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◆ソフトバンク1―4オリックス(24日・福岡ヤフードーム) ソフトバンク・王貞治監督(68)が福岡での14年間にわたるユニホーム生活に別れを告げた。今季の本拠地最終戦となった24日のオリックス戦は1―4で敗戦。「ラスト福岡」を白星で飾ることはできなかったが、終了後のセレモニーでナイン全員による胴上げで宙に舞った。残りは敵地での8試合。27日のロッテ戦(千葉)から野球人・王貞治が“お別れロード”に臨む。
胃の全摘出手術後、15キロ以上軽くなった王監督の体がふわりと宙に舞った。1度、2度、3度、4度…。本拠地最終戦終了後、1、2軍全選手、コーチによるセレモニー。場内一周後、マウンド付近で胴上げが行われた。涙はない。表情は穏やかな笑みをたたえたままだ。「普段、俺は涙もろくて忠臣蔵とか見ても、何度も同じ場面で泣いてしまうんだけど、自分のことは泣けない。損な性分です」と、苦笑いで振り返った。
セレモニーで行われたラストメッセージ。「故障者が出たとはいえ、決してソフトバンク・ホークスらしい戦いができなかった。すべて監督の責任であります。強く責任を感じております」駆けつけた3万5526人に深々と頭を下げ低迷をわびた。温かい声援が降り注いだが「皆さんとともに夢を分かち合えなかったことを残念に思います」と、敗軍の将として謝罪の言葉を繰り返した。
あまりにも突然の出来事だった。「今年で辞めるから」―。23日のオリックス戦前のミーティング。故障で2軍調整中だった小久保、斉藤、川崎も駆けつける中、コーチや選手、スタッフを前にいきなり辞任を表明した。選手やスタッフの間には「来年もう一度頑張って、王監督を胴上げしよう」という声が上がっていた。それだけにショックは大きく、涙を流す選手もいた。
電撃辞任発表から一夜明けた最後のホームゲーム。だが、王監督が笑顔を咲かせるシーンは皆無だった。打線は最終回に1点を奪うのがやっと。最後の望みの綱だったクライマックスシリーズ進出も完全消滅した。それでも「新しい陣容の監督、コーチ陣が私がやり遂げられなかったことをやってくれると信じています」と次代に託した。
野球人として福岡での戦いを終えた王監督。帰りの通路では「14年も生活するなんて思わなかった。思い残すことはない。幸せな14年間でした」と締めくくり、帰りの車に乗り込んだ。残りは敵地での8試合。ユニホームを脱ぐまでのカウントダウンが、いよいよ始まる。
参照元:スポーツ報知
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胃の全摘出手術後、15キロ以上軽くなった王監督の体がふわりと宙に舞った。1度、2度、3度、4度…。本拠地最終戦終了後、1、2軍全選手、コーチによるセレモニー。場内一周後、マウンド付近で胴上げが行われた。涙はない。表情は穏やかな笑みをたたえたままだ。「普段、俺は涙もろくて忠臣蔵とか見ても、何度も同じ場面で泣いてしまうんだけど、自分のことは泣けない。損な性分です」と、苦笑いで振り返った。
セレモニーで行われたラストメッセージ。「故障者が出たとはいえ、決してソフトバンク・ホークスらしい戦いができなかった。すべて監督の責任であります。強く責任を感じております」駆けつけた3万5526人に深々と頭を下げ低迷をわびた。温かい声援が降り注いだが「皆さんとともに夢を分かち合えなかったことを残念に思います」と、敗軍の将として謝罪の言葉を繰り返した。
あまりにも突然の出来事だった。「今年で辞めるから」―。23日のオリックス戦前のミーティング。故障で2軍調整中だった小久保、斉藤、川崎も駆けつける中、コーチや選手、スタッフを前にいきなり辞任を表明した。選手やスタッフの間には「来年もう一度頑張って、王監督を胴上げしよう」という声が上がっていた。それだけにショックは大きく、涙を流す選手もいた。
電撃辞任発表から一夜明けた最後のホームゲーム。だが、王監督が笑顔を咲かせるシーンは皆無だった。打線は最終回に1点を奪うのがやっと。最後の望みの綱だったクライマックスシリーズ進出も完全消滅した。それでも「新しい陣容の監督、コーチ陣が私がやり遂げられなかったことをやってくれると信じています」と次代に託した。
野球人として福岡での戦いを終えた王監督。帰りの通路では「14年も生活するなんて思わなかった。思い残すことはない。幸せな14年間でした」と締めくくり、帰りの車に乗り込んだ。残りは敵地での8試合。ユニホームを脱ぐまでのカウントダウンが、いよいよ始まる。
参照元:スポーツ報知
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