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◆ソフトバンク8―5西武(12日・福岡ヤフードーム) 高々と舞い上がった打球が左翼席前列に飛び込んだ瞬間、小久保は両手を大きく広げてダイヤモンドを悠然と回った。同点の7回2死一、二塁、岡本の高めに浮いた138キロ直球をとらえた。決勝の1号3ランは昨年9月23日の日本ハム戦(札幌D)以来となる一発。今季初のお立ち台では「高く上がりすぎたけど、ひと伸びしてくれた。みなさんの思いと共にスタンドに届いてくれました」と、ファンに感謝の言葉をささげた。

 1つの好プレーが伏線にあった。「あそこでスチールできたことで勝利の女神がほほ笑んでくれた。次の打席につながったのをすごく感じた」逆転された直後の6回1死二塁で、二塁走者の小久保は初球に三盗を敢行。これが捕手・細川の三塁悪送球を誘い、同点のホームを踏んだ。

 昨年10月末に左手首の手術を受け、8日のオリックス戦(熊本)で復帰したが、この日まで4試合で14打数3安打。チームも1勝3敗と波に乗れない状況が続いていた。だが、13日に迎える1500試合出場を自ら前祝いする殊勲弾。「勝って祝いたい。明日勝って連続カード負け越しを止めましょう」と、5カードぶりの勝ち越しを誓った。

 乱打戦を制して5割復帰。首位・西武と2ゲーム差に縮め、王監督も「きょうは大きい勝利。小久保が意表をついた盗塁で、その後も自分で決めてくれた」と、うなずいた。出遅れていたチームリーダーが存在感を見せつけ、逆襲へ弾みをつけた。

参照元:スポーツ報知

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◆ロッテ2×―1日本ハム(12日・千葉マリン) その瞬間、成瀬の胸にはこみ上げてくるものがあった。同点の9回2死二、三塁。大松の打球は中堅手のはるか頭上を越え、今季2度目のサヨナラ勝ち。ベンチから大松に駆け寄り、思い切り抱きついた。「声がかれるくらい応援していた。うれしくて涙が出てきそうになった」お立ち台で声が上ずった。

 2安打1失点完投で2勝目。興奮の輪の中で、“異変”が起きた。「脇腹とか、体がつってしまって…。原因は思ったより疲れていたのと、喜び過ぎたのと両方ですね」

 体が知らず知らず悲鳴を上げるほど、入魂の116球だった。6回まで許した走者は四球の1人だけ。無安打無得点がちらつく7回、先頭の田中に初安打を許しても冷静だった。「いずれ打たれると思っていたので、逆に気が楽になった」失策絡みで同点に追いつかれた9回以外は二塁すら踏ませず、日本ハムには2年越しの6連勝となった。

 「きょうはどうしても勝ちたかった」前回登板のソフトバンク戦(5日)では、同い年の新人・大場に投げ負けパ・リーグ相手の公式戦連勝が16で止まった。加えて、チームが2連敗で迎えたこの日は、負ければ単独最下位の危機。逆境で真価を発揮した。

 スタンドからは、横浜高野球部の3年先輩で、プロボクサーの松岡政さん(大橋ジム)が見守っていた。「『横浜はすごい』とアピールできてよかった。これからまた連勝したい」笑顔の戻った背番号17に引っ張られ、ロッテが逆襲態勢に入る。

参照元:スポーツ報知

◆楽天3-0オリックス(12日、Kスタ宮城) 楽天・田中が3安打無失点で今季初の完封勝利。自身2勝目を挙げた。今季4度目の先発となったマー君は、6回2死までノーヒット投球。変化球を巧みに交えながら、オリックス打線を相手に10三振を奪う力投を見せた。チームも本拠地のKスタで開幕から無傷の7連勝をマーク。勝率5割復帰まで、あと1勝に迫った。

