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悩みに悩み抜いた決断だった。永遠に答えの出そうにない選択に見えた。最後には「優勝したい。優勝争いがしたい。しびれるような舞台に立ってみたい」これまで何度も繰り返した戦う男の本能が決め手となった。FA宣言して、優勝争いができる球団へ―。新井がまさに断腸の思いで導き出した結論だった。
8月21日に権利を取得してから心は揺れた。クライマックスシリーズ、日本シリーズをテレビ観戦するたびに「あのような戦いがしてみたい。舞台に立ってみたい」と、焦がれる思いは抑えきれなくなった。反面、立派な4番打者に育ててくれた広島への愛情は言葉に尽くせないほどだった。
もともと、地元育ちの、生粋のカープファン。FAについて考え始めてから、「車で走っていて、カープの帽子をかぶっている子どもを見かけたりすると、いたたまれなくなる」と胸が痛かった。自身の少年時代と重なり、FA宣言の決意はそのたびに鈍った。
決断を後押ししたのは、実は限られた時間だった。申請期限は今月12日に迫っている。7日で北京五輪アジア予選日本代表最終候補の神戸自主トレは終わるが、11日には再び宮崎キャンプに出発する。球団は8日にも記者会見を準備する。関係者によれば、チームの大黒柱・黒田のFA宣言も影響したのか、「優勝争い」という目的のため、今までと違う世界に飛び出す決断に至った。
2年前のホームランキング獲得に真っ先に名乗りをあげるのは、右の大砲獲得が急務の阪神だ。今季はチーム打率、総得点が12球団最低という貧打に泣かされた。シーツは退団確実で、2年前の首位打者・今岡も本調子からほど遠い。一、三塁のレギュラーが不安定な状態だ。さらに、期待の桜井もシーズン終盤に左ひざを故障。打線は左ひざ手術を受けた金本に頼らざるを得ない現状を、何としても打破しなければならなかった。
阪神ではヤンキースにポスティング移籍した井川の入札金約30億円も獲得資金に投入する意向で、他球団を大きく上回る4年10億円の条件を用意して、待望のスラッガーを迎え入れる構えだ。現状では他球団が争奪戦に参加する気配もなく、すんなり縦じまのユニホームを着ることになりそうだ。「アニキ」と仰ぐ師匠・金本との師弟関係も阪神入りへ大きな材料となるはずだ。
球団はFA宣言しての残留を認めているが、新井は「宣言しての残留はないと思う」と、すでに権利行使が、すなわち移籍を意味する発言をしている。新井の今回の決断で広島は、黒田とともに、投打の柱の流出が確実な情勢となった。
◆新井 貴浩(あらい・たかひろ)1977年1月30日、広島市生まれ。30歳。広島工では3年夏の県大会ベスト16が最高。駒大では4年秋に打点王とベストナインを獲得。98年ドラフト6位で広島入団。2005年には6試合連続本塁打を放つなど、43本塁打で本塁打王を獲得。06年には自身初の100打点。今年も102打点をマークした。家族は妻と2男。189センチ、95キロ、右投右打。
参照元:スポーツ報知
仰天の提案だった。山田正雄アマスカウトSD(62)から「中学時代にも経験があるみたいだし、僕個人は捕手も面白いと思う」と振られると、中田は苦笑いするしかなかった。「頑張りたいと思います」しばしの沈黙の後、何とか言葉をつなぐのが精いっぱいだった。
寝耳に水だった。ドラフト指名直後は、三塁挑戦を明言。現在も守備練習に多くの時間を割いて「初めに比べれば、慣れてきました」と自信がつきはじめたなかでの“コンバート案”だった。それでも、山田SDは「肩は強いし、グラブさばきもいい。やってみないと分からないよ」とプッシュした。
確かに怪物の球歴をみれば、ありえない話ではない。小学3年で野球を始めた時のポジションは捕手。投手も兼任した広島鯉城シニア時代には、現早大の松下(2年)とバッテリーを組んでいた。「まあまあ、やれてましたよ」と中田。実現すれば、ダルビッシュとの“怪物バッテリー”の誕生という夢も広がる。
契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円。高卒新人野手としては、史上初の“満額契約”を結んだ怪物は「本当にすごい評価。一生懸命やって、期待以上の結果を残したい」と誓った。外野、内野、そして捕手まで務まれば、1軍定着への道は一気に近づく。だからこそ「試合に出るためには、挑戦するしかないです」と決意を新たにした。
