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巨人・林昌範投手(24)が16日、昨年11月に左ひじ遊離軟骨除去手術を受けて以来、初めてブルペンに入り、捕手を立たせて20球を投げた。3月中旬までに肩を仕上げ、原監督に誓った開幕1軍をつかむ。
そっとプレートに左手を触れた。木の花ドームのブルペン。林は投手の主戦場に戻ってきたことを告げた。浮かべた笑みは、我慢を重ねてきた過程が終わったことを物語っていた。
5球、ウオーミングアップで投げて、セットポジションから捕手を立たせたまま20球を投げた。1球ずつにフォームを確認、怖がらずに左腕を振った。球の回転にバラつきがあったが、マウンドで投げられた事実がうれしかった。「最初にしては良かったと思う。とにかくホッとしてます」スタートラインに立てたことに、素直に胸をなで下ろした。
投球後、見守っていた原監督から「(開幕の)計算に入れていいのか」と聞かれた。「入れてください」と即答した林。開幕に間に合わせることを改めて指揮官に誓った そのために“個人キャンプ”を張る。「今日、キャンプインした感じ」とイメージしている。指揮官がリハビリ組に「復帰」を課している3月10日まで、約3週間。「明日(17日)の状態を見て、次のクールもどんどんブルペンに入っていきたい」球数を増やし、連投に耐えられる肩のスタミナを作る予定で、3月中旬のオープン戦登板を目指していく。
周囲は紅白戦など“実戦モード”に突入している。焦らず、持てる力を出せる状態になれば、遅れは取り戻せると信じている。
参照元:スポーツ報知
左手親指付け根の手術からの復活を目指す、巨人・李承ヨプ内野手(31)が16日、特打で豪快な打撃を披露、17日に行われる紅白戦出場を直訴した。今キャンプ3度目の試合に「出たいと思っています」と断言した。20日には北京五輪出場を目指す韓国代表チームに合流するため、17日にキャンプを一足早く打ち上げる。リハビリから始まった今キャンプの“最終日”に、超回復した姿をファンに披露する。
晴れやかな表情で、李はサンマリンスタジアムを後にした。「今の状態は100%です。紅白戦にも出たいと思っています」胸を張り、笑顔交じりで現状を説明。翌日の紅白戦出場を心に決めた。
踏ん切りをつけるための特打だった。全体練習後、約30分間、黙々と打ち続けた。左手親指を気にするそぶりも見せず、左中間、右中間に鋭い当たりを連発。サク越えこそ108スイングで11発だったが、二塁打となりそうな当たりは40本。「風で打球が伸びない部分もあったけど、スイング自体には満足しています。実戦にはいつでも出られます」痛みはなく、患部への怖さは消えた。そこで、急きょ、初めて実戦に臨むことになった。
長いトンネルだった。昨年10月に都内の病院で手術を受けた。韓国に帰国後はティー打撃、ウエートトレなどを行ってきた。キャンプイン当初は再発への恐怖心もあってか、左方向中心の単打ばかりを打ってきた。だが、1人でティー打撃の数をこなし、徐々に怖さを取り除いた。「最初は不安があった。でも、今は手術後に考えていた以上のもの(プレー)ができている。もちろん、手術前より状態はいい」この日のサク越え11本は、いずれも右翼席への強い当たり。超人のような回復で、実戦復帰にこぎ着けた。
紅白戦は指名打者(DH)での出場が予定されている。20日からは3月の北京五輪世界最終予選(台湾)に臨む韓国代表に合流する。18日には都内で再検査を行う予定で、17日が自身の宮崎キャンプ最終日となる。「もっと練習したいというのもあるけど、まあ、満足しているし、気持ちもいいですね」巨人に再合流するのは3月中旬以降。巨人ファンに「行ってきます」の一発を披露するつもりだ。
参照元:スポーツ報知
◆西武紅白戦 白組0-10紅組=7回制=(16日・南郷スタジアム) 西武の新外国人、キニー投手(31)、ブラゼル内野手(27)、ボカチカ外野手(31)が16日、今キャンプ初の紅白戦に出場。3人そろって結果を残せず、首脳陣を落胆させた。
