポート」に反論し、薬物に関する一切の疑惑を否定した。本人による弁明は初めて。
反論はビデオメッセージの形でクレメンスの公式HPに発表された。クレメンスは昨年ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた薬物使用疑惑が誤報だったことに触れ「真実でなかったと世の中全体が分かっているのに、ミッチェル・リポートとしてまた浮上してきた」と反論を開始。
「ステロイドもヒト成長ホルモン(HGH)も使ったことがない。ブルージェイズに在籍したときもヤンキースのときも(トレーニングコーチの)ブライアン・マクナミーがステロイドやHGHを注射したことはなかった。報告書は間違っている」などと話した。また1月6日に米テレビ局CBSで放送されるインタビューで「大量の質問に答える」ことを明らかにした。
クレメンスへの薬物注射を認めたマクナミー氏の代理人は「ミッチェル氏に提供した情報の正確さに、百パーセントの自信を持っている」との声明を発表している。
参照元:スポーツ報知
米大リーグ、フィリーズは23日、前カージナルスの田口壮外野手(38)と1年契約を結んだ。関係者によると2009年の選択権は球団が持つ。年俸は90万ドル(約1億300万円)で打席数などに応じた出来高払いがある。球団が09年の選択権を行使しない場合は違約金として15万ドルを支払う。
6年間在籍したカージナルスを退団した田口は、優勝を狙えるナ・リーグのチームを中心に移籍先を探していた。カブス、メッツ、ジャイアンツなども興味を示していた。日本に帰国中の田口は「ことし地区優勝もしている。その意味でも力を出せるチームだと思っている」と話した。
田口はオリックスからFA宣言して02年にカージナルス入団。今季は130試合に出場して打率2割9分。シーズン終了後に球団が来季の選択権を行使せず退団となった。
フィリーズは今季は89勝73敗でナ・リーグ東地区優勝。日本の近鉄などで活躍したマニエル氏が監督を務める。
フィリーズ・田口壮外野手「フィラデルフィアは米国建国の最初の地。街もチームも歴史がある。ことし地区優勝しているし、その意味でも力を出せるチームだと思っている。マニエル監督も日本の野球をよく分かってくれているので、やりやすいと思う」
参照元:スポーツ報知
巨人・脇谷亮太内野手(26)が22日、今年元旦に入籍した悦子夫人(27)と大分市内で挙式した。人生の節目を迎えた新郎は「来年はレギュラーを取り、全試合出場したい」と宣言。愛妻に盗塁王をプレゼントすることを約束した。
笑顔が止まらなかった。悦子夫人のドレス姿に見とれ「きれい? 僕が選んだ女性なんでね」とデレデレ。それでも野球の話題になると「自分のことより、奥さんのことを第一に考えて結果を残したい」と表情が引き締まった。
今季は1番打者として期待されながら、91試合の出場で打率.282、8盗塁に終わった。長距離砲がそろうG打線の中で、自慢の快足で塁をかき回すことが役目と自覚している。「今季の盗塁王の数(中日・荒木の31個)より1個多く狙う」と目標を設定した。披露宴の途中、原監督からの「二塁のレギュラーを奪うように」との祝電が披露され感激。年明けの高橋由との合同自主トレで体を鍛え、俊足に磨きをかけて、シーズンを全力で突っ走る覚悟だ。
参照元:スポーツ報知
巨人・阿部慎之助捕手(28)が22日、年末年始の“完全休養”を宣言した。今年はリーグ制覇、クライマックスシリーズと10月までプレーし、その後は日本代表選手として12月の北京五輪アジア最終予選にも出場。「まずは体を休ませないといけない。休むのも練習のうち」とプロ入り後、自身初の試みに挑戦。来季の打撃タイトル獲得に向けて、まずは焦らずにじっくりと英気を養う作戦に出る。
心身ともに、阿部は疲れ果てていた。「こんなに1年間が長いと思ったことはない」―。
10月2日に5年ぶりのリーグ優勝を決め、クライマックスシリーズ後は休む間もなく日本代表自主トレ、合宿で体を動かした。11月下旬から台湾入りし、12月にはアジア最終予選。巨人、そして日本代表の正捕手として、緊迫する場面でプレーし続けた疲労は、簡単には抜けなかった。
