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楽天の嶋基宏捕手(23)が18日、今年初めてKスタ宮城の室内練習場で自主トレを行い、2年目にかける思いを明かした。昨季、新人ながら125試合に出場したホープは、Aクラス入りとチーム防御率3点台への向上を宣言。課題の打撃では、打率2割5分を目標に設定した。広島から加入した木村一喜(30)、大学・高校生ドラフト3巡目・伊志嶺忠(22)=東京情報大=らに負けず今季も定位置を確保し、さらなる飛躍を期す。
言葉の端々に、今季にかける強い決意をにじませた。「今年は早く試合がしたい」ルーキーイヤーとは明らかに違う嶋が、自信ありげに笑う。昨年以上の成績が期待される2年目に向け、チーム屈指の努力家は着々と準備を整えている。
年末年始は、元日も休まずに母校・国学院大で体を動かしてきた。7日から14日には、大学の先輩である渡辺俊(ロッテ)、矢野(巨人)らとともにグアムでの自主トレを敢行。嶋は「いろんな球団の話を聞けたし、暖かいところで体を作れた。いい8日間だった」と満足げに振り返る。この日も軽快な動きでノックを受けるなど、約2時間みっちりと汗を流した。
昨季は野村克也監督(72)に目をかけられ、1年目から定位置を奪取。「どんなミスをしても根気強く使ってもらった。いい経験をさせてもらった」と嶋。捕手としては最高の環境で、飛躍的な成長を遂げた。
ただ、当然ながら満足してはいない。「チーム防御率(昨季4・31)を何とか3点台にしたい」と今季の課題を挙げた。1割8分3厘と低迷した自らの打率も、2割5分を目安に設定。「チャンスで勝負強く打てれば」と力を込める。そして、何よりも最大の目標はチームとしての飛躍。「個人成績よりもAクラスに入ること」だ。
今季は、木村と即戦力の呼び声高いルーキー・伊志嶺が加入。定位置争いの激化は必至だが、昨季の正捕手は「1年経験を積ませてもらった。そういう意味ではリードしている」とプライドをのぞかせた。「負ける気はない。(2人を)大いに意識してやっていきたい」と強気の宣戦布告。確かにつかんだ自信と、たゆまぬ努力。2年目も、嶋の進化は止まりそうにない。
参照元:スポーツ報知