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◆広島2―6巨人(24日・広島) 超満員の客席がどよめいた。鈴木尚の意表をつくセーフティーバントに、敵も味方も観客さえも驚きを隠せない。「自分の判断です。三塁が下がっていたので、できるかなと思って」自慢の快足を飛ばして三塁・シーボルの悪送球を誘い、貴重なダメ押し点をもぎとった。
強力打線から1本も本塁打が飛び出さない。それでも6点を奪った。象徴的なシーンが7回だった。1死二塁、鈴木尚は上野の2球目を三塁前に転がした。
「自分がなんでもいいから出塁すれば、得点になると思った」絶妙なバントにエラーが絡み、坂本が二塁から生還。自身も二塁まで進むと、続く木村拓の適時二塁打でホームを踏んだ。ラミレスにもタイムリーが飛び出し、この回3点。流れるような攻撃だった。
初回にも小笠原の中前適時打などで2点を奪った。6回の中押し点も李のタイムリーだった。12連勝中、本塁打なしで勝った試合は初めて。篠塚打撃コーチは「得点圏に走者を進めると、みんなが走者をかえそうと意識する。走者が一塁だと強引になる場合もあるけど、今日はよく得点圏まで進めることができた」と、つないでの得点に手応えを感じた。
今季、選手のコメントで目立つフレーズがある。「次につなぐことだけ考えていました」ベンチの意図を選手それぞれが感じ取り、忠実に仕事をこなす。決して大振りはしない。最悪でも進塁打を放つ。「つなぎ」の意識は、すっかりチームに浸透している。
チーム打率はリーグ3位の2割6分7厘だが、162本塁打、599得点はダントツの1位。一発攻勢に加え、単打でも点が奪える強みがある。阪神とのマッチレースの中で、重量打線が新しい横顔を見せた。
参照元:スポーツ報知
強力打線から1本も本塁打が飛び出さない。それでも6点を奪った。象徴的なシーンが7回だった。1死二塁、鈴木尚は上野の2球目を三塁前に転がした。
「自分がなんでもいいから出塁すれば、得点になると思った」絶妙なバントにエラーが絡み、坂本が二塁から生還。自身も二塁まで進むと、続く木村拓の適時二塁打でホームを踏んだ。ラミレスにもタイムリーが飛び出し、この回3点。流れるような攻撃だった。
初回にも小笠原の中前適時打などで2点を奪った。6回の中押し点も李のタイムリーだった。12連勝中、本塁打なしで勝った試合は初めて。篠塚打撃コーチは「得点圏に走者を進めると、みんなが走者をかえそうと意識する。走者が一塁だと強引になる場合もあるけど、今日はよく得点圏まで進めることができた」と、つないでの得点に手応えを感じた。
今季、選手のコメントで目立つフレーズがある。「次につなぐことだけ考えていました」ベンチの意図を選手それぞれが感じ取り、忠実に仕事をこなす。決して大振りはしない。最悪でも進塁打を放つ。「つなぎ」の意識は、すっかりチームに浸透している。
チーム打率はリーグ3位の2割6分7厘だが、162本塁打、599得点はダントツの1位。一発攻勢に加え、単打でも点が奪える強みがある。阪神とのマッチレースの中で、重量打線が新しい横顔を見せた。
参照元:スポーツ報知
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◆広島2―6巨人(24日・広島) 4年目の東野がプロ初完投で2勝目を挙げ、原巨人が1976年以来32年ぶりの12連勝をマークした。前日の延長12回に登板して引き分けに持ち込んだ22歳は、広島の得点をシーボルの2ランだけに抑え、9回まで投げきる快投。連投で完投という離れ業を演じた。打線は13試合ぶりに一発こそ出なかったものの、見事につながり6点を奪った。前広島の木村拓が思い出深い広島市民球場で3安打。通算1000安打を達成するおまけまでついた。ライバル阪神も横浜に快勝し、4日間も首位を並走するすさまじいデッドヒートが続いている。
鋭い目の光は、最後まで輝いていた。「シーボルにスライダーをホームランされていたんで、最後はスライダーで決めたいと思った。気持ち良かったですね」9回2死。112球目のスライダーでシーボルを空振り三振に仕留めた。右拳を握りしめた。笑った。限界を鮮やかに突き抜けた。
プロ2度目の先発は、驚がくの連投だった。デーゲームで4時間38分を戦った約24時間前。東野は同点の延長12回裏、18球を投げて激闘を締めくくった。宿泊するホテルに帰ると、尾花投手総合コーチからこの日の先発を告げられた。「順番的に自分かな、と思っていましたから。先発の経験が少ないし、ペース配分を考えてる余裕はなかったので、初回から全力でいきました」と、さわやかに白い歯をこぼした。
あの日があったから、ここまで来られた。昨年9月18日。初めて1軍昇格したばかりだった若武者は、甲子園で阪神と激突する天王山でベンチ入りメンバーから外れた。総力戦で戦う今と同じく、先発の高橋尚をリリーフ待機させるためだった。悔しかった。失意の中、監督室に呼ばれた。「お前は近い将来、巨人の中心で引っ張っていくピッチャーだ。だが、今じゃない」という原監督の言葉に、胸が熱くなった。
1年がたち、自分の力で「今」をつかみ取った。7回、シーボルに2ランされたが、6安打2失点で完投した。22歳の熱投が、引き分けを挟み、32年ぶりの12連勝を原巨人にもたらした。昨年、9月にわずか17日間で4連勝した野間口のように、優勝に必要不可欠なラッキーボーイの誕生を待ち望んでいた指揮官も声を弾ませた。「ジャイアンツの大エースになる人は、人並み外れた技術、体力、すべてを持ち合わせている。それぐらいになってほしい」と、さらなる飛躍に期待を込めた。
重圧、疲労、様々な障害を強いハートで乗り越えた。高卒4年目で、阿部のサインに堂々と首を振る度胸が最大の武器。プロ初先発で初勝利した17日の横浜戦の後も、「次はもっと大事な登板になると思います。レジェンドを作ったりますよ!」と、意気込んでいた。その言葉通り、「メークレジェンド」の最終章に、若き右腕が驚異的な完投勝利を刻んだ。
