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阪神・岡田彰布監督(50)が、今季限りでの勇退を視野に入れていることが31日、分かった。米ハワイに滞在中の指揮官は、「就任5年目? 今から思えば短いけどな。でも、もうええやろ。しんどいわ」と決意を明かした。後継者へのスムーズな橋渡しも指名の一つととらえているだけに、3年ぶりV奪回へ挑む08年を、自らラストイヤーと位置づけた。
初めて2軍監督に就任したのは99年。1年間の1軍コーチは挟んだが、現場の長として常に、『育てながら勝つ』という難題に取り組んできた。「こういうもの(監督の評価)は比較対象やから」育成法から采配まで貫いてきた『岡田流』の“功罪”を再確認したい思いがある。
半分冗談、半分真顔で「辞めたら毎日、ゴルフばっかりやって過ごすよ」と言い切った。集大成の2008年。岡田監督は最後になるかもしれないセの覇権争いに臨む。
参照元:スポーツ報知
米大リーグ復帰を目指し、ベネズエラのウインターリーグに参加していた野茂英雄投手(39)とカラカス・レオネスとの契約が30日、解除となった。当初からレギュラーシーズンだけの契約で今回、先発ローテーションから外れたことで退団が決まった。
ベネズエラでは7試合に登板して0勝2敗、防御率6・52。95年から05年まで日本人投手最多のメジャー通算123勝(109敗)をマークした野茂だが、06年はWソックス傘下3Aシャーロットで1試合に登板しただけで右ひじを痛めて解雇。直後に右ひじを手術し、今回のウインターリーグ参加は1年半ぶりの実戦だった。しかし、右足負傷で故障者リスト入りするなど結果を残せなかった。同投手の公式ページによると、今後は米球界復帰に備えて休養と自主トレに入るとしている。
参照元:スポーツ報知
ヤンキースの松井秀喜外野手(33)に母校・星稜高の山下智茂総監督(62)が3つの教えを伝授する。「走り込み」「減量」「フォーム固定」で、アドバイスは松井が年始の恒例にしている野球部訪問の際に直接伝えられる。
山下監督はまず「走り込み」の重要性を説いた。「上半身ばかり鍛えて下半身とのバランスが悪いんだと思う。だから下半身を故障する」開幕早々、左太ももを痛めて故障者リスト入り。後半戦は右ひざ痛で不本意な成績に終わったこともあり、下半身の強化を提言した。
加えて下半身への負担を軽減するために104キロがベストという体重を95キロ前後まで減らす必要性も指摘した。「(テレビで)見るたびに打撃フォームが違う。メジャーのボールは動くんだろうが、岩村(デビルレイズ)君みたいに年間通して自分の形で思い切り打ってほしいね」とフォームの固定を希望することも忘れなかった。
さらに、早朝からトレーニングするメジャーリーガーを例に出し、「夜、ウエートをやってもだめ」と冗談を交えて朝型生活に切り替えるよう勧めた。「僕が見にいったらけがをする。世界一になるときに見にいきます」と春のキャンプ視察も断念。渡米はワールドシリーズまで自粛するという恩師の思いに、松井は「世界一」で応えられるか。
参照元:スポーツ報知
2008年度のプロ野球12球団選手の年俸がほぼ出そろった。巨人は総年俸が53.1億円で、04年以来となる50億円を突破。12球団で最も低い広島の3.5倍以上、昨年より約10億円増になり、14年連続トップだった。増額幅として巨人に次いで大きかったのが日本ハムの5.8億円増。逆に、総年俸が前年より最も抑え込まれたのは、最下位に低迷したヤクルトの5.9億円減。パ・リーグでは今季、ソフトバンクに次ぐ年俸総額の高かった西武が、来年は楽天に次ぐ“格安球団”になった。
参照元:スポーツ報知
巨人・高橋由伸外野手(32)が30日、自身の自主トレでは異例の“スイング封印”を宣言した。例年、年明け早々にはティー打撃などを行うが「体の状態を見ながら徐々に振っていく」と自分の中で「振りたい」という願望が強くなるまでは、徹底的に下半身をいじめるつもりだ。
新たな試みに挑戦する。高橋由が厳しいまなざしを向けながら、こう説明した。「昨年、一昨年と成績が良くなくて、バットを1度も振らずにオフを過ごしてみようとした。それで今年良かったからね」昨オフの自主トレの成果から、さらに長期間の“スイング封印”を決断した。
