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◆横浜3―6阪神(12日、横浜) 子供のように駆けだした。7回、花束を抱えた新井は三塁ベンチから、通算2000安打を達成した金本の立つ一塁へ走り寄った。「おめでとうございます」。自身は初回1死一塁から右翼線二塁打を放ち、1000安打に到達。同時達成に、お立ち台で「運命的なものを感じます」と話し、隣の金本の失笑を、場内の大爆笑を誘った。
阪神入りが決まった昨オフ。感想を聞かれ「とにかく金本さんと一緒にいるっていうことですかね」と話した。一番最初に頭に浮かんだのが、広島時代からアニキと慕う金本の存在だった。
2005年のシーズン中、新井は本塁打王争いのトップを走っていたが、終盤に不調で行き詰まった。「どうしようもなくなって、金本さんに電話したんです」遠征先の宿舎から、深夜だった。「カーテンを開いて、ガラス窓を鏡代わりにして。携帯電話は左肩と首で挟んでバットを握りました」
このとき、新井を猛追していたのが、ほかならぬ金本だった。「自分がホームラン王になってもおかしくなかったのに…。金本さんは教えてくれたんです」最終的に43本の新井が40本の金本を抑えてタイトルを獲得。「真剣に教えてくださいと頼み込めば、必ず応えてくれる。師匠と言えば、やっぱり金本さんです。アニキのすごさ? 僕が言う必要もないでしょう」尊敬の念は、改めて言葉にするまでもなかった。
▼T新井が通算1000安打 阪神・新井貴浩内野手(31)が、12日の横浜5回戦(横浜)の初回1死一塁、寺原から右翼線へ二塁打を放って達成した。プロ野球249人目。初安打は広島時代の1999年5月12日の巨人7回戦(広島)で、ホセから放った。
参照元:スポーツ報知