まずは気力、体力の回復を最優先に考えた。「このオフはしっかり休む。年末年始も動かない。不安な部分もあるけど、休むのも練習のうち」と、今オフは休養に時間を充てている。年末年始も動きたい願望を抑え込み、1年間の疲れが抜けきるまでじっと動かない正月を過ごす予定だ。
例年、12月はジャイアンツ球場で練習してきた。昨年の年末年始は地元、千葉・浦安市の東京ディズニーランドの外周5キロ弱をランニングし、週3回は都内のジムでウエートトレーニングを行うなど、ハードに動き回った。だが「今年それをやると、来年動けなくなる」と断念した。
本格的な始動は来年1月10日前に坂本と行う、グアム自主トレとなる予定。約2週間のトレーニングではキャンプに備えた体づくりをする。「キャンプでもこれまでのようにいきなり全開ではいかない。中盤以降に最高潮に持っていけるようにしたい」とこれも自身初となるスローペース調整で、開幕時に好調の波を絶頂にする計画も披露。「来年は日本一にならなくちゃいけないし、そのために自分はどうするべきかを考えてトレーニングする」疲労を完全に取ってからの一気の追い込みで、宣言している打撃タイトル奪取も実現させる。
参照元:スポーツ報知
西武・石井義人内野手(29)が22日、昨年10月に入籍した元タレントの由美夫人(30)と都内のホテルで挙式した。披露宴ではフリーエージェント(FA)で中日に移籍する和田一浩外野手(35)の背番号5を球団から贈られた。
背番号変更は小林信次球団社長が祝辞の中で突然、発表した。「1ケタ番号は10人しかいない。大いに期待してます」出来上がったばかりのユニホームも登場。球団の粋な計らいに「契約更改で希望は伝えていたけど『難しいよ』と言われてたので本当にビックリした」と石井義は目を丸くしていた。
05年には二塁の定位置をつかみ、リーグ4位の打率3割1分2厘をマークしたが、ここ2年はスタメンに定着できないでいる。「偉大な番号に恥じない活躍をしないと」と改めて誓っていた。
参照元:スポーツ報知
ロッテの大松尚逸外野手(25)が22日、千葉マリン内で契約更改に臨み、800万円増の2400万円でサイン。年明けの自主トレで母校・東海大の陸上部に入門し、走力アップを図るプランを明かした。
今季は77試合に出場し打率3割、5本塁打、22打点と持ち前の打力はアピールしたが、盗塁はわずかに1つだった。定位置奪取へ、安定した守備にもつながる走力強化の必要性を痛感。「学生時代に見た近代的な練習を取り入れられたら」と、同大学陸上部で短距離コーチを務め、以前から親交がある男子四百メートル日本記録保持者・高野進氏(46)=同助教授=への弟子入りを決意した。
現在「6秒8か9」という50メートル走のタイムを、6秒台前半に短縮するのが目標。「スムーズな体重移動は、投げることにも打つことにも通じる」と、専門家のアドバイスを受けて3拍子そろったプレーヤーへの脱皮を目指す。
参照元:スポーツ報知
広島は22日、FA移籍した新井貴浩内野手(30)の人的補償請求のためのプロテクト名簿(28人)が、阪神から届いたことを明らかにした。松田オーナーは「候補は6、7人。世代別にええ選手が(名簿から外れた中に)おる」とニンマリ。鈴木球団本部長は「これから精査する。年は越える」と、結論は年明けになることを示唆。02年オフ、金本が阪神にFA移籍した際の金銭補償ではなく、人的補償を求める方針だ。
◆永川現状維持8千万で更改 広島・永川が契約更改に臨み、現状維持の8000万円プラス出来高でサイン。今季は抑えとして球団新記録となる31セーブを挙げたものの、14度のリリーフ失敗が響いて、アップとはならなかった。しかし、来季は異例となる“被”出塁率に応じた出来高がつけられる。「ランナーを出さないということ。3人でピシャっと抑えてほしい」と鈴木球団本部長。永川は「悪くても31セーブ。四球を本当に少なくしたい」と語気を強めた。
参照元:スポーツ報知
史上最速&史上最年少の2億円プレーヤーが誕生した。日本ハム・ダルビッシュ有投手(21)が22日、札幌市内の球団事務所で代理人とともに契約更改交渉に臨み、1億2800万円増の2億円プラス出来高で一発サイン。プロ4年目での2億円到達が史上最短なら、21歳も最年少記録だ。沢村賞、リーグMVPなど、数々の勲章を手にした2007年を、最高の形で締めくくった。
