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◆インディアンス2―7マリナーズ(29日・クリーブランド) マリナーズのイチロー外野手は「1番・中堅」で出場、6打数2安打で8試合連続安打。城島健司捕手は「8番」で出場し、5打数無安打。インディアンスの小林雅英投手は1―2の7回途中から、2番手として1回を投げ1安打無失点。勝敗やセーブは付かなかった。
アテネ五輪でバッテリーを組んだ小林と城島の対戦が実現した。1点差の8回1死一塁、小林は城島を三ゴロに打ち取った。カウント1―1の場面。「三塁コーチが直前に(城島を)呼んで、もうエンドランが見え見えだった」と小林は苦笑い。スライダーを引っかけさせたが「あれではジョー(城島)がかわいそう」と振り返った。
城島も「次は腰をすえて対戦したい」と再戦を望んだ。
小林「フォアボールの球は少し力んでしまったが、それ以外はやろうとしていることができた」
イチロー「1打席目に出ているので、(6打席目の安打は)やっとという気持ち。3、4打席目で(1本目が)出ているのとは違う」
城島「シルバにつきる。先発が頑張ってくれた。ブルペンも最小失点でよくしのいでくれた」
参照元:スポーツ報知
◆ヤンキース4―6タイガース(29日・ニューヨーク) ヤンキースの松井秀喜外野手は「4番・左翼」で先発出場し、4打数2安打だった。内容は左前打、投ゴロ、一ゴロ、中前打、四球だった。打率は3割2分6厘。
オールスター戦の投票が始まったことについて松井秀は「いつもとはやっぱり気持ちが違う。正直、出たい」とはっきり言う。出場すれば4年ぶりの球宴だが「本拠地でオールスターがあって、しかもヤンキースタジアム最後の年。そんなことはもうない。一生の思い出になると思う」と思いは募る。
9試合連続安打と打撃好調で、指名打者での出場を争うオーティズ(レッドソックス)やトーミー(ホワイトソックス)らを数字ではるかにしのぐ松井秀。熱い思いを隠さず、真夏の祭典を目指す。
松井秀喜外野手「1打席目と4打席目は良かった。あとの2打席はうまく打たされた感じ」
参照元:スポーツ報知
巨人・坂本勇人内野手(19)が7月31日(京セラD)、8月1日(横浜)に行われるオールスター戦のファン投票用紙に「遊撃手部門」でノミネートされることが28日、分かった。10代で選出されれば球団史上4人目、野手では63年の柴田勲以来の快挙となる。チームトップの打率2割9分8厘、リーグトップタイの得点圏打率5割を誇る若武者は「先頭打者として出塁を増やしたい」と意欲的。チームのAクラス浮上に貢献し、夢の切符をつかむ考えだ。
実力は証明済み。人気でも“巨人の顔”になりつつある坂本が、夢の舞台に立つチャンスを与えられた。「今の(成績の)ままじゃ、選ばれる可能性は少ないですよ。チームの勝利に貢献して、結果(的に)、選んでいただけたら最高ですね」慎重に言葉を選びながらも目は輝いていた。
セ・パ12球団のスター選手が集う1年に1度のお祭り。5月下旬から始まるファン投票の用紙に、「巨人・遊撃手部門」で19歳の名前が刻まれることになった。選出規定とされる「1軍で10試合以上、20打席以上」の出場条件をクリア。開幕は二塁手としてスタメンに名を連ねたが、右ふくらはぎ肉離れで離脱した二岡の代わりに本職の遊撃に回り、結果で応えている。巨人では94年の松井秀喜(ヤンキース)以来となる高卒2年目での出場を目指し、球宴までに「先頭で安打を打って、出塁を増やしたい」と意欲を示した。
ライバルは多い。セ・リーグの遊撃手は阪神・鳥谷やヤクルトの宮本、中日・井端ら人気、実力を兼ね備えたレギュラーが並ぶ。坂本は「僕が出たら場違いですよ」と謙そんしたが、打率はチームトップの2割9分8厘。得点圏打率はリーグトップタイの5割に達するなど、高橋由に代わる勝負強いリードオフマンとして重量打線を引っ張っている。守備範囲も広く、イケメン。G党だけでなく一般女性の人気も急上昇中で、得票でも十分に戦えるはずだ。
