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◆ブレーブス6―1ドジャース(20日・アトランタ) ドジャースの黒田博樹投手(33)はブレーブス戦に先発。6回2失点と粘りの投球を見せたが、打線の援護がなく2敗目を喫した。
投げたツーシームは、真ん中へ抜けた。乾いた音に、黒田の顔はゆがんだ。1―1の同点で迎えた5回、先頭打者・ジョンソンにカウント0―1からの2球目を、右翼席へ勝ち越し弾を運ばれた。
ストライクゾーンの隅を突く、いつもの制球力がなかった。ボールが先行したことで敬遠した2つを含めると、自身最多の4四球。「時差で大変なこともあるが、それには対応していかないと」黒田は今季4度目の登板で初めて、本拠と時差のある敵地での戦いを振り返った。午後1時38分に始まった試合は、本拠ならまだ午前10時38分。体は思うように動かなかった。
それでも先発として、気持ちで投げた。5回までに101球を投げていたが、首脳陣に「大丈夫です」と伝えて6回のマウンドへ。「長く投げればチームも助かる」連戦での中継ぎ陣への負担を減らすため、118球で6回を投げきり、7安打されながらも2失点の粘投を見せた。
だが、今のド軍は右腕をバットで援護できない。ブ軍との3連戦はいずれも1点しか奪えず、この日も10人の打者が走者得点圏で打席に立ち、1度も得点につなげられなかった。トーレ監督も「イライラする。でも打って、何点か取るようにしなきゃ、としか言いようがない」とため息をついた。
「今日も勝つには十分の投球だった。彼は試合を作るから、勝つチャンスがある」指揮官は、登板4試合いずれも自責点3点以内ながら、この日2敗目を喫した右腕をねぎらった。「まだシーズンは始まったばかり。粘り強く、こういう投球を続けていけば、いつか勝ち星はついてくる」黒田はチームを信じて、マウンドに上がる。
参照元:スポーツ報知