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巨人・李承ヨプ内野手(31)が、急ピッチ調整で宮崎春季キャンプに臨むことが18日、分かった。昨年10月、左手親指付け根のじん帯形成手術を受け、当初はこの日、都内の病院で再検査を受ける予定だったが、「リハビリに専念したい」とキャンセルした。経過は良好で巨人の日本一、そして、韓国代表として北京五輪出場を目指し、3月に開催される世界最終予選(台湾)に出場するため、1秒も無駄にしないハイペース調整で体を作り上げる。
復活にかける決意が、態度になって表れた。李は当初、昨年手術した左手親指付け根の状態確認のため17日に来日、18日に検査を受ける予定だった。だが、関係者の話を総合すると「少しでもリハビリに時間をかけたい」と本人が希望し、予定をキャンセル。1泊2日という短時間をも無駄にせず、母国でトレーニングすることを選択した。
患部の経過が良好だからこそ、再検査を先送りした。昨年10月25日に手術を受け、12月17日には再来日して都内の病院で検査を受けた。年明けからはティー打撃も再開。一時、100キロあった体重も毎日、3時間のウエートトレでベストの94キロまで落とした。巨人のトレーナーが予想したペースを上回る回復具合だという。
日本一奪回に貢献しようという思いが、主砲を動かした。昨季は30本塁打をマークしたが、患部の痛みや不調もあり、2軍落ちを経験。今年はヤクルトからラミレスという4番のライバルも加入。昨年12月の契約更改の際、「開幕から日本シリーズまで4番に座る」と自身を奮い立たせただけに、2月1日のキャンプインまでには動ける体を作るつもりだ。
韓国代表としての仕事もある。3月7日から台湾で北京五輪出場をかけた世界最終予選が行われる。2月中旬から沖縄で実施される代表合宿にも参加の予定で、母国の2大会ぶりの五輪出場のためにも、ハイペース調整が必要になってくる。
巨人も復活を後押しする。再検査を受けない代わりに、球団関係者が来週にも李のトレーニング地、韓国・大邱(テグ)に出向き、患部の状態をチェックする。巨人へのチーム愛、そして、五輪出場のための母国愛で急ピッチ調整を成功させる。
参照元:スポーツ報知