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ロッテの小林宏之投手(29)が26日、千葉マリンで契約更改し、7000万円増となる年俸2億円プラス出来高の2年契約でサインした。自己最多の13勝が評価され、来季のロッテでは最高給選手になることが確実となった。交渉の席ではポスティング(入札)制度によるメジャー挑戦を要望。球団は従来通り認めない方針だが、小林宏は3年契約の打診を断り、2年契約を希望。FA権取得後のメジャー移籍を視野に入れた。
メジャーへの思いを伝えた。わずか10分で交渉を終えた小林宏は、「ポスティングについて聞きました」とメジャー移籍を訴えた。球団からの答えは「ノー」だったが、「数年間成績を残した自信もある。(小林)雅さん、薮田さんがメジャーに行ってうらやましいと思った」とあきらめない。04年に日米野球に出場してから意識し始めたメジャー挑戦を初めて公の場でぶつけた。
今季は13勝、防御率2・69、奪三振163と、いずれも自己最高の成績を残した。3年連続2ケタ勝利で5年間で54勝。先発としての安定感は12球団トップクラスだ。140キロ中盤の速球にフォーク、チェンジアップ、スライダーとすべて一級品の変化球は、登板したWBC1次リーグでメジャースカウトの間で評判になった。あるメジャー関係者は「今、小林宏がポスティングをしたら、かなりの球団で争奪戦になる」と高い評価を受けていることを明かした。
FA権取得は現行制度の9年なら2010年になる。現在、日本プロ野球機構と選手会では期間の短縮を協議中。8年になれば今回の契約が切れる09年に取得できる。「その時の状態にもよる」と明言を避けたが、早ければ2年後のメジャー移籍の可能性もある。
来季年俸は2億円に到達。チーム最高になるのは確実だ。エースの期待に「自覚も出てくる。防御率と勝率にはこだわりたい。来季は初のタイトルも狙いたい」。北京五輪にも意欲的だ。「予選は1イニングだけだったけど、先発できるように頑張りたい」五輪で好投すれば国際的な評価はさらに上がる。ロッテのエースがメジャーを視野に入れ、12年目のシーズンに突入する。
参照元:スポーツ報知