 力でねじ伏せた。マー君が最後に選んだボールは直球。木元は外角低め147キロに手を出せず、今季最多タイの10個目の「K」で試合を片付けた。でも、なにか悔しそう。ずれた帽子を直そうともせず上を向いた。「あれは逆球だったんですよ。もっときれいに締めたかったんですけどね…」3安打完封でも妥協しない、恐るべき19歳だ。

 昨年6月13日、本拠地での中日戦以来プロ入り2度目、パ・リーグ相手に初めての完封は、ノーヒッターも予感させた。2回無死から4者連続三振など6回2死まで無安打。「(無安打無得点は)あり得ないですよ」カブレラに四球を与えた2死一塁からローズに中前安打を許しても、マー君は記録ではなく勝つことだけに集中。気持ちは乱れなかった。

 フォーム修正が生きた。前回5日の西武戦(西武D)は6回を6安打5四死球、4失点と制球難から負け投手になった。「力んで体がぶれないよう意識しました。それがよかったのかな」最速151キロの剛速球だけでなく、スライダーを存分に使ってカウントを整えた。紀藤投手コーチが「あんな投球ができると再認識させてもらった」という快投だった。

 頑丈なマー君も、今年は開幕前から腰の張りに悩まされていた。高卒ルーキーがフル回転した影響は小さくなかった。野村監督が期待した中5日プランも回避した。その代わり、中6日で与えられる仕事には全力を尽くす。「マウンドに上がったからには、最後までいたい」と力強い。

 ノムさんも「今日はマー君だな。安定感は岩隈と一、二を争う。球場の名前を変えよう。不敗スタジアム。どうだ?」と口が滑らか。孝行息子でマークした本拠地開幕7連勝にゴキゲンだ。これで勝率5割復帰まであと1つ。田中でつけた勢いで、一気に勝ち進む。

参照元:スポーツ報知

◆横浜3―6阪神(12日、横浜) 子供のように駆けだした。7回、花束を抱えた新井は三塁ベンチから、通算2000安打を達成した金本の立つ一塁へ走り寄った。「おめでとうございます」。自身は初回1死一塁から右翼線二塁打を放ち、1000安打に到達。同時達成に、お立ち台で「運命的なものを感じます」と話し、隣の金本の失笑を、場内の大爆笑を誘った。

 阪神入りが決まった昨オフ。感想を聞かれ「とにかく金本さんと一緒にいるっていうことですかね」と話した。一番最初に頭に浮かんだのが、広島時代からアニキと慕う金本の存在だった。

 2005年のシーズン中、新井は本塁打王争いのトップを走っていたが、終盤に不調で行き詰まった。「どうしようもなくなって、金本さんに電話したんです」遠征先の宿舎から、深夜だった。「カーテンを開いて、ガラス窓を鏡代わりにして。携帯電話は左肩と首で挟んでバットを握りました」

 このとき、新井を猛追していたのが、ほかならぬ金本だった。「自分がホームラン王になってもおかしくなかったのに…。金本さんは教えてくれたんです」最終的に43本の新井が40本の金本を抑えてタイトルを獲得。「真剣に教えてくださいと頼み込めば、必ず応えてくれる。師匠と言えば、やっぱり金本さんです。アニキのすごさ? 僕が言う必要もないでしょう」尊敬の念は、改めて言葉にするまでもなかった。

 ▼T新井が通算1000安打 阪神・新井貴浩内野手(31)が、12日の横浜5回戦(横浜)の初回1死一塁、寺原から右翼線へ二塁打を放って達成した。プロ野球249人目。初安打は広島時代の1999年5月12日の巨人7回戦(広島)で、ホセから放った。

参照元:スポーツ報知

◆横浜3―6阪神(12日、横浜) 阪神・金本知憲外野手(40)が12日、横浜5回戦(横浜)で通算2000安打を達成した。7回2死三塁の第4打席、寺原から右前適時打。プロ野球史上37人目で、阪神在籍時の達成者は3人目。初安打は広島時代の1993年8月8日のヤクルト16回戦(広島)で、代打として山田から中越え二塁打で記録。王手をかけた後、史上最長の足踏みをしたが、勝利に直結する19打席ぶりの快打で決めた。

