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【オーランド(米フロリダ州)5日】米大リーグのGM会議が当地で始まった。今季、レッドソックスが岡島秀樹投手(31)をFAで獲得、3年ぶりの世界一達成に大きな貢献をしたことから、今会議でのチーム作りの最高責任者の合言葉は「第2の岡島を探せ」。早くもロイヤルズはロッテの薮田安彦投手(34)を、パドレスも楽天・福盛和男投手(31)獲得を目指す方針を明言した。
GM会議が開かれているオーランドのホテルでは、かつてないほどに日本人投手の名前が飛び交っている。レッドソックスのエプスタインGMは「みんな、そう言ってるな」とほくそ笑む。各GMたちの間では「低年俸で大活躍。第2のオカジマを探せ!」がテーマになっているのだ。
そんな中、ヒルマン監督を招へいし、日本球界の現状に“精通”するロイヤルズのムーアGMが、さっそく具体名を挙げた。「ヤブタはFAするのか?」権利を行使するか悩んでいる状態のロッテ・薮田に、強い興味を示した。ムーアGM自身、現職に就く前はブレーブスで国際スカウトを経験した、日本球界通。「トレイ(ヒルマン監督)の情報ももちろんだが、ウチは積極的に日本にスカウトを送り込んでいる」と言い、今季34ホールドをマーク、最優秀中継ぎ投手に選ばれた右腕獲りに乗り気だ。
また、パドレスのタワーズGMは楽天の守護神、福盛獲得に名乗りを上げた。8月に右ひじ遊離軟骨除去手術を受けている右腕について「スカウトからいい報告が来ている。故障明けでも問題ない」と高く評価。大リーグ通算最多の524セーブのクローザー・ホフマンが10月に右ひじ手術を受けており、「補強ポイントは中継ぎで、フクモリは候補の一人」と口にした。
岡島は年俸125万ドル(約1億5000万円)の2年契約をレ軍と結び、1年目の今季、66試合に登板して3勝2敗、27ホールド、5セーブ、防御率2・22の活躍でチームのワールドシリーズ制覇に貢献した。今季、薮田は1億1300万円、福盛は8300万円と共に割安な年俸(金額は共に推定)。パ軍のタワーズGMが「フクモリの魅力はなんと言っても、年俸が低いこと」と言うように、“大枚をはたかない輸入”がトレンドになっている。
◆FA宣言決意に楽天困惑 渡米中にFA宣言の意思を固めた福盛に対し、楽天・米田球団代表は「個人的には残留するなら宣言して欲しくないと思う。宣言後に球団としてオファーするかはまだ白紙」と残留交渉の継続について言葉を濁した。同じくFA権を保有し、横浜が獲得を狙う礒部とは今週中に会談を持つ意向だが、本人が求める出場機会については「それは野村監督が決めること」と確約を避けた。
参照元:スポーツ報知