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プロ野球のアジア王者を決める「アジアシリーズ2008」(13~16日・東京D)の監督会議と記者会見が11日、東京ドームホテルで行われた。4年ぶりに日本一になった西武・渡辺久信監督(43)は中島、細川ら主力を故障で欠くうえ、最大のライバル、SK(韓国)について「日本一を決める戦いをやっていたので、ほとんど分かっていない」と情報収集が遅れていることを明かした。かつて台湾プロ野球に在籍し、アジア通で知られる渡辺監督の頭脳が頼りだ。

 腹をくくった。開幕が2日後に迫り、渡辺監督は吹っ切れた表情で切り出した。「これから数日で(対戦チームの)情報を集めるのは無理。目の前の試合を精いっぱい戦うだけです」9日まで日本シリーズで巨人と激闘を演じた。アジアシリーズに向けての準備は皆無。指揮官は“ぶっつけ本番”で最大4試合を戦う決意を固めた。

 今大会は中島、細川、グラマンら主力9人が欠場。戦力ダウンに加え、渡辺監督は「(相手の)映像とかも全くない」と窮状を説明した。SKは日本シリーズにスコアラーを派遣し、西武を徹底チェック。韓国・金星根監督が「西武は投手がしっかりしているし、長打力がある打者もいて手ごわい」と評したように、的確な分析を済ませている。

 それでも日本一監督は「手を抜くことはあり得ない」と不敵に笑った。情報戦の不利を覆すのは、自らの記憶だ。北京五輪で活躍したSKのエース・金広鉉については「球が速くて変化球、制球もいい」とチェック済み。99年から01年は台湾・勇士で選手兼コーチとしてプレーしており、「実は(統一に)教え子もいる」と明かした。

 蔡士勤は台湾時代に指導した右腕。抑えの林岳平や遊撃手の陽森についても特徴を把握している。西武には台湾出身の許銘傑もおり、統一の選手はほぼ網羅できる。さらに中国・天津とは2軍監督時代に対戦。渡辺監督は「天津の方が知ってる選手が多いかも」と余裕の笑みを浮かべた。

 日本チームの4連覇を見据え、先発ローテも決定。予選で帆足、岸、松永を起用し、決勝は涌井の先発が濃厚だ。「相手の熱意は伝わっている。今ある戦力で本気で行くよ」国際派監督の経験と頭脳で逆風を切り裂き、西武がアジアの頂点を極める。

参照元:スポーツ報知
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近鉄や米大リーグ、ドジャースなどで活躍し、7月に現役を引退した野茂英雄氏(40)が12日、高知市内で行っているオリックスの秋季キャンプで臨時コーチを務めた。

 ブルペンでは今季最多セーブのタイトルを獲得した加藤の投球を熱心に見守り、現役時代に決め球として使っていたフォークの握り方などを積極的にアドバイスした。加藤は「今まで(フォークを)練習してきた時間が3年だとすると、たった5分でそれを超えちゃった感じ。僕の中でイメージが変わったし、求めていたものに近づいた」と興奮気味に話した。

参照元:スポーツ報知
ドジャースの黒田博樹投手(33)は、11日にFA権を行使して米大リーグ挑戦を表明した広島の高橋建投手(39)にエールを送った。「今までやってきたことをやれば、ケンさん(高橋)なら大丈夫と思います。僕に出来ることは手伝いたい」と全面サポートを約束。「ボールやマウンドの違い、移動や試合数の多さとか苦労ばっかり。こういう野球もあるなという1年だった」と“先輩”ならではの経験を語った。

参照元:スポーツ報知
 【ニューヨーク】米大リーグのフィリーズが10日、井口資仁内野手(33)に自由契約を通告した。井口は11日にも正式にFA(フリーエージェント)となり、大リーグ、日本球界を問わず契約交渉ができる。

 この日、代理人を通じてフ軍からの通達を聞いた井口の声は弾んでいた。「ようやくスタート、という感じですね」来季へ晴れて始動できる喜びを口にした。パドレスとの1年契約でスタートした今季は6月に右肩鎖骨を痛め、9月に戦力外となってフ軍に移籍した。移籍後の出場は約1か月で4試合にとどまった。控えとして起用するフ軍との再契約は望んでいなかった。