最大限の評価に、ダルビッシュの心は満たされた。代理人の布施裕弁護士(55)が会見の席で「金額は2億です」と打ち明けると、隣でエースはニヤリと笑った。「十分すぎる額で、満足しています」7200万円からの3倍近い超大幅昇給。レギュラーシーズン、ポストシーズン、北京五輪アジア予選を通じ、計14完投、246回1/3と誰よりも投げ抜いた1年の終わりに、バラ色の更改が待っていた。
記録ずくめだった。プロ4年目での2億円到達は高卒、大学・社会人を問わず、巨人・高橋由(02年)らの5年目を抜く史上最速。21歳もオリックス・イチロー、巨人・松井、西武・松坂(ともに当時)の23歳を抜き、最年少記録を更新した。ダルビッシュの同年代は、まだ大学3年生。そんな若者が、途方もない金額を手に入れた。
だが、エースの気持ちに変化はない。「億いったから責任感が出てきたというのは違うと思う。僕はプロに入ったら、どんな金額でも責任感を持ってやるつもりだった。だから、これで責任感が強くなったり、薄くなることもない」堂々たる21歳の主張だった。
ダルビッシュは「僕は最低限の生活で十分。自分へのご褒美もないですよ」と断言し、周囲に還元することを決めた。今季は1勝10万円の計算で、水不足に苦しむ国に対する資金援助が目的の「水基金」を設立。これに加えて「いろいろな人に支えられたし、何かに寄付したり、いろんな活動がしたい」とさらに幅広い社会貢献活動を検討している。
沢村賞、MVP、奪三振王…。数々のタイトルを獲得した2007年。それでも、エースは「成績に満足しているわけじゃない」と首を振った。不参加だった優勝旅行期間中も、千葉・鎌ケ谷でトレーニングを継続。来年1月には宮崎県内でソフトバンク・川崎らとの合同自主トレを計画中だ。「今年で終わりじゃない。来年から新しいチームになるし、また頑張っていかなきゃと思う」新世代の怪物が描き出す未来予想図は、だれにも想像できない。
◆プールを“ねダル” ダルビッシュは金銭の交渉を10分足らずで終えると、後は球団側に練習環境の改善を懇願。札幌ドームのウエートルームの拡充に加え、千葉・鎌ケ谷の2軍練習場へのプールの設置を求めた。「(オリックスの)清原さんが(自分で)プールを造ったように、1軍からの故障者が早く戻るためにも必要」と主張。だが、過去にスペースがないことを理由に断念したことがあるだけに、早期実現は難しそうだ。
参照元:スポーツ報知
元阪神投手のマット・キーオ氏(52)が、度重なる飲酒による騒ぎを起こしたとして21日、身柄を警察に拘束された。
同氏は、飲酒にかかわる罪で90日間の処分を終えてから1週間もたたない18日、カリフォルニア州のホテルのバーで泥酔し、執行猶予期間中の行為に違反があったとして逮捕された。21日の審問で執行猶予も取り消された。
弁護人は、キーオ氏が92年の春季キャンプで、ベンチに座っていた際に頭部に強いファウルライナーを受け瀕(ひん)死の重傷を負ったのが飲酒に関連していると主張しているという。
メジャー通算58勝(84敗)のキーオ氏は、87年から4年間阪神でプレーし45勝(44敗)をマークした。
参照元:スポーツ報知
カージナルスを自由契約となっている田口壮外野手(38)が22日、オリックスの合宿所で小学生約150人に野球教室を開催。若手選手から依頼があれば、多人数による合同トレも歓迎する姿勢をみせた。
昨オフはオリックスの坂口、横山と合同トレを行った。「(今オフも)言われれば誰でも一緒にやりたい。30人くらいになったりしてもね。ブートキャンプみたいになっちゃうかな」と何人でも受け入れる姿勢をみせた。
自らの去就について「まだ何も進展はないです。代理人と相談しながら考えていきたい」と話すにとどめた。来季も米球界でのプレーを希望しているが「できれば強いチームでやりたい。僕自身を生かしてもらえるので」とポストシーズンを戦える球団を希望した。
参照元:スポーツ報知
中日からFAでカブス入りが決まった福留孝介外野手(30)が22日、米国から帰国し都内のホテルで会見した。4年4800万ドル(約54億円)の契約を済ませた福留は「チームが100年ぶり世界一になるための力になる」とし、カブスが1908年以来遠ざかっているワールドシリーズ制覇を目標に掲げた。