白組先発のキニーは初回から連打を浴び、4回6失点と炎上した。制球が定まらず、球速も最速139キロにとどまり、小野投手コーチは「MAX150キロと聞いてたんだが…。あと2回は投げさせるけど、この状態が続いたら、考えんといかん」とぶ然。また、白組の「3番・右翼」でスタメン出場したボカチカは3三振。同じく4番に座ったブラゼルはセンター後方への大飛球を放ったが、無安打に終わった。渡辺監督は「3人とも今日は合ってなかったね。まだ初日だから、暗い話はやめようよ!」と明るく笑い飛ばしていたが、期待をしていただけに、何とも不安な紅白戦開幕となった。
参照元:スポーツ報知
◆楽天紅白戦 白組4-1紅組=特別ルール、7回裏まで続行=(16日・久米島) 楽天・岩隈久志投手(26)が16日、紅白戦に先発して3回無失点に抑え、エース完全復活をアピールした。右の肩、ひじへの負担から封印してきた大きく横滑りするスライダー、自称「デカスラ」を解禁し、直球も最速147キロを計測。2年連続開幕投手へ名乗りを上げた。
すべての不安を一掃した。11日の紅白戦では2回6安打5失点だったが、それ以降の自己修正に成功。「前回はバランスが悪かったけど、今日は良かった。ストライクとボールの投げ分けもできた。つかんだ気がします」39球で被安打1。登板後にはブルペンで112球の投げ込みも行った。
前回はスライダーを投げなかったが、この日は解禁。小さく曲がるカット気味のものと「デカスラ」を投げ分けた。「封印していたんですけどね。完全復調の証し? そうですね」03、04年と2連続15勝を挙げた際の武器は、最近の故障で眠っていた。体調のいい今季はその封印を解いて復活する。
参照元:スポーツ報知
◆ロッテ紅白戦 白組1-1紅組=6回制、特別ルール=(16日・石垣島) ロッテ・大嶺祐太投手(19)が、楽天・田中将大投手(19)に挑戦状を叩きつけた。16日の紅白戦で白組の先発として登板し、3回を2四球のみの無安打無失点。21日の楽天との練習試合(久米島)の先発が確定的となり「マー君と一緒に投げたいです」と、同期対決を熱望した。
キャンプ最多となる5500人のファンの前で、大嶺が大人の投球を見せつけた。直球の最速こそ11日の初登板で計測した148キロに及ばない145キロ。そこで制球を重視、打たせて取る組み立てに切り替えた。「チェンジアップで打ち取れたのは自信になった」と、大きな手応えを得た。
バレンタイン監督は「次は楽天戦になるだろう」と示唆した。昨年2月26日、オープン戦(鹿児島)での田中との初対戦は2回5安打4失点。2回2安打無失点のライバルに完敗した。今回、田中の登板は微妙だが「負けているので、リベンジしたい」と、挑発メッセージを送ったそうだ。
清水が2軍調整中のため、先発陣の“第6の男”にも浮上。「1軍でスタートして勝てば、(故郷・石垣)島の人たちの期待にも応えられる」言葉にも頼もしさが増してきた。
◆大嶺 祐太(おおみね・ゆうた) 1988年6月16日、沖縄・石垣市生まれ。19歳。石垣二中時代、硬式野球チーム「八重山ポニーズ」に所属。主に一塁を守り、中2の時、世界大会3位。八重山商工では1年夏からベンチ入り。3年時の06年、甲子園に春、夏連続出場。同年、高校生ドラフト1巡目でロッテ入り。1軍通算1試合0勝1敗、防御率11・25。184センチ、80キロ。右投左打。
◆大嶺の昨シーズン チーム方針で開幕は2軍スタート。4月30日の西武戦(グッドウィルドーム)でプロ初登板初先発したが、4回7安打5失点でKOされ、プロの洗礼を浴びた。その後は背筋痛などに悩まされ、1軍登板なし。11勝7敗で新人王に輝いた田中とは大きく水をあけられた。
参照元:スポーツ報知
