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今季から楽天に加入した石川賢投手(26)が沖縄・久米島キャンプ3日目の3日、ブルペンで108球を投げ込み、存在感を示した。フォーム改善のため、紀藤真琴投手コーチ(42)から付きっきりで指導を受けながらの熱投。昨年、中日から戦力外通告を受け、合同トライアウトで楽天入りした右腕は、生き残りに向けて死に物狂いでアピールを続けている。
熱を帯びたブルペンでの投げ込みは、108球を数えた。真後ろで見守る紀藤コーチに声をかけられながら、新加入の右腕は大粒の汗を流してミットの音を響かせた。「(楽天に)取ってもらったからには、チャンスを生かしたい」強い決意が、石川を支えていた。
八戸大から中日に加入したのが04年。183センチ、98キロと体格に恵まれ、威力のあるストレートとシュートを武器に、将来を期待されていた。しかし、1軍では1勝も挙げられずに4年が経過。このオフに戦力外通告を受けた。「本当だったら、自分は今ごろ、野球をやっていない身分」トライアウトで声をかけてくれた楽天に対する思いは格別なだけに、今年にかける気持ちは半端ではない。
紀藤コーチからアドバイスを受け、現在はフォームの改造に挑んでいる。「足がインステップしているから、体が引っかかってしまう」と石川。紀藤コーチも「体が柔らかくないから、まっすぐ踏み出さないといけない」と説明する。この日の内容に本人は不満顔。「昨日はできたのに、今日はできていない。進歩がない」と試行錯誤が続く。
夜はミーティングに参加し、野村克也監督(72)の教えを学ぶ日々。「すごく勉強になるので、自分に当てはめて考えています」と、キャンプ中は体も頭もフル稼働させている。貪欲(どんよく)に成長し、どん底からはい上がるつもりだ。
参照元:スポーツ報知