黒のセーターにジーンズとラフな格好で会見に臨んだ福留。最も対戦したい投手には、今季19勝をマークしたサイ・ヤング賞右腕・ピービー(パドレス)の名前を挙げた。「WBCでもやっているし、またやってみたい」。WBCでは2打数1安打。リーグNO1投手との再戦を楽しみにした。
福留は「自信があるから手を挙げたし『やれる』と思っている」と力強く言い切った。年明けはハワイで自主トレを行った後、早めに米国入りする。“54億円の男”の挑戦が始まった。
参照元:スポーツ報知
巨人で抑えとして活躍した現野球評論家、角盈男さん(51)の長男・一晃(20)が米大リーグ、エンゼルスとマイナー契約を結んだことが22日、分かった。東海大相模高で甲子園に出場。白鴎大中退後、今年3月にドミニカ共和国に渡り、参加していたサマー・リーグでエ軍関係者の目に留まった。来年2月からアリゾナ州テンピでのキャンプに参加。角さんも「末端からいつかはメジャーにはい上がって、いずれ巨人に縁があれば」と夢を膨らませていた。
夢は息子に託された。かつて巨人のストッパーとして活躍。81年の日米野球、ロイヤルズ戦ではメジャーの強打者から7連続三振を奪った角さんの、今度は“ジュニア”がメジャーの世界に挑戦する。エンゼルスとマイナー契約を結び、統一契約書をこの日までに郵送した。
角さんは父親としてこみ上げる喜びを「今は日本で活躍した選手がメジャーにたくさん行くけど、ウチの息子は、一番下からはい上がってメジャーを目指すことになる。親として、球界のOBとしても、成功してほしいと思うね」と熱く語った。
一晃は東海大相模3年時に「3番・三塁」で甲子園に出場。高校通算30本塁打でプロからも注目されたがドラフト指名にはかからず、白鴎大に進学。2年で中退して今年3月、ドミニカ共和国に単身で渡り、サマー・リーグに参加した。どっしりした体格を買われ、内野から捕手へ転向し、エ軍関係者の目に留まった。「東洋人はたった1人で日本語もまったく通じず、そんななかでよく頑張った。オレでも無理だったと思う」父の目から見た息子はたくましく成長し、メジャーの世界に挑戦するまでになった。
来春、アリゾナ州テンピで行われるマイナーのキャンプには、角さんも駆けつける予定という。「ドミニカには行けなかったけど、今度は行ってやりたい」厳しい世界でもまれる息子に熱いエールを送るつもりだ。「末端からはい上がって、いつかはメジャーで成功してほしい。そして本人がどう考えるかだけど、巨人さんに縁があればね」親子二代G戦士となる夢も、ひそかに託している。
◆角 一晃(すみ・いっこう)1987年10月20日、東京都生まれ。20歳。小1から「藤ケ丘ファイヤーズ」で野球を始める。東海大相模中では緑シニアに所属し、3年で全日本選抜に選ばれる。東海大相模では内野手で、巨人・原監督以来となる1年生4番も務め、3年春には主将としてセンバツに出場。家族は両親と弟。173センチ、85キロ。右投右打。
参照元:スポーツ報知
巨人・矢野謙次外野手(27)が21日、東京・大手町の球団事務所で2度目の契約更改交渉に臨み、前回より500万円上積みとなる1500万円増の4500万円でサインした。シーズン中から野球日記をつけ、この日はその中から守備、走塁でのアピール面を手帳に書き留めて交渉に臨み、約2時間の話し合いでアップを勝ち取った。
納得の笑顔で評価に感謝した。「十分、評価してもらいました。途中出場が多かったし、目に見えない、数字に表れない部分を伝えました」前回(12日)の交渉では、1000万円アップも保留。この日までの約1週間で資料を整理。持参した手帳には守備、走塁面を日付ごとに記してアピールした。「何月何日の試合での走塁面など、細かいところも話した」と、言いたいことはすべて訴えた。
もちろん、代打での活躍が評価の大きなウエートを占めた。今季は代打で46打数15安打、打率3割2分6厘、4本塁打、15打点。特に5月31日の交流戦、対ソフトバンク戦(東京ドーム)では、チームでは20年ぶりとなる代打逆転満塁弾を放った。試合後、巨人・渡辺恒雄会長も「矢野の本塁打には1000万円以上の価値がある」と絶賛。「今日はそれも含めて話をして、評価してもらった」と、1500万円アップの中に、会長の“絶賛料”も加味されていることを明かした。「競争は激しいけど、自分の力を上げて日本一を果たしたい」と矢野。来季こそ定位置を奪い、暴れ回るつもりだ。
