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◆オリオールズ1―7ヤンキース(20日・ボルティモア) ヤンキースの松井秀喜外野手は「5番・指名打者」で出場、3打数1安打1打点だった。打率3割2分3厘。
開幕からの20連戦が終わり、ヤンキースは21日に今季初の休養日を迎える。
打率3割2分3厘と好調の松井秀は「それなりに充実した毎日を送れた気がします」と連戦を振り返る。右ひざこそ万全でないが、それが逆に「例年以上に気を付けてはいる」という体調管理につながっているという。
この日も好調を維持し、1点リードの4回1死二塁、右中間へ安打を放ち打点を挙げ、22日からの13連戦へつなげた。
松井秀「(20連戦は)それなりに充実した毎日を送れた気がします。二塁打の2打席目の初球(ファウル)がフェアグラウンドに飛ばなくてよかった」
参照元:スポーツ報知
◆広島1―0巨人(19日・広島) 一夜で、貧打の巨人に逆戻りだ。前日(18日)、14安打を放った打線が、広島の39歳左腕・高橋の前に沈黙。唯一のチャンスだった4回無死一、二塁の好機に小笠原が送りバントを決められず、2ストライク後に強攻して二ゴロ併殺打と最悪の結果となった。結局、散発5安打、今季2度目の完封負け。3安打1失点で今季初完投の木佐貫を見殺しにしてしまった。20日、06年8月以来の中4日で先発するエース上原が、イヤなムードを断ち切ることができるか。
天を仰ぎ、奥歯をかみしめた。一塁ベースを駆け抜けた小笠原の表情からは、悔しさがにじみ出ていた。0―0の4回無死一、二塁。送りバントのサインが出たが、2度ファウル。カウント2―1から、打ちにいって二ゴロ併殺打、最悪の結果に終わった。「やることをやらないと、流れはこない。申し訳ない」試合後、ガッツはうつむいたまま、反省の言葉を並べた。
先取点を奪う絶好のチャンスだった。先頭の坂本が5試合連続となる安打を左前へ。続く亀井が2球目、エンドランのサインを空振りするが、捕手・倉からの送球を遊撃・梵がファンブルし、坂本の二盗が成功した。結局、亀井は四球で、好機がめぐってきた。「あそこは(相手のミスで)チャンスをもらった形だった。次の打者が自分を殺して、チームを生かすことを選んだ」原監督に迷いはなかった。
打てない時はベンチが動いて、打線を活性化する。指揮官は常々、そう口にしてきた。伊原ヘッドコーチも「今年のウチの戦いからすれば(バントは)当然だよ」と振り返った。プロ入り以来犠牲バントを決めたことがない小笠原だが、昨年の9月1日、横浜戦(横浜)の8回無死一、二塁でバントし、二塁内野安打にしている。「得点の入る確率の高い作戦と思った」原監督の頭の中では4番・高橋由、5番・ラミレスで得点を奪うシーンが出来上がっていた。
1点を争う投手戦。広島先発・高橋も緩急自在にボールをコーナーに集め、的を絞らせてくれない。だが、この展開を指揮官は想定していた。だから、エンドランを2度仕掛け、動いて勝つ野球を選んだ。1回、一塁走者・亀井、打者・小笠原の場面で試み、小笠原が空振りし、盗塁死に終わった。ベンチの意図に選手が応えなければ、結果は見えてくる。
前夜の14安打快勝から一転した。1番・坂本、4番・高橋由の新打線も一日で、影を潜め、今季2度目の完封負けを喫した。しかし、下ばかり向いているわけにはいかない。20日、上原を今季初の中4日で投入し、流れを引き戻す。
巨人・原監督「きょうは相手の投手にコントロールよく、いいピッチングをされた。ウチの木佐貫も負けずにいい投球をしたが、紙一重のところで1―0になった。(4回の小笠原のバントは)チャンスをもらった形だったから、次のバッターが自分を殺してチームを生かすことを選んだ。得点が入る確率の高い作戦と思った。0点じゃ勝てませんね」
参照元:スポーツ報知
◆ヤクルト4―1阪神(19日・神宮) 阪神打線はわずか3安打。連勝は5で止まった。先発の村中には関本の2安打のみに抑え込まれた。岡田監督は「関本だけ安打が出て、何かつかみ切れなかった。カネ(金本)もタイミングが合わないような空振りだったし」と話した。