 今季はけがに泣き、メジャー4年目で自己最少の85試合出場に終わったが、現在は体調も万全。「経験を積む意味でも門戸は広げたい」とメジャーに限らず日本球界も視野に移籍先を探す。

参照元:スポーツ報知
<日本シリーズ:巨人2-3西武>◇第7戦◇9日◇東京ドーム

 上原浩治投手(33)が今年4月に取得したFA権を行使し、来季は米大リーグでプレーする意向を固めたことが9日、分かった。日本一を手土産にはできなかったが、入団前に掲げた目標を貫く形で海を渡ることになった。

 今シリーズ第1、5戦に先発した上原は、日本最後の試合となった9日の第7戦は、ベンチ入りメンバーから外れた。仲間を必死に応援も惜敗。「紙一重だったが…」と西武ナインを悔しそうに見つめた。

 言葉尻をとらえた憶測報道が本意でないため、試合後は「特に何もない」と言葉すくなだった。だが「10年間お世話になった巨人に最後に恩返しといかず申し訳ない。だが、入団前の目標を貫かせてもらう。FA権を行使し来年はメジャーリーグでプレーするつもりです」と決意を固めている。今後について「巨人、日本の他球団でプレーすることは、現時点でないと思う。戻って再び、という考えで通用するほどアメリカ、日本の野球は甘くない」と米国で現役を終える意向を示唆した。

 上原は98年、逆指名で巨人に入団。99年にいきなり20勝し、以後エースとして君臨した。1人で投手陣を支える期間が長く、精神面も含めて文字通りチームの大黒柱だった。度重なる下半身の故障も克服し、通算112勝62敗で大一番の登板では無類の勝負強さを発揮した。

 巨人でプレーを続けるか、揺れた時期もあった。「巨人で野球をすることはやりがいにあふれ、心身を磨いてくれた。常勝を義務付けられ、失敗はメディアに追及される。勝負欲とタフさを植え付けてくれた。5年も指導して下さった原監督はじめ、仲間、ファンは温かかった」と感謝した。「全盛期より力が落ちたことも分かってる。でも、34歳からでも成長できるはず」と初志貫徹する。今後、FA権行使に必要な書類を提出。ここまで移籍に向けた準備を行っていないため、代理人の選定などを急ピッチで進める。

参照元:nikkansports.com

プロ野球日本シリーズで西武が日本一を決めたことを受け、西武百貨店やそごうなどの優勝セールが10日に始まり、西武ファンや目玉商品目当ての主婦らが各店舗に詰め掛けた。

 西武百貨店は全16店舗で、そごうは大宮(さいたま市)、川口(埼玉県川口市)、柏(千葉県柏市)、八王子(東京都八王子市)の四店舗で、それぞれ五日間実施。婦人や紳士服、インテリアなどの一部を1―2割引きにするほか、各店でお買い得品を用意した。

 東京の西武池袋本店では、入り口でくす玉が割られ、マスコットキャラクターの着ぐるみ「レオ」と買い物客がハイタッチしたり、抱き合ったりとお祭り騒ぎ。

 イトーヨーカ堂も10日から3日間、婦人服などを1―2割値引きするセールを実施。セブン―イレブン・ジャパンも同期間、おにぎりの値下げセールを行う。

参照元:スポーツ報知
セ・リーグ3連覇を目指す原巨人の来季1、2軍スタッフの陣容が9日までに固まった。吉村禎章2軍監督(45)が1軍野手総合コーチに就任し、岡崎郁2軍ヘッド兼内野守備コーチ(47)が2軍監督を務める。坂本ら多くの若手を育てた2人が、新たなポストで日本一奪回に力を注ぐ。

 若手成長株を次々と1軍に送り込みリーグ連覇に貢献した吉村氏が、来季は1軍で、その腕を振るう。野手総合コーチとして尾花投手総合コーチと共に原監督、伊原ヘッドを支え、選手のレベルアップに目を光らせる。

