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ロッキーズの松井稼頭央内野手は敵地開幕の重圧を感じさせず、練習前にレッドソックスの松坂大輔投手、岡島秀樹投手と談笑し、練習中も同僚とじゃれあっていた。決戦の地に入った心境を「(前日より)少し高まったかな」と話した。
この日32歳の誕生日を迎えた。ハードル監督から「おめでとう」と日本語で祝福されたという。誕生日にユニホームを着てメジャーの球場にいたのはメジャー4年目で初めてで「幸せを感じる」と喜びをかみしめた。
リーグ優勝後、中8日と間隔があいた不安材料はあるが「チームが一つになってここまできた。その勢いをぶつけたい」。ポストシーズン無敗で勝ち上がった快進撃の続きを信じる二塁手は、力強い口調だった。
参照元:スポーツ報知
ポストシーズンに入って岡島秀樹投手は5試合、7回1/3を投げて無失点と好調を維持している。
松坂大輔投手の先発が第3戦となったため、第1、2戦のどちらかで登板すれば、ワールドシリーズ日本投手初登板も実現する。それでも本人は「まだ気持ちは入っていない。あしたになれば緊張すると思うけれど」とリラックスした表情だった。
最近22戦で21勝と勢いに乗るロッキーズ打線が相手。「勢いを止めるぐらいの気持ちでいかないと。自分の投球を心掛けていきたい」と気を引き締めていた。
参照元:スポーツ報知
プロ野球コミッショナー事務局は22日、フリーエージェント(FA)資格選手68人を公示した。今年資格を取得(再取得含む)したのは21人で、巨人・高橋由、広島・新井ら17人が初めての取得となった。中日・福留は登録日数116日でFAに必要な年間145日に届いていなかったが、今年から導入された故障者特例措置により60日が加算されたため資格を得た。
FA権行使の意思がある選手は、日本シリーズ終了翌日から土、日、祝日を除く7日間以内に在籍球団に通知。コミッショナーがFA宣言選手として公示した翌日から旧球団だけでなく、国内外のチームと契約交渉できる。
参照元:スポーツ報知
参照元:スポーツ報知
年連続の日本シリーズ出場を決めた中日が、日本ハムの戦力を「仮想・中日」と定めて丸裸にする。ともに投手陣を中心とした守りの野球が持ち味。似通ったチーム同士の戦いに、データで活路を見いだす。
22日、ナゴヤドームにスコアラーが集合した。昨年は初戦に勝って4連敗。「去年とは全然違うチームだから。全部洗い直さないと」と、落合監督付の田中スコアラーを筆頭にシーズン中のデータを再確認。ダルビッシュらの投手陣や、中日の荒木、井端に匹敵する森本、田中賢の1、2番を中心に弱点をあぶり出す。
今季の中日は打率、本塁打がリーグ5位ながら、失点は最少。日本ハムもチーム打率5位、本塁打6位で失点は最少だ。「似たところがある。先発投手がどれだけ頑張れるか。向こうは機動力や外野守備もしっかりしている」と田中スコアラーは警戒した。
参照元:スポーツ報知
参照元:nikkansports.com
新たな船出を迎える2監督へ先制パンチだ。最初の標的は、2001年に近鉄をリーグ優勝に導いた梨田監督。「捕手向きの性格じゃない。目立ちたがり屋」と分析したうえで、「いてまえ野球なんて何にもない。優勝したのは(ローズ、中村紀ら)作戦がいらない戦力がそろっていたから」と監督としての手腕に疑問符をつけた。
初めて指揮を執る渡辺監督には「だいたい投手出身の監督は野球を知らない」。26歳も年上の黒江透修氏(68)がヘッドコーチを務めることにも触れ、「黒江ははっきり物を言うタイプ。渡辺はお飾り監督になってしまうんじゃないか」と皮肉った。
楽天の秋季キャンプはこの日で第2クールを終了。「シーズンが終わると気が抜けてしょうがないな」と、来季開幕が待ちきれない野村監督。4球団で22年間さい配を振ってきた名将の手腕が、これまで以上に物を言いそうだ。
参照元:スポーツ報知
2年連続で同一カードとなった決戦。ところが、セ覇者・巨人とのチャンピオン同士の対戦が流れ、ナインの反応は何とも微妙だった。稲葉が「巨人とやりたい、という気持ちはあった」と胸の内を明かせば、ある主力選手は「日本一はそれぞれのリーグの1位が争うものでしょ?」とクライマックスシリーズという制度そのものに不満をこぼし、何度も首をひねった。
