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巨人・内海哲也投手(25)が台所事情の苦しいリリーフ陣を救うため、究極のフル回転を誓った。21日、東京・よみうりランド内のG球場で先発陣の練習に参加。先発予定の22日の横浜戦(宇都宮)で完投を狙うと宣言した。週末には、今季初となる中4日で27日の阪神戦(甲子園)での先発が濃厚。豊田、クルーンが不在の救援陣のピンチを、タフネス左腕を中心とした先発ローテ5人で乗り切る。
いつもの明るい表情が頼もしかった。沈みがちなチームの雰囲気を、内海なら変えられる。「いつも最後まで投げたいと思っている。1人で最後まで投げたいですね」22日の横浜戦へ向けてG球場でブルペン入り。36球を投げた左腕が、力強く言い切った。
G投の危機を救う。守護神のクルーンは、祖母の葬儀に参列するため18日から米国へ帰国中。23日までチームに合流できない。20日には、セットアッパーの豊田が急性腰痛で登録を抹消された。かつてないほど、救援陣は手薄だ。「自分がリリーフの人たちを助けたいと思います」9日の横浜戦(横浜)は8回を1失点に抑え、今季初白星を挙げた。今回は完投を狙う。
フル回転は止まらない。台所事情が苦しいため、リリーフ陣を1人減らして先発へ回すことは困難。尾花投手総合コーチは「言えるわけないでしょ」と明言を避けたが、上原が中4日で先発した先週同様、当面は開幕より1人少ない5人のローテ投手で乗り切ることが予想される。内海も中4日で、27日の阪神戦での先発が濃厚となった。
「長いシーズン、いろいろとありますから。(短い登板間隔は)去年もありましたし。大丈夫です」と左腕は胸を張った。昨季の2度の中4日では、1勝0敗。9月19日の阪神戦(甲子園)で、頭部に死球を受けながら7回1失点に抑え、優勝を引き寄せる白星を挙げた。昨季、阪神戦は3勝1敗。「虎キラー」が好調の首位チームを叩く。
ほかのローテ投手も思いは同じだ。グライシンガーは「僕はどんどん投げたいタイプ。そっちの方が多く投げられて楽しい」と、短くなる登板間隔を大歓迎。高橋尚も「いつも、1イニングでも投げたいと思っている。完投できれば一番いい」と、リリーフ陣のサポートを誓った。
完投&中4日。チームNO1のタフネスを誇る内海だから可能性はある。若き左腕の驚異的なフル回転で、巨人が巻き返しに転じる。
参照元:スポーツ報知
右太もも裏の違和感を訴え、2軍で調整しているソフトバンクの大村が22日、ウエスタン・リーグの中日戦(ナゴヤ球場)で実戦に復帰した。
大村は「3番・左翼」で先発出場し、2打数無安打だった。王監督は「守備に就いたのは、朗報だね」と話した。
参照元:スポーツ報知
中日の山本昌が22日、ウエスタン・リーグのソフトバンク戦(ナゴヤ球場)に先発し、5回3失点7奪三振という内容だった。
先発した2日の巨人戦で背中の張りを訴え、2回途中に降板。7日に出場選手登録を外れて以来の実戦だった。200勝まであと7勝の左腕は「とりあえず、体が平気だったのは良かった。ストライクゾーンがぼやけていた感じだったが、次はもっとしっかり投げられると思う」と意欲を示した。
参照元:スポーツ報知
ロッテの高卒ルーキー唐川(千葉・成田高)が1軍の練習に初合流した。大型連休にかけて試合日程が過密になるため、中田(日本ハム)由規(ヤクルト)に先駆けて1軍デビューする可能性もある。
2軍では最速147キロをマークして初勝利を挙げるなど「自分の球がいっていた」とプロでの手応えも感じている唐川。「それなりに準備はできている。先発? いつ言われてもいいつもりで」と意欲を見せた。