狙いは2つある。1つは下半身を徹底的につくり直すため。今年のクライマックスシリーズでは、腰の痛みで出場を回避した。「徐々に良くなっている」と説明する通り、患部は問題ない。もう一度下半身を鍛え上げ、過酷なシーズンを乗り切る体をつくり上げる。もう1つは「振りたい」という渇望感を自身に抱かせるためだ。その間、打撃のイメージをふくらませていく。
今年は、自身初の沖縄自主トレを1月10日から始め、すぐにティー打撃を行い、15日にはフリー打撃も開始。来年も沖縄で練習するが、ティー打撃、フリー打撃ともに開始するメドを立てていない。悲願の日本一に向けて、「振りたい」欲求をためこんで、一気に爆発させる。
参照元:スポーツ報知
中日・井端弘和内野手(32)が30日、愛知・常滑市内の常滑競艇場でトークショーに参加。約1000人の前で来オフのメジャー移籍をにおわせ、周囲の度肝を抜いた。
ジョークなのか、本音なのか。激動の1年を終えた井端が、今年最後の“爆弾発言”だ。「ちゃんと数えてないですけど、今年は180試合ぐらい出た。これならメジャーに行っても『試合数は大丈夫』という自信が生まれました」攻守の要の注目発言に、会場からはざわめきが起こった。
確かにメジャーリーガーも顔負けの活躍だった。シーズン全144試合に出場しただけでなく、オープン戦、クライマックスシリーズ、日本シリーズ、アジアシリーズ、北京五輪予選を含めると、計176試合もグラウンドに立った。来季中にFA権を取得するだけに、米大リーグ挑戦は非現実な夢ではない。
今オフは福留がFAでカブスに移籍。これに続くように、来季は荒木、川上らも権利を取得予定だ。「他球団の評価は聞いてみたい」と以前から行使の可能性を公言してきた井端。来年はオレ流戦士の動向から目が離せない。
参照元:スポーツ報知
日本ハム・ダルビッシュ有投手(21)の受賞トロフィーやユニホーム、グラブなどを飾った『ダルビッシュ記念館』を出身地の大阪・羽曳野市内に設立する計画が30日、浮上した。父・ファルサさん(47)が明かしたもので「プロは夢と感動を与えるもの。子供たちに見せれば、もっと野球に興味を持ってもらえる」と話した。
きっかけは昨オフ、受賞した「報知プロスポーツ大賞」。ファルサさんは後日、羽曳野の実家に届けられた記念トロフィーを眺め「こういったものをもっとそろえて、皆さんにも見てもらいたいですね」と思いを巡らせていた。
すると今季は沢村賞、リーグMVP、奪三振王など多数の個人タイトルを獲得。これらのトロフィーや記念盾などはすべて実家に送られているが、「数が多くて、本棚の本を下ろして、飾ってますよ」とファルサさん。エースの功績を証明できるものは十分にそろってきた。
当初は来年1月上旬に羽曳野市内で開催される野球教室で、小・中学生に披露する予定だったが、本人が多忙につき不参加が決定。ファルサさんは「今回は残念でしたけど、近いうちに市の施設を借りて披露したいですね」と願いを込めた。
ダルビッシュ本人も、かねてから「お世話になった地元で子供たちに何かをしたい」と語っており、近い将来の実現に期待が膨らむ。いくつもの勲章を手にした日本球界のエー スは、未来のプロ野球選手の“希望の星”となる。
参照元:スポーツ報知
【ハワイ島(米ハワイ州)29日】阪神・岡田彰布監督(50)が、北京五輪が開かれる来年8月の“代役ストッパー”に、久保田智之投手(26)を指名した。リリーフ陣に対する球団の低評価に怒り、来季からの先発転向を直訴している同投手だが、指揮官は海の向こうからピシャリと突っぱねた。
日本とハワイ間で繰り広げられていた“舌戦”に、虎の将が一方的に終止符を打った。「8月? そら久保田(が守護神)や。分かってることやん。そのために(救援投手を3人)用意してある」藤川の出場が確実視されている北京五輪期間中、最後のイニングを久保田の右腕に託すと断言した。
プロ野球新記録となる90試合に登板した久保田は、4日の契約交渉で倍増に満たない1億600万円を保留。3倍増の要求を突きつけて越年が決定した。その後も「50試合以上投げたいという気持ちはない」と発言。それを伝え聞いた指揮官が「給料が上がらんぞ」と即座にやり返しても「中継ぎの評価がこんなのだから先発をやりたいというんですよ」と逆ギレ。事態は泥沼化している。だが、岡田監督もタフネス右腕に絶大な信頼を寄せているがゆえに一歩も引くつもりはない。
