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◆練習試合 阪神2-5日本ハム(16日・宜野座) 怪物が止まらない。日本ハムの高校生ドラフト1巡目ルーキー・中田翔内野手(18)=大阪桐蔭高=が16日、阪神との2度目の練習試合(宜野座)に「3番・一塁」で出場。7回、右中間を破る2点三塁打を決めるなど4打数2安打2打点をマークした。2打点は実戦5試合目で初。10日の同カードでは場外弾を放ってド肝を抜いた新怪物。阪神投手陣が「タイロン・ウッズ(中日)みたい」と震え上がるなど、逸材ぶりを発揮した。
阪神ファンで埋まったスタンド。完全にアウェーの舞台でも、中田は輝いた。三塁で試合を締めくくるゴロを処理すると、はじけんばかりの笑顔を見せた。「徐々にですけど、いろいろと考えられるようになってきました」2戦連続のマルチ安打に初の2打点。怪物はますます勢いづいてきた。
初回の第1打席、「速かったッスよ」と振り返った福原の直球に、詰まりながらも中堅フェンス手前まで運んだ。3回、2死からの第2打席では、江草の足元を抜くライナーで中前安打。マウンド上の左腕は、打球の速さにとっさに反応できなかった。
江草「スイングが速い。タイロン・ウッズかと思った。低めで悪い球じゃなかったのに…もう少し高めなら、本塁打にされていた」
阪神と2度目の練習試合。前回のような場外弾はなくても、与えたインパクトの大きさが劣らないことは、江草のコメントに集約されていた。
バットは止まらない。2点リードの7回、2死一、三塁の好機で迎えた第4打席では、10日の試合で“プロ1号”を放った左の筒井を返り討ちにした。一塁走者が盗塁して二、三塁と好機を広げた後、「変化球を待っていたけど、なぜか勝手に手が出た」と、高めの直球に差し込まれながらも右中間を破る2点適時三塁打。足がもつれながら、2試合連続の三塁打を記録した。
堂々の2安打2打点。これで対外試合は8打数3安打3打点、打率・375だ。「高校の時、苦手だった」という左腕相手に実戦5試合で8打数4安打。また、投球への抜群の対応力を見せるなど、進化の跡を見せている。一塁、三塁に入った守備でも無失策。走、攻、守で奮闘する18歳に対して、女性ファンから「しょ~く~ん!」と黄色い声援が飛び始めた。「すごくうれしかったというか『頑張ろう』という気持ちになりました」エンジン全開の怪物は、ますます注目を集めそうだ。
◆中田の前回阪神戦VTR 10日、阪神との練習試合に「6番・DH」で先発し、初の対外試合出場となった。2回、2死からの第1打席は岩田の前に中直。しかし、5回。先頭で迎えた2打席目、筒井の内角直球を左翼に推定飛距離130メートルの場外弾を放った。7回、無死二塁の第3打席は玉置の前に三振。8回、無死一、三塁の第4打席は同じく玉置の前に投ゴロ。4打数1安打1打点1本塁打と“デビュー戦”を豪快に飾り、チームに逆転勝ちをもたらした。
参照元:スポーツ報知