 まずは、ファンにわびた。「ちょっと、じらしすぎました」リーチをかけてから4試合、19打席目。7回2死三塁から右前適時打で通算2000安打を達成。7回裏の守備に就く金本はスタンドのカーテンコールに3度も応じた。

 「周りが騒ぐんで、キレイに打とうとしていた」6日の巨人戦(東京D)での1999安打以降、周囲のフィーバーに惑わされた。この日も1回1死二、三塁から二ゴロで打点を挙げたが、その後は四球と中飛。王手から18打席無安打は、2000安打到達者のワースト記録となった。記念の一打も「キレイ」な安打ではなかった。寺原の内角直球にバットを折られた。それでも、貴重な追加点を奪った。4番の責務を果たして、記録を勝利で飾った。

 昨年10月に左ひざを手術。今月3日に40歳になった。評論家らから、世界記録を更新中のフルイニング出場を止めた方がいい、という声が上がるようになった。これに金本は「金本限界論を唱えている人に『見ておいて』と言いたい。絶対に(プレーで)黙らせたる」と猛反論した。

手術後のリハビリの経過は理想より2か月も遅れていた。「手術せん方が良かった」いらだちをむき出しにしたこともある。だが、打・走が完調でなくても、開幕戦の左翼の定位置は譲る気はなかった。「相手走者がオレのひざが悪いからとナメて走ってきたら、皆殺しにしてやるわ」たとえ守備の人となってでも、チームに貢献する。悲壮な決意を胸に秘めていた。

 区切りの1本を達成し「2500本に挑戦したい気になった。いけるかどうか分からんけどね」と壮大な目標を立てた。さらに、数値化できない野望が金本を奮い立たせる。「40歳を超えても、高いレベルで、打って走って守って。今までにいなかったような選手になりたいんよ」2000安打は37人目。2500安打は過去6人。それよりも希少なのが、3人しかいない40歳でのフル出場。もちろん、フルイニング出場はプロ野球史上初。前人未到の偉業によって「鉄人」の称号は重みを増す。

参照元:スポーツ報知

◆フィリーズ5―3カブス(11日・フィラデルフィア) カブスの福留孝介選手(30)が、フィリーズ戦に「2番・中堅」で先発。4打数無安打に終わり、開幕からの連続試合出塁は「9」でストップした。

 シーズンでは初めて経験する打順、守備位置が微妙に影響したのか、連続無安打の打席は「11」まで伸びた。それでも「ミスショットが多すぎ。原因は頭の中にある」と余裕を残しているので、復調は早そうだ。

 守備でも不運があった。同点の5回2死一塁、ドッブスの左中間への深い打球に追いついたが、左翼のソリアーノと交錯して落球。記録は二塁打となった。失点につながり、「僕のミス。申し訳ない」と反省した。

 ピネラ監督は12日の同カードで、福留に今季初の休養を与える予定だ。「休みと言っても、試合はある。いつでも行ける状態でいるつもり」開幕からの記録が途切れても、ルーキーは悲観していない。

参照元:スポーツ報知

 ◆レッドソックス1―4ヤンキース(11日・ボストン) ヤンキース・松井秀喜外野手(33)が打率でチームトップに立った。「5番・左翼」でレッドソックス戦に先発出場。今季3度目のマルチ安打で打率を3割4分2厘に上げた。6打点はAロッドに1点及ばないものの、2本塁打もチームトップだ。

 6回2死一塁。強い打球は左翼の高い壁「グリーンモンスター」を直撃する二塁打。「高めに浮いてきたカーブ。うまく打てましたね」後続が倒れて得点にはならなかったが、松井の脅威を知らしめる一撃だった。

 打撃以上に気を使っているのが足もと。雨が続き、芝生が滑る。「(グラウンドが)ぬれているということを意識してやっている」遠征にも個人トレーナーを呼んで体のケアを万全にし、手術した右ひざのケアや故障の防止に努めている。