 06年に2軍監督に就任した吉村氏は卓越した打撃理論で若手を指導してきた。今季は坂本が1軍で全試合出場を果たすまでに  成長。他にも寺内や加治前、隠善らヤングGがメークレジェンドに貢献した。投手陣でも山口や越智、東野らが活躍。選手層を厚くした手腕が評価された形だ。

 来年3月に開かれる第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表コーチに篠塚打撃コーチと緒方外野守備走塁コーチの就任が決定。2人がチームを離れる期間は、伊原ヘッドと吉村新コーチが中心となって野手陣を鍛え、開幕に備えることになる。

 2軍監督に就任する岡崎氏は、さらなる若手の強化に取り組む。ドラフト1位で指名した東海大相模高・大田泰示内野手(18)の育成も重要課題のひとつ。原監督の「大きく育てたい」という方針の下、米大リーグのヤンキース傘下1Aタンパにコーチ留学した経験を生かし、徹底した英才教育を施す。巨人の「黄金時代」を目指す原監督を、生え抜きの2人がサポートする。

 ◆吉村 禎章(よしむら・さだあき)1963年4月27日、奈良県生まれ。45歳。PL学園高から81年ドラフト3位で巨人に入団。88年、左ひざ十字じん帯損傷の大けがを負うが、奇跡の復活を遂げ、90年にはリーグ優勝を決めるサヨナラ本塁打を放つ。98年に現役引退。2002年に打撃コーチ、03年はチーフ打撃コーチを務めた。06年から2軍監督。通算成績は1349試合で打率2割9分6厘、149本塁打、535打点。180センチ、89キロ、左投左打。

 ◆岡崎 郁(おかざき・かおる)1961年6月7日、大分市生まれ。47歳。大分商3年の79年、投手兼遊撃手として甲子園に春夏連続出場。同年、ドラフト3位で巨人入り。85年から1軍に定着し、89年にはオールスターにも出場。96年の引退まで通算成績は1156試合出場、打率2割6分、63本塁打、384打点。2005年に米ヤンキースのマイナーにコーチ留学。06年、巨人の2軍打撃コーチ就任。08年は2軍ヘッド兼内野守備コーチ。178センチ、85キロ。右投左打。

参照元:スポーツ報知
巨人・上原浩治投手(33)がフリーエージェント(FA)権を近日中に行使することが9日、分かった。同投手は99年の入団前から一貫してメジャー挑戦の夢を公言してきており、今オフに米大リーグへ移籍することが確実とみられる。

 上原はこの日、東京Dで軽く体を動かしたが、日本シリーズ第7戦(東京D)のベンチ入りメンバーからは外れた。すでに今年4月4日に、海外移籍も可能なFA権を取得。シリーズが終了したことで、10日から行使が可能となるが、敗戦後の帰宅時は同権に関して「特に何もないよ」と、明言を避けた。

 しかし、FA宣言するのは決定的だ。権利取得後の4月7日に開いた会見では「自分自身うそをつけないですし。入ってきた経緯が経緯ですし、隠すこともないと思った」と言い切り、メジャー挑戦への強い意思を示していた。上原は98年、エンゼルスとの二択で悩んだ末に巨人へ入団した経緯がある。10年越しの夢への本人の意思は固い。

 野球協約により、日本シリーズ終了後の翌10日から土日を除く7営業日以内である18日までに、コミッショナーに文書で申請することになる。その後、19日にコミッショナーから「FA宣言選手」として公示され、20日から国内外すべての球団との交渉が可能になる。

 上原は2年ぶりに先発へ復帰した今季、開幕4連敗などの不振で約2か月の2軍生活も経験した。だが、守護神を務めた北京五輪から帰国した8月末以降、再び先発に戻ると優勝争いの中、4勝を挙げるなど本来の姿を取り戻した。シーズンを通じて米大リーグ数球団が調査を続けており、争奪戦が予想される。満を持して、上原がついに、海を渡る。

参照元:スポーツ報知
◆日本シリーズ第7戦 巨人2―3西武(9日・東京ドーム) 悔しさだけが、こみあげてきた。坂本は、敗戦という現実をすぐには受け止められなかった。1点リードの2回先頭、カウント0―2。西口の真ん中直球を左翼席へシリーズ初本塁打。ヒーローになるはずだった。西武の胴上げが始まると同時に、ベンチ裏へ消えた。目には、うっすらと悔し涙が浮かんでいた。

