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◆レイズ3―0レッドソックス(27日・セントピーターズバーグ) 岩村明憲内野手(29)が所属するレイズがレッドソックスに3―0で快勝し、6連勝。ホワイトソックスに敗れたオリオールズと並び、ア・リーグ東地区首位に立った。1998年の創設以来1シーズンも勝率5割がなく、年俸総額が大リーグ30球団中、29位(約46億円)の“万年Bクラス”の快進撃が話題を呼んでいる。年俸総額首位のヤンキースはインディアンスに辛勝し、連敗は3でストップ。松井秀喜外野手(33)は2試合連続で欠場した。
昨年の覇者・Rソックスにチーム創設後、初めて3タテを食らわせたレイズ。試合終了の1時間ほど後、クラブハウスに再び歓声があがった。オリオールズがWソックスに敗れ、14勝11敗のレイズが球団史上初めて(開幕直後除く)首位に立ったのだ。マドン監督は「最高の気分。まだシーズンが始まったばかりだけれどね」と笑った。
1998年に誕生。最高成績は04年の70勝92敗の地区4位。他の9シーズンはすべて最下位で、毎年のようにポストシーズンに進出する同地区のヤンキース、Rソックスは「レイズ戦の貯金を想定しながらペナントレースを戦う」とまで言われていた。
今季の年俸総額も4382万598ドル(約46億円)で29位。同地区のヤンキース(2億908万ドル)の4分の1、Rソックス(1億3344万ドル)の3分の1だ。キャンプで奪三振王左腕・エース、カズミアーが左ひじを痛めて故障者リスト(DL)入りし、開幕前の予想は今年も「絶対にBクラス」だった。
ところが、シールズを含めて年俸総額260万ドル、平均年齢25歳の若手ローテ投手5人が奮闘。救援陣も踏ん張り、昨年リーグ最悪の5・53だったチーム防御率が3・63と大幅に向上した。
この日もシールズが強打のレ軍を2安打完封。打線も岩村を二塁に追いやった新人三塁手ロンゴリアの3号ソロなどで得点を重ね、守っても好守でもり立てた。ベケットらに3三振を喫した岩村も、今年から転向した二塁の守備で1回、鋭い打球をさばき、併殺を完成。「あのダブルプレーはすごく大きな意味をもったプレー」と胸を張った。
前夜は逆転2ランを放った岩村だが、打撃は昨年に比べて精彩を欠いている。守備では111の守備機会で無失策。昨年、ツインズで26失策のバートレット遊撃手もまだ4失策と、俊敏な二遊間コンビの評判は急上昇だ。
「やるべきことが出来ている。ピッチング、ディフェンス、そして欲しい時にヒットが出ている」と指揮官。移動日の28日を挟み、29日からオリオールズとの3連戦が待っている。もし、貯金4となると過去に2度しかない球団タイ記録だ。
96年以降、ア東地区で4月に首位だった延べ14チーム(同率が2度)中、ポストシーズン出場が9チームで、勝率5割以上は12チーム。レイズの今シーズンを占う戦いとなりそうだ。
◆ベケット13KもRソックス5連敗 ○…首痛で前回の登板を回避、中8日で先発したベケットが、初回先頭から5者連続を含む自己最多の13三振を奪ったが、7回4安打2失点で2敗目。世界一となった昨年はなかった5連敗に、エース右腕は「体は大丈夫だが、結果はうれしくないね」と不満そう。1試合平均5・3得点とリーグ最強打線も3連戦で合計4点のみ。「28日のオフで切り替えたいね」フランコーナ監督は自らに言い聞かせるように話した。
参照元:スポーツ報知