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楽天・山崎武司内野手(39)が20日、仙台市内の球団事務所で契約更改を行い、本塁打王と打点王のタイトル料を含めて1億950万円増の1億9200万円で一発サインした。球団創設史上、日本人選手の最高年俸となり、出来高を含めれば2億円超の大型更改。来季は優勝請負人としての使命を背負う。
わずか30分ほどの交渉時間。43本塁打、108打点で2冠を獲得したスラッガーは満面の笑みだった。「2億近い数字。大きなご褒美をいただきました」タイトル料500万円ずつ、ベストナイン選出にも200万円のボーナスが加わり、球団創設時(05年)の岩隈(1億8000万円)を抜く日本人最高年俸。39歳の更改で1億円以上のアップは93年オフの落合(巨人)の1億円増があるだけで、山崎はこれを超えたことになる。
下交渉では倍増の1億6000万円以上を目指してきたが、予想を上回った。「これが彼の評価。チームの顔です」という米田球団代表に、山崎も「一度、クビになってるからね。見返そうという気持ちもあった。それだけにうれしい」と感無量。04年オフにオリックスを戦力外となり楽天へ。3年前は引退を覚悟した男が、今はチームに欠かせない。年俸5000万円の05年からド派手な逆転劇だった。
出来高は満額なら年俸と合わせて2億を超える数字。項目にはチームの勝利数も含まれる予定で、悲願のAクラス入りの期待を一手に背負うことになる。「プレッシャーは感じる。でも、今年のクライマックスシリーズを見ていたけど、全然、ウチでも戦える。一度は日本シリーズの緊張感を味わいたい」来季、創設4年目を迎える楽天。22年目となるベテランのバットが、夢を現実にする。
◆山崎武と落合 39歳になるシーズンオフの契約更改で1億円以上のアップは、過去に93年の中日・落合だけ。しかし、落合はオフにFA宣言して巨人に移籍。過去の実績から大幅アップを勝ち取った。93年は無冠だった。山崎武は本塁打、打点とも自己記録を更新する成績。純粋な更改で1億円以上のアップとなった。
参照元:スポーツ報知