昨年まで同僚だった巨人・小笠原との対決を熱望していたエース・ダルビッシュもその一人。それでも、相手が決まった以上「どっちでも良いと思っていたので、何とも思いません」と気持ちを切り替えた。「巨人は弱かった? いやいや、中日が強かったんですよ」と3連勝で勝ち上がってきた“オレ竜”に警鐘を鳴らした。
“追い風”も感じている。右ひじ手術による福留の不在だ。昨年のシリーズは20打数4安打2打点、今季の交流戦も14打数1安打1打点と封じ込んだが、その1安打が6月16日、ダルビッシュから記録した適時二塁打だ。昨年のセ・リーグMVPの実力は誰もが認めるところ。佐藤投手コーチは「昨年とは違う? そりゃあ、そうだろう。チームで一番良いバッターなんだから」と評した。
昨年末、共に「報知プロスポーツ大賞」を受賞し、表彰式で顔を合わせて以降、福留との親交を深めていったエースは「仕方ないですよ」と、楽しみにしていた勝負がお預けになったことに複雑な表情を浮かべた。しかし、戦力として考えれば、球界屈指の打者がいないことは間違いなくプラス。1990~92年に3連覇した西武以来となる連続日本一に向け、エースがオレ竜を返り討ちにする。
◆ロイヤルズ監督就任 指揮官にナイン祝福 ヒルマン監督がロイヤルズの監督に就任することに、ナインからは祝福の言葉が並んだ。ダルビッシュは「メジャーの監督が夢だということは知っていたし、うれしいですね」、金子誠も「すごいこと。アメリカでは誰もが夢見る仕事だしね」と拍手を送った。
この日、練習前のミーティングでは島田チーム統轄本部長が「我々の目標は、あと2つタイトル(日本一、アジアチャンピオン)を奪うことに変わりはない」という指揮官のメッセージを読み上げ、チームを鼓舞した。なお、球団はヒルマン監督の再来日が、予定されていた23日から24日に変更されたと発表した。
参照元:スポーツ報知
◆セCS第2S・第3戦 巨人2―4中日(20日・東京ドーム) こみ上げる熱いものを、こらえきれなかった。ベンチにぼう然と腰掛け、喜ぶ中日ナインを見つめていた上原の瞳が、赤く染まっていった。「リーグ優勝して(CSで)優勝できんかったら、そりゃ悔しいよ」1分後、頭からタオルをかぶってロッカーに引き揚げた時、うつむいた顔は涙と鼻水でグシャグシャだった。
昨夜(19日)に続き、2点ビハインドの9回に、「上原」の名前が場内にアナウンスされた。李、藤井から三振を奪い、谷繁を三ゴロに打ち取った。ベンチで味方の逆転を祈ったが、願いは通じなかった。最後まで訪れなかった、リードした場面での最終回のマウンド。「それは仕方ないよ。負けは負け」と、守護神は気丈に振る舞った。
本音は、絶対に勝ちたかった。CS前には、全試合登板の覚悟も見せた。昨夜は李にまさかのソロを浴び、味方の追い上げムードを失速させた。責任感の強い男はこの日の練習前、ベンチ裏に盛られた塩を手に取り、体にすりこんだ。しかし、流れは変えられなかった。
CSの変則日程は、言い訳にしなかった。「ルールが決まってるんだから、負けは負け」と潔く認めた帰り際、上原の瞳は乾いていた。オフの自主トレ中の下半身の故障に始まり、抑えに初挑戦した激動の07年シーズンが、終わった。
参照元:スポーツ報知
中日の落合博満監督(53)が21日、改めてクライマックスシリーズ突破は“通過点”であることを強調した。巨人を3連勝で倒し、日本シリーズ出場を決めてから一夜明けたこの日、東京都内の自宅で取材に応じたが、喜ぶそぶりを見せず、オレ節をさく裂させた。
祝勝ムードには浸らなかった。「別にめでたくないよ。昨年まではパ・リーグは(プレーオフで)勝ってリーグ優勝だったけど、今年は違う。今回は(勝って)日本シリーズの権利を得ただけだ」と言い放った。
この日は、昼前に1度起床したが、新聞をチェックした後、“二度寝”。十分睡眠をとったあとは、DVDを鑑賞するなどして英気を養った。日本シリーズの相手は、昨年敗れた日本ハム。「リベンジ? 昨年は昨年。資料も届いてないし、まだ頭が回ってません」とリラックスムード。シリーズ前練習が始まる23日になって、ようやく戦闘態勢に入る。
参照元:スポーツ報知
空港で取材に応じた黒田は「進路ははっきりしていない。まだ五分五分と思っている。そういうことを考える前に、ひじの検査をしっかりと受けたい」と話した。約1週間滞在する予定。大リーグのワールドシリーズを観戦する希望も持っており「せっかくの機会なので、どういう野球なのかを見てみたい」と話していた。