◆練習試合 阪神2-5日本ハム(16日・宜野座) 怪物が止まらない。日本ハムの高校生ドラフト1巡目ルーキー・中田翔内野手(18)=大阪桐蔭高=が16日、阪神との2度目の練習試合(宜野座)に「3番・一塁」で出場。7回、右中間を破る2点三塁打を決めるなど4打数2安打2打点をマークした。2打点は実戦5試合目で初。10日の同カードでは場外弾を放ってド肝を抜いた新怪物。阪神投手陣が「タイロン・ウッズ(中日)みたい」と震え上がるなど、逸材ぶりを発揮した。
阪神ファンで埋まったスタンド。完全にアウェーの舞台でも、中田は輝いた。三塁で試合を締めくくるゴロを処理すると、はじけんばかりの笑顔を見せた。「徐々にですけど、いろいろと考えられるようになってきました」2戦連続のマルチ安打に初の2打点。怪物はますます勢いづいてきた。
初回の第1打席、「速かったッスよ」と振り返った福原の直球に、詰まりながらも中堅フェンス手前まで運んだ。3回、2死からの第2打席では、江草の足元を抜くライナーで中前安打。マウンド上の左腕は、打球の速さにとっさに反応できなかった。
江草「スイングが速い。タイロン・ウッズかと思った。低めで悪い球じゃなかったのに…もう少し高めなら、本塁打にされていた」
阪神と2度目の練習試合。前回のような場外弾はなくても、与えたインパクトの大きさが劣らないことは、江草のコメントに集約されていた。
バットは止まらない。2点リードの7回、2死一、三塁の好機で迎えた第4打席では、10日の試合で“プロ1号”を放った左の筒井を返り討ちにした。一塁走者が盗塁して二、三塁と好機を広げた後、「変化球を待っていたけど、なぜか勝手に手が出た」と、高めの直球に差し込まれながらも右中間を破る2点適時三塁打。足がもつれながら、2試合連続の三塁打を記録した。
堂々の2安打2打点。これで対外試合は8打数3安打3打点、打率・375だ。「高校の時、苦手だった」という左腕相手に実戦5試合で8打数4安打。また、投球への抜群の対応力を見せるなど、進化の跡を見せている。一塁、三塁に入った守備でも無失策。走、攻、守で奮闘する18歳に対して、女性ファンから「しょ~く~ん!」と黄色い声援が飛び始めた。「すごくうれしかったというか『頑張ろう』という気持ちになりました」エンジン全開の怪物は、ますます注目を集めそうだ。
◆中田の前回阪神戦VTR 10日、阪神との練習試合に「6番・DH」で先発し、初の対外試合出場となった。2回、2死からの第1打席は岩田の前に中直。しかし、5回。先頭で迎えた2打席目、筒井の内角直球を左翼に推定飛距離130メートルの場外弾を放った。7回、無死二塁の第3打席は玉置の前に三振。8回、無死一、三塁の第4打席は同じく玉置の前に投ゴロ。4打数1安打1打点1本塁打と“デビュー戦”を豪快に飾り、チームに逆転勝ちをもたらした。
参照元:スポーツ報知
ヤンキースの松井秀樹外野手は16日、トレーナーとのリハビリに取り組んだ後、2日続けてのフリー打撃で強い当たりを飛ばした。「一緒かな、きのうと」と振り返った。
指名打者と左翼との起用の配分を問われたジラルディ監督は「ひざがどうなるか。ここまで順調。いつすべてのことができるようになるか」と答えた。
参照元:スポーツ報知
米大リーグは16日、ワールドシリーズ2連覇を目指すレッドソックスのバッテリー組が米フロリダ州のフォートマイヤーズでキャンプインし、松坂大輔、岡島秀樹両投手が始動した。松坂はブルペンで軽めながら41球を投げ、岡島は守備練習などを軽快にこなした。松坂のオープン戦初登板日は、首脳陣の記憶違いで28日から29日に訂正された。
インディアンスに入団した小林雅英投手も初日を迎え、早速ブルペンで45球を投げた。
ヤンキースのバッテリー組は2日目。井川慶投手は初のブルペンで31球。松井秀喜外野手はリハビリの後、フリー打撃で強い当たりを飛ばした。
ドジャースの黒田博樹投手はバントやけん制の練習などをこなし、斎藤隆投手は初ブルペンで変化球など33球を投げた。
マリナーズの城島健司捕手は、全体練習後に居残りで守備練習とティー打撃を約1時間。招待選手として参加のジャイアンツの藪恵壹投手はブルペンで約50球を投げた。
