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レッドソックスの松坂大輔投手(27)が、アスレチックスとの「’08リコーMLB開幕戦」(3月25、26日・東京ドーム=報知新聞社後援)の第2戦に先発することが濃厚となった。レ軍のテリー・フランコーナ監督(48)は17日、ボストン市内で行われた会合で、開幕ローテーションについて言及。2年目を迎える右腕を、開幕シリーズ2戦目に登板させる考えを示唆した。3月に倫世夫人(33)が第2子を出産予定で、来日できるかは流動的だが、怪物が鮮烈なプロデビューを果たしたマウンドで、凱旋登板を果たす。
松坂の日本凱旋登板が実現する。ボストン市内で行われた地元記者との会合の席で、フランコーナ監督は「(日本で行われるプレシーズンマッチに)先発ローテの3、4、5番手を投げさせるだろう。そして(開幕カード2連戦に)1、2番手を送る」と明言。具体的な名前こそ明かさなかったものの、今季は先発ローテの2番手を任せる怪物右腕を、開幕2戦目に起用する意向を示した。
東京ドームは99年、鮮烈なプロデビューを飾った球場だ。思い出のつまったマウンドで再び背番号18が躍動する。アスレチックスとは昨年6月5日に対戦して敗戦投手になったが、7回7安打2失点に抑えた。西武時代から東京ドームとの相性もよく、好投が期待できそうだ。
ただ、流動的な部分もある。指揮官は「ダイスケの夫人は妊娠している」と、倫世夫人の第2子出産が日本開幕戦に重なる可能性があることを指摘。松坂本人も「妻の米国での出産が最優先」と立ち会うことを明言しているため、04、07年と世界一に2度導いた名将は、状況によってはローテーションを変更する可能性も含ませた。
また、指揮官は米での開幕カードのローテーションにも言及。「帰国後のドジャース戦(オープン戦3連戦)に再び3、4、5番手。(米での開幕戦に)1、2番手を先発させる」と、松坂を4月2日のアスレチックス戦(オークランド)に再び登板させる考えを披露した。
2年目の今季はチームの連覇に加え、個人的には15勝12敗、防御率4・40だった昨年以上の成績を残すことを目標に掲げている。年始から精力的に体を動かし、体重もベスト92キロに近い状態を保っている。18日には沖縄・宜野湾市内で西武・西口らと14日から行っていた自主トレを打ち上げ、夕方に帰京。「暖かいところでできたので、体を動かすことができました。(肩の出来は)もう少しです」と松坂は充実感を漂わせた。
19日には欽ちゃん球団とのドリームマッチ(横浜スタジアム)を戦い、20日以降は再び都内近郊で自主トレを継続する予定でいる。日本のファンの前で成長した姿を見せるため、怪物は己の体を磨き上げる。
◆チーム打率ブービー!貧打アスレチックス
世界一に9度輝き、ア・リーグ優勝15度の名門アスレチックスは昨年、就任したばかりのボブ・ゲレン監督(46)のもと、76勝86敗で西地区3位に終わった。チーム打率は2割5分6厘で、リーグ14チーム中の13位、盗塁も52個でリーグ最少だった。このオフには、主に1番で打率2割9分、12本塁打、48打点をマークしたスチュワート外野手、通算427本塁打のDHピアザがFAで退団。さらに、22発に78打点のスウィッシャー外野手をWソックスにトレードに出した。ロイヤルズからFAのブラウン(打率2割5分7厘、6本塁打、62打点)を獲得して外野陣を補強。内野手にエリス、クロスビー、チャベスらがそろうが、打線の迫力不足は否めない。
参照元:スポーツ報知