巨人・原監督「東野はこの前より考えて、いいピッチングをしていた。非常に評価できますね。(完投は)代える材料が見つからなかった。(連投の不安?)まったくなかった。完投したことで、刺激される選手がいっぱい出てくるでしょう。(12連勝?)何度もいうが、前へ前へと進むだけ。過去は振り返らない」
参照元:スポーツ報知
鋭い目の光は、最後まで輝いていた。「シーボルにスライダーをホームランされていたんで、最後はスライダーで決めたいと思った。気持ち良かったですね」9回2死。112球目のスライダーでシーボルを空振り三振に仕留めた。右拳を握りしめた。笑った。限界を鮮やかに突き抜けた。
プロ2度目の先発は、驚がくの連投だった。デーゲームで4時間38分を戦った約24時間前。東野は同点の延長12回裏、18球を投げて激闘を締めくくった。宿泊するホテルに帰ると、尾花投手総合コーチからこの日の先発を告げられた。「順番的に自分かな、と思っていましたから。先発の経験が少ないし、ペース配分を考えてる余裕はなかったので、初回から全力でいきました」と、さわやかに白い歯をこぼした。
あの日があったから、ここまで来られた。昨年9月18日。初めて1軍昇格したばかりだった若武者は、甲子園で阪神と激突する天王山でベンチ入りメンバーから外れた。総力戦で戦う今と同じく、先発の高橋尚をリリーフ待機させるためだった。悔しかった。失意の中、監督室に呼ばれた。「お前は近い将来、巨人の中心で引っ張っていくピッチャーだ。だが、今じゃない」という原監督の言葉に、胸が熱くなった。
1年がたち、自分の力で「今」をつかみ取った。7回、シーボルに2ランされたが、6安打2失点で完投した。22歳の熱投が、引き分けを挟み、32年ぶりの12連勝を原巨人にもたらした。昨年、9月にわずか17日間で4連勝した野間口のように、優勝に必要不可欠なラッキーボーイの誕生を待ち望んでいた指揮官も声を弾ませた。「ジャイアンツの大エースになる人は、人並み外れた技術、体力、すべてを持ち合わせている。それぐらいになってほしい」と、さらなる飛躍に期待を込めた。
重圧、疲労、様々な障害を強いハートで乗り越えた。高卒4年目で、阿部のサインに堂々と首を振る度胸が最大の武器。プロ初先発で初勝利した17日の横浜戦の後も、「次はもっと大事な登板になると思います。レジェンドを作ったりますよ!」と、意気込んでいた。その言葉通り、「メークレジェンド」の最終章に、若き右腕が驚異的な完投勝利を刻んだ。
巨人・原監督「東野はこの前より考えて、いいピッチングをしていた。非常に評価できますね。(完投は)代える材料が見つからなかった。(連投の不安?)まったくなかった。完投したことで、刺激される選手がいっぱい出てくるでしょう。(12連勝?)何度もいうが、前へ前へと進むだけ。過去は振り返らない」
参照元:スポーツ報知
◆西武1―9ロッテ(24日・西武ドーム) ロッテ先発の久保が9安打1失点で今季初完投勝利。5月28日の阪神戦(甲子園)以来の3勝目を挙げた。4回に乱闘が起きたが「知らなかった。頭にあったら違ったかもしれない」と内角を強気に攻めていった。昨年は日本ハムが優勝を決めた試合に先発し敗戦投手。今年も負ければ目の前で胴上げされる試合だったが、雪辱を果たした。
参照元:スポーツ報知
参照元:スポーツ報知
◆ソフトバンク1―4オリックス(24日・福岡ヤフードーム) 助っ人軍団もチームの低迷に肩を落とした。先発・ホールトンは北川に先制ソロを許すなど6回2失点で7敗目。「今季? ケガ人が多くて難しかった」と、淡々と振り返った。ニコースキーも7回2死一、二塁から救援したが、ローズに中越え適時二塁打を浴びた。外国人選手はCS進出を逃したため、残り試合は出場せず帰国予定。2年目左腕は「優勝できなかったのはすごく残念」と声を絞り出した。
参照元:スポーツ報知
参照元:スポーツ報知
◆阪神5―2横浜(24日・甲子園) 岡田監督が非情になった。「4回で降板? この時期にそんなことを言っていられない」1点リードの4回無死二、三塁で、8番の矢野が三振。ここで指揮官が動いた。先発のリーソップに代打・林。外国人のプライドを考慮する余裕などない。優勝という大目標に向かって、攻めのタクトを振った。逆境を乗り越えての1勝で巨人にしがみついた。
選手もベンチの気迫を感じた。林の二ゴロで三塁走者・関本が本塁突入(記録は野選)。セーフの判定にガッツポーズした。22日のこのカード(甲子園)の守備で走者と交錯して右太もも裏を痛めていた。「痛いよ。でも(試合中は)忘れてやっている」
続く赤星が中前適時打。4―1とリードを広げた。前日(23日)の試合でダイビングキャッチを試みた際に首痛を悪化させていた。両腕の握力が低下し、室内練習場で極秘で軽い打撃練習を行うのが精いっぱいだった。選手生命がたたれる可能性もある。しかし、「後悔はしたくなかった」と出場を志願。岡田監督の胸も熱くなった。「ここまで来たら出す」。
赤星は8回には1死満塁からトドメの適時打を右前に落とした。23日の試合後、ヤジを飛ばした観客と大口論を演じた選手会長。この夜、甲子園のファンは3安打の赤星に大きな拍手を送った。
わずか3安打での延長12回引き分けから一夜明けたこの日は、今季4戦全敗だった三浦を執念の攻撃で攻略。一丸となっての逆転勝利に「5点? 最近のウチにしたらスゴイことや」と岡田監督に軽口が戻った。
参照元:スポーツ報知
選手もベンチの気迫を感じた。林の二ゴロで三塁走者・関本が本塁突入(記録は野選)。セーフの判定にガッツポーズした。22日のこのカード(甲子園)の守備で走者と交錯して右太もも裏を痛めていた。「痛いよ。でも(試合中は)忘れてやっている」
続く赤星が中前適時打。4―1とリードを広げた。前日(23日)の試合でダイビングキャッチを試みた際に首痛を悪化させていた。両腕の握力が低下し、室内練習場で極秘で軽い打撃練習を行うのが精いっぱいだった。選手生命がたたれる可能性もある。しかし、「後悔はしたくなかった」と出場を志願。岡田監督の胸も熱くなった。「ここまで来たら出す」。
赤星は8回には1死満塁からトドメの適時打を右前に落とした。23日の試合後、ヤジを飛ばした観客と大口論を演じた選手会長。この夜、甲子園のファンは3安打の赤星に大きな拍手を送った。
