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◆中日1―2阪神(18日・ナゴヤドーム) 阪神・藤川球児投手(27)が、プロ野球史上8人目となる2年連続30セーブ目を挙げた。1点リードの9回から登板し、2死一、三塁で代打・立浪との対戦前には今季初めてマウンドに来た岡田監督の激励を受け、発奮。前日(17日)は北京五輪日本代表に選出され、一夜明けたこの日、日本タイ記録の46セーブをマークした昨季より1か月近く早いハイペースでの大台到達で見事に応えた。
不動の守護神・藤川も、その姿に驚いた。「誰かと思ったよ」9回2死一、三塁。代打・立浪のコールされた場面で、突然ベンチから出て、マウンドの藤川の元に駆け寄ったのは岡田監督だった。
「びっくりしたけど、『同点も逆転も一緒。お前に任す』と言われた。どーせーあーせーじゃなくて『好きなようにやれ』と言ってもらったんでうれしかった」最後は自慢の直球で投ゴロに仕留め、史上8人目となる2年連続、今季83試合目での超ハイペースの30セーブをマークした。
決して完ぺきとはいえなかった。1点をリードした最終回に登場し、1死からウッズを四球で歩かせると、続く和田には中前安打。一転してピンチに立たされた。中村紀を中飛に打ち取ったが、代打・立浪には「歩かせようと思ってたけど、(監督が)出てきたのでやめた」と、真っ向勝負を選んだ。
今季初めてマウンドに上がった指揮官も「中途半端だけはせんようにな。あそこまでいって打たれたらしゃーないよ」と、リリーフエースをたたえた。前日(17日)北京五輪野球の日本代表メンバーに選出され、その御礼マウンドで見事、周囲の期待に応えた。
日本タイ記録の46セーブを挙げた昨年は8月10日の横浜戦(横浜)で大台に到達したが、今季はそれを1か月近く上回る。チームも対中日戦5連勝。「梅雨も明けたし、球も切れてきた」頼もしい火の玉エースが、阪神に、そして日本にはいる。
参照元:スポーツ報知