参照元:スポーツ報知
日本ハムの中田翔内野手(19)が、予告通りのバースデーアーチを放った。19歳の誕生日を迎えた22日、イースタン・リーグ巨人戦(鎌ケ谷)に「4番・三塁」で先発出場。第1打席に姜建銘から左中間の防球ネット最上部に特大アーチを運んだ。
「区切りでもあるし、思い切りやりたい」と意欲を見せていた誕生日弾を有言実行。3月23日のロッテ戦(鎌ケ谷)以来、約1か月ぶりの今季2号に笑顔を見せていた。
参照元:スポーツ報知
◆ブレーブス6―1ドジャース(20日・アトランタ) ドジャースの黒田博樹投手(33)はブレーブス戦に先発。6回2失点と粘りの投球を見せたが、打線の援護がなく2敗目を喫した。
投げたツーシームは、真ん中へ抜けた。乾いた音に、黒田の顔はゆがんだ。1―1の同点で迎えた5回、先頭打者・ジョンソンにカウント0―1からの2球目を、右翼席へ勝ち越し弾を運ばれた。
ストライクゾーンの隅を突く、いつもの制球力がなかった。ボールが先行したことで敬遠した2つを含めると、自身最多の4四球。「時差で大変なこともあるが、それには対応していかないと」黒田は今季4度目の登板で初めて、本拠と時差のある敵地での戦いを振り返った。午後1時38分に始まった試合は、本拠ならまだ午前10時38分。体は思うように動かなかった。
それでも先発として、気持ちで投げた。5回までに101球を投げていたが、首脳陣に「大丈夫です」と伝えて6回のマウンドへ。「長く投げればチームも助かる」連戦での中継ぎ陣への負担を減らすため、118球で6回を投げきり、7安打されながらも2失点の粘投を見せた。
だが、今のド軍は右腕をバットで援護できない。ブ軍との3連戦はいずれも1点しか奪えず、この日も10人の打者が走者得点圏で打席に立ち、1度も得点につなげられなかった。トーレ監督も「イライラする。でも打って、何点か取るようにしなきゃ、としか言いようがない」とため息をついた。
「今日も勝つには十分の投球だった。彼は試合を作るから、勝つチャンスがある」指揮官は、登板4試合いずれも自責点3点以内ながら、この日2敗目を喫した右腕をねぎらった。「まだシーズンは始まったばかり。粘り強く、こういう投球を続けていけば、いつか勝ち星はついてくる」黒田はチームを信じて、マウンドに上がる。
参照元:スポーツ報知
◆オリオールズ1―7ヤンキース(20日・ボルティモア) ヤンキースの松井秀喜外野手(33)がオリオールズ戦に「5番・DH」で出場し、4回に貴重な追加点を呼ぶ適時二塁打を放ってチームの連敗を3で止めた。6回にアレックス・ロドリゲス内野手(32)が右太ももを痛めて途中退場。次戦の出場は微妙な状況で、ゴジラが22日のホワイトソックス戦から今季初の4番に抜てきされる可能性が高まった。
37分間の降雨中断を2度挟んだ試合を制し、松井はベンチからマウンドへと駆け寄った。「スイープされなかったという意味では大事な勝ち」。同一カード3連敗の阻止に貢献した背番号55は、ナインと4日ぶりの勝利をたたえ合った。
前日の6番から5番に復帰して快音を響かせた。1点を先制した直後の4回、1死二塁。136キロ直球を右中間へはじき返す適時二塁打。先発トラクセルには過去10打数無安打。天敵からの初安打は5試合ぶりとなる打点のおまけがついた。今季打率3割のナイターに対し、デーゲームは打率4割。太陽の下でスイングは鋭さを増している。
6回、アクシデントがヤ軍を襲った。ロドリゲスが三ゴロで一塁に走った際に右太ももの前部を痛め、そのまま退場。Aロッドは「高校時代に痛めたことのある個所。痛みと張りがある」と話し、ジラルディ監督は「簡単なものではない。明日の状態を見てみないと」と今後の起用に慎重な姿勢を見せた。