昨年の球宴は、兵庫県伊丹市内の少年野球チーム「昆陽里(こやのさと)タイガース」時代の同級生、田中将大投手(楽天)が高卒新人としては99年の松坂以来となるファン投票(先発投手部門)で選出された。ライバルに先を越されたが、「(試合を)見なかったですけど、楽しそうですね」と関心を深めた。普段から「子どもたちに夢を与えられる選手になりたい」と口にする坂本は、球宴の出場が目標への第一歩だと自覚している。
宮崎での春季キャンプとオープン戦で、原監督が期待する以上の結果を残し、球団では松井以来の10代開幕スタメンを実現させた。毎試合、全力プレーを続けることしか頭にない。「とにかくチームに貢献したい」ガムシャラな姿勢でスター選手の仲間入りを果たしてみせる。
◆敵は宮本&鳥谷 ○…セ界の遊撃手はレベルが高い。球宴投票で本命になりそうなのは2人。猛虎党の支援を受ける阪神・鳥谷と、ヤクルトレディーの組織票を期待できる宮本だ。特に宮本は得点圏打率で坂本と並びリーグトップタイの5割と勝負強さを見せ、守備でも今季は失策0と、攻守で頭1つ抜けている。中日の名手、井端も人気、実力を兼ね備えている。広島の梵は2軍落ち。横浜の石井はスタメンを外れるなど好調ではない。
参照元:スポーツ報知
左太もも裏肉離れでリハビリを続けていた五十嵐が29日に出場選手登録される。3月28日の巨人との開幕戦で故障した右腕は、「もう怖さはないです」と23日の2軍戦では最速151キロをマークするなど順調に回復。1軍復帰が決まった。高田監督は「後ろは林、押本、五十嵐の3人で回していきたい」と勝利の方程式を整えたい考え。燃える“OIL”の3人が、今季初の借金生活に突入したチームを救う。
参照元:スポーツ報知
29日のヤクルト戦(甲子園)に先発予定の阪神・アッチソンが、「内(角)を思い切って使う」と不敵に宣言した。20日の同カード(神宮)で新井が報復行為ともとれる死球をぶつけられ、岡田監督が「ええかげんにせなアカンで!」と、声を荒らげただけに注目が集まる。第3戦の5月1日には、気性の荒いボーグルソンが今季初登板予定。一触即発のけんか投法で、快進撃に拍車をかける。
◆ヤクルト高田監督は困惑 ○…岡田監督の怒りを伝え聞いたヤクルト・高田監督は困惑した。「2つ当てられて、こっちが怒りたいぐらい。聞いてびっくりしてる。そんな(故意に当てる)雰囲気は全然なかったでしょ。主力が当てられて、怒りたくなるのは分からなくもないけど」とあきれ顔。降ってわいたような遺恨に、苦笑するしかなかった。
参照元:スポーツ報知
不振のため、2軍で調整していた楽天・一場靖弘投手(25)が、5月1日のオリックス戦(スカイマーク)に先発登板することが、28日までに決まった。精神面の弱さから、野村監督に「投手の資格なし」とまで酷評された右腕だが、29日からの9連戦で先発投手が不足することから、3週間ぶりの再昇格が決定。「もう一度、開幕のつもりでやる」と、汚名返上をかけてマウンドに立つ。
大阪への移動を前に、先発組の投手だけで行われたKスタ宮城での練習。キャッチボールなど、軽めのメニューで汗を流した一場の表情は、意外なほど明るかった。「あれこれと考えすぎないのが、一番だって気づいた。(捕手の)ミットだけ見て投げれば、結果は自然についてくると思う」
8日の日本ハム戦。2回に打線が7点を先行したにもかかわらず、四球を連発して3回途中でKO。チームは大逆転負けを喫し、即刻2軍行きとなった。問題は明らかにメンタル面。仙台に戻り、専門家のカウンセリングを受け、行き着いた結論が「考えすぎないこと」。失敗を恐れるあまり、「四球を出したらどうしようとか、そんなことばかり考えてた」弱い自分との決別を誓った。