わずか3安打での延長12回引き分けから一夜明けたこの日は、今季4戦全敗だった三浦を執念の攻撃で攻略。一丸となっての逆転勝利に「5点? 最近のウチにしたらスゴイことや」と岡田監督に軽口が戻った。
参照元:スポーツ報知
◆西武1―9ロッテ(24日・西武ドーム) 西武が本拠地Vを逃した。マジック1で迎えたロッテ戦で、エースの涌井が4回、大松に24号2ランを浴びた後、里崎に押し出し死球を許すなど7失点の大炎上。3番手の許銘傑もベニーにこの回、3個目となる死球を与えた。乱闘が唯一の見せ場で、大敗。2位のオリックスもソフトバンクに勝ち、渡辺監督の胴上げは日本ハム戦(札幌D)が行われる26日以降へ持ち越された。
2万8000人のファンに見せたのは、歓喜の胴上げではなく、血なまぐさい乱闘騒ぎだった。
ロッテが7得点の猛攻を見せた4回にゴングが鳴った。3番手の許銘傑がベニーのでん部にこの回3個目の死球を与えると、ベニーが激高。捕手の細川は「ゴメン」と言いながら止めに入ったが、ベニーは細川の首を両腕で抱えるようにして、体落としのような“投げ技”でグラウンドにたたきつけた。両軍入り乱れること約5分。細川は左肩を脱きゅうし、負傷退場。ベニーは暴行で退場処分となった。
荒れた試合を演出したのは、涌井の大乱調だった。3回まで毎回走者を出す苦しい立ち上がりだったが、4回に一気に崩れた。大松の2ランの後も4安打、1死球で自己ワーストタイの7失点、今季最短の3回1/3で降板した。この回だけで50球を要したエースは「大事な試合だったので慎重になりすぎました」とうなだれた。
今季の開幕投手も任せた右腕の背信に渡辺監督は「あれが今現在の彼の実力と言うしかない。今日みたいな試合は今の彼には荷が重かったのかな」と厳しい言葉を浴びせた。「慎重にコースを狙いすぎてボールになって、結局甘い球を打たれている。ここのところずっとそう。これから立ち直ってもらわないと困る」会見中は3度も「あれが今の実力」と繰り返し、怒りをにじませた。
22日からの本拠地3連戦での胴上げを狙ったが、最後のマジック1を消滅させることができなかった。23日は守備の乱れからまさかの大逆転負け。そして、この日は若きエースの大乱調。乱闘を目の当たりにした後藤オーナーも「多くのファンの方に申し訳ない。選手は一生懸命やっていると思うけど、勝利をもぎ取る姿勢が感じられない」と厳しい言葉を吐いた。ゴール目前で若獅子たちがもがいている。
参照元:スポーツ報知
2万8000人のファンに見せたのは、歓喜の胴上げではなく、血なまぐさい乱闘騒ぎだった。
ロッテが7得点の猛攻を見せた4回にゴングが鳴った。3番手の許銘傑がベニーのでん部にこの回3個目の死球を与えると、ベニーが激高。捕手の細川は「ゴメン」と言いながら止めに入ったが、ベニーは細川の首を両腕で抱えるようにして、体落としのような“投げ技”でグラウンドにたたきつけた。両軍入り乱れること約5分。細川は左肩を脱きゅうし、負傷退場。ベニーは暴行で退場処分となった。
荒れた試合を演出したのは、涌井の大乱調だった。3回まで毎回走者を出す苦しい立ち上がりだったが、4回に一気に崩れた。大松の2ランの後も4安打、1死球で自己ワーストタイの7失点、今季最短の3回1/3で降板した。この回だけで50球を要したエースは「大事な試合だったので慎重になりすぎました」とうなだれた。
今季の開幕投手も任せた右腕の背信に渡辺監督は「あれが今現在の彼の実力と言うしかない。今日みたいな試合は今の彼には荷が重かったのかな」と厳しい言葉を浴びせた。「慎重にコースを狙いすぎてボールになって、結局甘い球を打たれている。ここのところずっとそう。これから立ち直ってもらわないと困る」会見中は3度も「あれが今の実力」と繰り返し、怒りをにじませた。
22日からの本拠地3連戦での胴上げを狙ったが、最後のマジック1を消滅させることができなかった。23日は守備の乱れからまさかの大逆転負け。そして、この日は若きエースの大乱調。乱闘を目の当たりにした後藤オーナーも「多くのファンの方に申し訳ない。選手は一生懸命やっていると思うけど、勝利をもぎ取る姿勢が感じられない」と厳しい言葉を吐いた。ゴール目前で若獅子たちがもがいている。
参照元:スポーツ報知
◆ソフトバンク1―4オリックス(24日・福岡ヤフードーム) ソフトバンク・王貞治監督(68)が福岡での14年間にわたるユニホーム生活に別れを告げた。今季の本拠地最終戦となった24日のオリックス戦は1―4で敗戦。「ラスト福岡」を白星で飾ることはできなかったが、終了後のセレモニーでナイン全員による胴上げで宙に舞った。残りは敵地での8試合。27日のロッテ戦(千葉)から野球人・王貞治が“お別れロード”に臨む。
胃の全摘出手術後、15キロ以上軽くなった王監督の体がふわりと宙に舞った。1度、2度、3度、4度…。本拠地最終戦終了後、1、2軍全選手、コーチによるセレモニー。場内一周後、マウンド付近で胴上げが行われた。涙はない。表情は穏やかな笑みをたたえたままだ。「普段、俺は涙もろくて忠臣蔵とか見ても、何度も同じ場面で泣いてしまうんだけど、自分のことは泣けない。損な性分です」と、苦笑いで振り返った。
セレモニーで行われたラストメッセージ。「故障者が出たとはいえ、決してソフトバンク・ホークスらしい戦いができなかった。すべて監督の責任であります。強く責任を感じております」駆けつけた3万5526人に深々と頭を下げ低迷をわびた。温かい声援が降り注いだが「皆さんとともに夢を分かち合えなかったことを残念に思います」と、敗軍の将として謝罪の言葉を繰り返した。
あまりにも突然の出来事だった。「今年で辞めるから」―。23日のオリックス戦前のミーティング。故障で2軍調整中だった小久保、斉藤、川崎も駆けつける中、コーチや選手、スタッフを前にいきなり辞任を表明した。選手やスタッフの間には「来年もう一度頑張って、王監督を胴上げしよう」という声が上がっていた。それだけにショックは大きく、涙を流す選手もいた。
電撃辞任発表から一夜明けた最後のホームゲーム。だが、王監督が笑顔を咲かせるシーンは皆無だった。打線は最終回に1点を奪うのがやっと。最後の望みの綱だったクライマックスシリーズ進出も完全消滅した。それでも「新しい陣容の監督、コーチ陣が私がやり遂げられなかったことをやってくれると信じています」と次代に託した。
