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楽天の本拠地・県営宮城球場が来年1月、「日本製紙クリネックススタジアム宮城」となることが21日、宮城県庁で正式発表された。命名権(メーミングライツ)を購入したのは日本製紙で、契約料は3年7億5000万円。愛称は「Kスタ宮城」となった。島田亨球団社長(42)は「『K』は三振の意味で、ウチは投手力がいい。縁起がいいです」と「Kスタ=投手王国」をアピールするプランを披露した。
クリネックスは日本製紙が展開するティッシュペーパーの世界的ブランド名。同社の中村雅知社長は「クリネックスのように、プロ野球でナンバーワンを目指す若きイーグルスを支援したい」と意気込んだ。
今季までの「フルスタ(フルキャスト宮城)」に代わり、新愛称はKスタ。「クリスタ」も検討されたが、ティッシュではなく「クリスタル」を連想させるということで、球界初のアルファベット表記球場となった。楽天は大歓迎で、島田社長は「田中マー君は来季も頑張ってくれるし、来年は1巡目の長谷部(康平=愛工大)が楽しみ」と「K」にちなんだ奪三振ショーを期待した。
球団としてもバックアップする。例えば、楽天の投手が三振を奪うと「K」の文字を大型ビジョンに映すなど、試合の演出に「K」を取り入れる方向で検討中。「スタジアムと組み合わせた(クリネックスの)ブランドロゴの使い方を考えたい」島田社長は今後、日本製紙側と協議することを約束した。
田中は今季196奪三振。高卒新人ながら日本ハム・ダルビッシュに次ぐリーグ2位だった。奪三振率9・47はリーグトップで奪三振王には近い位置にいる。「Kスタ」はマー君のタイトル奪取を後押しする意味でも、一気に仙台市民に浸透する名前となりそうだ。
◆日本製紙 本社所在地は東京・千代田区。日本第2位(世界10位)の製紙業会社・日本製紙グループの中核子会社で洋紙部門を担う。宮城県では石巻市と岩沼市に工場がある。資本金は1048億7300万円。
◆命名権 施設やキャラクターなどに名称を付けることのできる権利。90年代以降、スポーツ施設などに企業名を付けることがビジネスとして確立した。「ネーミングライツ」とも呼ぶ。プロ野球では03年、オリックスが当時本拠地としていた神戸総合運動公園野球場(グリーンスタジアム神戸)を「Yahoo!BBスタジアム」としたのが最初。施設として日本で初めて命名権を導入したのは97年、サントリーが東伏見アイスアリーナの命名権を獲得、「サントリー東伏見アイスアリーナ」とした。
参照元:スポーツ報知