「明治大学に返せ」という野村監督の“毒ガス攻撃”も前向きに受け取った。「大学時代は打者を見下ろして投げてた。その感じを思い出した」と、2軍戦では力強い投球で2試合連続の快投。松井2軍監督から「もう大丈夫」のお墨付きで再昇格切符をつかんだ。
相手は今季初登板(3月25日)と同じオリックス。「もう一度、開幕のつもりで投げる」と出直しを図る背番号11。失った信頼を取り戻すのは簡単ではない。今回はあくまで9連戦の“谷間要員”。30日には故障で出遅れたルーキー・長谷部が、2軍戦に初登板する。結果を残せなければ、再びファーム行きの可能性もあるだけに、まさに背水のマウンドだ。
参照元:スポーツ報知
激戦のパ・リーグは29日から6球団が9連戦に突入する。西武・石井一久投手(34)が、「リリーフの負担を軽くするためなら頑張りたい」と、昨年5月17日の中日戦以来の完投を目指すことを誓った。
石井一は28日、西武Dで涌井、岸ら先発陣との練習に参加し、汗を流した。9連戦のうち、30日のソフトバンク戦と5月6日の日本ハム戦(ともに西武D)に登板する予定だが、「普段は7回をメドにしているけど、その後の回も1人ずつ丁寧にアウトを取れれば最後まで行ける」と、意気込んだ。
西武は開幕から出場登録枠の28人のうち投手は12人態勢で戦ってきたが、9連戦に向けて中継ぎを1人補充して13人に。小野投手コーチも「涌井や岸、帆足には完投を期待するけど、ベテランが投げてくれれば大きい」と石井一や西口らの頑張りに期待を寄せていた。
参照元:スポーツ報知
混戦のパ・リーグは29日から6球団が9連戦に突入する。首位を狙うロッテは、初登板初勝利を飾った唐川侑己投手(18)が先発ローテーション入りをかけ、2度目の先発に臨む。
ロッテの高校生ドラフト1巡目ルーキー・唐川が28日、次回登板でのローテ定着を誓った。プロ2戦目の舞台は、5月3日の西武戦(千葉)が濃厚。成田高出身の右腕が、地元デビュー戦で快投を見せれば、先発6人枠生き残りが現実味を帯びてくる。
唐川が「第2関門」へ挑む。26日のプロ初登板(ヤフーD)では、ソフトバンク打線を7回3安打無失点に抑え、初先発初勝利をマーク。上機嫌のバレンタイン監督は起用法について「今の時点ではローテーションに入っている。次は地元で投げてもらう」と明言した。中6日での登板順を考えれば、“凱旋”は3日になる公算が大きい。
現在首位を走る西武と勝負だ。レオ打線の36本塁打、140得点はともにリーグ1位の破壊力。抑えればそれだけ印象度も高くなり、「このまま1軍に居続けて、勝利に貢献したい」という目標に一気に近づく。逆に、プロの洗礼を浴びた場合は、2軍調整中の久保らに取って代わられる可能性もある。
ゴールデンウイークで、当日の千葉は満員になりそう。「千葉なら家族や知り合いも来られるし、勝ちたいですね」と、この日はつかの間のオフを過ごした18歳右腕。増す一方の注目度を、エネルギーに変えて臨む。
◆童顔グッズ作る!? ○…ロッテが、あの手この手で唐川を売り出す。まず、背番号にちなんだ19着限定のレプリカ・ユニホームの製作を決定。近日中に抽選販売の申し込みを開始する。当選者には本人との写真撮影などの特典が付く。また、抱き枕など童顔キャラを生かしたグッズを作ることも検討中。本拠地周辺のバスの車内アナウンスに起用する計画もある。「今後の活躍次第」との条件付きながら、CM出演の可能性も浮上している。
参照元:スポーツ報知
混戦のパ・リーグは29日から6球団が9連戦に突入する。日本ハム・ダルビッシュ有投手(21)が5月1日のロッテ戦で鬼門突破に挑む。千葉マリンスタジアムは昨年までの3年間で6度先発し、0勝3敗、防御率6・15。最悪の相性だが、パの4冠投手は「今は問題ない」とジンクス打破に自信を見せた。すべての弱点を克服して、究極のパーフェクトエースを目指す。
