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2年連続で同一カードとなった決戦。ところが、セ覇者・巨人とのチャンピオン同士の対戦が流れ、ナインの反応は何とも微妙だった。稲葉が「巨人とやりたい、という気持ちはあった」と胸の内を明かせば、ある主力選手は「日本一はそれぞれのリーグの1位が争うものでしょ?」とクライマックスシリーズという制度そのものに不満をこぼし、何度も首をひねった。
昨年まで同僚だった巨人・小笠原との対決を熱望していたエース・ダルビッシュもその一人。それでも、相手が決まった以上「どっちでも良いと思っていたので、何とも思いません」と気持ちを切り替えた。「巨人は弱かった? いやいや、中日が強かったんですよ」と3連勝で勝ち上がってきた“オレ竜”に警鐘を鳴らした。
“追い風”も感じている。右ひじ手術による福留の不在だ。昨年のシリーズは20打数4安打2打点、今季の交流戦も14打数1安打1打点と封じ込んだが、その1安打が6月16日、ダルビッシュから記録した適時二塁打だ。昨年のセ・リーグMVPの実力は誰もが認めるところ。佐藤投手コーチは「昨年とは違う? そりゃあ、そうだろう。チームで一番良いバッターなんだから」と評した。
昨年末、共に「報知プロスポーツ大賞」を受賞し、表彰式で顔を合わせて以降、福留との親交を深めていったエースは「仕方ないですよ」と、楽しみにしていた勝負がお預けになったことに複雑な表情を浮かべた。しかし、戦力として考えれば、球界屈指の打者がいないことは間違いなくプラス。1990~92年に3連覇した西武以来となる連続日本一に向け、エースがオレ竜を返り討ちにする。
◆ロイヤルズ監督就任 指揮官にナイン祝福 ヒルマン監督がロイヤルズの監督に就任することに、ナインからは祝福の言葉が並んだ。ダルビッシュは「メジャーの監督が夢だということは知っていたし、うれしいですね」、金子誠も「すごいこと。アメリカでは誰もが夢見る仕事だしね」と拍手を送った。
この日、練習前のミーティングでは島田チーム統轄本部長が「我々の目標は、あと2つタイトル(日本一、アジアチャンピオン)を奪うことに変わりはない」という指揮官のメッセージを読み上げ、チームを鼓舞した。なお、球団はヒルマン監督の再来日が、予定されていた23日から24日に変更されたと発表した。
参照元:スポーツ報知