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◆ア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第7戦 レッドソックス11―2インディアンス(21日・ボストン) レッドソックスが1勝3敗から3連勝で対戦成績を4勝3敗とし、3年ぶり11度目のワールドシリーズ進出を決めた。先発したレッドソックスの松坂大輔投手(27)は5回6安打2失点3奪三振で勝ち投手となり、日本の投手として初めてポストシーズンで白星を挙げた。

 松坂の後を受け、3―2の6回から岡島秀樹が登板、2回0/3を無失点の好リリーフを見せた。シリーズの最優秀選手にはレッドソックスのベケット投手が選ばれた。

 松坂が、岡島が、拳を突き上げた。伝統あるレッドソックスがワールドシリーズ進出を決めた試合で、日本の両投手が重要な役回りを演じた。

 先発の松坂は1回から飛ばした。力で押して3回まで1安打。3安打され1点差に追い上げられた5回2死一塁で、カブレラをチェンジアップで空振り三振に仕留めると派手なガッツポーズを見せた。

 バトンを受けた岡島はさらに頼もしかった。3番から始まる6回を3者凡退に抑えると、7回は平凡なフライを遊撃のルーゴが落球する失策が絡み1死一、三塁のピンチを迎えたが、続くブレークを三ゴロ併殺に仕留め、左腕を振り上げてガッツポーズ。1点のリードを守り、松坂の勝ち星を消さなかった。

 24日(日本時間25日)開幕のワールドシリーズは、初めて両軍に日本選手を擁するカードとなり、レッドソックスはナ・リーグを制した松井稼頭央内野手所属のロッキーズと対戦する。

 レッドソックス・松坂大輔投手「チーム全員で7戦目までつなげてくれたので、その気持ちに応えたかった。今回のポストシーズンで、初めていい形で試合を後ろにつなげることができた」

 レッドソックス・岡島秀樹投手「(松坂の後を受けて2番手で好投)後は任せておけという感じだった。チームのいい流れを止めたくなかったし、苦しかったけど本当に良かった」

 ロッキーズ・松井稼頭央内野手「レッドソックスは投手も野手も非常にいいので、楽しみな試合になると思う。大輔(松坂)は今まで(西武時代に)後ろで見ていたが、今度は対戦相手となる。いいボールを投げるので、何とかチームとして攻略したい」

 ◆松坂の投球内容
  回数 5
  打者 20
  球数 88
  被安打 6
  奪三振 3
  与四死球 0
  失点 2
  自責点 2

 ◆岡島の投球内容
  回数 2回0/3
  打者 9
  球数 25
  被安打 3
  奪三振 0
  与四死球 0
  失点 0
  自責点 0

参照元:スポーツ報知

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