野球人として福岡での戦いを終えた王監督。帰りの通路では「14年も生活するなんて思わなかった。思い残すことはない。幸せな14年間でした」と締めくくり、帰りの車に乗り込んだ。残りは敵地での8試合。ユニホームを脱ぐまでのカウントダウンが、いよいよ始まる。
参照元:スポーツ報知
胃の全摘出手術後、15キロ以上軽くなった王監督の体がふわりと宙に舞った。1度、2度、3度、4度…。本拠地最終戦終了後、1、2軍全選手、コーチによるセレモニー。場内一周後、マウンド付近で胴上げが行われた。涙はない。表情は穏やかな笑みをたたえたままだ。「普段、俺は涙もろくて忠臣蔵とか見ても、何度も同じ場面で泣いてしまうんだけど、自分のことは泣けない。損な性分です」と、苦笑いで振り返った。
セレモニーで行われたラストメッセージ。「故障者が出たとはいえ、決してソフトバンク・ホークスらしい戦いができなかった。すべて監督の責任であります。強く責任を感じております」駆けつけた3万5526人に深々と頭を下げ低迷をわびた。温かい声援が降り注いだが「皆さんとともに夢を分かち合えなかったことを残念に思います」と、敗軍の将として謝罪の言葉を繰り返した。
あまりにも突然の出来事だった。「今年で辞めるから」―。23日のオリックス戦前のミーティング。故障で2軍調整中だった小久保、斉藤、川崎も駆けつける中、コーチや選手、スタッフを前にいきなり辞任を表明した。選手やスタッフの間には「来年もう一度頑張って、王監督を胴上げしよう」という声が上がっていた。それだけにショックは大きく、涙を流す選手もいた。
電撃辞任発表から一夜明けた最後のホームゲーム。だが、王監督が笑顔を咲かせるシーンは皆無だった。打線は最終回に1点を奪うのがやっと。最後の望みの綱だったクライマックスシリーズ進出も完全消滅した。それでも「新しい陣容の監督、コーチ陣が私がやり遂げられなかったことをやってくれると信じています」と次代に託した。
野球人として福岡での戦いを終えた王監督。帰りの通路では「14年も生活するなんて思わなかった。思い残すことはない。幸せな14年間でした」と締めくくり、帰りの車に乗り込んだ。残りは敵地での8試合。ユニホームを脱ぐまでのカウントダウンが、いよいよ始まる。
参照元:スポーツ報知
◆レッドソックス5―4インディアンス(23日・ボストン) 松坂大輔(28)、岡島秀樹(32)両投手が所属するRソックスがインディアンスを5―4で破り、2年連続でプレーオフ(PO)進出を決めた。
ゲームセットの瞬間、一塁側ベンチから身を乗り出し、成り行きを注視していた松坂も、マウンド付近の歓喜の輪に飛び込んだ。大本命と言われながらレイズに先を行かれ続けた今季。ここまで18勝の松坂は「去年とは騒ぎ方が違う」と笑顔で、464試合連続超満員で埋まった地元フェンウェイ・パークでのシャンパンファイトに酔いしれた。
今季のチームを象徴するような戦いだった。相手の先発は11連勝中で、目下22勝を挙げているサイ・ヤング賞大本命の左腕リー。4回にユーキリスの2ランで先行したが、5回に4失点。しかし、その裏。「MVP、MVP」の声援に送られて打席に立ったペドロイアの2点二塁打で追い付き、ドジャースに放出した主砲・ラミレスの代役・ベイが中前適時打を放って逆転した。
このリードを5人のリリーフ陣を送って守りきった。3番手の岡島が7回、2死満塁でイ軍の主軸マルチネスを一邪飛。8回の2死満塁は守護神パペルボンが抑えた。
フランコーナ監督は「リーグ最高の投手から粘り強い戦いをして勝てた。本当に満足できる試合」と会心の笑み。松坂も「(好投手の)リーを相手に気持ちで勝ったという感じ」と振り返った。これで最強左腕に今季3個目の黒星を付け、現時点で松坂が18勝2敗、勝率9割でリーグの勝率ランキング1位に躍り出た。次回登板で19勝目を挙げれば、歴代3位の9割5厘。日本人で初めて勝率1位のタイトルをつかむことになる。
だが、松坂は早くも10月1日から始まるPOに気持ちを切り替えた。「2年続けて(POに)出られる。これからとてつもない濃い時間が始まる」チームにとって1915、16年以来2度目の2年連続世界一へ、気持ちは高ぶっている。
◆連続世界一はなし 日本人選手でワールドシリーズ優勝を経験しているのは松坂、岡島のRソックス組を除くと過去3人。99年ヤンキースの伊良部秀輝投手はチームは連覇も登録外で、06年Wソックスの井口資仁内野手、07年カージナルスの田口壮外野手は、ともにPO進出できなかった。松坂、岡島は初の2年連続世界一を目指すことになる。
参照元:スポーツ報知
ゲームセットの瞬間、一塁側ベンチから身を乗り出し、成り行きを注視していた松坂も、マウンド付近の歓喜の輪に飛び込んだ。大本命と言われながらレイズに先を行かれ続けた今季。ここまで18勝の松坂は「去年とは騒ぎ方が違う」と笑顔で、464試合連続超満員で埋まった地元フェンウェイ・パークでのシャンパンファイトに酔いしれた。
今季のチームを象徴するような戦いだった。相手の先発は11連勝中で、目下22勝を挙げているサイ・ヤング賞大本命の左腕リー。4回にユーキリスの2ランで先行したが、5回に4失点。しかし、その裏。「MVP、MVP」の声援に送られて打席に立ったペドロイアの2点二塁打で追い付き、ドジャースに放出した主砲・ラミレスの代役・ベイが中前適時打を放って逆転した。
このリードを5人のリリーフ陣を送って守りきった。3番手の岡島が7回、2死満塁でイ軍の主軸マルチネスを一邪飛。8回の2死満塁は守護神パペルボンが抑えた。
フランコーナ監督は「リーグ最高の投手から粘り強い戦いをして勝てた。本当に満足できる試合」と会心の笑み。松坂も「(好投手の)リーを相手に気持ちで勝ったという感じ」と振り返った。これで最強左腕に今季3個目の黒星を付け、現時点で松坂が18勝2敗、勝率9割でリーグの勝率ランキング1位に躍り出た。次回登板で19勝目を挙げれば、歴代3位の9割5厘。日本人で初めて勝率1位のタイトルをつかむことになる。
