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カブスのルー・ピネラ監督(64)が19日(日本時間20日)、中日からFA移籍した福留孝介外野手(30)を開幕戦(3月31日・ブルワーズ戦)で5番に据える、と明言した。日本人選手がデビュー戦で、クリーンアップトリオの一角に座るのは、03年ヤンキースの松井秀喜外野手の5番以来。なお、ハワイから19日に帰国した福留は、名古屋市内で国内自主トレを再開した。
カブスの冬の恒例行事、シカゴ市内で開催されたファンとのイベントで、ピネラ監督が胸を張って、名前を順番に出していった。「ソリアーノ、セリオット、リー、ラミレス、フクドメ…」本拠地シカゴで3月31日に行われるブルワーズとの開幕戦オーダーを発表したのだった。
3日前に「(福留は)2番か5番を視野に入れている」と答えていた指揮官は、4年総額4800万ドル(約51億円)で獲得した“大型新人”を5番に据えることを明言。期待の大きさを証明した。
「昨年のキャンプはオーダーを作るのにも苦労した。今年は、これで素晴らしいスタートを切って、(ナ・リーグ中地区を)連覇したいね」ピネラ監督は今回の『開幕スタメン』に自信満々の様子。その目玉がFUKUDOMEだった。
カ軍の5番には昨年13選手が座った。Dバックスに3連敗を喫したディビジョンシリーズでも、3試合とも日替わりで合計11打数1安打。リーとラミレスがリーグを代表するスラッガーとなっているだけに、5番打者不在も今オフの補強ポイントだった。
メジャー通算1604勝の指揮官は福留に対して、「イチローと松井秀を足したような選手。パワーだけでなく守備もいいし、何より出塁率が高い点ではチームが求めていた選手」と高く評価していた。中日での過去3年間に得点圏打率3割3分8厘をマーク(無走者、一塁では3割2分6厘)。90年にレッズをワールドチャンピオンに導いたピネラ監督が、勝負強さにも着目したといえそうだ。
日本人選手がデビュー戦でいきなりクリーンアップトリオに入ったのは、03年の松井秀喜外野手以来。いきなり初打席で先制適時打を放ったゴジラは、開幕10試合で11打点をたたき出し、その後の9勝1敗というチームの開幕ダッシュに大きく貢献した。「5番・右翼」の福留がオープニングゲームから快進撃の原動力になった時、悲願の100年ぶり世界一はグッと現実味を帯びてくる。
参照元:スポーツ報知