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鋭い打球が左翼手の差し出したグラブをかすめ、抜けていった。二塁走者がサヨナラのホームを踏むと、王監督は両手でガッツポーズを繰り出した。今季4度目のサヨナラ勝利で、実に5カードぶりの勝ち越し。疲れた表情で会見場に現れた指揮官も「(勝ち越しは)久しぶりだな」と、笑顔をのぞかせた。
ヒーローは8年目の仲沢だった。同点で迎えた9回2死一、二塁の好機で、大沼のスライダーを左中間へ二塁打。プロ野球人生で初のサヨナラ打となり、決勝打を放った10日のオリックス戦に続くお立ち台へ。前回は緊張のためか、かみっぱなしでチームメートに冷やかされた。今回、リベンジに臨んだが、真っ赤な顔で「これからも頑張ります。応援よろしくお願いします!」とあっさり終了。インタビュー後の囲み取材では「ここに来たらしゃべれるのに…。まあ、ああいうキャラでいきます」と、報道陣を笑わせた。
開幕5連勝を果たした3月25日のロッテ戦(ヤフーD)以来、19日ぶりとなる連勝。1週間ぶりに貯金生活へ返り咲いた。「しんどい商売だ。5割をうろうろしてればな。しんどい試合ばかり」と、ため息をつきながら帰りの車に乗り込んだ王監督。だが、クリーンアップを中心とした打線の復調、中継ぎ陣の好投など、手応えを感じた3連戦となった。
▼H小久保が1500試合出場 ソフトバンク・小久保裕紀内野手(36)が13日の西武戦(ヤフーD)で通算1500試合出場を達成。プロ野球史上157人目。初出場は1994年4月9日のオリックス戦(神戸)。
◆仲沢 忠厚(なかざわ・ただあつ)1982年9月1日、福井県生まれ。25歳。敦賀気比高時代は巨人・内海と同僚で、3年春にセンバツ出場が決まっていたが不祥事で出場辞退。00年ドラフト7位で中日入団。05年オフに戦力外となり、ソフトバンクに入団。昨季までの通算は71試合出場、打率1割6分、2本塁打、11打点。180センチ、78キロ。右投右打。家族は夫人。
参照元:スポーツ報知