カブスの福留孝介外野手は自主トレ2日目でフリー打撃などを行った。
参照元:スポーツ報知
ドジャースの黒田博樹投手が16日、全体練習の後、チームが制作してメディア各局が放送する番組のロングインタビューを受けた。
選手の単独出演では、故障からの復帰を目指すエース格のシュミットに続く出演で、あらためて期待の大きさをうかがわせた。
この日は投球練習はしなかったが、バスターや送りバントなど攻撃練習が加わったメニューを戸惑うことなくこなした。ブルペンではけん制球のステップの練習。マウンドの硬さを再確認して「違和感はない。投げているうちに掘れて足場が悪くなるよりもいい」と話した。
参照元:スポーツ報知
ヤンキースの井川慶投手は16日、初のブルペンで31球を投げた。チェンジアップが低めに集まり「とんでもないところには行かなかった」と手応えを口にした。
練習後は調整法についてアイランド投手コーチに話し合いを申し込み、ジラルディ監督、キャッシュマン・ゼネラルマネジャーも加えた3人に考えを伝えた。「伝えたいことは伝えられた。コミュニケーションを取れた。去年足りなかったところです」と話した。
ジラルディ監督は「先発を争う1人だと伝えた。力はある。去年は環境が変わって大変な順応をする必要があったということ」と期待を口にした。
参照元:スポーツ報知
◆巨人紅白戦 白組7-4紅組(15日・サンマリン宮崎) 巨人のマーク・クルーン投手(34)が15日、サンマリンスタジアムで行われた紅白戦で初の実戦登板し、貫録の「3Kデビュー」を果たした。白組の2番手としてマウンドに上がり、1回を2安打1失点の内容。最速148キロの直球にフォーク、スライダーを織り交ぜ、アウトはいずれも伝家の宝刀フォークによる空振り三振で奪った。
先頭・ゴンザレスに対するカウント2―1からの6球目。フォークで三振に斬って取ると、客席からは感嘆の声が漏れた。この日は直球とフォークのコンビネーションを中心に22球。このキャンプから挑戦中の高速スライダーも4球試して手応えも感じたが、要所では140キロ台中盤の高速フォークで確実に空振りを奪った。
「きょうは結果じゃなくて、自分がどの位置にいるのか確かめたかったんだ」と自らの調整の進み具合を確認するため、志願登板だったことを明かした。
周囲がヒヤリとする場面もあった。2死三塁から、木村拓の痛烈な打球が左手首を直撃。直後は痛みを抑え切れずにグラブを脱ぎ捨て、ベンチに下がったが、すぐに再登板。1点こそ失ったが、円谷をフォークで三振に仕留めた。「修正したり後退するようなことではないよ」と試合後はアイシング治療だけを行い、大事には至っていないことを強調した。
試合を観戦した原監督も安心した様子だった。「148キロ? まだまだ発展途上ですよ。彼の中では50%。この時期にゲームで投げる意欲を評価したい」と、早くも実戦登板できる段階にさしかかっていることを高く評価した。徐々にアクセルを踏み込んで、最速161キロのストレートに磨きをかけていく。
参照元:スポーツ報知
◆巨人紅白戦 白組7-4紅組(15日・サンマリン宮崎) 巨人・矢野謙次外野手(27)が15日、A班(主力・ベテラン)、B班(若手)混合の紅白戦で“チーム第1号”となる左越え満塁本塁打を放った。昨年5月31日のソフトバンク戦(東京ドーム)で放った代打満塁逆転アーチをほうふつとさせる一撃で猛烈アピール。亀井義行外野手(25)も2本の二塁打で存在感を示した。ラミレスの加入で昨年以上に外野の定位置争いは激化しているが、若武者たちはそれを刺激にレベルアップして、逆転の開幕スタメンを狙う。
バットを空高く放り上げた。手応えはあった。矢野は必死でボールの行方を追った。「ちょっと詰まったけど、うまく押し込めました」フルスイングから放たれた白球は、風にも乗り、左翼席前列に飛び込んだ。今年の“チーム第1号”は豪快なグランドスラム。着弾点を確認した背番号48は、とびっきりの笑顔を見せた。