参照元:スポーツ報知
ロッテが来春のキャンプ地となる沖縄・石垣島で、1万枚のオリジナルポスターを無料で配布するPR作戦を展開することが30日、分かった。約2万世帯の半数にあたる1万世帯に手渡しで配り、「島民総ファン化」を狙う。
初の石垣島キャンプに臨むに際し、球団ではB2サイズ(横515ミリ×縦728ミリ)の特製ポスターを作製。笑顔のバレンタイン監督を大きくあしらったデザインになった。約4万8000人の島民に応援してもらいたい、という願いが込められたものだ。
配布には、島側が全面協力する。現地でキャンプを支援する「千葉ロッテマリーンズ石垣島協力会」が、各地域の商店街、自治体に助力を依頼した。08年元日から、一戸ずつを訪問する地道なローラー作戦が開始される予定だ。
現地関係者は「歓迎ムードを作るのは大事ですから」と話した。12月に入り、石垣島協力会では、800万円から1000万円を目標として寄付も募集。のぼりや横断幕、案内図製作などにあて、キャンプ浸透に一役も二役も買うつもりだ。
8月に立ち上げた球界初の地域限定ファンクラブ「ISHIGAKI26」も既に会員4000人を突破。500人をメドにしているボランティアスタッフも順調に集まりつつある。2月の石垣島は、ロッテ一色に染め上げられそうだ。
参照元:スポーツ報知
マウンドでオッパッピ~!? 楽天が春季キャンプ地の沖縄・久米島で開催するロッテとの練習試合(2月21日)で、同島出身のお笑いタレント・小島よしお(27)の始球式を行うプランが30日、浮上した。
球団創設時の05年から久米島でキャンプを張る楽天は来年、初めて同島で練習試合を開催できるようになった。相手チームの宿泊施設などの環境面が整ったからだ。「そんなの関係ねぇ!」や「はい、オッパッピ~」のネタで大ブレークした小島は久米島出身。さらに、千葉・稲毛高時代には野球部で「4番・一塁」を務めた、れっきとした経験者。記念の始球式に招待するには最適の人物だった。
05年には「モーニング娘。」が開幕戦のオープニングセレモニーに出席するなど、グラウンド外の演出戦略にたけている楽天。球団関係者は「(小島に)来てくれたらいいですね」と前向きに話しており、年明けにも具体的な検討に入る意向だ。
久米島の2月の平均気温は約16度。海水浴には少し寒いようだが、海パン姿で体脂肪率5%という見事な肉体美の小島が、剛速球を投げ込むかもしれない。そして、もし暴投しても「そんなの関係ねぇ!」か。
◆小島 よしお 本名は小島義雄。1980年11月16日、沖縄県生まれ。27歳。早大教育学部卒。海パン一丁で軽快なリズムに乗って、前傾姿勢で左腕を大きく上げ下げしながら、「そんなの関係ねぇ!」と連呼し、最後に「はい、オッパッピ~」で締める。今年最もヒットしたギャグで、流行語大賞のトップテンに入った。趣味はサイクリングや筋トレなど。178センチ、70キロ。血液型O。
参照元:スポーツ報知
ヤンキースの松井秀喜外野手(33)が30日、実家のある石川・能美市に帰省した。午後6時半過ぎ、小松空港に到着した松井は約200人のファンの出迎えを受け、「毎年の恒例ですが、滞在が楽しみ」と久々の里帰りに表情を緩ませた。
この日も、11月に軟骨除去手術を受けた右ひざのリハビリを行ってから帰郷。まだ走ることや患部に重い負荷をかけることはできない状態だが、着実に完全回復への階段を上っていることを強調した。
「今年は一言で言えば残念な一年だった。しっかり反省して来年に備えたい。今年以上の成績を残せるように(故郷で)原点に戻り、ここからいい一年が始まるようにしたい」。帰省中はリハビリも中断し、心と体をリフレッシュさせるつもりでいる。
参照元:スポーツ報知
芸能プロダクション「古舘プロジェクト」のマネジャー・石川雄大氏(27)が、来年2月から米大リーグ・ブルージェイズ傘下2Aのニューハンプシャー・フィッシャーキャッツのフロントに転身することが30日、分かった。