主砲欠場となれば、昨年の4番経験者で今季好調を持続する松井が代役として指名される可能性は高い。手術した右ひざは「まだ完ぺきでない」状態だが、「例年以上に気をつけている」という体調管理でコンディションは上々。「Aロッドがいるのといないのでは違う。誰も代わりはできない」というものの、候補の筆頭に名前が挙がるのは間違いない。4番に抜てきされれば、決勝アーチを放ってチームを勝利へ導いた昨年7月5日のツインズ戦以来となる。
試合後は次の遠征地シカゴではなく、ニューヨークへと戻った。開幕からの20連戦を終えたが、1日の休養日を挟んで22日からは13連戦が始まる。愛妻の元でつかの間の休息を取り、再び試合漬けの日々に出る。
参照元:スポーツ報知
◆アストロズ10―3パドレス(21日・ヒューストン) アストロズの松井稼頭央内野手は「2番・二塁」で出場、5打数2安打2得点。
パドレスの井口資仁内野手は「8番・二塁」で3打数1安打だった。安打は7試合ぶり。
前日2安打の松井稼は1回、無死二塁で、狙いすましたようにバントを三塁線に転がし、投前内野安打で出塁。この揺さぶりが功を奏し、その後、打線が連打を浴びせ5点を先制した。2回も先頭で右前打し、テハダの左越え本塁打で生還。
前日の松井稼の逆転打に「これで打線が目覚めてほしい」と期待していたクーパー監督。まさに松井稼効果で、強力打線が息を吹き返した。
松井稼「第1打席のバント安打は(進塁打狙いで右方向に)引っ張るのも簡単だが、こういうこともやるというのを見せたかった。後ろにあれだけの打者がそろっているので、別に大きいのは必要ない。相手に何をしてくるのかと思わせるのが、自分にとってプラスだと思う」
井口「(先発のオズワルトは)相性のいい投手だったので、調子は悪かったが、何とか食らいついていこうと思っていた。(今季初の8番は)逆にチームが気を使ってくれて打ちやすい打順にしてくれた。いい形でヒットが出てよかった。ほっとしました」
参照元:スポーツ報知
◆カブス7―1メッツ(21日・シカゴ) 右まぶたの腫れで20日の試合を欠場したカブスの福留孝介外野手は「5番・右翼」で出場し、4打数2安打だった。
試合前はサングラスをかけての練習だったが、ばんそうこうはなし、ファンに元気な姿を見せた。
打席では、粘りの打撃を披露した。福留はこれまで1打席平均で投手に4・5球以上を投げさせている。この日は1打席目こそ4球で倒れたが、2打席目は6球、左前打した3打席目は9球目を打った。そして1点差の8回無死一、二塁の好機はこの日最多の10球。リードを広げたい場面で外角直球を左前に運び、大量点のおぜん立てをした。
福留は「少なからず情報はもらっているし、自分の中で(投手の)イメージはつくれる」と、2ストライク後も動じずに好球を待てた理由を説明したが、多く投げさせていることには「とらえきれなかっただけ」。打席同様、試合後も冷静そのものだった。
福留「(右まぶたの腫れは)きのうは視界に少し入った。きょうはそれがなかった。(粘った末の2安打は)それまでとらえ切れなかっただけ」
参照元:スポーツ報知
◆広島5―4巨人(20日・広島) 上原が勝てない。15日の中日戦(ナゴヤD)から中4日で先発したエースが、またも乱調だ。初回に小笠原の4号2ランでもらった援護を守れず、5回を7安打4失点でKO。打線も2回以降、広島先発・ルイスの前に無安打。8回に古城が横山から2号2ランを放って1点差とし、なおも無死一、二塁の好機に亀井がバントを失敗…。投打に元気がなく今季8度目の逆転負けで5位転落。G党の嘆きを、選手はどう受け止めるのか?
