スポンサードリンク
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
落合竜が不敗ローテでG倒に挑む。中日は巨人3連戦で中田賢一投手(25)、山井大介投手(29)、チェン・ウェイン投手(22)が先発。エース・川上が下半身の張りで離脱中だが、巨人戦に抜群の相性を誇る3本の矢で3連勝を目指す。
お得意様を相手にしても、中田に油断はない。巨人戦は06年9月から5連勝中。4月1日(東京D)にも上原に投げ勝ち、今季初勝利を挙げた。キラーとしての実績は山井も負けない。昨季のG戦は3試合で3勝。右足内転筋を痛め、開幕には出遅れたが「長いイニングも大丈夫」と力を込めた。3戦目を任されるチェンも「下半身を使って制球に気をつけたい」と、プロ初白星を挙げた2日の巨人戦(東京D)に続く快投を誓った。
参照元:スポーツ報知
本拠地3連勝で星を五分に戻した楽天は、今季2度目の貯金生活を目指して15日からロッテとの3連戦(千葉マリン)に挑む。第1戦の先発は永井怜投手(23)。開幕から中6日を守ってきた先発ローテ投手陣では初の中5日での登板となるが、体力に自信を持つ本人に不安は一切無し。2勝10敗と大苦戦中のビジターで連勝を継続し、チームを「内弁慶」返上に導く。
試合前日の14日。初の中5日での登板にもかかわらず、永井はKスタの室内練習場で黙々と体を動かし続けた。ブルペンでは、前回、前々回の登板前日と同じ53球の熱投。その後もダッシュを続けた。「少し体が張っているくらいの方がいいんですよ」涼しげな表情で汗をぬぐった。
東洋大でもまれてきた鉄腕だけに、登板間隔が短くなっても不安はない。紀藤投手コーチは「投手陣のなかでも回復が早いほう」と信頼を寄せる。昨年、中5日で先発した試合は4試合で2勝0敗。中継ぎとして、連投や中1日でのマウンドも何度もあった。「肩の回復が早いんです。この間も、次の日には疲れが取れていた。2日あれば投げられます」好調の右腕は自信を漂わす。
ロッテに対する苦手意識も克服した。昨年は4試合で計8イニングを投げて9失点と打ち込まれた。「ロッテは嫌いだった」と本人も認めるが、2日のKスタでの対戦では8回2/3を3失点と快投し、今季2勝目を挙げた。しかも、現在のロッテはサブロー、ズレータ、福浦が2軍落ちするなど「1・5軍」状態。「チャンスですね」と永井。マイナス材料は見あたらない。
悪夢の6連敗から、Kスタでの3連勝で再び波に乗ったチーム。無敗の本拠地に比べてビジターは2勝10敗と「内弁慶」状態も、2勝のうちの1勝を挙げた永井には関係ない。「Kスタではいい雰囲気でやれている。ビジターにも持っていきたい」京セラドームでオリックス相手にプロ入り初完封を飾った今季初登板の再現を目指す。
参照元:スポーツ報知
ヤクルト・由規投手(18)は14日、木田ら8選手と共にさいたま市の県立小児医療センターを訪問。入院中の子供たちを激励した。「プロで何勝したの?」という質問に答えられなかった右腕は、プロ初勝利を手土産にオフに再び施設を訪れることを誓った。
激励するはずが、逆に子供たちからパワーと明確な目標をもらっていた。「自分としても元気をもらえるし、オフにまた来たい。『何勝?』と聞かれて、答えられなかったので」
13日のイースタン・リーグ巨人戦(八王子市上柚木)で、公式戦初登板。ノーワインドアップにした新フォームで、1回を無失点と手応えを得た。プロでの再スタートを切ったルーキーが、子供たちのためにも一歩ずつ階段を上がっていく。
参照元:スポーツ報知
欽ちゃんが、マイク片手に米国進出だ。萩本欽一監督(66)率いる「茨城ゴールデンゴールズ」(GG)が、今月28日から米国遠征することが14日、分かった。29日にはミネソタ州セントポールで独立リーグの人気球団として知られる「セントポール・セインツ」と“爆笑球団世界一決定戦”を行うなど、2試合を予定。萩本監督はマイクでの“世界制覇”に意欲を見せた。
