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巨人・二岡智宏内野手(31)が20日、東京・大手町の球団事務所で契約更改に臨み、1500万円増の2億1000万円でサインした。巨人の生え抜き内野手では史上初の2億円突破を達成した二岡は、11月に手術した左ひざも良好で、来季の目標を「全試合出場」に設定。秋季キャンプでしのぎを削った若手に対する「ポスト二岡」報道に「不愉快」と苦言を呈し、定位置の死守を誓った。清水隆行外野手(34)は3000万円減の1億円でサインした。
胸を張って、二岡は会見場に現れた。「球団からは優勝に貢献して高く評価していると言ってもらいました。自分の思っている額にはいかなかったけど、納得してます」1500万円アップの2億1000万円で、気持ちよく一発サインした。
史上初の栄誉も手に入れた。巨人の生え抜き内野手では、初めて2億円の“大台”を突破。今季は左太もも裏の故障で開幕2軍スタートも、4月1日の横浜戦(横浜)から復帰し、結局139試合に出場。打点は自己最多の83をマークした。「数字に表れない進塁打とか、自己犠牲のところを評価してもらった。打点は話さなかった」と得意の右打ちに加え、チーム2位の10犠打が評価され、2億円突破を達成した。
悔しさをバネにする。2006年はチームで唯一の全試合出場を達成したが、1年で途絶えた。「来年は打率とかそういう数字もそうですが、やっぱり全試合に出るというのが大きな目標」と宣言。11月には左太ももやふくらはぎなどの故障の原因になった左ひざ関節半月板の形成手術を受け、現在は痛みなく歩行できるまでに回復。すべては全試合出場に耐えられる体をつくるためだった。
悩み抜いた末に手術を受けただけに、誰にもショートを譲る気はない。秋季キャンプでは遊撃争いに加わろうと、坂本、寺内、円谷らが奮起。新聞報道でも「ポスト二岡」の文字が躍ったが「すごく不愉快」とばっさり。「僕は首相じゃないし、ポジションに任期があるわけでもない。そうじゃなきゃ手術もしない」と珍しく声を張り上げ、定位置死守を誓った。
来年2月の春季キャンプは、故障組の「A班」からのスタートが濃厚。「いつ走れるとかは正直言えない。開幕に間に合わせるためにしっかりやるだけ」と今オフは1月初旬に、手術を受けた米アラバマ州で再検査を受け、その足でフロリダ州で岩舘内野手とともに自主トレを行う。「来年は日本一になる。それしかありません」温暖な地でまずは再スタートを切り、開幕には元気な姿でグラウンドを走り回る。
◆巨人の報道陣への珍要請
★“ワシ”はやめて 巨人の清原(現オリックス)が99年1月12日、ジャイアンツ球場で自主トレを開始した際、新聞記者に異例のお願い。
〈1〉自分自身を指す言葉として「ワシ」を使ったことはないから今後、談話の中の一人称は替えてほしい。
〈2〉キャンプ中の打撃練習でのサク越えは、意味がないから、本数を数えないでほしい。
〈3〉打順に関する質問は答えようがないので、首脳陣にしてほしいと通達した。
〈1〉に関しては「オレ」などが用いられるようになったが、〈2〉〈3〉は変わらず。
★“悪太郎”が“番長”禁止令 巨人の堀内監督が就任1年目の04年2月、宮崎春季キャンプ中に突如、報道陣を集めて清原を報道する中で「番長」と表現するのを控えるよう要請。「番長はイメージが悪い。もっと気を使ってやってほしい」堀内監督自身、現役時代から「悪太郎」と呼ばれ、人知れず傷ついていたようで「経験者は語る!」とのことだったが、お願いの効果はあまりなかったようで…。
参照元:スポーツ報知