最近は食事面で野菜を多く取り入れ、一時は108キロまで増えた体重を100キロに絞り込むなど、プロで戦う体づくりも着々と進んでいる。梨田監督から早くも来春キャンプの1軍スタートを約束された怪物は「自分の力不足でがっかりさせたくない」と力を込めた。目標の「新人王」のためには、なりふり構わず貪欲(どんよく)に突き進んでいく。
◆日本一逃し残念 日本ハムの日本シリーズ敗退に、中田は「お世話になる球団だから、勝ってほしかったです」と残念そう。特に第5戦は、大阪桐蔭で2年先輩だった中日・平田の右犠飛が決勝点となり「平田さんには打ってもらいたかったけど複雑でした」。それでも、頂上決戦を通して「一人ひとり楽しそうにやっていた。早く一緒にプレーしたいと思った」とチームカラーを再認識した様子だった。
◆夢と大地サイン 日本ハム・梨田新監督が“初サイン”を披露した。地元ファンから差し出された色紙に「夢と大地」の文字が躍った。「近鉄時代は(01年に)最下位から優勝したので“夢と感動”でしたが、北海道というので大地。一緒に夢に向かって歩んでいくように」と説明。お宝をゲットした沖縄・恩納村の佐藤幸夫さん(24)は、「本当に人柄の良さそうな方でした」と大喜びだった。
◆ひちょりに興味 中田は「話をしてみたい選手」に森本の名前を挙げた。ユニークなキャラで人気を集めるひちょりに対して「ファンに好かれているのが、テレビを見ていても分かる」と興味津々。ただ、奇抜なパフォーマンスには「けっこう、恥ずかしがり屋なので…。ああいうことをやる度胸はないです」と消極的だった。
参照元:スポーツ報知
薮田は「自分の評価を聞きたいので(権利行使は)最初からするつもりだった」と説明。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での活躍もあり、米大リーグの球団からも高評価を受けているが「WBCも一因。違う環境や球場でやりたいと興味は持った」と話した。団野村氏が代理人として交渉にあたる。
薮田は社会人の新日鉄広畑から1996年にドラフト2位でロッテに入団。今季は58試合に登板し、4勝6敗4セーブ、防御率2・73。38ホールドポイントで最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。
参照元:スポーツ報知
今季は34試合に登板し4勝2敗17セーブ、防御率4・75。8月に右ひじの手術を受けて以降は登板していない。現在は手術した右ひじの検査とリハビリのため渡米中で、出国前にFA権行使の申請書類を球団に預けており、日本時間6日夜に電話で宣言の意思を伝えた。
米田純球団代表は「FA権を考慮に入れ条件提示し何度も話し合ったが、合意に至らず残念。公示後にオファーを出すかどうかは白紙」と話した。
福盛は球団を通じて「13年間かけて得た権利を行使し、他球団の評価も聞いて進路を決めたい」とコメントした。
参照元:スポーツ報知
桑田は自由契約ではなく、パ軍の「制限リスト」に登録されているため、現役続行する場合はパ軍との交渉が第一に必要となる。今シーズン終了間際、新GMに就任したハンティントン氏、ラッセル新監督との会談から始めるわけだ。
「まずは(手術した右足首を)完治してもらいたい」とハンティントンGM。「それから彼の今後への希望を聞いて、ベストな道を探りたい。決して、我々は彼を拘束し続けるつもりはない」と言い、交渉の予定はまだ決まっていないが、ベテラン右腕の意向を尊重する構えだ。
◆制限リスト 選手が負傷などで出場不可能になった場合に適用し、給与は支払われない。リストに入った選手が他球団に移籍する場合は、まずはリストから外れなければならない。
参照元:スポーツ報知
4月の月間最優秀新人に選出されるなど、序盤からセットアッパーに定着した左腕は、ポストシーズンを含めて74試合に登板。フル回転の働きを見せただけに、戦いを終えた後の3日間ほどは、体のあちこちに痛みが出たという。“32番目の男”として球宴選出。ワールドシリーズでは日本人投手初登板も果たし、「充実した1年だったと思うし米国に来て本当によかった」と感慨深げだった。
