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巨人の首脳陣、フロントらが集まったスタッフミーティングが17日、都内のホテルで行われた。会議の冒頭を初めて公開した滝鼻卓雄オーナー(68)は、課題として「戦力の安定」を挙げ、生え抜きの若手の育成を首脳陣に厳命。「少しでもたるんだプレーをした選手は“東京ドームから去れ”というぐらいの気持ちで指導してほしい」と強い口調で訴えた。日本一の奪回と黄金時代の復活に向けた戦いがスタートする。
原監督をはじめコーチ、フロントら総勢約40人の目がスクリーンの文字にくぎ付けになった。「大型補強だけでは勝利の女神はやってこない」。自らパワーポイント(スライド)を操作して今年の課題を説明した滝鼻オーナーは「移籍選手に遠慮せず、それを脅かすような生え抜きの若手を育ててほしい」と強く訴えた。
異例の公開となった。例年、スタッフミーティングは非公開で行われてきたが、昨年は滝鼻オーナーの考えが正確に報道陣に伝わらず、今年は冒頭の訓示が取材可能となった。約30分にわたってマイクに向かった同オーナーは「戦力の安定」の重要性を説いた。
今オフは上原に代わる新守護神として横浜のクルーン、先発の柱の一人としてヤクルトのグライシンガー、4番候補としてヤクルトのラミレスを獲得した。大型補強には成功したが、一方で日本一奪回を盤石なものにするにはチーム全体の底上げが必要不可欠。同オーナーは若手のさらなる奮起に期待を寄せた。
首脳陣には改めて厳しく選手に接するように求めた。「少しでもたるんだプレーをした選手は東京ドームから去れ、仮に補強で自分のポジションがなくなったと腐っている選手がいればチームには必要ない、というぐらいの気持ちで指導してほしい」移籍してきた選手やレギュラーに遠慮はいらない。激しいポジション争いがチームのレベルアップにもつながる。オーナーの熱い言葉に首脳陣の表情も、より一層引き締まった。
「巨人軍の価値がなんであるかを認識してほしい。最も上質なプロスポーツコンテンツを提供しなければいけない」チームを完全に再建し、層の厚い常勝軍団を構築する。そして、ファンサービスにも広く目を向ける。厳しい指導方針も、すべては黄金時代を見据えてのもの。2008年の原巨人は、さらに強くなる。
参照元:スポーツ報知