夢列車が太平洋を渡る。GGがセインツとセントポール市内の球場で交流戦を行うことになった。「『どっちが世界一面白いか、勝負しよう』って挑戦状が届いたの」そう欽ちゃんが説明するように、同球団は徹底したファンサービスと地域密着で年間観客動員30万人を誇る強豪。豚をボールボーイ役に使う演出でも知られる。「楽しいことはいいことだ」をモットーに、球場内にはいつも爆笑の嵐が吹き荒れている。メジャーにも選手を輩出するなど、実力も折り紙付きだ。
同球団のトム・ウェイリー副社長が先週、来日。9日に東京都内のホテルで欽ちゃんと会談し、“挑戦状”を手渡した。大将は米国の観客をとりこにするため、これまでのギャグを英訳するなど目下、努力中。「“欽ちゃんラン”が全米ではやったら、最高だよね」と壮大な野望を持っている。
遠征には片岡安祐美内野手(21)や、今季から入団した前オリックス・吉田修司投手(41)も参加。もちろん野球は真剣勝負で臨む。「“裏ワールドシリーズ”かなあ。世界一を目指す遠征ですよ」と力を込めた大将。得意の素人いじりで、米国人のハートに火をつける。
◆欽ちゃん球団、過去のドリームマッチ ○…茨城GGはレッドソックス・松坂率いる草野球チーム「サムライ」と昨年1月、東京ドームでメジャー入りする松坂の「壮行試合」と銘打って対戦。8―0で勝利した。今年1月には横浜スタジアムで再戦。元横浜の佐々木主浩投手ら豪華メンバーが参加する中、サムライが7―5で雪辱した。また、2月にはキャンプ地の宮崎・日向で東国原英夫知事率いる「チームそのまんま宮崎」と戦い、勝っている。
◆セントポール・セインツ 米ミネソタ州セントポールを本拠地とした独立リーグ・アソシエーションリーグに所属するプロチーム。1995年設立。地域密着を掲げた球団の先駆けで、ファンサービスの徹底ぶりは有名。四国・九州アイランドリーグに今年から参戦した「長崎セインツ」と業務提携している。現在、Rソックスのドリュー外野手などを輩出、日本でもソフトバンクでプレーしている竹岡投手が在籍していた。
参照元:スポーツ報知
◆ヤンキース8―7レイズ(14日・セントピーターズバーグ) ヤンキースの松井秀喜外野手は「5番・指名打者」で出場、5打数無安打だった。
レイズの岩村明憲内野手は「1番・二塁」で4打数無安打。
9回、右翼手がフェンスに背中をぶつけながら松井秀の飛球をキャッチした。5打数無安打。今季3度目の無安打試合だった。
午前5時半にボストンからセントピーターズバーグ入りし、6時半に床に就いた長い1日。勝利で終えてほっとしたのは確かなようだ。
レイズは1―7から一時は同点に追いついたが、8回に本塁打を打たれて競り負け。岩村は5試合ぶりの無安打を嘆いた。
8回の第5打席ではリベラと対戦。左飛に打ち取られたが「(当たりは)悪くない。ヤンキース楽勝の展開で、8回からリベラを出させたのは自分たちのチームも自信を持っていい」と敗戦の中にも光を見つけていた。
松井秀「追い上げられての小差の勝利)今日は逆転されていたら、かなりショックなゲームだった。そういう意味でよかった」
岩村「(序盤に)3本、本塁打を打たれて相手に勢いがついたかに見えたが、よく盛り返した。その輪に加われなかったのは残念」
参照元:スポーツ報知
◆マリナーズ1―5ロイヤルズ(14日・シアトル) マリナーズのイチロー外野手(34)は、「1番・中堅」で先発出場し4打数2安打だった。城島健司捕手は「8番」で先発、3打数2安打だった。
イチローが2度の巧打で魅せた。1打席目はバットを折りながら右前に落とし、2安打目はカウント2―2から2球ファウルの後、外角高め速球を三塁後方に運んだ。
イチローは1打席目について「体の動きやバットの動きによってそこに落ちるようになっているというか、そういう動きになっていないとあそこには落ちない。偶然の中の必然という感じ」と独特の言い回しで振り返った。
参照元:スポーツ報知