だが、松坂は早くも10月1日から始まるPOに気持ちを切り替えた。「2年続けて(POに)出られる。これからとてつもない濃い時間が始まる」チームにとって1915、16年以来2度目の2年連続世界一へ、気持ちは高ぶっている。
◆連続世界一はなし 日本人選手でワールドシリーズ優勝を経験しているのは松坂、岡島のRソックス組を除くと過去3人。99年ヤンキースの伊良部秀輝投手はチームは連覇も登録外で、06年Wソックスの井口資仁内野手、07年カージナルスの田口壮外野手は、ともにPO進出できなかった。松坂、岡島は初の2年連続世界一を目指すことになる。
参照元:スポーツ報知
◆オリオールズ6―11レイズ(24日、ボルティモア) レイズがオリオールズに逆転勝ちし、ア・リーグ東地区での優勝へのマジックナンバーを「1」とした。3ゲーム差で追う2位レッドソックスがインディアンスを5―4で下したため優勝決定は25日以降に持ち越しとなった。レイズの岩村明憲内野手は「1番・二塁」で先発し、1回に左安打、4回に遊ゴロで1打点、6回には逆転の2点三塁打を放った。
レイズは序盤0―6と大量リードを許したが、レイズ打線がこの日も爆発。4回に打者9人の猛攻で一挙5点を奪って1点差に迫った。そして6回1死一、二塁、岩村が左腕バレスの内角球をジャストミート。会心の逆転三塁打となった。さらに4回の第3打席では遊ゴロで打点を記録し3打点。第1打席では安打と盗塁、さらに第4打席では犠打も決め、大車輪の活躍だ。
参照元:スポーツ報知
レイズは序盤0―6と大量リードを許したが、レイズ打線がこの日も爆発。4回に打者9人の猛攻で一挙5点を奪って1点差に迫った。そして6回1死一、二塁、岩村が左腕バレスの内角球をジャストミート。会心の逆転三塁打となった。さらに4回の第3打席では遊ゴロで打点を記録し3打点。第1打席では安打と盗塁、さらに第4打席では犠打も決め、大車輪の活躍だ。
参照元:スポーツ報知
◆レッドソックス5―4インディアンス(24日、ボストン) ア・リーグ東地区で首位のレイズを3ゲーム差で追う2位レッドソックスがインディアンスを5―4で下し、レイズの優勝決定は25日以降に持ち越しとなった。
レッドソックスが地区優勝に望みをつないだ。4点のリードを追い付かれたが、8回に代打ベイリーの三塁打からチャンスをつくり勝ち越した。フランコーナ監督は「救援陣で(連投などで)投げさせられない投手もいたが、結果的に勝てた」と満足げ。残り4試合で可能性に懸ける。
参照元:スポーツ報知
レッドソックスが地区優勝に望みをつないだ。4点のリードを追い付かれたが、8回に代打ベイリーの三塁打からチャンスをつくり勝ち越した。フランコーナ監督は「救援陣で(連投などで)投げさせられない投手もいたが、結果的に勝てた」と満足げ。残り4試合で可能性に懸ける。
参照元:スポーツ報知
【ニューヨーク22日(日本時間23日)=千葉修宏】ヤンキース松井秀喜外野手(34)が、ニューヨーク市内の病院で、左ひざ関節内の軟骨片を取り除く内視鏡手術を受けた。この日、昨年、右ひざ手術を受けた時と同じ病院に入院。1時間30分の手術、4時間の休憩後、すぐに退院した。深夜に報道陣の前に姿を現すと、早くも23日から自宅で体を動かすリハビリ始動を宣言した。
復活への意欲が態度に表れた。昨年の右ひざ手術時には、さすがに当日は報道陣の前に姿を現すことはなかった。だが、この日は違った。午後6時から左ひざ内視鏡手術開始。午後7時25分に手術を終え、午後11時30分ごろまで休憩すると、知人の運転するマイカーに乗って退院した。その時、病院前に詰めかけた約30人の報道陣を目にして、右手につえを持ちながら車を降りた。
松井は今後のスケジュールについて説明。「しっかりリハビリをして、治ればトレーニングをちゃんとして、来年に備えるだけです。自分の家で『こういうことをやってくれ』というのはあるんで、そういう意味では明日からです」。23日から自宅でリハビリをスタートさせることを宣言した。
左ひざは昨年手術した右ひざと違い、巨人時代からの古傷。内部の損傷の程度も多少深刻だったという。それでも行った手術は、基本的には昨年の右ひざとほぼ同じ。ひざに3カ所の穴を開け、内視鏡、メス、水を流し込む管を注入。約1時間30分をかけて、関節内部の破損した軟骨を取り除いた。現時点で患部はサポーターを巻いているだけで、曲げることも可能だ。
巨人時代の98年に左ひざを痛めてから、だましだましプレーを続けてきた。それが近年は限界に近づいていた。ここ数年、シーズン終盤にはひざの痛みで、決まって失速した。今季は春先から打撃好調を維持し序盤戦は首位打者争いにも加わった。コンディションの悪化で飛距離は落ちても、打撃技術は向上していた。
大リーグの記録を扱うエライアス・スポーツビューロー社のヤ軍担当者は「彼がスーパースターだとは思わないが、本当に良い打者だ」という。これで左ひざの痛みがなくなれば、ジーターやAロッドらと同じく、大リーグでスーパースターになれる可能性だってある。並々ならぬ決意を持って臨む来年の松井は注目だ。
参照元:nikkansports.com
復活への意欲が態度に表れた。昨年の右ひざ手術時には、さすがに当日は報道陣の前に姿を現すことはなかった。だが、この日は違った。午後6時から左ひざ内視鏡手術開始。午後7時25分に手術を終え、午後11時30分ごろまで休憩すると、知人の運転するマイカーに乗って退院した。その時、病院前に詰めかけた約30人の報道陣を目にして、右手につえを持ちながら車を降りた。
松井は今後のスケジュールについて説明。「しっかりリハビリをして、治ればトレーニングをちゃんとして、来年に備えるだけです。自分の家で『こういうことをやってくれ』というのはあるんで、そういう意味では明日からです」。23日から自宅でリハビリをスタートさせることを宣言した。
左ひざは昨年手術した右ひざと違い、巨人時代からの古傷。内部の損傷の程度も多少深刻だったという。それでも行った手術は、基本的には昨年の右ひざとほぼ同じ。ひざに3カ所の穴を開け、内視鏡、メス、水を流し込む管を注入。約1時間30分をかけて、関節内部の破損した軟骨を取り除いた。現時点で患部はサポーターを巻いているだけで、曲げることも可能だ。