唯一の得点は3回。関本が三塁打で出塁し赤星のゴロが三塁手の野選を誘って奪った1点だけだった。
先発の岩田は初回につまずき3失点を献上した。「1回からの失点で流れを悪くしてしまった」と顔をしかめた。
参照元:スポーツ報知
◆ヤクルト4―1阪神(19日・神宮) お立ち台はまだ慣れていない。「1死一、三塁(の場面と同じ)の緊張でした」村中のプロ2勝目は本拠・神宮球場での初勝利。プロ初打点もマークしたヒーローは、はにかんだ。
対照的にマウンドでは堂々たる姿を見せた。初回1死二塁で新井をフォークで空振り三振。金本には最速146キロ直球でバットに空を切らせた。「怖がっていたら投球にならないので、あまり相手は意識しなかった」7回2安打5奪三振で1失点。阪神の連勝を止め、チームの借金生活突入も阻止した。
各球団スコアラーが「井川(ヤンキース)の再来」と評する左腕に、高田監督も「ピンチを堂々と乗り越えられるようになった。間違いなく成長している」と絶賛。そんな周囲の高評価をよそに、村中は「お立ち台で(言葉を)かんじゃいました」と照れた。20歳の左腕は無限の可能性を秘めている。
参照元:スポーツ報知
◆広島1―0巨人(19日・広島) 最後の打者の小笠原を左飛に打ち取ると、厳しい表情が崩れた。高橋はナインと笑顔でハイタッチを交わした。2003年4月13日の中日戦(ナゴヤD)以来となる5年ぶりの完封。「(勝利の)瞬間はあまり覚えていない。気持ちだけは負けないよういきました」お立ち台では目に涙をためて、喜びをかみしめた。
すべての球を低めに集め、絶妙のコンビネーションを見せた。コンビを組んだ倉が「全部の球がよかった。要求した通りの球が来た」と絶賛した。小林投手コーチも「言うことないです」とたたえる抜群の内容の102球だった。チームの連敗も4で止めた。
16日に39歳を迎えた。「年齢? 体力は気にならないよ」マウンドを降りれば優しい父の顔に戻る。登板前日の18日には、2人のまな娘とともに携帯電話の機種変更に出かけた。「11万円もかかってシャレにならないよ。(完封勝利より)娘たちはそっちの方がうれしいんじゃない?」取り囲んだ報道陣を笑わせた。チーム最年長左腕の勢いはまだまだ衰えそうにない。
参照元:スポーツ報知
◆日本ハム4―2ソフトバンク(19日・札幌ドーム) 佐藤の記憶は飛んでいた。2回1死一塁。夢中でバットを振り、叫び声を上げた。「打ったのは真っすぐ。それ以外は全く何も覚えていません。“入っちゃった”って…」観衆の度肝を抜く放物線が、先制2ランとなって右翼席に消えた。プロ初安打が初アーチ。故障者続出の日本ハム貧打線の救世主は7年目の苦労人だった。
「見捨てないで使ってもらって感謝してます。本当に感謝してます」涙声のお立ち台に球場は拍手に包まれた。右肩痛などで長い2軍暮らしを経験したが、15日に1軍初昇格。プロ初スタメンで大場の直球に6年間の思いをぶつけた。
闘将の言葉に奮い立った。昨夏のプレ五輪。日本代表の星野監督から「オレの野球は“迷ったら前に出ろ”だ。結果は全部オレが受け入れる」と哲学を注入され、積極性の大切さを学んだ。同大会では打率5割3分8厘。首位打者に輝き、金メダル獲得に貢献した。この日も「ストライクを3球振ろう」と積極的な打撃が実を結んだ。
ゴリラ似の顔立ちで、あだ名は「ゴリ」。長距離砲として期待され、松井(ヤンキース)と同じ背番号55を与えられた。梨田監督が「本当に純粋でマジメ」と評する佐賀出身の24歳。首位西武に0・5差と迫った日本ハムの“がばい”実直なゴジラならぬゴリラがブレークの時を迎えた。
◆佐藤 吉宏(さとう・よしひろ)1983年6月20日。佐賀県生まれ。24歳。鳥栖高では3年春に甲子園出場し、高校通算40本塁打。01年ドラフト4巡目で日本ハム入団。昨夏はプレ五輪日本代表の主力として活躍した。昨季まで6年間で1軍経験はなし。183センチ、85キロ。右投左打。
参照元:スポーツ報知
◆エンゼルス5―4マリナーズ(18日・アナハイム) マリナーズのイチロー外野手は「1番・中堅」で出場、4打数1安打。内容は二ゴロ、城島健司捕手は「7番・捕手」で出場、3打数無安打。
