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◆ヤクルト2―4阪神(20日・神宮) 投打の主役が満点の活躍で、阪神がチームとしては1938年春以来70年ぶり、2リーグ制以降ではプロ野球4度目の開幕7カード連続勝ち越しを決めた。2点リードの9回、藤川が登板。3者三振の圧巻リリーフを見せて、10試合連続セーブの球団記録に並んだ。また、開幕からの10試合連続セーブはプロ野球史上3人目の快記録。打っては金本が先制2ランなど3安打3打点と爆発。阪神はどこまで突っ走るのか。
球児の速球がうなった。9回2死、カウント2―0から決めにいった。この日、最速の150キロ。高めのつり球で、代打・宮出のバットに空を切らせた。3者三振締め。開幕から10試合連続セーブだ。これでチームは開幕7カード連続の勝ち越し。球団史上、1リーグ時代の38年春以来、2リーグ制後は初の快挙だ。
「記録はどうでもいい。しっかりと、自分たちの足元を見つめて戦っていくことだけ」ウィリアムスが故障で離脱中。JFKが一時、解散状態にある。だが、藤川は登板した試合ですべてセーブを飾り、7カード連続勝ち越しを最後方から支えた。
藤川はこの間、失点はわずかに1。8日の中日戦(甲子園)では1点差に迫られたが、逃げ切った。だが、守護神はその夜、明け方まで眠りにつくことができなかった。「俺、もうアカンのかな」たった一つの失点で自信が揺らいだ。「怖いんですよ」故障に泣き続けた4年前までの記憶がよみがえる。
今季の球児の速球はまだ100%ではない。登板全試合で三振を奪い、10イニングで21三振。だが、この日も城石、福地への決め球はフォーク。21三振中12個までがフォークで奪ったもの。「体が自然とけがをしないようにブレーキをかけているのかな」体内の爆発力を呼び起こそうと、フォーム調整に必死な現状だ。
しかし、ファンの期待に応えたい。球児イコール三振。「まだ、ファンを驚かせるような真っすぐが投げられないけど、せめて三振を取れれば喜んでくれるかな、と思って」直球勝負のプライドは脇に置き、フォークで三振を奪い続けてきた。だが、火の玉ストレートの復活も近い。今以上に無敵のストッパーとなり、チームを頂点に導く。
参照元:スポーツ報知