 DHの日もあるが、開幕からフル出場しているのは松井とカノの2人。松井は今のヤ軍に欠かせないピースだ。

参照元:スポーツ報知

◆レイズ―オリオールズ(12日・セントピーターズバーグ) レイズの岩村明憲内野手が7回に二塁内野安打を放ち、3試合連続安打とした。

参照元:スポーツ報知

◆レッドソックス4―3ヤンキース(12日・ボストン) レッドソックスの岡島秀樹投手は1点リードの8回から3番手として3試合連続登板。2/3回を投げて1安打1四球で無失点だった。

 ヤンキースの松井秀喜外野手は今季初めて出場しなかった。

参照元:スポーツ報知

◆巨人2―1ヤクルト(11日、東京ドーム) 原巨人が鮮やかな速攻で1分けを挟んで3連勝を飾った。初回、高橋由がホームランダービーの単独トップに立つ5号先頭弾を放つと、続く亀井も2号ソロ。チーム45年ぶりの初回先頭からの連弾による“スミ2”を3投手のリレーで守りきった。先発のグライシンガーは7回1失点で古巣相手に移籍初勝利。開幕カードで苦汁をなめさせられたヤクルトへの“3タテ返し”へ向け、まずはきっちりと先勝だ。

 打った瞬間に確信した。高橋由は打球の行方を見届けるまでもなく、右手でガッツポーズした。「打球は低かったけど、バットの真芯に当たったからね」両手に残った感触通り、打球はG党が陣取る右翼席中段に突き刺さった。

 開幕3連敗を喫した宿敵に初回から襲いかかった。村中の内角直球を思い切り振り抜いた。「普段通りに甘いボールが来たら打とうと思っていた」今季2本目の先頭打者本塁打は、リーグトップとなる3試合ぶりの5号ソロ。球団史上4位タイとなる11本目の先頭アーチで打線に点火し、2番・亀井の連続弾を呼び込んだ。

 3日で33歳になったリードオフマン。オフは亀井と脇谷を誘って沖縄で自主トレを行った。グラウンドから航空券、ホテル、レンタカーまですべて手配した。オフのトレーニング方法を試行錯誤する後輩にアドバイスを送り、一方で自分自身も刺激を受けた。「体が動く若い選手と一緒にやると、こっちも必死でやるからね」この日は一緒に汗を流した亀井が後に続き、「今日は俺じゃなくてカメでしょう」と自分の事のように喜んだ。

 チームは“TK砲”でたたき出した2点を死守した。1分けを挟み3連勝。ヤクルト戦の連敗も3でストップした。「やられたらやり返す。勝負の鉄則です」試合後、原監督は語気を強めた。

 不振の続く李の打順を5番から6番に下げて勝負に臨んだ。追加点が奪えないなど反省も残ったが、チーム一丸となってもぎ取った白星に意味があった。「ゲーム運びが重い。中押し、ダメ押しという展開ならよかった。ただ緊張感あるゲームを取れたのは収穫です」指揮官は大きくうなずいた。

 投打の歯車がかみ合い、前に進み出した原巨人。高橋由も「勝っていけば流れも変わってくる。今日みたいなゲームで勝てたのは大きい」と手応えを口にした。「3つ、やり返さないとね。まずはそこからです」試合終了後は真っ先にストレッチに取り組んだ。昨季終盤に痛めた腰には細心の注意を払っている。すべては万全の状態で打席に立つため。開幕3連敗の悪夢は自らのバットで払しょくする。

 巨人・原監督「グライシンガーは本来のピッチングではなかったが、ゲームを作れるところに彼の強さを感じる。(5、6番の入れ替えは)監督としてもかなりの決断でした。(打線は)中押し、ダメ押しができれば理想だったが、緊迫したゲームを取れたことは収穫です。(ヤクルト戦リベンジ?)やられたら、やり返すのが勝負の鉄則です」