マリナーズの先発ナックル投手のディッキーに対し城島は不規則に変化する魔球をそつなくこなした。
三塁に走者を置く場面が3度あったが「あえて(勝負どころでは)全部ナックルを要求した」。暴投と捕逸は一度もなかった。
城島「ナックルボール投手ディッキーが先発)ナックルさえ捕れれば、という気持ち。容易じゃなかったけど、彼の持ち味は殺すまいと思ってリードした」
参照元:スポーツ報知
◆オリオールズ8―2ヤンキース(18日・ボルティモア) ヤンキースの松井秀喜外野手(33)が、オリオールズ戦でプロ入り後、自身初の1試合2死球を受けた。2回にオ軍先発カブレラの156キロを右ひじに食らい、6回には151キロの速球が左太ももを直撃。試合にも敗れて、踏んだり蹴ったりの一日となった。
「1つ目はかすっただけ。太ももはまだ痛い。コントロールミスだと思うけど、カブレラの球はやめて欲しいね」対戦打率3割6分7厘と相性のよかった速球派右腕からの厳しい内角攻め。試合後、古傷のひざではなく、太ももをアイシングしながら苦笑いした。
2個目の死球後、一塁手のミラーから「もう少しで大事な所(急所)に当たるところだったな」と塁上で冷やかされ、「俺のは小さいから大丈夫」と答えて笑わせたという。当たった個所も大事には至らず、肉体の強靱(きょうじん)さを見せつけた。
4回、2死二塁からの右前安打は右翼手の好返球で走者の生還を阻止され、打点を逃した。この日から球場には球宴ファン投票の投票用紙が置かれたが、松井は左翼ではなくDHでノミネート。Rソックス・オーティズらライバルが多いが、好調なバットで集票したいところだ。
参照元:スポーツ報知
◆アストロズ5―11ロッキーズ(18日・ヒューストン) アストロズの松井稼内野手がDLから外れて、本拠地ミニッツメイド・パークにア軍の一員として初お目見えした。昨年、日本人野手は7人。福留孝介外野手がカブス入りした今季、この日、史上初めて8人の野手がそろって出場したことになる。
臀部(でんぶ)を痛めて開幕から欠場していた。試合前、「戻って来られてエキサイトしている」と話していた松井は「2番・二塁」で先発出場。過去4年間、シーズン初打席は本塁打、本塁打、本塁打、四球だったが、今季もじっくり選球して四球で出塁。バークマンの二塁打で三塁に進み、4番リーの遊ゴロで生還。「初打席出塁&得点」は5年連続と伸びた。
2回にも四球で出塁、相手のボークを誘った。盗塁こそなかったが、昨年、リーグ13位の65盗塁だったアストロズに、32盗塁(失敗4)した松井稼の足が大きな力になることを示すような滑り出しだった。
球団は3年総額1650万ドル(約17億円)のオファーを出した。常に全力プレーでチームを引っ張り、通算3060安打、414盗塁をマークして現役引退したアストロズ史上最高の選手、クレイグ・ビジオ内野手の再現を期待してのことだ。クーパー監督も「彼の昇格で我々の(打線の)ピース(部品)が埋まった。彼は盗塁だけでなく、積極走塁の方法を知っている。相手を混乱させる選手だ」と、その存在を大きく買っている。
試合後、「まだ100(%)ではない。試合に出ながら、徐々に(本調子に)近づけていきたい」と松井稼は話した。チームは現在、6勝11敗と出遅れている。ロッキーズ時代の昨年、先発出場した試合は57勝39敗(先発を外れると37勝34敗)だったKAZが、戦列復帰してア軍の快進撃を引き出せるのか注目だ。
参照元:スポーツ報知
◆レッドソックス11―3レンジャーズ(18日・ボストン) レッドソックス・松坂大輔投手(27)が、レンジャーズ戦でア・リーグ単独トップとなる4勝目(0敗)を挙げた。5回1/3を投げて5安打3失点と苦しんだが、味方の大量援護に助けられた。日本人投手としては04年、ドジャースの石井一久投手(現西武)以来の4月4勝となった。また、故障者リスト(DL)入りしていたアストロズ・松井稼頭央内野手(32)が復帰、本拠でのロッキーズ戦で今季初出場を果たした。