勝負強さは健在だった。3点を追う3回2死満塁。制球の定まらない深沢の内角直球を捕らえた。「うまく回れました」キャンプではギリギリまでボールを引きつけて、軸をぶらさずに回転させる打撃を心掛けてきた。絶好のチャンスで成果が出た。昨年5月31日のソフトバンク戦で放った、球団20年ぶりとなる代打満塁逆転弾を思い起こさせる一撃だった。
激しい外野手の定位置争いで強烈にアピールした。現状では実績のあるラミレス、谷、高橋由の3人が抜きん出ている。ほかにも、清水、亀井、鈴木尚とライバルは多いが、チャンスはある。高橋由は昨季終盤に腰を痛め、谷もオフに右ひじを手術した。決してコンディションは万全とは言えない。夏には北京五輪も控えており、レギュラー奪取は可能だ。大型補強に腐るどころか、むしろ闘志に火が付いた。
オフの体づくりが形となって表れた。年末に3日間の“断食トレ”を敢行。水と専用ドリンク以外は口にせず体重を3キロ減らし、しっかりとした食生活で体をつくり直した。今キャンプでは通常950グラム前後のマスコットバットを1キロに増量。「それでも軽く振れる」とパワーアップと体のキレを実感している。
原監督は「矢野と亀井は、若手の中では頭一つ二つ抜きん出ている選手。レギュラーに最も近い」と説明。「2人にはレギュラーを脅かしてもらいたい」とさらなる奮起を期待した。「こうやってチーム内でアピールするのはいいことです」と指揮官。チーム力底上げのためにも、激しいレギュラー争いを望んでいる。
矢野は宮崎入りしていから、同じ言葉を繰り返した。「自分のできることをやるだけです」必ず結果は付いてくる。そう信じて、毎日フラフラになるまでバットを振り続ける。
◆矢野の満塁本塁打VTR 昨年5月31日のソフトバンク戦(東京ドーム)、内海が4回途中3失点で降板。0―3と敗色濃厚の7回1死満塁の好機に、矢野は代打・清水の代打として登場。カウント0―1から篠原が投じた真ん中高めの甘い直球を振り抜き、左翼席に飛び込む逆転のグランドスラムを放った。プロ初の満塁弾は、巨人では87年に原(現監督)が放って以来、20年ぶりの代打満塁アーチ。渡辺恒雄会長に「今日のホームランは1000万円以上の価値がある」と大絶賛された。
参照元:スポーツ報知
楽天のリック・ショート(35)、ホセ・フェルナンデス(33)両内野手が15日、久米島キャンプに合流した。オフも休まずにトレーニングを続け、4キロ減のスリムなボディーで来日したリックは「今年は盗塁にもチャレンジする」と鈍足返上をアピール。昨年は22本塁打と不発に終わったフェルナンデスは「今年は80本打つ」と宣言した。
「体が軽くなった分、速く走れると思う。今年は盗塁にもチャレンジする」昨年はわずか2つ、日本での3シーズンで計10盗塁しか記録していないリックが、快足ランナーへの変身を約束した。
ゲッソリとこけたほおに鋭い眼光、引き締まったボディー。オフの間、米イリノイ州の自宅周辺で週6日のペースでトレーニングを続けた。「ランニングを増やしたら、4キロくらい減った。もちろんパワーは維持してるよ」初日から室内でのフリー打撃で快音を連発するなど、仕上がりの早さをうかがわせた。
昨年はリーグ2位の3割3分をマークしたが、本塁打は4本。年齢的に長打力は伸ばせないが、ダイエットによるスピードアップは、野村監督が望む機動力野球にフィットするはず。「個人のタイトルよりも、まずチームが勝つこと」と、今季もフォア・ザ・チームに徹する考えだ。
一方のフェルナンデスは、野村監督から「オーバーウエートだろ」と疑われるほど、ややポッチャリ状態。それでも、1月下旬まで母国ドミニカのウインターリーグでプレーしており、ブランクはほとんどない。昨年は同じ合流初日に「70本打つ」と豪語しながら、22本塁打に終わった。それでも「もう終わったこと」と超前向きなラテン系。「今年の目標? 80本かな」と笑顔で世界新記録宣言をぶち上げた。