参照元:スポーツ報知

◆横浜2―1阪神(11日、横浜) 頼れるエースが帰ってきた。横浜の三浦が8回5安打1失点で今季初勝利。132球の熱投だった。「遅くなりました。お久しぶりです」とお立ち台で歓声に応えた。右肩痛で開幕に間に合わなかったハマの番長が、登板2試合目でチームに3勝目をもたらした。

 直球が走らず不安定な立ち上がり。だが、左翼席を埋め尽くした虎党が、三浦の闘争心を呼び起こした。金本が打席に立つたびに大歓声が上がった。「その声で、抑えてやろうという気になった」初回はフォークで空振り三振、3回は内角141キロ直球で見逃し三振。6回も中飛に仕留めた。年は三浦が6歳下だが、金本とは同期入団。金本が初本塁打を打ったのも、1999安打の中で64本と一番多く安打を打っているのも三浦だ。因縁の相手を封じ、笑顔を振りまいた。

 開幕カードで阪神に3連敗した。それを自宅でテレビ観戦したエースは「その場にいなかった自分が悔しくて申し訳なかった」と振り返る。「これからその分も取り返していきたい」ようやく三浦のシーズンが始まった。

参照元:スポーツ報知

◆ソフトバンク3―8西武(11日、ヤフードーム) 今季から1番を打つ片岡が逆転勝ちの立役者だ。5打数3安打2打点。「やっと埼玉西武ライオンズに貢献することができた」と白い歯を見せた。

 初回、杉内の初球、ストレートを中前へはじき返すと、すかさず二盗を決め、先制点に貢献。2点を追う3回には無死二塁から1点差に追い上げる左中間適時二塁打。続く4回には「秘技・おまた抜き」と笑ったピッチャー返しの同点打で、チームに流れを引き寄せた。

 6連勝の後、9日のロッテ戦に大敗したが、再び2連勝。球団最多タイの1試合16三振という“おまけ”はついたが、貯金も今季最多の5とし、ガッチリ首位をキープした。「こういうゲームを取っていくことが大事」と渡辺監督。西武の勢いはまだ止まりそうにない。

参照元:スポーツ報知

◆広島3―7中日(11日、広島) 高く上げた左足に、力強さが宿っていた。初回1死満塁。和田は144キロの真っすぐをバットの芯でたたきつぶした。左翼席に突き刺さる3号グランドスラム。「とにかく強く振ろうと思った結果がホームランになりました」2006年4月21日の楽天戦(盛岡)以来、自身5本目の満塁弾。1点差に詰め寄られた5回1死一、二塁では4号3ランを放ち、自己最多の7打点を稼ぎ出した。

 本来の姿が戻ってきた。5日のヤクルト戦(ナゴヤD)で本塁に突入した際に左ひざを打撲。患部の痛みが引かず、左足を高く上げる独特の打撃フォームに支障をきたした。アイシングや電気治療を重ねても、簡単には腫れが引かない。「昨日の休みでだいぶ調子がよくなりました」10日の阪神戦(甲子園)の中止が恵みの雨となった。

 チームの全得点を稼ぎ出し、通算13打点でリーグトップに浮上した。「今までチームに迷惑をかけていた。やっと勝利に貢献できてよかったと思います」と安どの笑み。開幕から12試合目。名実ともにドラゴンズブルーの一員となった。

参照元:スポーツ報知

 ◆楽天5―4オリックス(11日、Kスタ宮城) 劇的な勝利にKスタが大きく揺れた。本拠地では負けなしの6連勝。延長10回1死二塁から、代打の山下がサヨナラ中前安打で決めた。不敗神話で連敗を6で止め、ナインもファンもスタッフも、沸き上がる歓喜の渦に加わった。しかし、そこに誰かがいない。ノムさんがいない!