開幕から無傷の4連勝。しかし、敗戦投手のような顔で、松坂は試合後の記者会見に臨んだ。「前回同様、ゲーム展開から言ってももっと投げなくちゃいけない。球数、という問題を持ち出されること自体が問題」6回途中、101球での降板について米国メディアから問われると、右腕はそう吐き捨てるように言った。
自分への怒りを抑え切れなかった。前回、13日のヤンキース戦では序盤から大量7点という味方打線の援護を受けて、5回4失点という内容でも勝利投手に。この日も3回、相手に先取点(1点)を許したが、その直後、主砲・オーティズの今季初の満塁弾、4回にも一挙、5点を奪う援護を受け、5回1/3で3失点でも白星を手にした。
「2戦ともチームは勝ちましたけど、(自分の投球で)迷惑をかけた感じ。申し訳ない」と全く納得していない。カウントを有利にしながらもたつき、安打、四球を許す場面があった。胸を張れる内容ではないが、開幕から4連勝。4月の4勝は日本人投手では04年のドジャース・石井以来で、勝利数、奪三振数(28)はリーグ単独トップだ。
女房役・バリテックが体調を崩しながらも試合を乗り切ってくれた。6回、ブレイロックに右越え2ランを許して降板。すると、フランコーナ監督は試合後、「5回95球で終わらせるつもりだったのに続投させた。そのために本塁打を打たれた。悪いのは私」とかばった。
文字通りチームに支えられての連勝。「今日も感覚のズレが多かった。僕自身、何とかしていかないと…」次回登板となる23日のエンゼルス戦こそ、真のエースらしい投球を披露することを誓った。
◆オーティズ満弾 ○…レ軍を勝利に導いたのは、開幕16試合で打率1割1分1厘、4打点、1本塁打と不調だった主砲のひと振りだった。1点ビハインドの3回、2死満塁でオーティズが自身通算8本目となる2号満塁弾。ベンチでは仲間の手荒い祝福が待っていた。「オレのチームメートは最高。いろいろと言われているけど、要はシーズンが終わった時だ」と今後の巻き返しを誓った。
参照元:スポーツ報知
◆カブス13―1パイレーツ(19日・シカゴ) カブスの福留孝介外野手は「5番・右翼」で出場、3打数1安打1打点だった。打率3割1分7厘。盗塁を一つ決めた。
3回、カブスがリードを4点とした後の1死一、二塁。二塁走者の福留が「ここでいけたらいいな」と考えていたところに重盗サイン。重盗は捕手の悪送球を呼び、福留はホームイン。選手とベンチの思惑が一致しての得点に「そういうときはいいものが出る」と喜んだ。
6回1死満塁の4打席目は、押し出し四球を選び、打点を挙げた。だが、「いいところが一つもない」と、安打はやや体勢を崩しての右前打1本。
前日に自打球を当てた右すねや、できもので腫れた右まぶたは打撃に影響していないというものの、すっきりしない表情だった。
福留「(重盗で初の三盗)ここでいけたらいいなと思っているところでサインが出た。そういうときはいいものが出る。(打撃は)いいところが一つもなかった」
参照元:スポーツ報知
◆広島1―5巨人(18日・広島) 原監督が貧打にあえぐ打線にメスを入れてチームを連勝へ導いた。アーチ量産の高橋由を4番に起用し、代役の1番に坂本を据える新オーダーで広島・大竹を攻略。4回、坂本、亀井の1、2番コンビの連打などで3点を先制すると、7回にも坂本の適時打などで2点を追加。2人で6安打するなど、14安打の猛攻で今季初めて本塁打なしで快勝した。6回途中1失点の高橋尚が今季初白星。ようやく投打の歯車がかみ合い、原巨人の逆襲が始まる。
打線に関する質問が報道陣から矢継ぎ早に飛んだが、原監督は言葉を探していた。その間、三塁側ベンチから左翼ポール際まで歩を進めた。「前向きに、攻撃的に動いたということです」そう切り出し、帰りのバスの前で立ち止まった。「全体的に躍動感のある、今シーズンのベストゲームでした」フレッシュコンビが活躍し、主導権を一度も渡さなかった試合に、最大級の賛辞を贈った。
もう、我慢できなかった。開幕以来、湿りっぱなしだった打線に大ナタをふるった。「打線が機能せず、自分たちのやりたい攻撃的な野球ができない。活性化させないといけない」と考えていた指揮官が動いた。トップバッターの高橋由を4番に置き、1番に坂本を抜てきした。これがズバリとはまった。亀井との「新1、2番」は、チームに新たな息吹を吹き込んだ。