◆ドジャース4―6パイレーツ(14日・ロサンゼルス) ドジャースの黒田博樹投手が、本拠地ドジャースタジアムで初登板した。6回7安打3失点で勝ち投手の権利を残し交代したが、チームが4―6で敗れたため勝ち負けは付かなかった。抑えの斎藤隆投手が逆転3ランを浴び、今季初黒星。
黒田が本拠地ドジャースタジアムでデビューした。入場曲に選んだ人気ロックバンド、フー・ファイターズの「マイ・ヒーロー」のリズムに乗り、1回は3人で抑えた。
だが、その後は苦しかった。2回2死一塁から7番バティースタに先制の2ランを打たれた。
ドジャースは打線が不振で2カード連続負け越し中。トーレ監督は、黒田のこれまでの登板で打線の援護が遅れたことから、「早めに点を取って楽に投げさせたい」と話していたが、苦しい展開に。それでも自ら同点の適時二塁打を放ち、勝ち投手の権利を残しての降板となった。
黒田博樹投手「調子が悪いながら粘り強く投げられたとは思う。あの2点本塁打は痛かった。(適時打は)バットに当てれば何かが起こると思って必死になった。(斎藤については)投手である以上、打たれることはあるので何も言うことはない」
斎藤隆投手「何も言い訳するようなことはない。日本の方は楽しみにしていたと思うし(黒田の白星が消えたことは)残念。いい形でつないでもらったので、本当に残念という以外にない。あしたに引きずらないように反省するところは反省したい」
参照元:スポーツ報知
◆巨人6―4ヤクルト(13日、東京ドーム) 巨人が4発の打ち上げ花火で、2カード連続の勝ち越しを決めた。主役はラミレスだ。1回に2試合連続の4号、3回には2打席連続となる5号2ラン。得意の古巣・ヤクルト戦でパワーを見せつけた。4番に負けじと、小笠原も1回に先制3号2ラン。7回には伏兵・古城がプロ2本目、巨人での初アーチを右翼席へ運び、原監督を喜ばせた。6点すべて本塁打で叩き出した原巨人。この勢いで15日からの中日3連戦(ナゴヤD)に臨む。
急ぎ足で、ラミレスはお立ち台に向かった。ジャビット人形を受け取り、一段高い所から球場を見渡した。「気分がいい。これだけたくさんの人の前で活躍できたんですから」2打席連続の圧巻アーチ。本拠地初のヒーローインタビューで、目じりが下がりっぱなしだった。
流れを、一気に引き寄せる2試合連続の4号ソロだった。1回1死、小笠原の2ランで先制した直後だった。増渕のカウント2―3からの7球目。真ん中高めのスライダーを振り抜くと、打球は左翼席最前列で弾んだ。「今日は忘れなかった。打ったら絶対にやろうと思ってた」いつものパフォーマンスを封印し、ベンチ前カメラに向かってJ2横浜C・三浦知良選手(40)の「カズダンス」を披露。「あれはカズキダンスだよ。できて良かった」キャンプ中に野球教室で訪問した、宮崎市内の大淀中の野球部・原田和樹くん(中2)が踊ったダンスに一目ぼれ。本拠地2号の際に実行する、という約束を守った。
1本目がパワーなら、2本目は技だ。2点差になった3回1死一塁。増渕のカウント0―1からの内角高めの直球に腕をたたんで対応。ややシュート回転し体に向かって来るボールを、いつもより前でさばいた。「ゲッツーにならないように思いっきり振り抜いた」左翼席上段まで飛んだ5号2ランを冷静に振り返った。
謙虚な姿勢が生んだ、2発だった。「原監督と、打撃コーチにいろいろ教わったから」と本人も認める。このヤクルト3連戦でバットの位置を下げ、左足の上げ方も小さくした。「今までのように上で構えると、ミートポイントまで時間がかかるし、足はタイミングの問題。始動を早くするため」と説明。トップから最短距離でボールを捕らえた2本目は、まさに努力の証し。ここ数試合は試合前練習でランニングの量も増やし、体のキレも増した。打つために何が必要かを考え、すぐに行動に移す。
3、4番の連弾に、4番の2打席連発で、前日(12日)、投打がかみ合わなかった嫌な負け方を一掃。原監督も「3、4番がいい形で点を入れてくれた。このあいだは3連敗し、昨日も負けたけど、切り替えて勝てて良かった」と開幕カードで3連敗したヤクルトに競り勝ち、2カード連続の勝ち越し。逆襲への手応えをつかんだ。2本塁打3打点と主砲が打っての快勝劇。強い巨人の戦い方が戻ってきた。