参照元:スポーツ報知
巨人・西村健太朗投手(22)が“上原塾”で新戦力・クルーンから守護神の座を奪い取る。来季、抑え役を目指している右腕。年明けから上原浩治投手(32)と、東京・よみうりランド内のジャイアンツ球場で合同自主トレを行うことが21日、決まった。秋季宮崎キャンプから習得を目指して練習しているフォークのコツを教わったり、抑えとしての心構えを聞いたりと、上原から吸収できるものをすべて吸収するつもりだ。
念願がかなった。晴れやかな笑顔を見せる西村が、その理由を明かした。「上原さんから『一緒にやろう』と言ってもらいました」ひと足早く届いたクリスマスプレゼントに、早口でまくし立てた。
今季はチーム最多の57試合(うち先発1度)に登板。8月にはリーグタイ記録となる月間17登板を果たし、原監督からも「鉄人」と称された。中継ぎの楽しさ、重要性を知った剛腕は、来季の目標を「抑えの座を奪う」と決めた。その時から「上原さんと練習させてもらえないか」と考えていた。北京五輪アジア最終予選に日本代表として出場した上原が、台湾から帰国した翌日(5日)に電話で申し入れ、この日までに「OK」の返事をもらった。上原は年内はオーバーホールに充てるため、年明けからG球場で合同練習することになった。
春季宮崎キャンプまでに完全習得を目指すフォークについて、この変化球を武器にする右腕から助言を求めることが最大の目的。だが、それ以外にも狙いはある。「フォークだけでなく、すべてを吸収する」と西村。今季、抑え役を全うし、来季は先発に復帰する上原から、ストッパーとしての心がけなども聞き出すつもりだ。
オフの間もストイックに練習に打ち込む先輩を見てきた。「外から見るだけでも『すごい』と思っていましたが、一緒にやらせてもらえることで新しく気づくこともあるはず」見て、聞いて、盗めるものはすべて自分の糧にするつもりだ。
来季は日本最速男・クルーンがチームに加わる。ストッパー役を目指す西村にとっては大きな壁となる。「すごい投手ですが、やる前からあきらめることはしません。キャンプまでにフォークを完成させてアピールしたい」と、真っ向勝負を挑むつもり。“上原塾”入塾を飛躍への足がかりにする。
◆巨人の抑え事情 今季の開幕当初は豊田が抑え役を務めたが、4月20日の阪神戦で3点リードの延長12回、逆転サヨナラ負けを喫するなど不調に陥った。4月末から故障が治った上原が期間限定ストッパーに。原監督との話し合いでシーズン通して抑えを務めることが決まった。球団記録となる32セーブを挙げ、リーグVの原動力となった。来季は上原の先発復帰は既定路線。球団は新守護神候補として前横浜のクルーンを獲得した。だが、林、西村らもストッパーに名乗りを上げており、し烈な争いが繰り広げられそうだ。
参照元:スポーツ報知
楽天の本拠地・県営宮城球場が来年1月、「日本製紙クリネックススタジアム宮城」となることが21日、宮城県庁で正式発表された。命名権(メーミングライツ)を購入したのは日本製紙で、契約料は3年7億5000万円。愛称は「Kスタ宮城」となった。島田亨球団社長(42)は「『K』は三振の意味で、ウチは投手力がいい。縁起がいいです」と「Kスタ=投手王国」をアピールするプランを披露した。
クリネックスは日本製紙が展開するティッシュペーパーの世界的ブランド名。同社の中村雅知社長は「クリネックスのように、プロ野球でナンバーワンを目指す若きイーグルスを支援したい」と意気込んだ。
今季までの「フルスタ(フルキャスト宮城)」に代わり、新愛称はKスタ。「クリスタ」も検討されたが、ティッシュではなく「クリスタル」を連想させるということで、球界初のアルファベット表記球場となった。楽天は大歓迎で、島田社長は「田中マー君は来季も頑張ってくれるし、来年は1巡目の長谷部(康平=愛工大)が楽しみ」と「K」にちなんだ奪三振ショーを期待した。