相手の失策で先制した後の4回2死一塁から、坂本が右前打、亀井は左翼フェンス直撃の三塁打で2点を追加した。坂本は7回2死三塁、5点目のタイムリーを放った。83年の吉村(現2軍監督)以来となる10代1番は「思い切っていけ。積極的にボール球でもいいから振れ」との指揮官のアドバイス通り、全打席でファーストストライクを叩き、5打数3安打1打点と最高の結果を残した。亀井も負けじと4打数3安打1犠打2打点。2人の活躍が呼び水となり、9試合ぶりの2ケタ安打となる14安打5点の完勝だった。
ヒーローインタビューでは1、2番が並んだ。青森・光星学院高1年以来の1番に座った坂本は打率3割5厘となり、規定打席に達している選手の中ではチームトップに立った。「自分の打撃を変えるつもりはなかった。フレッシュなプレーを2人で見せていきたい」と視線を2番に移した。
試合前に「1、2番で盛り上げていこうぜ」と坂本に声をかけた亀井は「タイムリーはベンチから『どっしり構えていけ』という監督の声が聞こえたから、地に足をつけて打てました。これからも塁に出るだけです」と打率は3割8厘まで上がったが、おごりはなかった。
守護神クルーンが抜けた継投も、6回途中から4投手が完封リレーで逃げ切った。名古屋でクルーンを8回途中から投入したのに続き、原監督が「動いて」もぎ取った連勝劇だった。坂本の話題に「手前みそになるから、みなさんが評価してください」と称賛を避けたが、18試合目での最高の勝利をきっかけに、ビッグウエーブ到来の予感が漂っている。
巨人・原監督「(打線が活性化したが)前向きに、攻撃的に動いたと解釈してください。全体的に躍動感のある、自分としては今シーズンのベストゲーム。(高橋尚の交代は)代えることが勝つ上で正しい道だと思った。(継投は全員でカバー?)そうですね。きょうみたいに主導権を握っていけば、自分たちのスタイルで戦える」
参照元:スポーツ報知
首位を走る西武の渡辺監督が19日からKスタで対戦する楽天を「そろそろ負けるころでしょ」と挑発した。相手は今季本拠地で8勝0敗と不敗だが「全然嫌じゃない。むしろ闘志をかきたてられる」とニヤリ。打線はクリーンアップの中島、ブラゼル、G・G・佐藤が好調なだけに「2つやったら1つは勝てるからね」と自信満々だ。
もちろん百戦錬磨の野村采配への警戒も怠りない。「野村さんは負けていても仕掛けてくるのが分かった」。これまでも終盤に接戦に持ち込まれているだけに気は抜けないが「采配で決まる試合なんてそうないよ」と選手を信頼していた。
参照元:スポーツ報知
◆ヤクルト2―6阪神(18日・神宮) 1点、また1点とスコアボードに得点が刻まれた。ポイントゲッターの新井、金本は「小休止」だったが、前後を固める脇役たちが十分に補った。
勝利を決定づけたのは、矢野だ。1点を勝ち越した5回無死満塁。中前へ2点適時打を放った。「初タイムリー? 今季初めてと言われるとさみしいけどなあ。打ててよかったですよ」今季の出場15試合目、50打席目にして初の適時打だ。
ダメ押し点を生み出したのは、2番・平野。4―1の8回1死二塁から、右翼線への適時二塁打。今季17試合目、こちらは69打席目で初タイムリー。岡田監督も「どこからでもチャンスを作る流れができている」と、雨中のゲームを左うちわで見守った。今季2度目の5連勝。貯金を11とし、開幕7カード連続勝ち越しに王手をかけた。
参照元:スポーツ報知
日本ハム・中田翔内野手(18)に、首脳陣からのダメ出しが相次いだ。中田は17日の練習に遅刻し、球団から外出禁止1か月の厳罰が下された。梨田昌孝監督(54)は18日「社会の中で許されることではない。自覚が足らんね」と苦言を呈した。
中田は前日、午前10時30分開始で鎌ケ谷で行われた全体練習に10分遅刻。外出禁止のほか、約10万円の罰金が科された。梨田監督は「次をどうするかだ」と反省を促し、山田GMも「野球以前の問題。このままだと周りは誰も中田に近づかなくなってしまう」と厳しい見方をした。
