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◆巨人2―1ヤクルト(17日、東京ドーム) うつむいていた内海が、ようやく顔を上げた。上原が最後の打者を打ち取ると、ベンチ内でやっと笑顔を見せた。「今日は球のキレもなかったし、どうやって抑えたかも分からない」夢中でつかんだ11勝目を振り返った。
最後まで調子は上がらなかった。球速も130キロ台中盤が続き、1点リードの2回2死二塁では宮本に同点の右前適時打を許し、G党は「またか」と天を仰いだが、その後は開き直った。7回まで一度も3者凡退はなかったが、要所でとにかく腕を振った。7回8安打1失点。「バランスが悪かったけど、力任せにいったらちょっとよくなった。逆球がなかったのが良かった」自身初の4連勝と、スタンドに駆けつけた母・広子さん(46)に、ひと回り大きくなった姿を見せた。
誰もがつらい夏場。体調を考え、冷房をかけない選手が多い中、あえて急冷にして寝床につく。「夏はよく食べて、よく寝る。寝られないのが一番まずい」と部屋を冷やして、冬布団を掛けて寝ている。「今日は調子が良くなかったけど、体調はずっといい」内海流の自己管理で結果を残した。
原監督は投球に関しては「それなりに、いい投球をしてくれた」と成長ぶりを認めたが、エースとして認められない攻撃面をしかった。「満塁で一度もバットを振らなかったり、バントもね。100勝、200勝、先発で記録している人は、そういう9番目の(野手の)意識が高い」と1点勝ち越した6回2死満塁の三振と、2回のバントミスを挙げ、勝てる投手と思っているから、あえて厳しい言葉を投げかけた。「これからも、一戦必勝で頑張ります」と内海。連敗を止めたこの勢いを、シーズンが終わるまで続ける。
参照元:スポーツ報知