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◆ヤンキース2―11メッツ(18日・ニューヨーク) ヤンキースの松井秀喜外野手(33)が、メッツ戦で4試合ぶりの6号2ランを放った。相性の良い交流戦で通算19本目のアーチ(打率・333)だったが、試合は2―11と大敗で実を結ばなかった。3連敗で借金は今季ワーストの4に増えた。
ピンストライプ軍団が最下位にあえいでいる。8回、メッツに決定的な6点が入ると、帰路に就こうとするヤ軍ファンが通路に長い列を作った。「きょうも追いかける展開で苦しかった」と松井。3回までパーフェクトの王建民が4回に急変。打者9人の猛攻を受けて4点を失うと、早くも重苦しいムードがベンチを支配した。
松井が意地を見せたのはその裏。無死一塁から右翼へ反撃の2ランを放った。敵地でのレイズ戦で、昨年手術した右ひざの痛みを感じた。しかし、15日は代打で1打席、16日は雨天中止と“休養”することができ、楽になった。過去の2安打がいずれも本塁打と相性のいい左腕ペレスの真ん中高めの直球を運んだが、最近5試合の平均得点が2・5点の打線では逆転は困難だった。結果的に松井の一発を含む3安打で完敗を喫した。
「攻撃ののろしを上げる一発になればよかったが残念」4回にデルガドの左翼ポール際への本塁打性の打球を巡り、暴言を吐いたメ軍のマニエル・ベンチコーチが退場処分。ビデオでは完全にポールを直撃していた。3ランがファウルになる“大誤審”も味方につけられなかった。荒れた試合を落とした松井は渋い表情。くしくも昨年のこの日、同じペレスから同じ4回に2ランを放ったが、皮肉にも空砲となるところまで見事に再現された。
首位レッドソックスとは6差。それでも、20日からは昨年のMVP、アレックス・ロドリゲス内野手(33)が戦列復帰予定と明るい材料はある。松井は「まず結果として勝つこと。それから徐々にリズムを取り戻せば。ゼロからのスタートの気持ちで」と休日明けからの再出発を誓った。
参照元:スポーツ報知