巨人・原監督「(木佐貫は)ちょっと淡泊に本塁打を打たれた。ひと踏ん張りするのが勝負です。流されてはいけない。重いゲームだったが、6点目が大きかった。(古城の一撃は)頭の片隅にもなかった。個人的には今年の中で一番うれしい本塁打かもしれない。昨日の負けゲームから切り替えて勝ててよかった。スンちゃんは本来の姿とはかなり違う。奮起を期待? そうです」
参照元:スポーツ報知
打球が左翼線に落ちるのを確認するまでもなく、ロッテ・ナインが一斉にベンチを飛び出した。1―1で迎えた延長10回無死満塁。「(次打者の)早川さんに『お前が決めてこい』と言われて、気合が入っていた」根元が、武田久の初球を鮮やかに流し打った。06年8月5、6日のソフトバンク戦(千葉)以来となる2日連続のサヨナラ劇。スタンドにもグラウンドにも、言葉にならない歓喜の声があふれた。
不調のオーティズらに休養を与える狙いもあり、今季21試合目で初めて組まれた純国産打線。期待に応えたのは3年目の若手コンビだった。まずは、プロ初の劇打を放った24歳の根元だ。左ふくらはぎ痛の西岡に代わる切り込み隊長役。「たくさん練習してきた自分を信じていた」新人の年にいきなりイースタン・リーグの首位打者を獲得した打撃センスが、ここ一番で発揮された。
もう一人の立役者は、20歳の細谷だ。この日プロ入り初めて1軍に昇格し、即スタメンに抜てきされた。1点を追う7回2死二塁から、右前に同点適時打を運んだ。値千金のプロ初安打初打点に「鳥肌が立って、毛穴が全部開いちゃいました。夢かなあという感じ」と、笑いが止まらない。チームへ合流するため、さいたま市内の寮から球場近くのホテルに到着したのは前夜零時。試合前に大好きなロックバンド「BOφWY」の曲で眠気と緊張を吹っ飛ばし、結果につなげた。
新人のころ、2人は何気なくこんな会話を交わしたことがあった。「何年か後に、1軍で一緒にグラウンドに立てたら面白いよね」主力が故障や不振で次々離脱し、開幕スタメンでこの日の先発に名を連ねたのは4人だけ。怖い物知らずの2人を旗頭に、ロッテが苦境を乗り越える。
◆根元 俊一(ねもと・しゅんいち)1983年7月8日、東京都生まれ。24歳。花咲徳栄高の3年夏に甲子園出場。東北福祉大では、3年時の全日本大学選手権優勝。05年大学・社会人ドラフト3巡目で、ロッテ入団。昨季までの通算は65試合で、打率2割2分6厘、1本塁打、10打点。177センチ、75キロ。右投左打。独身。
◆細谷 圭(ほそや・けい)1988年1月17日、群馬県生まれ。20歳。太田市商では高校通算46本塁打も、3年夏は群馬県大会決勝で敗退。05年高校生ドラフト4巡目で、ロッテ入団。昨季は2軍で9本塁打を放ち、頭角を現した。182センチ、84キロ。右投右打。独身。
参照元:スポーツ報知
鋭い打球が左翼手の差し出したグラブをかすめ、抜けていった。二塁走者がサヨナラのホームを踏むと、王監督は両手でガッツポーズを繰り出した。今季4度目のサヨナラ勝利で、実に5カードぶりの勝ち越し。疲れた表情で会見場に現れた指揮官も「(勝ち越しは)久しぶりだな」と、笑顔をのぞかせた。
ヒーローは8年目の仲沢だった。同点で迎えた9回2死一、二塁の好機で、大沼のスライダーを左中間へ二塁打。プロ野球人生で初のサヨナラ打となり、決勝打を放った10日のオリックス戦に続くお立ち台へ。前回は緊張のためか、かみっぱなしでチームメートに冷やかされた。今回、リベンジに臨んだが、真っ赤な顔で「これからも頑張ります。応援よろしくお願いします!」とあっさり終了。インタビュー後の囲み取材では「ここに来たらしゃべれるのに…。まあ、ああいうキャラでいきます」と、報道陣を笑わせた。
