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米パイレーツとのマイナー契約に基本合意している桑田真澄投手(39)が6日、都内のグラウンドで08年の「投げ初め」をした。オーナーを務める「麻生ジャイアンツ」の練習に参加。昨年9月の右足首じん帯再建手術以来初めてブルペンに入り、50球を投げた。さらに今季のテーマを「ポコ・ア・ポコ(少しずつ)」に決定。メジャー復帰への階段を、文字通り一歩ずつ上がっていく考えを示した。
順調な回復ぶりを存分に見せつけた。桑田がマウンドへ帰ってきた。麻生ジャイアンツの主力投手たちにピッチングの手本を見せるため、室内ブルペンのマウンドに立った。捕手を座らせて直球、カーブを計50球。特にカーブは、座らせた捕手の足元に狙って落とし、制球の大切さを説いた。子供たちの視線はくぎ付けとなった。
昨年9月に右足首のじん帯再建手術を受け、リハビリ生活を続けてきた。「(昨年の)松葉づえ(姿)を見ていると、想像つかないでしょ。問題ないわけではないけど、1月になれば(投げて)よいだろうと思っていた。これから徐々に慣らしていかないとね」とマウンドに立った喜びを隠しきれない様子だ。
精力的に動いた。練習会場となったグラウンドに隣接する林間コースでクロスカントリー。ウオーミングアップを指揮してキャッチボールも披露。投球練習の後は、自らティー打撃を実践するなど、計4時間半にわたって動きっぱなし。「これからは横の動きもプラスしていくから」と意欲的だった。
軽快に動いたあとは、舌も滑らか。08年、自分に言い聞かせているという言葉を明かした。「今年は『ポコ・ア・ポコ』で行きます。僕の好きな言葉で、スペイン語で『少しずつ』という意味ですよ」その言葉どおり、はやる気持ちを静めながら、一歩一歩、復帰への階段を上るつもりだ。
パイレーツとはすでにマイナー契約で基本合意に達している。「今日は何も言うことはありませんが、近いうちに何らかの発表があると思います」背番号と同じ数字が並ぶ1月8日にも正式発表となりそう。4月で40歳になる桑田が、メジャー復帰へ走り出した。
◆元巨人のデセンス再会楽しみ 99年に桑田と巨人でプレーした前ロッキーズのエルマー・デセンス投手(36)がパイレーツとマイナー契約。桑田は現在も電話で連絡を取り合う間柄だそうで、「去年は(元巨人の)ワズディンがいたけど、知っている人がいると心強い」と再会を心待ち。メジャー昇格を争うライバルになるが、早くもキャンプでのキャッチボール相手に指名していた。
参照元:スポーツ報知