最強エースにジンクスはいらない。ダルビッシュの今季7度目となる先発の舞台は千葉マリン。「仙台や神宮と違ってマウンドは別に嫌いじゃない。ただ、早く勝てるにこしたことはないですね」これまで一度も勝てない因縁の球場。言葉に自然と力がこもった。
千葉マリンではプロ入り3年間、合計6試合で0勝3敗、防御率6・15。沢村賞、リーグMVPを獲得した昨年も、2度先発して未勝利(1敗)に終わった。札幌ドームでのロッテ戦は通算6登板で5勝0敗、防御率0・55。驚異的な相性の良さが、敵地で一変する。千葉マリン特有の強い海風が、勝てない一因だ。ダルビッシュも「2年目までは気になっていた」と振り返るように、バランスを崩し、コントロールを制御できない。
今季は違う。「去年くらいから全然、気にならなくなった。むしろ風を利用して変化球が切れることが分かった」昨年9月12日の試合では里崎の3ラン一発に沈み、黒星こそついたが、8回完投で自己最多タイの14三振を奪った。嫌なイメージは一掃できつつある。
鬼門突破の力はついた。4勝、勝率10割、奪三振51、2完封でパの投手4冠を手にしている。自信の表れか、「一度も勝ってないけど、問題ないと思います」と必勝を宣言した。中6日の先発でコンディションも万全。死角は剛腕で消す。
◆中田1軍昇格まだ先 ○…中田の1軍昇格への道は遠そうだ。27日の楽天戦(Kスタ)で高橋が右大胸筋の張りを訴えて途中交代。都内の病院で軽度の挫傷と診断され、数日間は様子を見ることになったが、2軍から金子洋の昇格が決まった。故障者続出の中、中田の名前は挙がってこないが「まだないね。代打じゃ意味がないし」と梨田監督は語っていた。
参照元:スポーツ報知
レッドソックスのフランコーナ監督は27日、松坂大輔投手(27)の次回登板は30日にボストンで行われるブルージェイズ戦になると明言した。インフルエンザのため23日の先発を回避した松坂は、ボストンに残り25日から練習を再開。26日にはブルペンで50球の投球練習やダッシュなど、通常のメニューを消化した。
参照元:スポーツ報知
◆レイズ3―0レッドソックス(27日・セントピーターズバーグ) 岩村明憲内野手(29)が所属するレイズがレッドソックスに3―0で快勝し、6連勝。ホワイトソックスに敗れたオリオールズと並び、ア・リーグ東地区首位に立った。1998年の創設以来1シーズンも勝率5割がなく、年俸総額が大リーグ30球団中、29位(約46億円)の“万年Bクラス”の快進撃が話題を呼んでいる。年俸総額首位のヤンキースはインディアンスに辛勝し、連敗は3でストップ。松井秀喜外野手(33)は2試合連続で欠場した。
昨年の覇者・Rソックスにチーム創設後、初めて3タテを食らわせたレイズ。試合終了の1時間ほど後、クラブハウスに再び歓声があがった。オリオールズがWソックスに敗れ、14勝11敗のレイズが球団史上初めて(開幕直後除く)首位に立ったのだ。マドン監督は「最高の気分。まだシーズンが始まったばかりだけれどね」と笑った。
1998年に誕生。最高成績は04年の70勝92敗の地区4位。他の9シーズンはすべて最下位で、毎年のようにポストシーズンに進出する同地区のヤンキース、Rソックスは「レイズ戦の貯金を想定しながらペナントレースを戦う」とまで言われていた。
今季の年俸総額も4382万598ドル(約46億円)で29位。同地区のヤンキース(2億908万ドル)の4分の1、Rソックス(1億3344万ドル)の3分の1だ。キャンプで奪三振王左腕・エース、カズミアーが左ひじを痛めて故障者リスト(DL)入りし、開幕前の予想は今年も「絶対にBクラス」だった。