来季に向けた課題も挙げた。「1つ球種を増やしたい。カーブは見せ球にしかならない。ここ、という所でチェンジアップじゃない球を投げてピッチングに幅を出したい」メジャーリーガーを幻惑させたチェンジアップと並ぶ決め球を習得する考えだ。今後、しばらくは米国内で休養し、その後、今月中には帰国する予定だ。
参照元:スポーツ報知
【オーランド(米フロリダ州)5日】米大リーグのGM会議が当地で始まった。今季、レッドソックスが岡島秀樹投手(31)をFAで獲得、3年ぶりの世界一達成に大きな貢献をしたことから、今会議でのチーム作りの最高責任者の合言葉は「第2の岡島を探せ」。早くもロイヤルズはロッテの薮田安彦投手(34)を、パドレスも楽天・福盛和男投手(31)獲得を目指す方針を明言した。
GM会議が開かれているオーランドのホテルでは、かつてないほどに日本人投手の名前が飛び交っている。レッドソックスのエプスタインGMは「みんな、そう言ってるな」とほくそ笑む。各GMたちの間では「低年俸で大活躍。第2のオカジマを探せ!」がテーマになっているのだ。
そんな中、ヒルマン監督を招へいし、日本球界の現状に“精通”するロイヤルズのムーアGMが、さっそく具体名を挙げた。「ヤブタはFAするのか?」権利を行使するか悩んでいる状態のロッテ・薮田に、強い興味を示した。ムーアGM自身、現職に就く前はブレーブスで国際スカウトを経験した、日本球界通。「トレイ(ヒルマン監督)の情報ももちろんだが、ウチは積極的に日本にスカウトを送り込んでいる」と言い、今季34ホールドをマーク、最優秀中継ぎ投手に選ばれた右腕獲りに乗り気だ。
また、パドレスのタワーズGMは楽天の守護神、福盛獲得に名乗りを上げた。8月に右ひじ遊離軟骨除去手術を受けている右腕について「スカウトからいい報告が来ている。故障明けでも問題ない」と高く評価。大リーグ通算最多の524セーブのクローザー・ホフマンが10月に右ひじ手術を受けており、「補強ポイントは中継ぎで、フクモリは候補の一人」と口にした。
岡島は年俸125万ドル(約1億5000万円)の2年契約をレ軍と結び、1年目の今季、66試合に登板して3勝2敗、27ホールド、5セーブ、防御率2・22の活躍でチームのワールドシリーズ制覇に貢献した。今季、薮田は1億1300万円、福盛は8300万円と共に割安な年俸(金額は共に推定)。パ軍のタワーズGMが「フクモリの魅力はなんと言っても、年俸が低いこと」と言うように、“大枚をはたかない輸入”がトレンドになっている。
◆FA宣言決意に楽天困惑 渡米中にFA宣言の意思を固めた福盛に対し、楽天・米田球団代表は「個人的には残留するなら宣言して欲しくないと思う。宣言後に球団としてオファーするかはまだ白紙」と残留交渉の継続について言葉を濁した。同じくFA権を保有し、横浜が獲得を狙う礒部とは今週中に会談を持つ意向だが、本人が求める出場機会については「それは野村監督が決めること」と確約を避けた。
参照元:スポーツ報知
中堅手となった今季、イチローは155試合守って補殺が8個で、失策はわずか1個。守備率9割9分8厘だった。
ア・リーグはイチローのほか、ハンター外野手(ツインズ)が7年連続、ロドリゲス捕手(タイガース)は13度目の受賞となった。
ナ・リーグはマダックス投手(パドレス)が史上最多の17度目の受賞。外野手は同点となり4人が選出され、ジョーンズ(ブレーブス)は10年連続の受賞。
マリナーズ・イチロー外野手「(今季から中堅に移ったことで)これまで6年とは違った意味のゴールドグラブになった。個人的には(日本時代のゴールデングラブ連続受賞回数)7に並んだことも大きい。これでパズルの最後のピースが入った感じです」
◆受賞選手
◆ア・リーグ
▽投手 ヨハン・サンタナ(ツインズ)
▽捕手 イバン・ロドリゲス(タイガース)
▽一塁手 ケビン・ユーキリス(レッドソックス)
▽二塁手 プラシド・ポランコ(タイガース)
▽三塁手 エイドリアン・ベルトレ(マリナーズ)
▽遊撃手 オーランド・カブレラ(エンゼルス)
▽外野手 イチロー(マリナーズ)、トリー・ハンター(ツインズ)、グレーディ・サイズモア(インディアンス)
◆ナ・リーグ
▽投手 グレグ・マダックス(パドレス)
▽捕手 ラッセル・マーチン(ドジャース)
▽一塁手 デレク・リー(カブス)
▽二塁手 オーランド・ハドソン(ダイヤモンドバックス)
▽三塁手 デービッド・ライト(メッツ)
▽遊撃手 ジミー・ロリンズ(フィリーズ)
