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不振のため、2軍で調整していた楽天・一場靖弘投手(25)が、5月1日のオリックス戦(スカイマーク)に先発登板することが、28日までに決まった。精神面の弱さから、野村監督に「投手の資格なし」とまで酷評された右腕だが、29日からの9連戦で先発投手が不足することから、3週間ぶりの再昇格が決定。「もう一度、開幕のつもりでやる」と、汚名返上をかけてマウンドに立つ。
大阪への移動を前に、先発組の投手だけで行われたKスタ宮城での練習。キャッチボールなど、軽めのメニューで汗を流した一場の表情は、意外なほど明るかった。「あれこれと考えすぎないのが、一番だって気づいた。(捕手の)ミットだけ見て投げれば、結果は自然についてくると思う」
8日の日本ハム戦。2回に打線が7点を先行したにもかかわらず、四球を連発して3回途中でKO。チームは大逆転負けを喫し、即刻2軍行きとなった。問題は明らかにメンタル面。仙台に戻り、専門家のカウンセリングを受け、行き着いた結論が「考えすぎないこと」。失敗を恐れるあまり、「四球を出したらどうしようとか、そんなことばかり考えてた」弱い自分との決別を誓った。
「明治大学に返せ」という野村監督の“毒ガス攻撃”も前向きに受け取った。「大学時代は打者を見下ろして投げてた。その感じを思い出した」と、2軍戦では力強い投球で2試合連続の快投。松井2軍監督から「もう大丈夫」のお墨付きで再昇格切符をつかんだ。
相手は今季初登板(3月25日)と同じオリックス。「もう一度、開幕のつもりで投げる」と出直しを図る背番号11。失った信頼を取り戻すのは簡単ではない。今回はあくまで9連戦の“谷間要員”。30日には故障で出遅れたルーキー・長谷部が、2軍戦に初登板する。結果を残せなければ、再びファーム行きの可能性もあるだけに、まさに背水のマウンドだ。
参照元:スポーツ報知