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◆西武2―1オリックス(17日、グッドウィルドーム) 西武の西口文也投手(34)が、17日の対オリックス17回戦(グッドウィル)で今季8勝目を挙げ、通算150勝を達成した。プロ野球46人目。初勝利は95年9月10日の対ロッテ25回戦(千葉マリン)。
真っ黒に日焼けした顔が道のりの長さを物語っていた。西口は花束を受け取り、9回を締めたグラマンから150勝目のウイニングボールをもらった。13年目でたどり着いた節目の白星。「想像できなかった数字。驚きです」はにかみながら、34歳のベテランが達成感に浸った。
しなる右腕、切れ味鋭いスライダー、そしてフォーク。万全の西口が戻ってきた。8回4安打無失点の完ぺきな仕事。8回2死二塁のピンチでは、村松をフォークで7個目の空振り三振に仕留めた。「苦しい展開で、よくあそこまで投げてくれた。気持ちが入っていた」伊東監督も、援護がなくても淡々としていたベテランに脱帽だった。
6月24日の巨人戦で149勝目を挙げてから、4試合も足踏みした。球は走らず、古傷の右内転筋を痛めて7月25日にファーム落ち。体力の限界を少しだけ疑った。「考えるものはありました。でも、リフレッシュできたかな。走り込んで初心に返った」ヒゲを蓄えたまま炎天下の西武第二球場で走り込んで、気分を一新。この日はサッパリした顔でマウンドに上がった。
リーチから54日。それまでは球場に駆けつけていた家族が、この日は用事で観戦できなかった。「莉音(りおん)、ありがとう、と書いておいてよ」と長女への感謝の気持ちを報道陣に託した右腕。節目の150勝がロッテと3差に戻し、プレーオフに望みを残した復活劇。普段は表情を変えない西口に、この日ばかりはうれしさが顔ににじみ出た。
参照元:スポーツ報知
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