ところが、シールズを含めて年俸総額260万ドル、平均年齢25歳の若手ローテ投手5人が奮闘。救援陣も踏ん張り、昨年リーグ最悪の5・53だったチーム防御率が3・63と大幅に向上した。
この日もシールズが強打のレ軍を2安打完封。打線も岩村を二塁に追いやった新人三塁手ロンゴリアの3号ソロなどで得点を重ね、守っても好守でもり立てた。ベケットらに3三振を喫した岩村も、今年から転向した二塁の守備で1回、鋭い打球をさばき、併殺を完成。「あのダブルプレーはすごく大きな意味をもったプレー」と胸を張った。
前夜は逆転2ランを放った岩村だが、打撃は昨年に比べて精彩を欠いている。守備では111の守備機会で無失策。昨年、ツインズで26失策のバートレット遊撃手もまだ4失策と、俊敏な二遊間コンビの評判は急上昇だ。
「やるべきことが出来ている。ピッチング、ディフェンス、そして欲しい時にヒットが出ている」と指揮官。移動日の28日を挟み、29日からオリオールズとの3連戦が待っている。もし、貯金4となると過去に2度しかない球団タイ記録だ。
96年以降、ア東地区で4月に首位だった延べ14チーム(同率が2度)中、ポストシーズン出場が9チームで、勝率5割以上は12チーム。レイズの今シーズンを占う戦いとなりそうだ。
◆ベケット13KもRソックス5連敗 ○…首痛で前回の登板を回避、中8日で先発したベケットが、初回先頭から5者連続を含む自己最多の13三振を奪ったが、7回4安打2失点で2敗目。世界一となった昨年はなかった5連敗に、エース右腕は「体は大丈夫だが、結果はうれしくないね」と不満そう。1試合平均5・3得点とリーグ最強打線も3連戦で合計4点のみ。「28日のオフで切り替えたいね」フランコーナ監督は自らに言い聞かせるように話した。
参照元:スポーツ報知
◆インディアンス2―5ヤンキース(28日・クリーブランド) ヤンキースの松井秀喜外野手は「6番・左翼」で3試合ぶりに出場し、4打数1安打2打点。
松井は2―2の6回1死二、三塁から一ゴロで勝ち越しの1打点を記録すると、8回には右中間へダメ押しとなるタイムリー二塁打を放った。松井は休みをはさんで8試合連続安打。打率は3割1分7厘。
参照元:スポーツ報知
◆西武10―3オリックス(27日・西武ドーム) 連日アーチが飛び出す西武劇。この日の主役は、26日に1軍へ昇格したばかりの助っ人だった。“恐怖の9番打者”ボカチカが、2、8回に左翼席へ豪快な2発を運ぶなど4打数3安打4打点。「2軍にいた時に厳しい練習を積んできたのが結果につながっている」西武はこれで3試合連続で本塁打3発以上の快勝。オリックスを3タテ、首位を快走するチームに、また1人個性的な新外国人が加わった。
母国でバーを経営。「あと3年頑張って、ビジネスに専念する」という32歳。開幕は1軍だったが、風邪と不振で4日に2軍落ちした。不慣れな生活によるストレスもあり、体重が最大5キロ落ちた。「最初はショックだったけど(片平)2軍監督や(森)打撃コーチがモチベーションを上げてくれたんだ」右足に重心を置き、タメを作るフォームに変えてから、イースタン・リーグで3本塁打13打点と大暴れ。2軍首脳陣から「昇格OK」の報告が来た。26日の1軍復帰戦でもいきなりアーチ。渡辺監督も「変化球のボール球をしっかり待てるようになった。大きな戦力になってくる」と進化に目を細めた。
まだ日本の生活に慣れないころは親しい巨人・ラミレスや楽天のフェルナンデスからアドバイスをもらい、26日夜にはオリックスのカブレラと焼き肉を食べに行った。プエルトリコに暮らす夫人と3人の子供たちも6月には来日する。「早く子供たちに電話で報告したいね」熱いラテン魂に火がつき始めた。
◆ヒラム・コロン・ボカチカ(Hiram Colon Bocachica)1976年3月4日、プエルトリコ生まれ。32歳。レックスビル高から99年ドラフト1巡21位でエクスポズに入団。00年にメジャー初昇格。ドジャース、タイガースなどで通算15本塁打、37打点をマークした。181センチ、88キロ。右投右打。
