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楽天の岩隈久志投手(26)が20日、Kスタ宮城の室内練習場で初練習を行った。キャッチボールやノックなどで汗を流した後、初日からいきなりブルペン入り。捕手を立たせたまま33球を投げ込み、順調な仕上がりぶりをアピールした。度重なる故障で過去2シーズンは不本意な成績に終わったエース。今季はフル回転で、チームを初のAクラスに導くことを誓った。
ノックなどで汗を流した岩隈が、仙台での練習初日にもかかわらず、いきなりブルペンへと向かう。感覚を確かめるようにゆっくりと、力のこもった33球を投げ込むと、室内練習場にグラブの音が心地よく響いた。
「まだ五、六分だけど、今のところ順調です」こぼれる笑みに、自信が漂う。「東京でも動いていたし、ブルペンにも3日前には入っていた」と万全の準備を整えてきたエース。昨年の10月に遊離軟骨の除去手術を受けた右ひじは「問題ない」と強調。2月1日からの沖縄・久米島キャンプも、1軍スタートが決定した。
19日のスタッフ会議後に、野村克也監督(72)が、キャンプ中に連夜の講義を行う“ノムラ塾”の2年ぶり復活を宣言したが、岩隈は「監督の話は勉強になる」と歓迎。「『考えて野球せぃ!』っすよ」決まったばかりの08年スローガンもすでにインプット済みだ。「(昨年)4位になったからには、さらに上を目指さないと。今年は特にチャンスがたくさんあると思う」と最大の目標であるAクラス入りを固く誓った。
昨年は、ルーキーの田中に加え、朝井、永井ら若手投手陣が奮闘。今年はさらに、即戦力として期待される大学・社会人ドラフト1巡目の長谷部も加わった。心強いフレッシュな力の台頭で、岩隈にかかる負担が減ることは大きなプラス材料となるはず。肩や背中、脇腹などの負傷に泣き、06年は1勝、昨年は5勝に終わった悲運のエースに、リベンジの舞台が整った。
参照元:スポーツ報知