18日のイースタン・ロッテ戦は雨で中止。午前10時30分から鎌ケ谷で練習を行ったが、中田は時間通りに現れた。1か月の外出禁止という期間について「長いと思うけど、こんなもんじゃないですか」と重大さを理解していた。
参照元:スポーツ報知
左ひざ半月板を損傷し、開幕からリハビリを続けていた楽天の大学・社会人1巡目、長谷部康平投手(22)=愛知工大=の戦列復帰スケジュールが18日、明らかになった。来週中のシート打撃登板が決定。早ければ5月上旬にイースタン・リーグでの実戦復帰。2、3試合の登板で問題がなければ、最短で6月中に1軍入りする。
手術を回避した左ひざの経過は良好で、12日にはけが後、フリー打撃に初登板。2度目の登板は来週中に予定されている。高村育成担当コーチは「走るメニューも通常通りにできるようになっている。あとは細かい実戦の動きで不安がないかを確かめる段階」と順調ぶりを口にした。
楽天の投手陣は現在好調だが、唯一の不安は先発左腕がいないこと。紀藤投手コーチは「上で使うなら先発。中継ぎや抑えは後からでもできる。大きく育てたい」と話した。北京五輪代表の1次候補にも選出された長谷部は「こんな状態で選ばれてうれしい。1日でも早くけがを治したい」と復帰へ向けて意欲的だ。
参照元:スポーツ報知
◆日本ハム3―1ソフトバンク(18日・札幌ドーム) ダルが再びエース対決を制した。日本ハム・ダルビッシュが今季4度目の開幕投手対決となった杉内との投げ合いで、3安打1失点(自責0)の無四球完投勝利。2回以降は走者を1人しか許さずハーラー単独トップの4勝目を挙げ、チームの連敗を3で止めた。開幕4連勝の右腕は防御率、勝利数、勝率、完封数、完投数でリーグトップ。無敵のエースの快進撃が止まらない。
ダルビッシュは笑っていた。9回2死。鶴岡が捕邪飛を落球した瞬間、クールな表情が初めて崩れた。汗一つない涼しい笑顔は余力の証明だった。3安打1失点完投で杉内に投げ勝ち、12球団単独トップの4勝目。「エース相手に勝つのが僕の仕事。勝つ自信はありますし、これからも勝っていきますよ」マウンドに仁王立ちした真のエースが、今季4度目の開幕投手対決を制した。
アクセルを自在に操った。初回、失策絡みのピンチで柴原に適時打を許し今季本拠地初失点を喫したが、2回以降は被安打1。「リードされてる方が投手は楽だなと感じた」と気楽な精神状態だった。直球は制球重視。カットボールで凡打を誘った。150キロ超はわずか1球(152キロ)。力任せの投球が目立った昨年と比べ、梨田監督は「力感を出してないが、しなやかで伸びやか」と成長を感じ取った。
7回にスレッジが勝ち越し弾を放つと、ダルビッシュは「勝った」と確信した。リードした8回は省エネ投球から急変。3者連続三振で敵の戦意を奪った。9回にも2三振を奪い、103球、10奪三振で今季初の無四球完投。防御率も岩隈(楽天)を上回り、投手5部門でトップに立った。
“師匠”の復活に刺激を受けた。昨オフ合同自主トレを行い、フォーク、スプリットを伝授された野茂(ロイヤルズ)が3年ぶりにメジャー復帰。テレビ観戦できない時も携帯電話で投球内容をチェックしている。「何かを伝えようとしている。すごく励みになります」と39歳になって戦い続ける姿に鼓舞されている。
試合時間は2時間18分。チームの3連敗を止めたエースは「あしたデーゲームですし、早く帰って早く寝ようということです」と締めくくった。次回登板は中5日で24日オリックス戦(札幌D)が濃厚。V3を目指す日本ハムの中心に、ダルビッシュがいる。
参照元:スポーツ報知
◆カブス3―2パイレーツ(18日・シカゴ) カブスの福留孝介外野手は「5番・右翼」で出場、4打数1安打だった。
福留が0―1の4回、この日の2打席目、先頭打者でメジャー初の三塁打を放った。内角への初球がシュート回転して真ん中に入ったところをとらえ、中堅手の頭を越える大きな当たりだった。
背走する中堅手が1度はグラブに当てながら取れなかった。これを見て三塁まで走った福留は笑顔は見せなかった。
福留「(1点差勝ち)勝てる試合をしっかり取るのは大事。(三塁打は)打ち損じ。まだまだ思っているところではとらえていない」
参照元:スポーツ報知