 その時、野村監督はトイレでオシッコをしていた。「我慢しきれなくてさ。まさか山下が打つとは思わなかった。たまってたから止まんないんだよ。出てるうちに外がワーッてなって、あ、打ったな、こりゃって…」代打を告げた後、一目散にトイレへ直行。結局ハイタッチもかわさず会見場へ。72歳の老将も初めての珍事に照れ笑いを浮かべるしかなかった。

 殊勲の山下も、指揮官の不在の理由を聞いて「見ててほしかった…」とズッコケた。それでも、自身初のサヨナラ打、お立ち台も初めての晴れ舞台に「監督が気持ちエエときに、ぼくも気持ち良かったから」と満足げだ。試合は9回に同点とされる嫌な展開。だが、終わってみれば劇的な勝利で連敗脱出。「ローテの谷間で勝てたというところに意味がある」と指揮官もうなずいた。

試合前、コリンズ監督に「ウチはきょうから7連勝する。これから上がっていくぞ」と予言していたノムさん。「ロッカーにハイタッチをしに行くよ…」と引き揚げた後ろ姿にうれしさがにじみ出た。みんなが笑ったサヨナラ勝ち。これから反攻に転じる楽天が、大きな弾みをつけた。

参照元:スポーツ報知

◆横浜2―1阪神(11日、横浜) 悲鳴にも似た大声援が逆に、矢となって背中に突き刺さった。1点を追う9回無死の第4打席、マットホワイトの5球目。外角低めへ逃げていくスライダーに、金本のバットが空を切った。両肩へのしかかる、想像を絶する重圧。口を真一文字に結んだその姿に哀愁が漂った。

 6日の巨人戦の第1打席で王手をかけた後、実に15打席ノーヒット。「ボールは見えてる。安藤を援護したかった? いつも思っていること」言葉のやり取りは重く、声色から不機嫌さも感じ取れた。甲子園での達成を逃し、舞台は横浜へ。だが、鉄人と呼ばれる男も焦りを感じるのか。

 初回2死一塁の第1打席は、三浦の外角低めフォークにハーフスイングの空振り三振。3回2死三塁では内角速球に見逃し三振、6回先頭の第3打席もカーブで微妙にタイミングを外され、中飛。はやる気持ちを見透かされたかのようにねじ伏せられた。岡田監督も、その“異変”に気が気でなかった。

 「ボール球をなあ…。本人も打ちたい一心やろうし。ちょっと、ボール球を振りすぎ」全幅の信頼を寄せる4番打者の打撃、好不調に言及すること自体が異例のこと。「2000本狂想曲」に苦しむ主砲に象徴されるように、虎打線も6回以降は3者凡退のオンパレード。5安打1点止まりで、中日に連勝した勢いも吹き飛んだ。

 「足踏みワースト記録」は1975年の江藤(太平洋)、80年の柴田勲(巨人)の17打席連続無安打。どれだけ長引こうとも名声はさびつかないが、指揮官も「はよ、(不振を)抜けてもらわんと」と祈るような口ぶりで言った。記録達成目前での、まさかの事態。ただ1本のヒットに己の全身全霊を傾ける日々が、まだ続く。

参照元:スポーツ報知

◆パイレーツ3―7カブス(10日・ピッツバーグ) カブスの福留孝介選手(30)が、パイレーツ戦に「5番・右翼」で先発出場、初の併殺打を含む4打数無安打に終わった。3打席目に選んだ四球で、開幕からの連続試合出塁を「9」に伸ばし、チームの逆転勝利を呼んだ。

 1点を追う6回、バットを一度も振らずに6球目の外角低めの速球を見極めて四球。続くソトが中越えへ逆転2ランするなど、この回一挙5点を奪って逃げ切った。9回無死一塁での5打席目は、初球のカットボールを打って遊ゴロ併殺打。「打てなくても何かしらのチームが勝つことに手助けができれば」選球眼で5連勝に貢献し、納得した表情を見せていた。

参照元:スポーツ報知

◆ロイヤルズ1―6ヤンキース(10日・カンザスシティー) 松井秀は、05年6月12日のカージナルス戦以来、3年ぶりとなる「右翼」で先発出場した。開幕から9試合連続で出場していた右翼のレギュラー・アブレイユを休ませるのが首脳陣の狙いだった。

