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◆楽天3-0オリックス(12日、Kスタ宮城) 楽天・田中が3安打無失点で今季初の完封勝利。自身2勝目を挙げた。今季4度目の先発となったマー君は、6回2死までノーヒット投球。変化球を巧みに交えながら、オリックス打線を相手に10三振を奪う力投を見せた。チームも本拠地のKスタで開幕から無傷の7連勝をマーク。勝率5割復帰まで、あと1勝に迫った。
力でねじ伏せた。マー君が最後に選んだボールは直球。木元は外角低め147キロに手を出せず、今季最多タイの10個目の「K」で試合を片付けた。でも、なにか悔しそう。ずれた帽子を直そうともせず上を向いた。「あれは逆球だったんですよ。もっときれいに締めたかったんですけどね…」3安打完封でも妥協しない、恐るべき19歳だ。
昨年6月13日、本拠地での中日戦以来プロ入り2度目、パ・リーグ相手に初めての完封は、ノーヒッターも予感させた。2回無死から4者連続三振など6回2死まで無安打。「(無安打無得点は)あり得ないですよ」カブレラに四球を与えた2死一塁からローズに中前安打を許しても、マー君は記録ではなく勝つことだけに集中。気持ちは乱れなかった。
フォーム修正が生きた。前回5日の西武戦(西武D)は6回を6安打5四死球、4失点と制球難から負け投手になった。「力んで体がぶれないよう意識しました。それがよかったのかな」最速151キロの剛速球だけでなく、スライダーを存分に使ってカウントを整えた。紀藤投手コーチが「あんな投球ができると再認識させてもらった」という快投だった。
頑丈なマー君も、今年は開幕前から腰の張りに悩まされていた。高卒ルーキーがフル回転した影響は小さくなかった。野村監督が期待した中5日プランも回避した。その代わり、中6日で与えられる仕事には全力を尽くす。「マウンドに上がったからには、最後までいたい」と力強い。
ノムさんも「今日はマー君だな。安定感は岩隈と一、二を争う。球場の名前を変えよう。不敗スタジアム。どうだ?」と口が滑らか。孝行息子でマークした本拠地開幕7連勝にゴキゲンだ。これで勝率5割復帰まであと1つ。田中でつけた勢いで、一気に勝ち進む。
参照元:スポーツ報知