唇をかみしめ、スコアボードを見上げた。自己ワーストの開幕3連敗。ベンチを出た上原が、言葉を絞り出した。「すべてにおいて、どうにかせんとね」紛れもない本音だった。
踏ん張れなかった。2点リードの2回、1点を失い、5回に崩れた。1死一、三塁からフォークが落ちず、東出に右前に落ちる適時打を許した。けん制で何度も間合いを取った。本来の小気味よいテンポが消える。その後の1死一、二塁で抜けたフォークをアレックスに叩かれた。「前回と変わらず、本調子じゃなかった。5回からフォークも落ちなかった」捕手の阿部も思わず天を仰いだ。犠打を挟んでの4連打などで、この回3失点。エースは、またリードを守れなかった。
上原だから周囲の目は厳しくなる。5回、82球を投げて7安打4失点。開幕からの4試合中、試合を作れなかったのは15日の中日戦だけだ。しかし、4試合すべてでリードをフイにしている。伊原ヘッドコーチは「今の状態じゃ柱じゃないでしょ。お前さん(マスコミ)たちが4、5年前の上原を追い求め過ぎ」と手厳しかった。
15日の中日戦は4回0/3で6失点KO。古傷のある左足が気になり、球に体重が乗らなかった。18日の練習では尾花投手総合コーチの指導を受けた。「何もないよ」と言ったが、左足を上げて地面に着くまでの体重移動を入念にチェックした。06年8月6日の横浜戦以来、自身5度目となる中4日のリベンジのマウンド。3回からは無走者でもセットポジションで投球するなど試行錯誤したが、結果は出なかった。
原監督は3回終了時、ベンチで直接、上原にゲキを飛ばした。何としても勝ち星を付けたかった。「非常に本人も戦っているし、今までジャイアンツは上原にたくさん助けられてきた。何とかきょうの上原を助ける展開にしたかった」と打線の奮起を求めた。初回の小笠原の2ラン以降、広島先発・ルイスの前に7回まで死球の阿部を出しただけ。古城が横山から放った2ランで1点差に追い上げた8回、さらに無死一、二塁と流れをつかみかけたが、亀井が送りバントを失敗。前日の小笠原に続く痛恨のミスに、反撃ムードは一気に消滅。2カード連続の負け越しとなった。
上原は万全ではない。1度、先発を飛ばすなどの再調整について聞かれた指揮官は「彼は乗り越えますよ」と一笑に付した。信頼は揺るがない。シーズンはこれからも続く。次回こそ、真価を証明して見せる。
巨人・原監督「今までジャイアンツは上原に助けられてきたし、今日は上原を助けてあげるような展開にしたかった。3、4回は(調子が上向く)兆しがあったんですが、もうひと踏ん張りだね。(今後も先発?)もちろんです。(リフレッシュは?)何、言ってるの。彼は(壁を)乗り越えますよ。チーム全体がもう少しだね。全員で超えなければ いけない山がある」
参照元:スポーツ報知
◆横浜1―3中日(20日・横浜) 何度も危機を招きながら、吉見は必死に耐えた。大きな波にのみ込まれそうな緊張感。「打者一人一人に集中して投げることだけを考えていました」先頭打者を4度も出塁させながら、6回7安打1失点で無傷の3勝目を挙げた右腕は、ホッとした表情を浮かべた。
5回2死三塁、仁志に右前適時打を許し、開幕から続いていた無失点記録は24イニングで途切れた。緊張の糸が切れたようになお一、二塁とピンチを広げたが、4番・村田を146キロの直球で空振り三振に仕留めた。
23歳の成長株の勝利を、豪華リレーでアシストした。7回からは先発要員の左腕・小笠原が登板。2イニングを1安打、3奪三振で守護神・岩瀬へとつないだ。「吉見の白星の権利を消したらいけない」と小笠原。中継ぎ陣を休ませる、中日ならではの継投策が決まった。
球団記録の3試合連続完封は逃したものの、今や計算できる先発ローテの一角へと成長した吉見。「一試合一試合、必死に投げるだけです」このがむしゃらさがあれば、快進撃はまだまだ続く。
参照元:スポーツ報知
◆イースタン ロッテ6―3日本ハム(20日、ロッテ) 日本ハム・中田がイースタン、ロッテ戦(ロッテ浦和)に「4番・三塁」で先発出場。2試合連続で4番に座り、4打数1安打2三振だった。3安打した19日のロッテ戦に続き、「いい感じでは打てています」と手応えをアピールしたが、変化球に対応できず、空振り三振するなど「まだ完ぺきではない。守備も走塁でもやることがある」と、水上2軍監督は厳しかった。
参照元:スポーツ報知