巨人時代の98年に左ひざを痛めてから、だましだましプレーを続けてきた。それが近年は限界に近づいていた。ここ数年、シーズン終盤にはひざの痛みで、決まって失速した。今季は春先から打撃好調を維持し序盤戦は首位打者争いにも加わった。コンディションの悪化で飛距離は落ちても、打撃技術は向上していた。
大リーグの記録を扱うエライアス・スポーツビューロー社のヤ軍担当者は「彼がスーパースターだとは思わないが、本当に良い打者だ」という。これで左ひざの痛みがなくなれば、ジーターやAロッドらと同じく、大リーグでスーパースターになれる可能性だってある。並々ならぬ決意を持って臨む来年の松井は注目だ。
参照元:nikkansports.com
◆広島1―9巨人(22日・広島) 腹の底から、声を絞り出した。「しゃー!」高橋尚の全身から、闘志がほとばしり出ていた。「監督にもいつも口酸っぱく言われているけど、自分は本格派。技巧派じゃないと思って投げた」試合中盤の勝負どころ。5回2死一塁から、アレックスを144キロの真っすぐで空振り三振にねじ伏せ、マウンドでほえた。
指先に魂と力を込めた。いつものヒサノリとは、イメージが違った。「狭い球場だし、かわしてかわして、ランナーをためて一発ドーン(被弾)というのが一番ダメ。真っすぐでドンドン攻めていこうと思った」何よりも、戦う姿勢、攻める覚悟を仲間に示したかった。直球で胸元をえぐり、シンカーを落とした。「ストレートがいってたし、その中で変化球が効果的に使えた」と胸を張った。
偶然にも試合前、上原と球速について談笑。「オレは150キロ出たし」と大見えを切り、右腕に「そんなに出えへん、出えへん」と突っ込まれていた。この日の最速は147キロ。緩急を見事に織り交ぜ、完封勝利した05年7月1日の広島戦(東京D)以来の、10奪三振をマークした。
徹底したプロ意識が、7勝目を生んだ。「もう若くはないし」と冗談めかすが、普段から体調管理に細心の注意を払う。夏場はエアコンを極力避け、どうしても空調の利いた空間にいる時は、自動車の中でも、左ひじを冷やさないようにタオルを巻いた。阪神と激突した先の天王山。初戦の19日はブルペンで待機した。先発とリリーフでフル回転しながらも、体調を整えられたのは日々の努力のたまものだった。
今季最長の8回を1失点。134球の熱投に、原監督も声を弾ませた。「今のチーム状況で8回まで投げるのは、価値のある勝利です」連戦続きの過密日程の中、救援陣に休息をもたらした左腕を絶賛した。
厳しい戦いは続く。「スクランブルでいくしかないと思うし、これからも言われたところで、自分のピッチングをしたい」ヒサノリの言葉は真っすぐで、力強かった。
参照元:スポーツ報知
指先に魂と力を込めた。いつものヒサノリとは、イメージが違った。「狭い球場だし、かわしてかわして、ランナーをためて一発ドーン(被弾)というのが一番ダメ。真っすぐでドンドン攻めていこうと思った」何よりも、戦う姿勢、攻める覚悟を仲間に示したかった。直球で胸元をえぐり、シンカーを落とした。「ストレートがいってたし、その中で変化球が効果的に使えた」と胸を張った。
偶然にも試合前、上原と球速について談笑。「オレは150キロ出たし」と大見えを切り、右腕に「そんなに出えへん、出えへん」と突っ込まれていた。この日の最速は147キロ。緩急を見事に織り交ぜ、完封勝利した05年7月1日の広島戦(東京D)以来の、10奪三振をマークした。
徹底したプロ意識が、7勝目を生んだ。「もう若くはないし」と冗談めかすが、普段から体調管理に細心の注意を払う。夏場はエアコンを極力避け、どうしても空調の利いた空間にいる時は、自動車の中でも、左ひじを冷やさないようにタオルを巻いた。阪神と激突した先の天王山。初戦の19日はブルペンで待機した。先発とリリーフでフル回転しながらも、体調を整えられたのは日々の努力のたまものだった。
今季最長の8回を1失点。134球の熱投に、原監督も声を弾ませた。「今のチーム状況で8回まで投げるのは、価値のある勝利です」連戦続きの過密日程の中、救援陣に休息をもたらした左腕を絶賛した。
厳しい戦いは続く。「スクランブルでいくしかないと思うし、これからも言われたところで、自分のピッチングをしたい」ヒサノリの言葉は真っすぐで、力強かった。
参照元:スポーツ報知
◆オリックス5―1ロッテ(22日・京セラドーム大阪) この男がお立ち台に上がれば、もうお約束だ。マイクを向けられた第一声で、小松が叫んだ。「K、I、T、A。K、I、T、A…。キタァ~!」同時に電光掲示板にも「キタァー!」の文字が躍る。恒例となったものまねタレント・山本高広の決めぜりふで、この日もスタンドを笑わせた。
「K、I、T、A」を取り入れた新バージョンは「ローマ字でいこうかなと。斉藤君にパクられたので、違う感じでいけたと思う」と、19日に同じパフォーマンスをした広島の左腕に対抗してアレンジしたもの。前回登板だった16日のソフトバンク戦の翌日にネタを考える余裕っぷりだった。
試合でも主役を張った。1回に里崎に一発を許して以降は無失点投球。早打ちのロッテ打線を巧みにかわし、4回以降は無安打に抑え込んだ。この日に負ければ、首位・西武の結果次第でライバルのリーグ優勝が決まる可能性もあったが、重圧を感じさせなかった。大石監督が「(監督就任後)初めてブルペンのモニターを見なかった」と任せきった快投で今季2度目の完投勝利。14勝に到達したのはチームの日本人では星野伸之以来11年ぶりで、新人王レースにも当確ランプをともした。
これで8連勝としたが、その秘訣(ひけつ)を「部屋をきれいにしてから来ること」と言う。実はきちょうめんな性格で、神戸市内の合宿所の自室は、いつも整理整頓されている。清川投手コーチが「きっちり打者を観察している。気持ちの切り替え方もうまい」と評するのも、そんな性格が関係しているのかもしれない。
月間MVPの有力候補に名乗りを上げる快投に、清原も「小松はすごいな」と感嘆した。クライマックスシリーズ進出へのマジックを4に減らした快調オリックスには、こんなにイキのいい、次代のエース候補がいる。