初日の様子を見た橋上ヘッドコーチは「2人とも、それほど仕上げに時間はかからないだろう」とひと安心。両助っ人とも、1軍キャンプ終了後も2軍とともに久米島に残り、3月1日のロッテ戦(長崎)からオープン戦に参加する予定だ。
参照元:スポーツ報知
西武は15日、契約未更改のため自費で宮崎・南郷キャンプに参加しているG・G・佐藤外野手(29)を16日から始まる紅白戦に出場させない方針を決めた。野球協約では契約保留選手も公式戦、オープン戦以外の出場は認められているが、渡辺監督は「開幕に向けて競争する場所なので、支配下登録ではない選手は出せない」とし、球団と契約を結ぶまでは試合では起用しないことを本人に通達。昨季25本塁打と活躍した大砲が、レギュラー陥落の窮地に立たされた。
頑として球団の提示額をはねつけてきたGGが、“紅白戦締め出し”という苦しい状況に陥った。渡辺監督と球団幹部はこの日午後、紅白戦におけるGGの処遇について話し合い、出場させないことを確認した。出場することに協約上の問題はないが、渡辺監督は「紅白戦の段階で振るい落としが始まるので、公式戦に出られるか分からない選手は出せない。契約選手を見るのが目的」と説明。監督本人がGGへ、契約を結ぶまで実戦では起用しない意向を伝えた。
一時的にだが、チームの構想から消えることになったGGは「さみしいですね」と関係者に話したという。報道陣に対しては「そうなんですか」とだけ言い残して宿舎に戻った。選手会長の赤田は「GGさんには自分が納得いくまで交渉してほしいが、監督の言い分も理解できる」と、選手会としては抗議するつもりはないことを明言した。
厳しい措置の背景には、激しい外野のレギュラー争いがある。実績のある赤田、栗山に、新外国人ボカチカ、若手成長株の松坂らが競っており、多くの選手にチャンスを与える必要がある。昨年日本人トップの25本塁打を放ったGGといえども特別扱いはされない。さらに渡辺監督は「試合中にけがをした場合の補償も気になる」と未更改選手ゆえの扱いの難しさも理由に挙げた。
昨年末から球団とGGの話し合いは平行線をたどり、年俸調停にまで発展。パ・リーグが受理せず再び交渉。2月に入ってからは、前田康介球団本部長と代理人の吉田朋弁護士がメールでやりとりしてきた。当初の提示額は3500万円で、GGの希望とは1000万円の開きがあったが、球団幹部は「歩み寄りもしているので合意できるかなと思っていたが、予想以上に長期化した」と説明。球団側はキャンプ開始当初、合意がなければ紅白戦に出場できないことも伝えていたが、妥結点は見いだせなかった。
紅白戦は16日から打ち上げの22日まで5試合を予定しており、渡辺監督は「試合に出られないと実戦の勘が鈍るのが心配。契約が出来たらドンドン出てもらう」と気遣ったが、GGがレギュラーの座を失いかねない立場に追い込まれた。
参照元:スポーツ報知
「投手・中田」がプロの世界で実現した。日本ハムの高校生ドラフト1巡目ルーキー・中田翔内野手(18)=大阪桐蔭=が15日、沖縄・名護キャンプでプロ初のブルペン入り。全53球のうち、前半は梨田監督を捕手役に、145キロ級の直球を次々と投げ込んだ。プロ入りをきっかけに、打者専念を決断した怪物だったが「『投げろ』と言われれば、投げたい気持ちはあります」と再びの“二刀流”に色気を見せた。
ついにこの時がやってきた。すべての練習メニューを終え、普段から使用する内野手用グラブを手にした中田が向かった先はブルペン。他に投手は誰もいない。「久しぶりッスね。けっこう、気持ち良かったッス」計53球。“独壇場”のマウンドで「投手・中田」が剛腕を振り下ろした。
指揮官の粋な演出に乗せられた。実戦もなく、のんびりムードが漂っていた中、梨田監督が怪物の元に歩み出た。「一塁、三塁、外野の特守ならどこがいい?」これに渋い表情を浮かべた中田だが「ブルペンはどうだ?」という誘いに「ブルペンで」と即答した。