 「嫌な流れを変えたいので」大一番を前に、“賭け”に出た。クライマックスシリーズから通算打率1割6分7厘の不振を抜け出すため、打撃練習前の日課にしてきた長距離ダッシュや、腹筋運動などを一切、やめて臨んだ。「今まで打とう、打とうと体が前に出すぎていた」という反省から、下半身始動で右足に体重を乗せる打ち方を、練習で丁寧に繰り返した。86年の清原(西武)以来4人目、巨人では63年の柴田勲以来となる日本シリーズ10代アーチ。「無心で振り抜きました。スタメンで使ってくれた監督に、何とか期待に応えたい一心でした」と振り返った。

 94年の松井秀喜(現ヤンキース)以来、14年ぶりの10代開幕スタメンを勝ち取り、スタートした今季。開幕当初は「いつ2軍に落とされるか分からない。毎日が死に物狂いです」と余裕がなかった。それでも、オープン戦から日本シリーズまでの全170試合に先発出場。「雲の上の存在」と尊敬する松井に、一歩でも近づこうとした努力が、偉業につながった。

 この一年間、松井の巨人時代を知る球団関係者に「松井さんはどんな練習をしていたんですか?」と度々、たずねた。バットを振り下ろし、ボールの下半分を叩いて、スピンをかけると、角度のある力強い打球が生まれる。松井が実際に行っていたティー打撃を教わり、密かに取り入れた。この日の弾丸ホームランは、まさに“ゴジラ”を思わせる一撃だった。

 19歳のチャレンジはまだ、始まったばかり。この悔しさを必ず、来年に生かす。「けがなく最後まで1軍にいれたことは良かった。でも、課題はいっぱいある。スピード、パワーすべてです」さらに成長した姿で、必ずこの舞台に戻ってくる。

参照元:スポーツ報知
◆日本シリーズ第7戦 巨人2―3西武(9日・東京ドーム) 68キロの体が天井まで届きそうなくらい舞い上がった。MVPには2勝を挙げ、14回2/3を無失点に抑えた岸が輝いた。この日はベンチ入りしなかったが、表彰式後にナインから胴上げ。「自分が軽いからって高く上げすぎですよ。MVPは平尾さんかなと思っていた。みんなのおかげでひと回りもふた回りも大きくなれました」照れながら観客の声援に応えた。

 流れを完全に変えた6戦目の救援登板。王手をかけられていたことはもちろん、もう1つ負けられない理由があった。「(7戦目の先発が)西口さんと知っていた。西口さんに投げてもらいたかったから頑張りました」細身の体でキレのあるボールを投げこむことから“西口2世”と呼ばれた右腕は、何とか目標の先輩につなぎたかった。

 その西口から試合前に「お前にMVPを取らせるために投げる」と言われていた。西口から石井一、涌井と先発投手がつないでつかんだ勝利。岸のMVPは先発陣みんなでつかんだものだった。

 普段は緊張に襲われる右腕が、大舞台で克服した。「巨人には名前負けしそうだったけど、開き直れた。2年目で経験できるとは思わなかった。みんなに感謝です」。キレのある大きなカーブと甘いマスクで一躍全国区になったレオのプリンスは、MVPとともにつかんだ自信で、これからも進化を続ける。

参照元:スポーツ報知
◆日本シリーズ第7戦 巨人2―3西武(9日・東京ドーム) 魂がつながっていた。渡辺監督を男にするため、西武投手陣は団結した。石井一が中4日、涌井は中2日でリリーフに回り、日本一への道を照らし出した。最後を締めたグラマンは「この時期は生きるか死ぬかの闘いだ」とレオ投の決死の覚悟を代弁。懸命のリレーの先に、栄光のゴールが待っていた。

 今シリーズ初登板の先発・西口が2回2失点で降板。もう1失点も許されない状況となり、ブルペンは一気に熱を帯びた。3回のマウンドには西武入団時に「監督を男にする」と誓った石井一。リーグ制覇で「まだ(監督を)オカマくらいにしかしていない」と豪語したFA左腕は2回を完全投球。最終決戦で6回5失点と崩れた第3戦の雪辱を果たした。