参照元:スポーツ報知
◆横浜3―1広島(27日・横浜) 戦況を見つめていた小林に、笑顔がはじけた。大学・社会人1巡目ルーキーが、7回6安打1失点で初先発初勝利。ナインからハイタッチを受けた右腕は「うれしいです。パの新人が活躍していて乗り遅れていたけど、とりあえずスタートに立てました」。今季セ・リーグ新人の白星一番乗りを果たした。
緊張に押しつぶされそうになった。初回に失点し、2回も2死二、三塁のピンチ。小林は「最初はバタバタだった。監督と斎藤コーチから『ボールは来ているから自分を信じて低めに集めれば大丈夫』と言われて楽になった」。3回からは得意のチェンジアップを低めに集中。3回以降二塁も踏ませず、村田の逆転2ランを呼んだ。
無名だった群馬・富岡高から立大、JR東日本を経てプロ入り。年が上の分、大卒の桑原、高卒の佐藤祥と1軍に3人いる新人の中では兄貴的存在だ。車に2人を乗せて、寮から話をしながら球場入り。「一番(年が)上で最初に勝ててよかった」とホッとした表情を浮かべた。
チームは9カード目で初の3連戦勝ち越し。大矢監督は「3回以降は安心して見ていられた。内容的にローテ入りできる」と次戦以降の先発も明言した。チーム防御率が12球団ワーストの4・59と苦しい投手陣に救世主が現れた。
◆小林 太志(こばやし・ふとし)1983年5月11日、群馬県生まれ。24歳。富岡高から立大―JR東日本を経て07年大学・社会人ドラフト1巡目で横浜入り。立大時代は東京六大学リーグで通算10勝をマーク。JR東日本では1年目の06年から主戦として活躍し、都市対抗野球4強入りに貢献した。183センチ、84キロ。右投右打。独身。
参照元:スポーツ報知
◆東京六大学野球 法大0―1早大(27日・神宮) “佑魔神”が真のエースに躍り出た。早大・斎藤佑樹投手(2年)が法大戦の9回、緊急リリーフ登板。1点のリードを守り切り、勝ち点奪取に貢献。前日には先発して勝利投手となっており、大学野球のエースの絶対条件、「初戦先発、2戦目救援」を初体験。見事にハードルをクリアした。早大は開幕4連勝。法大は同4連敗。明大は岩田慎司(4年)が連日の先発で6回を2安打無失点に封じ、慶大を下した。
神宮の夕焼けを全身に浴びて、斎藤がさっそうとマウンドに駆け上がった。リードはわずか1点。クローザーに指名された背番号1は鬼の形相で右腕を振った。最速146キロの直球で簡単に2死を取ると、和泉将太には二塁打を許したが慌てない。最後の打者を二ゴロに仕留めると一転、女房役の細山田武史とにこやかにグラブタッチ。「昨日、悪いピッチングをしている分を取り返したいと思っていたのでよかったです」わずか13球で本来の笑顔を取り戻した。
予想外の緊急登板だった。前日(26日)の1回戦では6回を投げ、「正直、今日はないなと思ってました」寮に戻った後はウエートトレをしたほど。この日は1点リードの8回、リリーフエース・大石達也が登板。必勝パターンのはずが、大石がまさかの乱調。ベンチから「最後、行くぞ」と指示を受け、ブルペンで急ピッチで肩を作った。先発した翌日の救援は、大学野球のエースにとっては当たり前のことだ。「キーポイントになる1回だったと思います」前日のモヤモヤを吹き飛ばす快投で初体験の連投をクリアした。
大先輩の魂を受け継いだ。19日の練習後、早大ナインは戦中の学徒出陣を前に行われた壮行試合を題材にした映画「ラストゲーム 最後の早慶戦」(8月公開予定)の試写会に出席。今年3月に沖縄・平和祈念公園を訪問した際に「好きな野球が思い切りできて幸せです」と話していた斎藤も、志半ばで戦地に散った先輩たちを思い、決意を新たにした。