◆小松アラカルト
◇生まれとサイズ 1981年10月29日、福島県生まれ。26歳。180センチ、80キロ。右投右打。現在でも地元の方言が出ることも。
◇性格は頑固 06年の大学・社会人ドラフト希望枠入団も、プロ1年目の昨季は1勝のみで大半は2軍暮らし。ファームでは、投球時に打者から視線を離すクセを矯正されそうになったが「これでしか投げられない」と拒否し、猛練習で抜群の制球力を身につけた。
◇中継ぎから先発へ 今季は中継ぎで開幕1軍スタートしたが、先発投手が手薄になったチーム事情で先発転向。4月9日のソフトバンク戦(ヤフーD)で先発初勝利を挙げ、ウイニングボールは福島から観戦に来た両親へ。
◇遅刻も乗り越え 4月29日の楽天戦(京セラD)の開始時間を間違え遅刻、球団から罰金20万円を科された。だが5月1日の同戦(スカイ)先発で汚名返上の3勝目。
参照元:スポーツ報知
「K、I、T、A」を取り入れた新バージョンは「ローマ字でいこうかなと。斉藤君にパクられたので、違う感じでいけたと思う」と、19日に同じパフォーマンスをした広島の左腕に対抗してアレンジしたもの。前回登板だった16日のソフトバンク戦の翌日にネタを考える余裕っぷりだった。
試合でも主役を張った。1回に里崎に一発を許して以降は無失点投球。早打ちのロッテ打線を巧みにかわし、4回以降は無安打に抑え込んだ。この日に負ければ、首位・西武の結果次第でライバルのリーグ優勝が決まる可能性もあったが、重圧を感じさせなかった。大石監督が「(監督就任後)初めてブルペンのモニターを見なかった」と任せきった快投で今季2度目の完投勝利。14勝に到達したのはチームの日本人では星野伸之以来11年ぶりで、新人王レースにも当確ランプをともした。
これで8連勝としたが、その秘訣(ひけつ)を「部屋をきれいにしてから来ること」と言う。実はきちょうめんな性格で、神戸市内の合宿所の自室は、いつも整理整頓されている。清川投手コーチが「きっちり打者を観察している。気持ちの切り替え方もうまい」と評するのも、そんな性格が関係しているのかもしれない。
月間MVPの有力候補に名乗りを上げる快投に、清原も「小松はすごいな」と感嘆した。クライマックスシリーズ進出へのマジックを4に減らした快調オリックスには、こんなにイキのいい、次代のエース候補がいる。
◆小松アラカルト
◇生まれとサイズ 1981年10月29日、福島県生まれ。26歳。180センチ、80キロ。右投右打。現在でも地元の方言が出ることも。
◇性格は頑固 06年の大学・社会人ドラフト希望枠入団も、プロ1年目の昨季は1勝のみで大半は2軍暮らし。ファームでは、投球時に打者から視線を離すクセを矯正されそうになったが「これでしか投げられない」と拒否し、猛練習で抜群の制球力を身につけた。
◇中継ぎから先発へ 今季は中継ぎで開幕1軍スタートしたが、先発投手が手薄になったチーム事情で先発転向。4月9日のソフトバンク戦(ヤフーD)で先発初勝利を挙げ、ウイニングボールは福島から観戦に来た両親へ。
◇遅刻も乗り越え 4月29日の楽天戦(京セラD)の開始時間を間違え遅刻、球団から罰金20万円を科された。だが5月1日の同戦(スカイ)先発で汚名返上の3勝目。
参照元:スポーツ報知
◆西武1―6楽天(22日・西武ドーム) 楽天の岩隈が優勝のかかっていた西武を7回1失点に抑えて、今季20勝目(3敗)を挙げた。シーズン20勝到達は03年のダイエー・斉藤(現ソフトバンク)、阪神・井川(現ヤンキース)以来5年ぶりの快挙だ。この日、オリックスが勝ったため、西武の優勝マジックは2のまま。4年ぶりのリーグ制覇は23日以降に持ち越しとなった。
ハイタッチに加わった岩隈に、今季20個目のウイニングボールが手渡された。しっかりと白球を握りしめると、勝利の喜びがジワッとわいてきた。「すごく、素直にうれしいです。チームのためにやってきた結果だと思っています」4点のリードをもらい、7回6安打1失点。自身8連勝で、両リーグを通じて5年ぶりの大台に乗せた。
胴上げはさせない―。報道陣が多く集まった西武Dは、雰囲気が違った。エースの右腕にも自然と力が入る。「緊張してましたね。集中していたように思います」2回、ブラゼルに同点打を浴びたが、低めを意識した投球で次第に岩隈のペースとなる。中5日での次回登板を見据え、わずか84球でマウンドを降りた。
最大のピンチは2点リードの6回無死一、三塁。カウント2―3からこん身の直球で石井義を空振り三振に仕留め、二盗のスタートを切った栗山もタッチアウトで併殺。今季、パ・リーグ相手に被本塁打ゼロの“伝説”は、190発の重量打線相手でも不変だ。「この時代に20勝は大したもんだ。1人で貯金17…。何で最下位なんだろう」野村監督も目を見張った。
04年オフ。「20勝を目指す」と宣言したのは楽天の入団会見だ。しかし、そこからがイバラの道だった。禁止された2段モーションの修正、右肩痛…。06、07年で計6勝だった。昨オフには右ひじの遊離軟骨を除去する手術を受けた。「迷惑をかけてきたので、今年はどうしても勝ちたかった」自らスポーツ用品店で購入した小型のラグビーボールをキャッチボールに使い、ひじの負担を減らすフォーム作りも追求した。ローテを守ることを優先し、早い回で降りることもあった。すべては数多く勝つための用意周到なプランだ。
111イニング連続で被本塁打0のまま、残りの先発予定は2度。背番号と同じ21勝も見えた。今年、自らの寄付金でタイに建てた子供向けの図書館の名前は「ピースフルワールド21」。思い入れのある数字が目の前にある。5位ソフトバンクとも1・5差。「最後まであきらめずに戦いたいです」20勝は通過点に過ぎない。
参照元:スポーツ報知
ハイタッチに加わった岩隈に、今季20個目のウイニングボールが手渡された。しっかりと白球を握りしめると、勝利の喜びがジワッとわいてきた。「すごく、素直にうれしいです。チームのためにやってきた結果だと思っています」4点のリードをもらい、7回6安打1失点。自身8連勝で、両リーグを通じて5年ぶりの大台に乗せた。