 スクランブル登板のエースが続く。3番手の涌井は、第6戦でロングリリーフを見せた岸と同様、中2日で中継ぎ待機。「カズさん(石井一)がいい流れをつくってくれたし、岸君の投球に刺激を受けました」。8日には横浜高、西武の先輩・松坂からメールで「絶対優勝しろよ」と激励を受けた。2回無安打4奪三振で、頂点への夢をつないだ。

 7回は星野が3者凡退に仕留め、8回の逆転劇を呼び込んだ。左キラーの左腕は第1戦の練習中に涌井と接触。背中を痛めたが、渡辺監督に「いけます」と答え続けた。8、9回はグラマンが締め、3回以降は1人の走者も許さないパーフェクト継投を完成させた。

 必死のリレーでつかんだ逆転日本一。ビールかけに向かう石井一は「監督を男にできて良かった。名監督の空気を醸し出していましたね」と笑った。総力戦で輝いたレオ投の固い絆(きずな)。戦う集団と化した西武投手陣も、強くたくましい男の中の男だった。

参照元:スポーツ報知
◆日本シリーズ第7戦 巨人2―3西武(9日・東京ドーム) 乗ってる男に最高のチャンスが回ってきた。同点に追いついた8回。さらに2死一、二塁から前夜4打点のヒーロー・平尾が打席に立った。カウント2―3からとらえた打球が中堅へ抜ける。スタートを切っていた二塁走者・中村がホームを駆け抜けた。決勝の中前適時打。「いやな雰囲気を追いついたので、きょうの流れからしたら絶対に回ってくる。絶対に打ってやろうと思っていました」一塁上で大きく両拳を突き上げた。15年目のいぶし銀がまたヒーローになった。

 まさにシリーズ男だった。3試合の先発にもかかわらず、14打数8安打2本塁打6打点。打率5割7分1厘と打ちまくった。この日も狙い球が最後にズバリと当たった。「0―3から変化球。次も変化球。連続で来たのでもう1球と決めていきました」予想通りのスライダーが高めに浮いてきた。最後のウイニングボールもミットにつかんだ平尾。試合後、渡辺監督に「もらってください」とそっと手渡した。

 自分の役割は分かっていた。シーズン中からスーパーサブ的なポジション。試合に出ていない時でも必死に声をあげ、ムード作りを心掛けた。「試合の結果だけでなくても仕事はある。どれも僕の仕事」と説明する。この日の試合前の声出しでも輪の中心で、「巨人も勝ちたい気持ちは一緒。残り1試合楽しんでやりましょう」とナインを勇気づけた。

 MVPは2勝を挙げた岸に譲ったが、2度の勝利打点。優秀選手賞にアナウンスされると、左翼席の西武ファンからは“平尾コール”。中には愛称の“チャラ男”コールも交じった。ファンは平尾のシリーズだったことを分かっていた。「賞は僕みたいな控えの選手が取れるとは思っていなかった。サポートしてくれた人のおかげです」と感謝した背番号8。02年には巨人に4連敗を喫した経験もあるベテランが、最高の仕事をして雪辱を果たした

参照元:スポーツ報知
◆日本シリーズ第7戦 巨人2―3西武(9日・東京ドーム) 勝った、舞った、ナベQ、日本一の胴上げだ! 西武が渡辺監督の大胆采配で4年ぶり13度目(前身の西鉄時代を含む)の日本一に輝いた。1点を追う8回無死一塁から片岡を盗塁させて同点劇を演出。先発・西口から石井一、涌井と先発陣を惜しげもなくつぎ込んで、2回途中から一人の走者も許さなかった。若きレオ戦士たちの手で9度、宙に舞った渡辺監督は、2004年の伊東前監督に次ぐ新人指揮官V。新人監督が前年Bクラスから日本一に導いたのは史上初の快挙となった。