▽外野手 カルロス・ベルトラン(メッツ)、アンドルー・ジョーンズ(ブレーブス)、ジェフ・フランコーア(ブレーブス)、アーロン・ロワンド(フィリーズ)
参照元:スポーツ報知
参照元:スポーツ報知
鋭い打球が次々と右翼席に突き刺さった。「疲れました。今はとにかく振らないとね」汗だくになってバットを振り続けた慎之助は満足そうに振り返った。打席では国際球の感触も確かめた。「詰まった時に、いつもより飛ばない感じ。日本のボールは飛びすぎだよ」それでも持ち前のパワーでサク越えを連発。合同自主トレも終盤に突入し、エンジン全開だ。
6日の練習試合はスタメンから外れる。「クライマックスシリーズに出ていない人が優先ですよ」途中出場した場合には、国際試合特有の外角に広いストライクゾーンを確認する考え。「どこまで(ストライクを)取るか分からないからね。ボール1個分は広いからね」豊富な国際試合の経験を生かし、早くも気持を切り替えていた。
参照元:スポーツ報知
高橋由は10月のクライマックスシリーズ第2ステージ第2、3戦を欠場後、神戸での合同自主トレを回避して治療に励んできた。しかし、回復が進まず、苦渋の決断をした。この日、星野監督に連絡を入れ、日本プロフェッショナル野球組織(NPB)に辞退を届け出た。
高橋は球団を通じて「この2週間、日本代表の一員として、何とかチームに貢献したい一心で治療とリハビリを続けてきました。自分自身の気持ちを優先した結果、辞退の申し出がこの時期になってしまい、星野監督はじめ関係者の方々に大変ご迷惑をおかけしたことを申し訳なく思っています」とコメント。
日本代表・星野仙一監督「国際大会の経験も豊富だし、痛いと言えば痛い。でも、他の連中もそれに負けないくらいやってくれると思う。(追加招集は)ないよ。今ここにいる選手のモチベーションを下げたくない」
参照元:スポーツ報知
ミットをたたく心地よい音が響くと、何度もうなずいた。「順調みたいだね。腕の振りもスムーズだった。手術前はギクシャクした印象もあったけど、手術をして良くなることもある。楽しみです」懸案の守護神にいきなり有力候補が飛び出し、笑みがこぼれた。
五十嵐は「今の力では10割だけど、本来の7割いくかどうか。監督からは来年ちゃんと投げられるようにと言われているので、開幕に合わせていきたい」と順調な回復をアピールした。
指揮官は「ここに来ているのは、結果が出なかった人か若い人が中心。それぞれがテーマを持って臨んでいるし、ハッパをかけなくてもやってくれるでしょう」。約2週間の実戦中心のキャンプで、チームの底上げを図る。
参照元:スポーツ報知
即決はしなかった。福留は開口一番、態度を保留したことを明言した。「返事はしていません。1度持って帰って、期間ギリギリまで考えたい」自身の今後の人生を考えれば、大きな岐路になる今オフ。結論は先送りにした。
球団の誠意は伝わった。だが、それとFA権行使とは別問題だ。球団関係者の話を総合すると、提示されたのは4年17億円程度。「ここで最後までやってほしいというものはあった。条件というよりはね」と、暗に不満をのぞかせた。だが、西川球団社長は「ドラゴンズとしては最大の誠意を示したつもり。今回の金額が最終的な結論と思ってもらっていい」と条件の見直しはしないことを明言。条件面に不満があば、権利行使へ傾いても仕方がないというのが球団のスタンスだ。
福留は交渉の中で、複数年契約のほかに単年契約の場合の条件提示も求めたことから、FA権を行使せずに単年契約で残留し、来オフにFA宣言する可能性も残るが「FA権を切り札にしながらというのもどうかなと僕自身は思う」とも話しており、やはり今オフのFA宣言が確実だ。
「他球団にどう評価されているか聞いてみたいのはどの選手でも本音だと思う。それは正直に球団に伝えました」と、本音ものぞかせた福留。権利を行使すれば、阪神、ソフトバンクやメジャーを含めた争奪戦は必至だ。
参照元:スポーツ報知
中田は「今までこんなゼロの多い額は見たことがないからびっくりした。頑張って新人王を取りにいきたい」と笑顔で話した。高校時代は主に投手だったが、プロでは三塁手に挑む意向を持っている。
山田SDは「個人的には捕手に挑戦してほしいという気もある。ファイターズはもとより、球界を代表するホームラン打者になってほしい」と話した。(金額は推定)
中田翔外野手「うれしいのひと言しかありません。これだけの評価をしていただいているから、期待以上の結果を意地でも残さないといけない。みんなから好かれる選手になりたい」