球団としてもバックアップする。例えば、楽天の投手が三振を奪うと「K」の文字を大型ビジョンに映すなど、試合の演出に「K」を取り入れる方向で検討中。「スタジアムと組み合わせた(クリネックスの)ブランドロゴの使い方を考えたい」島田社長は今後、日本製紙側と協議することを約束した。
田中は今季196奪三振。高卒新人ながら日本ハム・ダルビッシュに次ぐリーグ2位だった。奪三振率9・47はリーグトップで奪三振王には近い位置にいる。「Kスタ」はマー君のタイトル奪取を後押しする意味でも、一気に仙台市民に浸透する名前となりそうだ。
◆日本製紙 本社所在地は東京・千代田区。日本第2位(世界10位)の製紙業会社・日本製紙グループの中核子会社で洋紙部門を担う。宮城県では石巻市と岩沼市に工場がある。資本金は1048億7300万円。
◆命名権 施設やキャラクターなどに名称を付けることのできる権利。90年代以降、スポーツ施設などに企業名を付けることがビジネスとして確立した。「ネーミングライツ」とも呼ぶ。プロ野球では03年、オリックスが当時本拠地としていた神戸総合運動公園野球場(グリーンスタジアム神戸)を「Yahoo!BBスタジアム」としたのが最初。施設として日本で初めて命名権を導入したのは97年、サントリーが東伏見アイスアリーナの命名権を獲得、「サントリー東伏見アイスアリーナ」とした。
参照元:スポーツ報知
日本ハムの稲葉篤紀外野手(35)が21日、札幌市内の球団事務所で契約更改。9500万円増の2億4000万円で一発サインした。「気持ちよく来年もやらせてもらえる」と笑顔が絶えず。来季はチーム最高年俸を手にリーグ3連覇を目指す。
今季はチームのリーグ連覇に加え、首位打者(・334)、最多安打(176安打)にベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得。“星野ジャパン”の一員として北京五輪切符獲得の原動力にもなった。交渉に当たった島田統轄本部長は「守備位置への全力疾走など、チームを変えた部分が大きい」と数字以外の若手への“手本料”も加味された。
年俸が上がった分はファンに還元もする。右翼席に41席ある「稲葉シート」の増設を球団に申し出た。「バックネット裏に2席。60歳以上の方のシルバーシートか、カップルシートにしたい」と稲葉。しかし現在、バックネット裏に空きがなく「僕もキャンセル待ちと言われました」と空きを待つつもりだ。
来年で36歳だが向上心は尽きない。「北京には出たいし、そのために成績を残さないと」。12月もウエートを中心にトレーニングを休まない。稲葉が日本ハム、そして“星野ジャパン”を引っ張っていく。
参照元:スポーツ報知
ロッテの西岡剛内野手(23)が21日、千葉マリンで契約更改に臨み、23歳という年齢では珍しい3年契約を結んだ。出来高を含め総額7億円。突然の“超VIP契約”提示に、「喜ぶというよりビックリ。何で言ってきたのか分からへん」と西岡は目を点にした。
交渉の席に着くなり、ど肝を抜かれた。来季の年俸は今季の倍となる1億4000万円。24歳のシーズンで1億円突破は26歳の伊良部、黒木を抜き、球団史上最年少で大台突破を果たした。2年目以降の年俸は変動制ながら、打率、盗塁数などの出来高をすべてクリアすると3年総額7億円に到達。「気分良くサインしました」約15分で一発更改を決め、ホクホク顔で会見場に現れた。
今季は1番打者として初の打率3割をマーク。北京五輪アジア最終予選では正二塁手として五輪切符獲得に貢献した。球団は人気、実力両面で貢献度の高い西岡を“ロッテの至宝”と位置付け、異例の条件を用意。「複数年のリスクを考えても価値のある選手」(本多球団部長)と、日本人では05年福浦以来、球団2人目の3年契約を提示した。
複数年契約の裏には、ポスティングによる大リーグ移籍の選択肢を消滅させるという球団の意図があった。だが、西岡にメジャー願望は皆無で「向こう(球団)が勝手に意識してた」と苦笑いだ。1月に母校・大阪桐蔭高で始動予定。後輩の日本ハム・中田との合同トレも検討している。「思った以上に評価してもらったし、もっと頑張らないと…」8月には北京五輪本戦が控える。破格の契約を発奮材料に、西岡が幕張と北京を熱くする。
参照元:スポーツ報知