石川氏は同事務所で、落語家・桂米助さん(ヨネスケ=59)のマネジャーを務めており、8月にヨネスケさんのライフワークの米大リーグ観戦ツアーに帯同。その際に現地の関係者と出会い、転職を勧められて渡米を決意。フィッシャーキャッツではフロント業務を担当する予定。ヨネスケさんはイチローと親交があり、落語界で一、二を争うメジャー通で知られるだけに、同氏の相談に、「日本の球団だったら、OKしない。メジャーだからね」と転身を快諾した。
“松坂世代”の石川氏は愛媛・川之江では1年秋からエースナンバーを背負ったが、3年夏の県大会4強が最高で、甲子園の夢はかなわなかった。明大を経て、同プロダクションに入社。「未知の世界ですが、日本人がマイナーリーグでもっと活躍できるように橋渡しがしたい。将来は(メジャーの)GMになりたいですね」夢もでっかく、ヨネスケさんの『突撃! 隣の晩ごはん』同様に、米国へ突き進む。
◆ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツ 今季は70勝73敗で2Aのイースタン・リーグ北地区6チーム中3位だった。入来祐作投手(35)も所属して16試合登板、3勝5敗、防御率4・35をマーク。本拠地はニューハンプシャー州マンチェスター。球場はマーチャンツオート・ドットコム・スタジアム(約7500人収容)を使用。ビル・マッシー監督(41)が指揮。
参照元:スポーツ報知
MAX151キロ右腕は今、パソコンのキーボードに向かう毎日だ。2年間の現役生活を終え、オリックス・軒作投手(26)=本名・妹尾軒作=の次の目標は会社経営だ。「フィットネスクラブのメニューを自宅で行うためのプログラムを、メールで提供したりする事業に向けて準備中です」会社立ち上げに向けて、毎日が勉強の日々だ。
大体大浪商から大体大、社会人の一光を経て05年ドラフト6巡目で入団。24歳と遅めのプロ入り後は苦難の連続だった。最大の武器だった150キロ台の速球が投げられなくなった。「原因は今でも分からない」と振り返る。
1年目の昨年6月にサイドスローに転向した。今年9月には阪神との練習試合でプロ初先発し、5回をパーフェクト投球。クライマックスシリーズを控え、今岡、林らが並んだ打線を抑え込んだ。だが、その自信も1軍出場につながらず、戦力外通告を受けた。
すでに決めてある会社名は「ゼロ」。自身の背番号00と、ゼロからのスタートとの思いから付けた。「今度は負けないよう頑張っていきたい」新しい舞台でエースを目指して、一歩一歩進んでいく。
参照元:スポーツ報知
元西鉄のエースで、11月13日に悪性腫瘍のため急逝した稲尾和久氏(享年70歳)の追悼セレモニーが29日、マスターズリーグ・福岡対大阪の試合前に福岡ヤフードームで行われた。福岡は稲尾氏が監督を務めていた経緯もあり、グラウンドには遺影を持参した妻・律子さんら遺族、西鉄OBらが整列。稲尾氏の往年のVTRがビジョンで放映されたほか、西鉄の元チームメートで、福岡の監督代行も務める中西太氏が「稲尾監督の気持ちを受け継ぎ、野球界の底辺が育つように尽力していきたい」とあいさつした。
参照元:スポーツ報知
楽天・岩隈久志投手(26)が29日、2年連続の開幕投手に照準を合わせたと明かした。08年のシーズンへ向け、右腕は「(目標は)あくまで開幕。シーズンに(体調を)合わせられるように、準備を進めていきたい」と冷静に話した。
10月に受けた右ひじ手術の経過は良好。米ハワイへ行った同12月中旬には、50メートルの遠投も行えるほどの回復ぶりを見せた。「ひじの痛みがないので、状態としては順調だと思う」と手応えを感じている。
球団創設時の05年からエースとして期待されながら、故障などで過去3年間は15勝22敗と苦戦した。4位に終わった07年を上回るAクラス入り、そして悲願の優勝に自分の力が欠かせないことは分かっている。「来年こそは、1年間しっかり働いて野村監督を胴上げしたい」08年にかける意気込みは熱い。
参照元:スポーツ報知
ロッテ・成瀬善久投手(22)が29日、日本ハム・ダルビッシュ有投手(21)との来季開幕戦(3月20日、札幌ドーム)での直接対決に意欲を燃やした。今季クライマックスシリーズ(CS)で日本一の夢を断たれた因縁の相手に、雪辱を期す。