 喜びをかみしめるように渡辺監督はゆっくりと歓喜の輪の中に歩んでいった。「オレたちが一番だ!」野太い声を張り上げると、選手たちも人さし指を突き上げた。誰の目にも涙はない。昨年5位のどん底から一気に頂点に駆け上がった男たちの顔には、王者らしいほほ笑みがあった。「やれるだけ上げようぜ!」という声に乗って、99番の大きな背中は9度、宙を舞った。

 「選手を信じて任せる」シーズン中から貫いた信念は土壇場でも揺るがなかった。1点を追う8回。先頭の片岡が死球で出塁すると、初球から迷いなく二盗を決めた。「あれは本人の判断。普段通りのことをしただけ。『待て』をかけたら勢いは止まっていた」栗山の犠打で三塁へ進むと、今度は中島の三ゴロで本塁へ突入した。「あの回に逆転したいと思っていた」指揮官の思いは平尾の決勝適時打となった。

 新人監督の日本一達成は8人目だが、前年BクラスからのVはプロ野球史上初。43歳、12球団最年少にして唯一の投手出身監督らしいマジックもさえた。王手をかけられた第6戦で3日前に完封勝利を挙げたばかりの岸を2番手に送り込んで逆王手をかけると、この日も先発型の石井一、涌井をつぎ込んだ。昨年の監督就任時、西武を戦力外となった後、ヤクルト時代に野球を教わった楽天・野村監督から「投手出身の監督は野球を知らない」と挑発された。「きちんと言葉で理論を説明できる野村監督と出会って初めて指導者になりたいと意識した」それから10年。恩師も舌を巻く采配で栄光をつかんだ。

 「ミスを責めない」というポリシーは現役時代の経験から生まれた。1989年10月12日、西武球場での近鉄とのダブルヘッダー第1試合。強打者ブライアントに直球勝負で挑み、バックスクリーンへ決勝の特大ホームランを打たれた。「ベンチ裏に森監督がすっ飛んできて『何でフォークを投げなかったんだ!』って怒ってね。その瞬間、俺もキレてグラブを壁に思いっきり投げつけた」。最も抑えられる確率が高いと信じたから真っ向から勝負した。「結果は使った監督の責任。選手には結果を恐れず、自信を持ってプレーさせることが大事なんだ」今もその壁を見て自分に言い聞かせている。

 遠征には必ず文庫本を携えている。戦国武将の本を読み、指導者のあり方を学んでいる。「織田信長は嫌いだね。部下を大事にした武田信玄には一番学ぶことが多いよ」。「人は城、人は石垣、人は堀」選手たちを信じて力を発揮させ、ほんの1年前までは負け犬だった集団をわずか1年で最強の軍団に鍛え上げた。「渡辺西武王国」の黄金時代が今、幕を開けた。

 ◆表彰選手
▼最高殊勲選手 岸孝之投手(西武)
▼敢闘選手 ラミレス外野手(巨人)
▼優秀選手 平尾博嗣内野手、中島裕之内野手(以上西武)鈴木尚広外野手(巨人)

参照元:スポーツ報知
西武が優勝を決めたプロ野球日本シリーズ第7戦(9日夜)の平均視聴率は、関東地区で28・2%、関西地区で24・3%だったことが10日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 瞬間最高視聴率は、関東、関西ともに午後9時2分。西武が逆転した8回表で、関東が39・9%、関西が42・0%だった。

参照元:スポーツ報知
米大リーグ挑戦を表明している新日本石油ENEOS・田沢純一投手(22)争奪戦に、タイガースも名乗りを上げた。9日、同社にタ軍から連絡が入ったもので、17日の社会人野球日本選手権1回戦、三菱重工神戸戦(京セラD)を3人のスカウトが視察する。Rソックス入りが有力な田沢に対しては、すでにブレーブスとマリナーズが接触。ブ軍は超異例のメジャー契約を提示したとされている。