参照元:スポーツ報知
日本球界が誇る剛腕をめぐって、空前の争奪戦がスタートする。黒田の「FA宣言」を受けて、真っ先に手を挙げ、移籍先の最有力候補になりそうなのが、Rソックスだ。松坂、岡島に続く3人目の日本人メジャーリーガー獲得へ、実は数年前から徹底調査。昨オフにも黒田がFAでのメジャー挑戦の意思を見せた際も、重大な関心を持って動向を見極めていた。
結局この時は、黒田がメジャー行きを断念。それでも、レ軍はなお調査を粘り強く継続していた。球団のスカウト部門を統括するクレイグ・シプリー副社長兼国際スカウト部長(44)はこれまで、スポーツ報知の取材に「クロダは当然知っている。(昨オフ)ヒロシマ残留を決めたのは、独り暮らしのお父さんを心配してのことなんだろう?」と話し、調査能力の高さを披露するとともに、黒田への強い関心ぶりを明らかにした。
レ軍のスカウティング活動は他球団の追随を許さない。目をつけた選手は、数年にわたって徹底マークを続け、パーソナルデータを分厚いファイルに詰め込んで情報を管理。1億ドルを投資して松坂を獲得するにあたっては、好きなおにぎりの具まで調べていた。シプリー国際部長を始めとしてスカウトらは年間に何度も極秘来日しては、関心を寄せる逸材に熱視線を送る。岡島も巨人時代からマークを続け、昨オフのFA交渉解禁日に即日交渉を行い、数年越しの獲得にこぎつけた。黒田についても、交渉解禁日となる14日に一気に動き出す可能性がある。
エースのC・シリングがFAでの退団、移籍が濃厚。代役の左腕レスター、右腕バックホルツは経験が乏しく、1年間ローテを任せられるかは未知数。その点、日本球界での実績が十分な黒田は“ポスト・シリング”としてうってつけの人材。松坂と2人で先発ローテ入りすれば、今季と同様、大きな話題となる。
他球団も黙ってはいない。今オフはメジャーのFA市場での先発投手は不作と言われ、日本球界屈指の右腕に人気が集中するのは必至。特に、レ軍とライバル関係にあるヤンキースは目の色を変えている。クレメンスとペティットの先発ローテ2人の去就が微妙で、投手陣再建が来季巻き返しへの急務。黒田は是が非でも欲しい存在だ。
黒田獲得には当初、カブスとマリナーズの地元紙が真先に今オフ最大の補強ポイントとして報じていたが、ボンズ外野手がFAとなったジャイアンツとトーレ監督就任で地区優勝が大命題のドジャース、左腕グラビンの退団の可能性があるメッツの参戦もありうる。さらにヒルマン監督のロイヤルズも関心を示している。30球団中、資金力がとりわけ豊富なレ軍とヤ軍の参戦によって、米メディアも注目の今オフの超目玉になりそうだ。
参照元:スポーツ報知
ポストシーズンを含めると74試合に登板した左腕は、戦いを終えて3日間ほどは体のあちこちに痛みが出たという。1年目で球宴に選ばれ、ワールドシリーズで日本投手初登板、そしてチームは頂点に。「充実した1年だったと思うし、米国に来て本当に良かった」と感慨深げに話した。11月中に帰国する予定。
参照元:スポーツ報知
モゼリアクGMは「チームとしては、オフに向けて柔軟性を持っていたい」と説明した。契約が更新されず、12月の年俸調停申請期限までに球団が調停申請しない場合は、田口はフリーエージェントとなる。モゼリアクGMは「彼のためにも、あまり長く時間をかけたくない」と話した。
田口は今季、1年契約でプレーした。2008年の契約は球団と田口の双方が選択権を持ち、球団側が選択権を行使しない場合、10万ドル(約1140万円)の違約金を支払う内容になっていた。(共同)
参照元:スポーツ報知
中でも獲得に興味を持っているとされるマリナーズのバベシGMは、城島健司捕手とのバッテリーを実現させたい様子。「もし自分が日本人の好投手で、米国で成功を収めたいと思っているなら、日本人捕手を相手に投げたいと思うだろう」とコメント。カブスのヘンドリーGMは「去年からチェックしている」と早い段階から調査をしていたことを明かした。
このほか、メッツのミナヤGMは「国籍を問わず、いい選手は常に調べている」とし、デビルレイズのフリードマン編成担当も「いい選手であることは知っている」と話すなど、各球団は黒田の実力をしっかり認識している。交渉解禁となる日本時間14日以降、積極的な動きがありそうだ。(共同)
参照元:スポーツ報知