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巨人で抑えとして活躍した現野球評論家、角盈男さん(51)の長男・一晃(20)が米大リーグ、エンゼルスとマイナー契約を結んだことが22日、分かった。東海大相模高で甲子園に出場。白鴎大中退後、今年3月にドミニカ共和国に渡り、参加していたサマー・リーグでエ軍関係者の目に留まった。来年2月からアリゾナ州テンピでのキャンプに参加。角さんも「末端からいつかはメジャーにはい上がって、いずれ巨人に縁があれば」と夢を膨らませていた。
夢は息子に託された。かつて巨人のストッパーとして活躍。81年の日米野球、ロイヤルズ戦ではメジャーの強打者から7連続三振を奪った角さんの、今度は“ジュニア”がメジャーの世界に挑戦する。エンゼルスとマイナー契約を結び、統一契約書をこの日までに郵送した。
角さんは父親としてこみ上げる喜びを「今は日本で活躍した選手がメジャーにたくさん行くけど、ウチの息子は、一番下からはい上がってメジャーを目指すことになる。親として、球界のOBとしても、成功してほしいと思うね」と熱く語った。
一晃は東海大相模3年時に「3番・三塁」で甲子園に出場。高校通算30本塁打でプロからも注目されたがドラフト指名にはかからず、白鴎大に進学。2年で中退して今年3月、ドミニカ共和国に単身で渡り、サマー・リーグに参加した。どっしりした体格を買われ、内野から捕手へ転向し、エ軍関係者の目に留まった。「東洋人はたった1人で日本語もまったく通じず、そんななかでよく頑張った。オレでも無理だったと思う」父の目から見た息子はたくましく成長し、メジャーの世界に挑戦するまでになった。
来春、アリゾナ州テンピで行われるマイナーのキャンプには、角さんも駆けつける予定という。「ドミニカには行けなかったけど、今度は行ってやりたい」厳しい世界でもまれる息子に熱いエールを送るつもりだ。「末端からはい上がって、いつかはメジャーで成功してほしい。そして本人がどう考えるかだけど、巨人さんに縁があればね」親子二代G戦士となる夢も、ひそかに託している。
◆角 一晃(すみ・いっこう)1987年10月20日、東京都生まれ。20歳。小1から「藤ケ丘ファイヤーズ」で野球を始める。東海大相模中では緑シニアに所属し、3年で全日本選抜に選ばれる。東海大相模では内野手で、巨人・原監督以来となる1年生4番も務め、3年春には主将としてセンバツに出場。家族は両親と弟。173センチ、85キロ。右投右打。
参照元:スポーツ報知