参照元:スポーツ報知
世界一王者フィリーズが7日、メジャー挑戦を表明する社会人野球の新日本石油ENEOS・田沢純一投手(22=横浜商大高)の獲得レース参戦を検討していることが分かった。フ軍の地元紙フィラデルフィア・インクワイアラー電子版がこの日、「フィリーズが日本投手に興味」とのタイトルで、獲得リストに田沢の名が挙がっていると報じた。
 同紙の取材に就任したばかりのルーベン・アマロGMは、「彼のことは知っているし、見たこともある」と話した。フ軍は10月にあった新日本石油のブラジル遠征に、スカウトを派遣。田沢の登板を2試合視察して、アマロ新GMに報告している。世界一メンバーからチーム最多勝モイヤーら3投手がFA申請しており、投手は多くの人材を欲しいところだ。

 田沢争奪戦では、すでにブレーブス、マリナーズの両球団が最初の交渉を終えている。ブ軍は4年500万ドル(約5億円)ものメジャー契約を用意したと報じられ、今後はレッドソックス、カブスなどの参戦も予想されている。同GMは「まだオファーはしていない」と話し、ライバル球団の出方をうかがった。

参照元:nikkansports.com

巨人・谷佳知外野手(35)が、8日の日本シリーズ第6戦(東京D)に「5番・右翼」で先発出場することが濃厚となった。今季はレギュラーシーズンで左腕相手に打率3割2分だったベテランが、先発が予想される西武のサウスポー帆足を打ち砕く。あとがない西武は、第5戦で負傷交代した中島裕之内野手(26)、細川亨捕手(28)がともに強行スタメン入りで、逆転日本一を狙う。

 若手中心の東京Dでの打撃練習を見つめながら、原監督はいたって冷静だった。ビッグゲームを前に、「過去を振り返るのはまだ早い。日本シリーズは何があるかわからない。足をすくわれるケースだってある」と手綱を締めた。「(選手の)コンディションを見て、一番力を出せるオーダーを考えます」これまで繰り返してきた通り、適材適所のオーダーで第6戦に挑む。

 西武の先発は、第2戦で5回5安打1点に抑えられた左腕・帆足が予想される。相手がレフティーということ、現在の調子などを考えても、日本シリーズで12打数1安打8三振と不振の李承ヨプを第5戦に続いて先発を外し、左キラーの谷が「5番・右翼」で出場することが濃厚だ。

 プロ12年目でシリーズ初出場の谷は、日本一奪回へ静かに闘志を燃やしてきた。「それは(日本一に)なりたいと思って、ずっとやってきたよ」第5戦(6日・西武D)の3点リードの9回に代打で出場すると、外角のボール球に食らいついて右前適時打。シリーズ初安打&初打点をたたき出し、精神的にも楽になったはずだ。指揮官も「絶対に必要な選手」と信頼を寄せる。

 抜群の破壊力を誇る3、4番に、長打だけではなく絶妙のバットコントロールで巧打も打てる谷が加われば、李のときとはひと味違う攻撃のバリエーションを持ったクリーンアップが形成される。「谷は(状態が)いいですよ。打ってくれると思います。キーマン? それはそうなるでしょう」篠塚打撃コーチも、ここ一番での勝負強い打撃に期待を込めた。三塁には寺内が初スタメンに抜てきされる可能性が高く、機動力を生かした戦いも期待できる。

 谷はこの日、東京Dで行われた練習には参加せず、休養日に充てた。『メークレジェンド最終章』もハッピーエンドが近づいてきた。これまで培ってきたすべてを出し切るのは、今しかない。

 ◆谷は“帆足キラー” ○…第2戦(2日)では死球、遊ゴロ、三ゴロと2打数無安打と帆足に抑えられた谷だが、今季の公式戦では6打数2安打(打率3割3分3厘)だった。通算では36打数15安打(.417)、6打点とカモにしている。今季の対右投手は180打数49安打(.272)、5本塁打、24打点で、左投手相手には169打数54安打(.320)、5本塁打、21打点だった。

参照元:スポーツ報知
 ロッテ・小野晋吾投手が一転、FA権を行使する可能性が出てきた。行使せずに残留することが濃厚と見られていたが「他球団の話を聞いてみたい気もあるのが正直なところ」と、7日の球団との交渉後、揺れる胸中を明かした。「残留が基本線だが、若手も出てきているし、先発としてやりたい気持ちが強いので」と、新天地を求める可能性をほのめかした。

参照元:スポーツ報知
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