開幕5連勝を果たした3月25日のロッテ戦(ヤフーD)以来、19日ぶりとなる連勝。1週間ぶりに貯金生活へ返り咲いた。「しんどい商売だ。5割をうろうろしてればな。しんどい試合ばかり」と、ため息をつきながら帰りの車に乗り込んだ王監督。だが、クリーンアップを中心とした打線の復調、中継ぎ陣の好投など、手応えを感じた3連戦となった。
▼H小久保が1500試合出場 ソフトバンク・小久保裕紀内野手(36)が13日の西武戦(ヤフーD)で通算1500試合出場を達成。プロ野球史上157人目。初出場は1994年4月9日のオリックス戦(神戸)。
◆仲沢 忠厚(なかざわ・ただあつ)1982年9月1日、福井県生まれ。25歳。敦賀気比高時代は巨人・内海と同僚で、3年春にセンバツ出場が決まっていたが不祥事で出場辞退。00年ドラフト7位で中日入団。05年オフに戦力外となり、ソフトバンクに入団。昨季までの通算は71試合出場、打率1割6分、2本塁打、11打点。180センチ、78キロ。右投右打。家族は夫人。
参照元:スポーツ報知
◆楽天12―6オリックス(13日・Kスタ宮城) 気分は最高だ。お立ち台がグラウンドに用意されると、野村監督は「オレがしゃべろうか」と周囲を笑わせた。14安打で今季最多の12点。怒とうの本拠地開幕8連勝。球団史上最速の20試合目で10勝に到達し、勝率を5割に戻した。
最高気温10度だった仙台。「寒いわ。4月の気候じゃない。寒すぎる」そんなボヤキに反して試合運びは熱かった。1回に山崎武の左前同点打から始まり、礒部4打点、リック3打点、鉄平2打点とクリーンアップ以外の打者が走者をかえした。点を取られても取り返す。「今日は効率いい。かつての楽天野球じゃないね。ホームランはなし。安打多くして得点も多し」連打、連打で押し切った。
前日(12日)は田中が完封勝利。この日は5回4失点と今ひとつの朝井を打線が助けた。リーダー格の山崎武は「みんなに信頼関係があれば、チームは勝っていける」という。投手の周りに野手が集まる機会も増えた。口ひげを指揮官に注意されたフェルナンデスも、11日の朝にきちんとそってきた。05年48試合目、06年37試合目、そして昨年は21試合目で乗せた10勝到達を、今年はさらに1試合縮めた。チーム内の結束は数字になって表れている。
ノムさんもホームでの圧倒的な強さを不思議がった。「いつの時代も本拠地は戦いやすいけど、弁慶さんが来てんのかな? 旅(ビジター)に出るのが怖いよ。弁慶さんを千葉に連れて行きましょう」15日からは千葉マリンでロッテと3連戦。ビジター2勝10敗の内弁慶軍団が今度こそ、そのカラを打ち破る。
参照元:スポーツ報知
◆巨人6―4ヤクルト(13日、東京ドーム) スタンドに飛び込んだ打球を、3度見送った。先発の増渕が一発攻勢に沈む。4回を投げ4安打5失点。初回に小笠原、ラミレスに連続弾を許すと、3回にはラミレスに2打席連続の一発を浴び、今季初黒星を喫した。
リベンジはならなかった。昨年4月15日の巨人戦(東京D)、3発を浴び、3回途中7失点でKOされた。約1年ぶりの巨人戦登板に意気込んだが「コンディションはばっちりで、やる気満々だった。また3発…。悔しいし、チームに申し訳ないです」と唇をかんだ。
それでも、打たれて自分を見失った昨年とは違った。4回は3者凡退に抑えるなど立ち直り「打たれても、冷静でいられた。ちょっとは進歩したかな」と前向きに話した。打たれたのは、すべて高めの失投。課題を克服し、次こそは強力打線にリベンジを果たす。
参照元:スポーツ報知
◆東京六大学野球春季リーグ ▽東大0―28早大(13日・神宮) 早大・斎藤佑樹投手(2年)が今季公式戦に初登板し、東大を散発4安打に抑え、93球で完封勝利。通算9勝目を挙げ、大学2年目のシーズンを快投発進した。打線も22安打と爆発し、リーグの1試合最多得点記録にあと1点と迫る28得点。泉尚徳(4年)がリーグの1試合最多タイとなる6得点をマークするなど、リーグ史上最大の得点差で勝ち点を奪った。史上7度目のリーグ4連覇に向け、投打がかみ合い爆勝スタートを切った。