◆楽天3―4西武(20日・Kスタ宮城) 甘い球は迷わずスタンドにぶち込む。初回、2死二塁。田中の初球、147キロの直球が真ん中高めに入ってきた。ブラゼルが思い切り振り抜くと、打球は中堅へ伸びて行った。「芯は外れたけど、風に助けられたよ」24試合目で両リーグ最速となる10号。マー君の出はなをくじき、チームの首位キープに貢献。渡辺監督も「あの一発は大きかったね」と手放しでたたえた。
試合前からいいこと続きだった。球場入りする前、故郷アラバマに住む大親友に待望の第1子が生まれたと連絡が入った。「一番の友達だから、何とか打ちたかった。この本塁打をささげたいね」。さらに打撃練習中、大好きな地元出身の人気カントリー歌手、ハンク・ウィリアムス・ジュニア(58)の歌が球場のスピーカーから聞こえてきた。たまたま曲がかかったのだが、腰を振りながら「イェーイ!」と何度も笑った。気分は最高潮に達して、試合に臨んでいた。
本塁打の後は4打席連続三振で、こちらもオリックス・ローズと並びリーグトップ(29三振)に並んだ。「野球には常に失敗もある。今日はたまたま4三振しただけだ」。強気なコメントに自信がのぞいていた。
参照元:スポーツ報知
◆楽天3―4西武(20日・Kスタ宮城) 楽天の開幕からの本拠地連勝が8で止まった。先発・田中が9回3失点の粘投を見せ、山崎武が8回に6号同点ソロを放つなど、2度の劣勢をはね返す展開。ファンは“不敗神話”を信じたが延長10回、1死一、三塁から守護神・青山が暴投で決勝点を献上。連勝がついにストップした。西武はブラゼルが両リーグ一番乗りとなる10号2ランを初回にマーク。接戦を制して首位をキープした。
本拠地・Kスタ宮城で、初めて負け試合のボヤキが飛び出した。開幕から続けていたホームの連勝は8で止まった。野村監督は仏頂面でこう言った。「3年間、同じことを言ってる。接戦は1球ですよ」悔しさだけが言葉になって噴出した。
これで1点差試合は1勝9敗。競り合いに弱いというデータが重い。田中は9回、140球を投げて3失点。山崎武も8回に6号同点ソロを中越えに運ぶなど3安打3打点。マー君の粘投と主砲の奮起に“不敗神話”継続の雰囲気は高まった。この日から発売された「田中弁当」は300食が20分で完売。おつまみ「テバサキタケシ」も30分で売り切れと、1万9601人のファンは大いに盛り上がった。しかし、願いは届かなかった。
ミスからの失点だった。初回、2死二塁で田中がブラゼルに浴びた10号2ランは配球ミス。低めの変化球ならアーチを防げる場面で、捕手・嶋は初球に内角直球を選択。それを中堅に運ばれた。本塁打後の3打席は変化球攻めで3三振。ブラゼルに対し、田中はオープン戦から10打席で7奪三振と圧倒しているだけに、嶋は「不用意な配球でした」と唇をかんだ。
2回の1失点も1死満塁から遊ゴロの送球を二塁・高須が落球。延長10回、決勝点となった青山の暴投は言うまでもなく、いずれも痛恨の1球。これでは競り合いに勝てないはずだ。「なかなか選手が言うこと聞いてくれないよ。懇切丁寧に教えてあげないと、応用ができないんだな」と嘆き通しのノムさん。止まった連勝よりも、止まらぬミスに頭を抱えていた。
参照元:スポーツ報知
◆ヤクルト2―4阪神(20日・神宮) 投打の主役が満点の活躍で、阪神がチームとしては1938年春以来70年ぶり、2リーグ制以降ではプロ野球4度目の開幕7カード連続勝ち越しを決めた。2点リードの9回、藤川が登板。3者三振の圧巻リリーフを見せて、10試合連続セーブの球団記録に並んだ。また、開幕からの10試合連続セーブはプロ野球史上3人目の快記録。打っては金本が先制2ランなど3安打3打点と爆発。阪神はどこまで突っ走るのか。
球児の速球がうなった。9回2死、カウント2―0から決めにいった。この日、最速の150キロ。高めのつり球で、代打・宮出のバットに空を切らせた。3者三振締め。開幕から10試合連続セーブだ。これでチームは開幕7カード連続の勝ち越し。球団史上、1リーグ時代の38年春以来、2リーグ制後は初の快挙だ。
「記録はどうでもいい。しっかりと、自分たちの足元を見つめて戦っていくことだけ」ウィリアムスが故障で離脱中。JFKが一時、解散状態にある。だが、藤川は登板した試合ですべてセーブを飾り、7カード連続勝ち越しを最後方から支えた。