この日、ドジャースの斎藤隆投手は同じ空港から日本に向かった。(共同)
参照元:スポーツ報知
まずはトーレ監督の年俸が、2位のカブス・ピネラ監督の350万ドル(約4億円)の倍以上であることを紹介。また、「ヤンキースができることなら、なかったことにしたい契約」と題して、カーセイ、ファーンズワース、パバーノ、クレメンスに「IGAWA」を含む5選手の契約内容を記載した。
28歳左腕に対して、昨オフに約2600万ドル(約29億9000万円)の入札で阪神から交渉権を獲得。4年総額2000万ドル(約23億円)の年俸と総計約53億円もかかりながら、12試合で2勝3敗の井川の存在は、批判の的になったようだ。
参照元:スポーツ報知
◆ア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第7戦 レッドソックス11―2インディアンス(21日・ボストン) レッドソックスが1勝3敗から3連勝で対戦成績を4勝3敗とし、3年ぶり11度目のワールドシリーズ進出を決めた。先発したレッドソックスの松坂大輔投手(27)は5回6安打2失点3奪三振で勝ち投手となり、日本の投手として初めてポストシーズンで白星を挙げた。
松坂の後を受け、3―2の6回から岡島秀樹が登板、2回0/3を無失点の好リリーフを見せた。シリーズの最優秀選手にはレッドソックスのベケット投手が選ばれた。
松坂が、岡島が、拳を突き上げた。伝統あるレッドソックスがワールドシリーズ進出を決めた試合で、日本の両投手が重要な役回りを演じた。
先発の松坂は1回から飛ばした。力で押して3回まで1安打。3安打され1点差に追い上げられた5回2死一塁で、カブレラをチェンジアップで空振り三振に仕留めると派手なガッツポーズを見せた。
バトンを受けた岡島はさらに頼もしかった。3番から始まる6回を3者凡退に抑えると、7回は平凡なフライを遊撃のルーゴが落球する失策が絡み1死一、三塁のピンチを迎えたが、続くブレークを三ゴロ併殺に仕留め、左腕を振り上げてガッツポーズ。1点のリードを守り、松坂の勝ち星を消さなかった。
24日(日本時間25日)開幕のワールドシリーズは、初めて両軍に日本選手を擁するカードとなり、レッドソックスはナ・リーグを制した松井稼頭央内野手所属のロッキーズと対戦する。
レッドソックス・松坂大輔投手「チーム全員で7戦目までつなげてくれたので、その気持ちに応えたかった。今回のポストシーズンで、初めていい形で試合を後ろにつなげることができた」
レッドソックス・岡島秀樹投手「(松坂の後を受けて2番手で好投)後は任せておけという感じだった。チームのいい流れを止めたくなかったし、苦しかったけど本当に良かった」
ロッキーズ・松井稼頭央内野手「レッドソックスは投手も野手も非常にいいので、楽しみな試合になると思う。大輔(松坂)は今まで(西武時代に)後ろで見ていたが、今度は対戦相手となる。いいボールを投げるので、何とかチームとして攻略したい」
◆松坂の投球内容
回数 5
打者 20
球数 88
被安打 6
奪三振 3
与四死球 0
失点 2
自責点 2
◆岡島の投球内容
回数 2回0/3
打者 9
球数 25
被安打 3
奪三振 0
与四死球 0
失点 0
自責点 0
参照元:スポーツ報知
ロッキーズは21日、本拠地球場クアーズ・フィールドが昼ごろまで吹雪という悪天候で、紅白戦を取りやめ、約1時間の室内練習に切り替えた。
デンバー一帯は前夜から猛吹雪に見舞われた。場所によっては15センチの積雪を記録し、近郊のスキー場も営業を開始しているほど。球場のグラウンドは雪に覆われた。
限られた軽い練習しかできなかったが、悪天候を予測して前日に紅白戦を3イニング延長したハードル監督は「(雪用の)プランを用意していた。予定通りの調整ができている」と話した。午後には雪もやみ、22日はグラウンドで練習してから敵地へ向かう。
松井稼頭央内野手は室内練習で入念に調整した。
走り込みはマシンで行い、全体の練習が終わると、室内打撃ケージで居残り打撃に取り組んだ。ほかの選手が次々に球場を後にする中、黙々とスイング。「ちょっと多めに打ったかも。(雪の)影響? 別に」と笑顔だった。
参照元:スポーツ報知