気持ちは最後まで切れなかった。9回2死。新背番号1を背負った斎藤が代打・鬼原崇を一ゴロに仕留め、ゲームセット。「こういう点差だからこそ、1点もあげちゃいけないという気持ちがありました」リーグ史上最大得点差となる歴史的ワンサイドゲームでも、集中力を切らさずに無四球で投げ抜いた大人の佑ちゃんがいた。
わずか93球で4安打、三塁を踏ませなかった。「寒かったので5、6割の力でバックが守りやすいように投げました」気温約10度と冷え込む中、初回の東大の攻撃をたった7球で終わらせた。ツーシーム、フォークはほぼ封印し、最速144キロの直球とスライダーだけで実に18個のアウトをゴロで取った。打っても3安打2打点と大学初の“猛打賞”。「ホームラン? ここっていう場面で打ちたいので今日はいいです」と舌も滑らかだ。
先輩の“愛のムチ”が呼んだ快投だ。今年2月、心に余裕の出た斎藤は、他の投手数人とともに走っていないランニングメニューを走ったことにして架空のタイムを申告。これに気付いた4年生の学生コーチに烈火のごとくしかられた。芽生えつつあった過信は一気に吹き飛び、この日も最後まで気を緩めることはなかった。スタンドで観戦した父・寿孝さん(59)も「着実に人間的に成長していますね」と目を細めた。
3季連続の開幕投手は逃したが、「プロではないので、開幕どうこうより結果を気にしなくちゃいけない」昨秋の慶大3回戦からシーズンをまたいで2試合連続完封。連続無失点記録は24回に伸びた。「続けられるだけ続けたいですね」次は強豪・法大戦。4連覇へ向けた第1関門でも、スコアボードにゼロを積み重ねていく。
参照元:スポーツ報知
米大リーグ、アストロズの松井稼頭央内野手の復帰が早くて18日(日本時間19日)のロッキーズ戦になる見込みとなった。球団首脳が13日、明らかにした。
15日からは3Aの試合で調整し、18日の試合前に復帰できるかどうか判断する。
3月21日に故障者リストに入った松井は、4月13日の復帰を目指し、8日から2Aの試合で調整を続けていたが、11日に腰の張りを訴えて出場を見合わせた。
松井稼「(マイナーで)いきなり長いイニングに出て、疲労がたまったためだと思う」
参照元:スポーツ報知
◆フィリーズ5―6カブス=延長10回=(13日・フィラデルフィア) カブスの福留孝介外野手は「5番・右翼」で出場、5打数1安打だった。
フィリーズの田口壮外野手は9回に代走で出場し、左翼を守り、1打数無安打。
風が左から右に激しくふいていた。左打者の福留が引っ張れば、本塁打になりやすい風向きのはずだった。だが、5回2死一、二塁。内角スライダーをとらえた打球は、フェンス直前で失速した。この日は内野安打1本に終わった。
田口は1点を追う10回2死一、二塁で打席に立ったが二ゴロに倒れた。
追い上げムードで迎えた打席で「向こうは(強打者ハワードを)敬遠して僕を打ち取りたいと思っている。最初にストライクがほしいはず」と初球を強振した。読みは的中したが飛んだところが悪かった。
福留「勝ったというのが一番。(5回の右飛は)しっかりつかまえた。でも、最後(オーバーフェンス)まではいかないと思っていた」
田口「(カブス戦3連勝ならず)仕方ないです。(二ゴロは)当たりはよかったけど、飛んだところが悪かった」
参照元:スポーツ報知
◆マリナーズ5―10エンゼルス(13日・シアトル) マリナーズのイチロー外野手は「1番・中堅」で出場、3打数無安打。城島健司捕手は出場しなかった。
イチローが狙われた。7回の4打席目。スパイアーが投じた3球目が背後をかすめ、直後に両チームへ警告が発せられた。
1球前にも内角へ大きく外れるボールがあり、イチローは「狙ってんでしょ。昨日のハンターのことじゃないの」とさばさば話した。12日の同カードでハンターが左腕に死球。その報復の可能性もある。
イチロー「(4打席目にスパイアーが背後へ投球。直後、両チームに警告)狙っていたんでしょう。でも狙っているのに当てられないのはすごくかわいいですね」