苦い思いをぬぐい去る絶好機がいきなり来る。「開幕投手? 別に狙っているということはないです。それよりもローテを1年間守ることが大切ですから。でも、選んでくれたらうれしいし、投げるからには勝ちたい」2勝2敗で迎えた10月18日のCS最終戦。日本シリーズ進出をかけたダルビッシュとの激突は、セギノールに一発を浴びるなど3回2/3で4失点とKOされた。16勝1敗、防御率1・817、最優秀防御率&最高勝率のリーグ2冠を獲得した充実の一年が、最後に暗転した。順当ならダルビッシュは開幕投手の筆頭候補だろう。舞台は同じ、終戦を迎えた札幌ドーム。おぜん立ては整っている。
今季は9月12日にも千葉マリンで投げ合い、8回3失点14奪三振のダルビッシュに、7回2失点9奪三振で競り勝った。だが、「あの時は運で勝っただけ。来年は投球術で、実力で勝ちたい」と沢村賞右腕にライバル意識をあらわにした。
年明けの自主トレで下半身を徹底的に鍛え直すつもりだ。「向こうも強い思いで来るでしょうけど、僕はその勝ちたいという気持ちごとつぶして勝つ」自信に満ちた挑発メッセージを送った。
参照元:スポーツ報知
【ハワイ島(米ハワイ州)28日】阪神・岡田彰布監督(50)が、獲り逃した巨人のセス・グライシンガー投手(32)に“先制口撃”を仕掛けた。「(2年契約の1年目となる)来年はやらんやろ」と、一気の年俸高騰でハングリー精神を失ったと決めつけ、最多勝右腕に揺さぶりをかけた。
「2年で5億ももらって、独身で…。来年はやらんやろな」と、岡田監督が先制パンチを繰り出した相手は今季16勝(8敗)を挙げたグライシンガーだ。自身も獲得に乗り出していた過去も忘れて、“口撃”は続いた。「今までは一生懸命に投げてたから直球とチェンジアップ(の見分け)が分からんかったけど、もう分かるやろ」とニヤリ。今季4700万円からだった年俸は、年平均2億5000万円(いずれも推定)と急激にはね上がったことが投球に影響すると断言した。
さらに、巨人が同じヤクルトから今季の打点王、最多安打のラミレスも獲得した点にも「ウチとは補強のスタンスが違う。巨人は同じリーグに行かれる(移籍される)なら獲っておこう、ということやろ」とチクリと一刺し。新たな遺恨も生まれた伝統の一戦から、来季も目が離せない。
参照元:スポーツ報知
多くの新人選手が華やかなスポットライトを浴び、プロ野球界に飛び込んでくる陰で、多くの選手がユニホームを脱ぎ、第2の人生のスタートラインに立つ。元ロッテの黒木知宏投手(34)もその一人だ。「魂のエース」と呼ばれ、男気あふれる投球スタイルでファンを魅了してきたジョニー。今後は肩書にとらわれず、マルチな活動を通して愛する野球の振興に力を尽くしていく。
「ジョニー」と呼ばれ、明るいキャラクターが愛される一方で、マウンド上では真っ向勝負を貫いてきた黒木さん。第2の人生も、その投球スタイル同様「挑戦」がキーワードになる。
13年間のプロ生活から正式に引退を表明したのが今月12日。テレビ局の専属解説者になるといううわさも流れた。だが、黒木さん自身は今のところ肩書にこだわるつもりはない。「いろいろ挑戦していかないと。ひとつのことにとらわれず、たくさんの引き出しを持ちたい」少年野球教室で指導するのもいいし、講演会で自分の経験を話すのもいい。あるいは評論活動が向いているかもしれない。来年2月には、メジャーのキャンプを視察する予定もある。多くの夢を前にし、期待で胸をふくらませているところだ。
もちろん、現役に未練がないと言えばウソになる。97年から5年連続2ケタ勝利。しかし、01年のシーズン中に右肩を痛めて以降、千葉マリンに雄たけびが響く機会は減っていった。今季、1軍登板はわずか1試合だった。「まだまだ投げられるので、どこかで心変わりしてやるかもしれない」冗談めかすが、それもまた本音だろう。
今後の活動は、苦しんだ時期を支えてくれたファンへの恩返しにもつながっていく。野球振興を目的にした試みには積極的に参加し、世界を股(また)にかけた活動も視野に入れる。「将来的には『野球伝道師』と呼ばれるように勉強していきたい」マウンドを離れても、全力投球は続いていく。
◆黒木 知宏(くろき・ともひろ)1973年12月13日、宮崎県生まれ。34歳。延岡学園―新王子製紙春日井を経て94年ドラフト2位でロッテ入団。97年から5年連続2ケタ勝利。98年に13勝9敗で最多勝と最高勝率(5割9分1厘)。通算199登板で76勝68敗1セーブ、防御率3.43。178センチ、84キロ、右投右打。家族は妻と2女。
参照元:スポーツ報知