◆セCS第2S・第3戦 巨人2―4中日(20日・東京ドーム) 5年ぶりにセ・リーグを制した巨人が中日に3タテを喫して、日本シリーズ出場を逃した。先発・高橋尚が4回、ウッズに3ラン、7回には谷繁にソロを浴びた。打線は二岡が2回にソロを放ち、4回には小笠原の適時打で追い上げたが、届かなかった。原監督は「意義のある2007年だった」と、この悔しさを胸に、来季の日本一奪回を誓った。レギュラーシーズン2位の中日が、2年連続日本シリーズ出場となり、1950年に始まった同シリーズに初めてリーグ優勝チーム以外が出場することになった。
腰を手に当てたまま、険しい表情でグラウンドを見つめた。歓喜に沸く中日ナインを、原監督は目に焼き付けた。今季最後の会見は、ミーティングをはさみ、試合終了20分後に始まった。悔しさを胸に秘め、しばらく考えてから切り出した。「粘り強く戦いましたが、短期決戦でジャイアンツの力を出せなかった。最後の最後まで応援してくれたファンのみなさんには大変、感謝しています」ペナントレースから通算して147試合目、苦汁の思いを交えて、ファンへの感謝の言葉を口にした。
最後の最後までペースをつかめなかった。2点を追う9回無死一塁では、ホリンズの左飛を代走・古城が判断ミスで一塁を飛び出し、一瞬にして2アウト。木村拓が空振り三振に倒れ、まさかの3連敗という信じたくない幕切れとなった。この3試合とも、4回までにリードを許し、相手主砲に打たれた。チーム打率は巨人2割2分、中日2割7分4厘。対照的な数字がそのまま勢いとなり、一度も主導権を握ることなく敗れ去った。
3日にシーズンを終えてから、クライマックスシリーズ第2ステージが始まるまで約2週間、間隔があいた。「順調に調整できた」と言いながら「試合勘は試合をやってみなければ分からない部分がある」とも吐露していた。「初めての試みだし、とやかくいうのはね。ルールの中で戦っているわけだから。教訓にする部分はあったと思います」試合後は言い訳を一切せず、潔くそう言ったが、2日の優勝から18日後の悲劇に、やりきれない思いがあったに違いない。
ゲームセット直後の全体ミーティングで、原監督はナインに語りかけた。「07年の戦いはきょうで終わるが、この気持ちは持っていよう。新しい歴史を作るといって始まった一年で、君たちはしっかりと作ってくれた。一人一人が誇りを持って戦ってくれた」日本シリーズ進出こそ逃したが、5年ぶりV奪回を成し遂げた偉業は色あせることはない。選手の労をねぎらい、称賛する形で締めくくった。
キャンプインを迎えた春、挑戦者であることを強調して始まった07年だった。「精いっぱい戦い、粘ってペナントを制した事実は胸を張っていい。選手たちは本当によくやってくれた。最後の数試合は神様がくれた勝利もあった。意義ある07年だった。日本シリーズでドラゴンズらしい戦い方をしてほしい」宿敵にエールを送り、今年最後の会見を締めくくった。リーグ連覇とともに、日本一奪回という新たな命題を残し、原巨人が終戦した。
巨人・原監督「粘り強く戦ったが、短期決戦においてジャイアンツの力を出せなかった。ジャイアンツらしい戦い方ができなかった。(間隔があいた?)初めての試みだし、とやかくいうのはね。ルールの中で戦っているわけだし、教訓にする。この一年間、精いっぱい戦って、粘ってペナントを制した事実は胸を張っていい。ファンも一丸となってともに戦ってくれた。選手たちは本当に頑張った。08年はどういうメンバーになるか分からないが、意義ある07年だった」
参照元:スポーツ報知
◆セCS第2S・第3戦 巨人2―4中日(20日・東京ドーム) 込み上げる熱いものをこらえるので精いっぱいだった。三塁側の観客席から巻き起こった「オチアイ・コール」。お立ち台に上がった落合監督の目には、うっすらと涙が浮かんでいた。「いやー、苦しい試合でした。私らはペナントレースで負けてましたから、残されたチャンスはここしかなかった」時折、声を詰まらせながら、発した第一声。連覇を逃した悔しさと、日本シリーズへの挑戦権を得たうれしさが入り交じっていた。
指揮官なりの決意表明だった。V逸の決まった翌日の3日。高校生ドラフトを終え、翌日のナゴヤドームでのレギュラーシーズン最終戦を前に向かったのは、都内の理髪店だった。3月30日の開幕日に長男・福嗣さん(20)との、「連覇を逃したら丸刈り」の約束を守るためだった。
最終戦後のセレモニーでのあいさつ。帽子を取った時、その姿にファンからは大きなどよめきが起こった。指揮官の決意を目の当たりにし、ロッカールームでは涙を流した選手もいたほどだった。落合竜がクライマックスシリーズ(CS)突破に向け、一丸となった瞬間だった。
