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◆巨人1―3横浜(3日、東京ドーム) 思わず天を仰いだ。顔を思い切りしかめた。高橋由は二塁打を打ったのに悔しがった。「今日だけはね」頭の中は本塁打を打つことしかなかった。
タイトル争いから抜け出したかった。35本塁打は中日・ウッズと並んでトップタイ。3試合を残すウッズに対して、今季最終戦でリードしておきたかった。「最初から狙っていったよ」初回、那須野の高めの直球を振り切った。鋭い打球は左中間を真っ二つに切り裂いたが、もうひと伸び足りなかった。二塁打でも笑顔はなかった。
第2打席以降は空振り三振、中飛、左飛と凡退した。8回、横浜・村田がトップに1本差に迫る34号を放った直後の最終打席では、打った瞬間に思わず「あー」と声を上げた。場内からもため息が漏れたが、敢闘をたたえたのか、すぐに大きな拍手に変わった。「ぼくはホームランバッターじゃないからね」試合後は苦笑いで振り返った。原監督も「できれば2本ぐらい打ってほしかったよ」と残念がった。
35本塁打は1999年の34本を上回る自己最多。「よくできたと思う。今までで一番だったわけだから」と胸を張った。本数にはこだわらなかったが「1本でも多く打ちたい」という気持ちを開幕から持ち続けた。積み重ねた結果が「35」という数字だった。
本塁打王に輝けば、プロ10年目で初のタイトルとなる。あとはウッズと村田次第。結末は神のみぞ知る。
参照元:スポーツ報知
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