藤川はこの間、失点はわずかに1。8日の中日戦(甲子園)では1点差に迫られたが、逃げ切った。だが、守護神はその夜、明け方まで眠りにつくことができなかった。「俺、もうアカンのかな」たった一つの失点で自信が揺らいだ。「怖いんですよ」故障に泣き続けた4年前までの記憶がよみがえる。
今季の球児の速球はまだ100%ではない。登板全試合で三振を奪い、10イニングで21三振。だが、この日も城石、福地への決め球はフォーク。21三振中12個までがフォークで奪ったもの。「体が自然とけがをしないようにブレーキをかけているのかな」体内の爆発力を呼び起こそうと、フォーム調整に必死な現状だ。
しかし、ファンの期待に応えたい。球児イコール三振。「まだ、ファンを驚かせるような真っすぐが投げられないけど、せめて三振を取れれば喜んでくれるかな、と思って」直球勝負のプライドは脇に置き、フォークで三振を奪い続けてきた。だが、火の玉ストレートの復活も近い。今以上に無敵のストッパーとなり、チームを頂点に導く。
参照元:スポーツ報知
◆ブレーブス6―1ドジャース(20日・アトランタ) ドジャースの黒田博樹投手は、先発で6回を投げ7安打2失点で敗戦投手となった。今季1勝2敗。
2敗目を喫した黒田は「チームが勝てなかったのは残念。悪いなりに何とかゲームをつくれたのは良かったけど」6回を2失点でしのいだが、打線の援護に恵まれなかった。
制球に苦しみ2回からはボールが先行し、毎回走者を許した。3回、四球をきっかけに二死から1点を失うと、同点の5回には先頭打者のジョンソンに甘く入った変化球を右中間に本塁打された。118球、4四球は今季最多だった。
打線はここ3試合すべて1点と不振。4日に初先発勝利を挙げた後、3試合勝ち星に見放されているが、「まだ始まったばかりだし粘り強くやっていかないと。こういう投球を続ければ勝ち星はついてくる」と前向きに話した。
黒田「制球がよくなかった。2点で何とかしのげたのはよかった。どういう調子であろうと、こういう投球を続けていけば勝ち星はついてくると思う。調子の波を少なくできればいい。チームに信頼してもらえるようにしたい」
参照元:スポーツ報知
◆エンゼルス2―4マリナーズ(20日・アナハイム) マリナーズのイチロー外野手は「1番・中堅」で5打数2安打1打点。城島健司捕手は「8番」で4打数無安打。
マリナーズは4点リードで迎えた9回、2点差に迫られるが、2死満塁でアンダーソンがフルカウントから見逃し三振。イチローは「4点あって最後にああなるのは最悪の一歩手前。朝の占いを見てそれに自分たちではまっているみたいなもの」中堅から厳しく見つめていた。
数日中に守護神プッツが復帰する。しかし、イチローは「(プッツが)いないときはチャンスなのに、それを棒に振っている」と最後まで辛かった。
イチロー「(9回、2点差に迫られ、何とか振り切る)4点あってああなるのは最悪の一歩手前。しなくてもいいことをわざわざ自分たちからやっている」
城島「(同一地区優勝候補のエンゼルスに対し連敗を3で止める)きょう負けていたらマリナーズの前半の反撃態勢が崩れていた。どうしても勝たないといけなかった」
参照元:スポーツ報知
◆アストロズ6―4ロッキーズ(20日・ヒューストン) アストロズの松井稼頭央内野手は「2番・二塁」で出場、5打数2安打2打点1盗塁だった。
1点を追う8回2死二、三塁、松井稼が左腕フエンテスから逆転の2点適時打。塁上で両手をたたいて喜んだ。観客席では、この日配られた松井稼Tシャツを着た子供たちが大はしゃぎした。
さらにテハダの二塁打で6点目のホーム。「あの1点は大きかった」とうれしそうだった。5回も左前打を放ち出塁すると、今季初盗塁となる二盗に成功し、テハダの左前打で生還していた。
松井稼は「基本的には(自分がかえる)得点が大事。気持ちを切り替え、2番の役割を果たしていきたい」と話した。
クーパー監督は「大事な場面で安打が出たのは今季初。これで打線が目覚めてほしい」。勝負強さを見せた松井稼の一打が、チームの浮上につながることを期待した。
松井稼「(逆転打は)コンパクトに振ることしか考えていなかった。声援が後押ししてくれた。いいところで打てて、自分にとっても良かった。勝つのが大変と思えるような、緊迫した試合をものにできたのは大きかった」
参照元:スポーツ報知