参照元:スポーツ報知
◆レッドソックス8―5ヤンキース(13日・ボストン) レッドソックスの松坂大輔投手が先発、5回5安打4失点ながら勝ち投手になり、1日のアスレチックス戦から負けなしで3連勝した。松坂は6四球と制球が乱れ、5回終了で116球を投げた。
前日が休養日だったヤンキースの松井秀喜外野手は「5番・左翼」で出場し3打数1安打、2四球で松坂との3度の対決は四球、中越え二塁打、四球だった。
松坂が対戦した最後の打者、ジオンビーの打球は強烈な中堅へのライナーだった。5回を投げて4失点、球数は116。勝ち投手の権利を手にしていたが、うなだれ気味にベンチへ戻った。
昨季はヤンキースに2勝1敗と勝ち越したが、防御率6・12と打ち込まれた。今季初の宿敵との対戦で、雪辱の思いは強かった。
だが、気持ちが空回りするように、制球が乱れた。
松井秀の対松坂は大リーグでは7打数1安打。巨人時代も日本シリーズで無安打と、これまで松坂に分の悪かった松井秀だが、この日はとらえた。先頭打者の4回、外角に来た初球の145キロを中越えに打ち返して二塁打とした。
松坂「僕は(相手打者の)どこが苦手かを頭に入れて、配球は相手(の読み)を感じながら投げている。その中で去年に比べて捕手とのずれが少なくなっている」
松井秀「(松坂は)コントロールに多少苦しんでいるような感じがあった。その辺をしっかり選ぶことができて良かった。二塁打はいいバッティングだったと思う」
参照元:スポーツ報知
◆巨人4―8ヤクルト(12日・東京ドーム) 巨人が自滅で今季5度目の逆転負け、連勝が3で止まった。7回1死一、三塁のピンチで、田中の二ゴロを脇谷が間に合わない本塁へ送球して1点差にされると、2死後、予定より早い登板となった豊田がリグスにカウント2―0から逆転3ランを被弾。5回にラミレスの本拠地初アーチとなる3号3ランで一瞬、盛り上がった打線も7回以降は走者すら出せずに惨敗だ。強力打線大爆発&豪華投手陣ピシャリの王者らしい野球が始まるのはいつからなのか…。
会見場に入ってきた原監督の顔は真っ赤だった。おしぼりで顔をぬぐうと、厳しい口調で切り出した。「プロとして、あるべきプレーができていないから、こういう結果になったということです。今日はその言葉で締めくくりましょう」敗因を一言で説明すると、足早に席を立った。
まさに自滅だった。2点リードで迎えた7回。西村健が先頭の福川に四球を与え、悪夢は始まった。3試合連続無失点中で首脳陣の信頼度は上がっていたが、いきなりつまずいた。1死一、三塁となって、田中の二ゴロが勝負の分かれ目となった。
二塁・脇谷は慌てて本塁へ送球。野選となり、1点差に迫られた。併殺狙いの守備位置で、打った瞬間に阿部も一塁を指さしていた。際どいタイミングだっただけに、無理をする必要はなかった。阿部はぼう然と立ち尽くし、ベンチでは原監督が首をかしげていた。脇谷は「僕の判断ミスです。チームにすごく迷惑をかけてしまった」とうなだれた。
続く青木は代わった山口が三直に打ち取った。結果論だが、スリーアウトになっていたはずだった。みすみす傷口を広げ、最後は慌ててマウンドに上がった豊田がリグスに被弾した。2死一、二塁。カウント2―0から低めに外しにいったボールがど真ん中に入った。まさかの逆転3ラン。「完全にボールにしないといけなかった」今季5試合目で初失点の右腕は両手をひざにつき、顔を上げることができなかった。黒星を決定づける痛恨の1球となった。
指揮官は「細かいことは抜きにして」と多くを語らなかったが、ミスが積み重なった。魔の7回以外にも、6回に脇谷がヒットエンドランを失敗。9回には野間口がリグスの頭部に死球を当てるなど、ひとつのアウトも取れずに2失点で降板した。最後の最後まで信じられないプレーが続いた。
連勝は3でストップした。上昇気流に乗ったかに見えた矢先の痛い敗戦だが、引きずる必要はない。ウミは出し切ったと思えばいい。
参照元:スポーツ報知