「本当はペナントレースで優勝して、ここに向かいたかったが、それがならなかった悔しさを持ってやってくれた」CSに入って、シーズン中がうそのように、打線が奮起し、すべての試合で主導権を握った。投手陣の踏ん張りを象徴するように、4試合連続で8回から登板となった岩瀬が、この日も最後を締めくくった。スイープで巨人を下し、ポストシーズンは5連勝。球団史上初の2年連続の日本シリーズ出場を決めた。
だが、ファンの「胴上げコール」にも応じず、ビールかけも行わなかった。リーグ優勝した巨人への敬意と、“通過点”を強調したかったからだ。「やっと3つ目のハードルを越えた。我々はこういう形で(日本シリーズへの)切符をもらったので、セを代表してファイターズと戦いたい」
連覇という1つ目のハードルはつまずいたが、53年ぶりの日本一へのチャンスは残った。決戦の相手は再び日本ハム。昨年は初戦を飾りながら、その後、4連敗。喜びを爆発させるのはリベンジを果たし、悲願の“頂点”を勝ち取った時でいい。
◆2位でシリーズ出場は初 レギュラーシーズンの上位3チームが日本シリーズ出場をかけて争った今年のクライマックスシリーズ。セ・リーグはレギュラーシーズン2位の中日が、優勝チームの巨人を倒し日本シリーズ出場を決めた。パでは73~82年に前期、後期の制覇チームでプレーオフを行い、勝った方がリーグ優勝。04~06年は公式戦の上位3チームによるプレーオフで、勝ったチームがリーグ優勝の方式をとっている。04年にレギュラーシーズン2位の西武、05年に2位のロッテが日本シリーズに出たが、プレーオフで勝ち、優勝を決めての出場。いずれも優勝チームが日本シリーズに出場し、セのVチームと日本一を争った。今年もパはレギュラーシーズンで優勝した日本ハムがクライマックスを制しており、リーグ優勝チーム以外が日本シリーズに出場は、今回の中日が初めて。
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米大リーグ、ロイヤルズは20日(米時間19日)、今季限りで日本ハムを退団するトレイ・ヒルマン監督(44)が次期監督に就任すると発表した。「ロイヤルズの監督に任命されましたことを大変うれしく思う」という同監督は正式契約および就任会見を行うためこの日、一時帰国。27日開幕の日本シリーズを控えたこの時期に、チームを離れることになった。再来日は23日の予定。24日は休養日になっており、チームに合流するのは25日。
指揮官から球団に帰国するという連絡があったのは、19日の昼ごろ。「ロイヤルズに決定したので、アメリカに行かせてほしい」と、島田チーム統括本部長に申し出があった。藤井球団社長が「本人の来年のことが決まったのなら、行かせてやるのが筋」と許可した。
チームは21日から練習再開。23日には紅白戦の予定も組まれている。指揮官不在が士気に影響するという見方もあるが、島田本部長は「練習ですからね。(白井)ヘッドもいますし、そんなに監督がいるいないで変わるとは思わない」とお構いなし。むしろ「うちにいた人間が請われて行くのは、うれしいこと」と、歓迎した。
今後も最長でアジアシリーズまで指揮を執る。史上初の2年連続アジア王者の期待も膨らむ。「ファイターズの2007年シーズンを全うすること以外ない」と、ヒルマン監督は最後まで全力で戦う姿勢を強調した。
◆ロイヤルズの横顔 球団創設は1969年。76年から3年連続、計6度の地区優勝を果たし、80、85年はリーグ優勝。85年はカージナルスを破って初の世界一に輝いた。当時の主軸G・ブレットの背番号5は永久欠番。
しかし、90年代から低迷期に入った。球団資金に乏しく、現ヤンキースのデイモンら主軸が次々と他球団へ移籍。過去10年で勝ち越したシーズンは03年だけだ。04年からは3年連続で100敗。昨オフは5年総額5500万ドル(約66億円)でマリナーズから先発の柱にメッシュを獲得するなど積極補強したが、今季も4年連続で最下位に甘んじた。
選手の年俸総額は30球団中22番目ながら、投手では今季12勝のバニスターにグリンキー、ソリア、野手ではゴードンら若手選手が伸びてきている。日本人ではかつてマック鈴木が在籍。本拠地はカウフマンスタジアム。
参照元:スポーツ報知