 敵地・カウフマン・スタジアムに到着してから、右翼での出場を知った松井秀は試合前の天候は悪いため、シートノックも受けずにぶっつけ本番で試合に臨んだが「基本的には大きな問題はなかったですね」とキャンプ、オープン戦を通じて一度も守っていない位置を無難にこなした。

 前回、3年前に右翼を守った時には、右足首をひねり、途中交代。この日はファウルボールを追って二塁手のカノと交錯、ヒヤリとさせる場面もあったが、大事には至らず。打撃では4回の第2打席で甘いカーブをとらえ、右前へヒット。「あの後に1点が入ったので良かったですね」と勝ち越し点に結びついたことに納得した。11日からは宿敵・Rソックスと敵地で3連戦。好調を維持したまま、昨季王者に挑む。

参照元:スポーツ報知

◆ロイヤルズ1―6ヤンキース(10日・カンザスシティー)【カンザスシティー(米ミズーリ州)10日】ロイヤルズ・野茂英雄投手(39)が1000日ぶりにメジャーのマウンドに帰ってきた。ヤンキース戦に7回から2番手として登板。3回を投げ、4安打2失点の内容だったが、伝家の宝刀、フォークボールで松井秀喜外野手(33)からは三振を奪うなど、2度の対戦でいずれも打ち取った。日本人メジャー最年長出場記録を更新する39歳7か月で復帰した右腕に、地元のファンからも温かい声援が送られた。

 2本の指に自然と力がこめられる。「意識はしていない」とうそぶいても、球筋を見れば一目りょう然だ。9回2死。カウント2―1。野茂は松井に対して、人さし指と中指でしっかり挟んだこん身のフォークを投げ込んだ。この日の65球目は、ベースの前でワンバウンドするボール球。だが、松井のバットは空を切った。左ひざが地面につきそうなくらい大きく体勢を崩したスイングに、落差の大きさが表れていた。

 あれから、ちょうど1000日が過ぎていた。デビルレイズ(現レイズ)に所属していた2005年7月15日以来のメジャー復帰戦は、3点ビハインド、中継ぎでの登板だった。7回。「HIDEO NOMO」の場内アナウンスと大歓声に押され、右翼のブルペンから小走りでマウンドへ。「早くマウンドにあがりたかった」とクールな男が少しだけ熱くなった。

日本人大リーガーのパイオニアとゴジラの対戦は2度、実現した。これまでの対戦成績は10打数5安打1本塁打と松井の圧勝だった。7回2死満塁で迎えた最初の打席。松井に「ストレートのスピードは(以前から)落ちている気はしない。むしろ伸びてきていた」と言わせた直球で追い込むと、最後はフォークで左飛。2打席目ではこの試合で唯一の三振を奪い取り、対決を制した。

 だが、3イニング無失点まであと1人と迫った9回2死。Aロッドとポサダに連続アーチを食った。それでもヒルマン監督は「フォークは3球に1球は甘く入ってしまう球種。2本打たれたが自信を失わず、今日のような投球を続けてほしい」と背番号91をねぎらった。

 すべてはこの日を迎えるためだった。06年に右ひじを手術。手術前は、痛みから右手で500ミリリットルのペットボトルすら持つことができない自分に不安といらだちを覚えた。必死のリハビリから昨オフにはベネズエラのウインターリーグに参加。メジャー復帰の道を模索した。39歳7か月でのメジャー出場は、今季復活したジャイアンツ・藪を超える日本人では最年長記録となった。

 大リーグでの過去11シーズンで中継ぎ登板はわずか2度。152試合連続で先発していた記録が途絶えたが、「毎日、投げられるから」とむしろ楽しんでいる。セットポジションから投げる右腕の、この日の最速は140キロだった。

 トルネード投法の面影がほとんど消えた新フォームには、かつての迫力はない。だが、野茂には制球力と経験がある。マウンドで燃え尽きるまで、野茂の挑戦は終わらない。

参照元:スポーツ報知

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