胴上げはさせない―。報道陣が多く集まった西武Dは、雰囲気が違った。エースの右腕にも自然と力が入る。「緊張してましたね。集中していたように思います」2回、ブラゼルに同点打を浴びたが、低めを意識した投球で次第に岩隈のペースとなる。中5日での次回登板を見据え、わずか84球でマウンドを降りた。
最大のピンチは2点リードの6回無死一、三塁。カウント2―3からこん身の直球で石井義を空振り三振に仕留め、二盗のスタートを切った栗山もタッチアウトで併殺。今季、パ・リーグ相手に被本塁打ゼロの“伝説”は、190発の重量打線相手でも不変だ。「この時代に20勝は大したもんだ。1人で貯金17…。何で最下位なんだろう」野村監督も目を見張った。
04年オフ。「20勝を目指す」と宣言したのは楽天の入団会見だ。しかし、そこからがイバラの道だった。禁止された2段モーションの修正、右肩痛…。06、07年で計6勝だった。昨オフには右ひじの遊離軟骨を除去する手術を受けた。「迷惑をかけてきたので、今年はどうしても勝ちたかった」自らスポーツ用品店で購入した小型のラグビーボールをキャッチボールに使い、ひじの負担を減らすフォーム作りも追求した。ローテを守ることを優先し、早い回で降りることもあった。すべては数多く勝つための用意周到なプランだ。
111イニング連続で被本塁打0のまま、残りの先発予定は2度。背番号と同じ21勝も見えた。今年、自らの寄付金でタイに建てた子供向けの図書館の名前は「ピースフルワールド21」。思い入れのある数字が目の前にある。5位ソフトバンクとも1・5差。「最後まであきらめずに戦いたいです」20勝は通過点に過ぎない。
参照元:スポーツ報知
◆西武1―6楽天(22日・西武ドーム) 楽天がマジック2としていた西武に快勝した。持ち前の勝負強い打撃で岩隈久志投手(27)の20勝目を“アシスト”したのが、高須洋介内野手(32)。1―1の6回1死満塁から中前にはじき返す適時打。これが決勝打となった。
自分の役割をきっちりと果たし「クマ(岩隈)がいい投球をしていたから、1点取ればいける感じがしていた」と納得の表情の高須。ここ最近、内村に二塁の定位置を譲り、代打での出場が続いていた“仕事人”が今月10日以来の先発で存在感を存分に発揮した形。エースの20勝到達に加え、西武の胴上げを先延ばしにする見事な仕事ぶりだ。
チームとしては、23日の西武戦でも目の前での優勝決定を阻止しなければならない。精神的支柱の山崎武は試合後、「若いやつらに胴上げを見てもらえば、勉強になるかもしれないけど、オレはもう見たくない」とナインにハッパをかける。
この日の快勝で5位・ソフトバンクと1・5ゲーム差に接近。「まだいける。希望がある限り、少しでも上を目指したい」と気合を入れ直す高須。個人としても、楽天としても、このままでシーズンは終われない。
参照元:スポーツ報知
自分の役割をきっちりと果たし「クマ(岩隈)がいい投球をしていたから、1点取ればいける感じがしていた」と納得の表情の高須。ここ最近、内村に二塁の定位置を譲り、代打での出場が続いていた“仕事人”が今月10日以来の先発で存在感を存分に発揮した形。エースの20勝到達に加え、西武の胴上げを先延ばしにする見事な仕事ぶりだ。
チームとしては、23日の西武戦でも目の前での優勝決定を阻止しなければならない。精神的支柱の山崎武は試合後、「若いやつらに胴上げを見てもらえば、勉強になるかもしれないけど、オレはもう見たくない」とナインにハッパをかける。
この日の快勝で5位・ソフトバンクと1・5ゲーム差に接近。「まだいける。希望がある限り、少しでも上を目指したい」と気合を入れ直す高須。個人としても、楽天としても、このままでシーズンは終われない。
参照元:スポーツ報知
◆ソフトバンク2-5日本ハム(23日・福岡ヤフードーム) 日本ハムは3回1死二塁から森本の中前適時打で先制。4回はスレッジ、小谷野の連続本塁打、さらに田中の右前適時打で3点を加え、快勝した。武田勝が7回無失点で7勝目。
ソフトバンクは5連敗となり、今季の負け越しが決まった。
参照元:スポーツ報知
ソフトバンクは5連敗となり、今季の負け越しが決まった。
参照元:スポーツ報知
◆オリックス1―6ロッテ(23日・京セラドーム大阪) ロッテの渡辺俊は緩急使った投球で8回途中まで6安打1失点で13勝目。打線は2回に大松と早川の適時打で2点を先制し、ベニーが5号2ランなどで加点した。
オリックスは岸田が打ち込まれた。
参照元:スポーツ報知
オリックスは岸田が打ち込まれた。
参照元:スポーツ報知
ソフトバンクの王貞治監督(68)が今季限りで退任することが23日、明らかになった。
王監督の去就については、22日、球団の笠井和彦オーナー代行(71)が「問題は体調面だけ」と続投を打診することを明言。孫正義オーナー(51)が27日にも正式要請する方向だったが、急転直下の退任となった。
孫正義オーナー「王監督に体調の許す限り監督を続けていただきたいとの思いは今もゆるぎ無いものではありますが、監督の辞意のお気持ちは強く、ご意思を尊重させていただくことにしました。ただ監督を引かれても福岡ソフトバンクホークスの発展のためには無くてはならない方ですので、今後ともお力添えのほどよろしくお願いしたいと思います。今シーズンも残り僅かですが、思う存分戦っていただき、その後はゆっくりと1年間の疲れを取っていただけるよう、お願いしたいと思います」
参照元:スポーツ報知
王監督の去就については、22日、球団の笠井和彦オーナー代行(71)が「問題は体調面だけ」と続投を打診することを明言。孫正義オーナー(51)が27日にも正式要請する方向だったが、急転直下の退任となった。
孫正義オーナー「王監督に体調の許す限り監督を続けていただきたいとの思いは今もゆるぎ無いものではありますが、監督の辞意のお気持ちは強く、ご意思を尊重させていただくことにしました。ただ監督を引かれても福岡ソフトバンクホークスの発展のためには無くてはならない方ですので、今後ともお力添えのほどよろしくお願いしたいと思います。今シーズンも残り僅かですが、思う存分戦っていただき、その後はゆっくりと1年間の疲れを取っていただけるよう、お願いしたいと思います」
参照元:スポーツ報知