そのブルペンでは、指揮官とバッテリーも組んだ。立ち投げ11球、座らせて10球。うなりを上げる白球と心地いいミット音に、梨田監督は「ナイスボール!」を連発。怪物は少し照れながら「あっざ~す!」と返した。中山ブルペン捕手に代わった後半は、スライダー、カーブ、パームと変化球も披露。「スライダーは高校の時と変わってなかった」と笑った。
マウンドに立つのは、昨年7月30日に夏の大阪府大会決勝で金光大阪に敗れて以来だが、最速はいきなり142キロを計測。スピードガンは最後の数球に構えたもので、球団関係者は「最初の方は144、5キロは出ていたのでは」と証言。MAX151キロで投手としても逸材だった中田は「最高142? 終わってますね」と苦笑したが、指揮官は「三塁から一塁に投げるよりも、ずっといい。不思議やね」と目を細めた。
ついに動き出した「投手・中田」。こうなると、本番での起用にも夢が膨らむ。かねてから交流戦対策として、ワンポイント起用のプランを掲げていた梨田監督は「投げることが励みになるなら、ニンジンをぶら下げることはある。それに、練習もしないでやるのは失礼やし」と今後のブルペン入りも示唆した。
プロ入りと同時に、打者専念を一度は決断した怪物も「『投げろ』と言われれば、投げたい気もします」と“二刀流”の復活に意欲をみせた。バットだけじゃない。105キロのボディーには、無限の可能性が詰まっている。
◆元祖二刀流は川上 「打撃の神様」と呼ばれた川上哲治(巨人)は、左投手として入団。39試合に登板して11勝を挙げている。237勝の野口二郎(セネタース、阪急)は登板しない時は一塁、外野を守った。永渕洋三(近鉄)は入団直後、代打で出場してそのままマウンドに登り、次には外野の守備に回るという離れ業も演じている。96年の球宴ではオリックス・イチロー(現マリナーズ)が登板。99年には阪神・新庄剛志が、キャンプで二刀流に挑戦したが断念している。ロッテの柳田将利は06年のキャンプで二刀流に挑戦。その後、投手に専念したが、今年から再び挑戦している。
参照元:スポーツ報知
レッドソックスのファレル投手コーチは15日、松坂大輔投手が28日のボストン・カレッジ戦でオープン戦に初登板することを明かした。同コーチによると「松坂は2イニングを投げる」予定という。
15日は同コーチとフランコナ監督らが各投手と個人面談。松坂は「やりたい練習とか、そういう話はした。(オープン戦の登板日は)もう言われた」と話し、16日から始まるキャンプに向け、気持ちを高めていた。
参照元:スポーツ報知
ドジャースの黒田博樹投手(33)は15日、早くもブルペンで力強い投球を見せ、キャンプ初日の感想を聞かれ、はっきりした口調で答えた。
―今の気持ちは。
「新しい発見ばかりであっという間に終わってしまった。朝が早いのも日本と違うので、これを身に染み込ませたい」
―ドジャースの背番号「18」は。
「自分では分からないが、これからなじんでいけば、と思う」
―ブルペンでは30球ほどで済ませた。
「周りにそんなに投げている投手がいないし、最初はこっちのスタイルに合わせた」
―監督は球数について説明したいようだ。
「監督に使われやすい選手でありたいので、合わせていかないといけない部分も出てくる。やってみないと分からないのは不安だが、試合数が多いので(米国流は)理にかなっているのかなと思う」(共同)
参照元:スポーツ報知
マリナーズの城島健司捕手は15日、一人居残ってミットの型作りを行った。感触を確かめながら打撃マシンの球を約50球ほど受けた。用具には細心の注意を払う日本選手らしい練習だった。
城島がシーズン中に使用するミットは雨天用を除いて2個。ソフトバンク時代からの知り合いにある程度まで任せているが、仕上げは自分でやるという。
実戦に入ると、しんよりも、むしろ周辺で捕球する場面が増えるそうで、「もう、しん(中央)はできているので、その周りと網の部分を柔らかくしておく」と準備に余念がなかった。
参照元:スポーツ報知