3日からは立大戦だ。「やっぱり先発完投が一番いいです」また一歩、真のエースへの階段を上がった佑ちゃんが本来の姿でチームをV4に導く。
参照元:スポーツ報知
◆楽天5―0日本ハム(27日・Kスタ宮城) 楽天・田中が今季2度目の完封で3勝目を挙げた。「試合を通して、全然よくなかった。情けない」と、嘆くほど球が定まらないなか、4併殺を奪う粘投。6安打を許しても最後まで三塁を踏ませなかった。これでチームは5連勝で2位に浮上。本拠・Kスタでは13勝1敗と、無類の強さを見せ、今季最多タイの貯金3とした。首位・西武とはわずか1・5差だ。
ホッとしたように田中が天を仰いだ。最後は147キロの直球で空振り三振。9イニングのゼロ行進は今季2度目だ。チームは5連勝で単独2位に浮上。今季最多となった2万634人の観衆が喜ばないはずはない。しかも、本拠・Kスタは13勝1敗。「いい流れに乗っかっていかないといけないと思いました」役目を果たし、大観衆に手を振った。
「こんなに試合中に修正しながら投げたのは、珍しいこと。きょうは守備で助けてもらったし、あれだけ打ってもらえましたから」完封劇でも、田中は反省だ。立ち上がりから制球が定まらず4四球を与えた。ワインドアップからセットポジションに切り替えるなどマウンド上で試行錯誤したが、最後まで、いい感覚は戻らなかった。
それでも崩れないのがマー君だ。走者を出さなかったのは2回と5回の2度だけだが、シュートを巧みに利用した投球が身を助けた。1回1死一、二塁、8回無死一塁、そして9回無死一塁。バットの芯を外して併殺打に仕留めた。「そこが去年と違うところだと思います」と力任せの投球を封印し、2年目にして楽天投手で最速の「本拠地通算10勝」をマーク。防御率も1点台(1・80)に突入した。
常に進化を見せる。昨オフからリリースの角度も意識して取り組んできた。紀藤投手コーチは「今年の田中には角度がある。それがあるから、打ち込まれない。変化球も生きる」と説明する。ビデオなどでフォーム研究を怠らない右腕はいつでも上のレベルを目指している。
上昇を続ける“楽天気流”に乗って、球団初の4月の月間勝ち越し(12勝9敗)を決めた。チーム防御率は2・70でリーグトップに浮上。チーム打率2割7分もトップだ。田中は「この勢いをビジターでも続けていきたいです」と決意を口にする。29日からは、3勝12敗と分が悪いビジターで6連戦。これを乗り越えれば本当の投手王国になる。
参照元:スポーツ報知
米大リーグ、レッドソックスのフランコナ監督は27日、松坂大輔投手の次回登板は30日(日本時間1日)にボストンで行われるブルージェイズ戦になると明言した。
インフルエンザのため23日の先発を回避した松坂は、ボストンに残り25日から練習を再開。26日にはブルペンで50球の投球練習やダッシュなど、通常のメニューを消化したが、フランコナ監督は「病気をした選手の回復はなかなか判断がつけにくい」と語り、29日に予定されている次回登板が変更になる可能性を示唆していた。(共同)
参照元:スポーツ報知
◆カージナルス5―1アストロズ(27日・セントルイス) アストロズの松井稼頭央内野手は「1番・二塁」で出場、4打数無安打だった。
松井稼が球際の強さを見せた。負け試合の中、好守で2本の安打を防いだ。5回は頭上をライナーが襲った。ジャンプしグラブの先端でもぎ取るようにつかんだ。7回は一、二塁間の「真っすぐいけば抜ける」ゴロを、斜めに追いながら横っ跳びでつかんだ。
すぐに起き上がり、一塁へ送球。暴投にならないように低く投げ、バークマンがうまくすくい上げた。「難しい球だったけど、さすが」と一塁手への信頼感が一瞬の好判断につながった。
松井稼「(守備で2度の好プレー)難しい打球だったけど、アウトにできたのでベスト。(2連敗に)あすも試合があるし、気持ちを切り替えてやる」
参照元:スポーツ報知