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「日本生命セ・パ交流戦」が20日、開幕する。いきなり昨年の日本一チーム・中日と本拠地Kスタで激突する楽天でもっとも燃えているのが、山崎武司内野手(39)。02年まで16年間在籍した古巣との対戦に「ここにすべてをかけるつもりで戦いたい」と堂々、宣言した。現在、打率3割4分9厘で首位打者をキープする主砲が、中日との日本シリーズでの激突まで視野に入れ、交流戦でもチームを牽引(けんいん)する。
主砲が並々ならぬ闘志を燃やした。交流戦開幕を控え、仙台市内のホテルで行われた会見。山崎武が、古巣との激突にかける熱い思いを明かす。
「公式戦で中日と対戦できるのは、僕にとって一番うれしいこと。144試合のうちの4試合しかないけど、ここにすべてをかけるつもりで戦いたい」と気合十分。「楽天には中日にいた選手が多いが、みんな気持ちは同じ。強い中日を倒して自信を付けたい。向かっていく気持ちを見てくれれば」と続けた。
特別な対戦も待っている。21日の試合では通算200勝に向け、現在、195勝とした中日のベテラン・山本昌投手(42)の先発が濃厚。当然、長年ともに戦った元チームメートだけに「昌さんが今季初勝利を挙げたときに電話した。あと5つに迫って、えらい元気になってたよ」と山崎武の口調もあたたかい。
それでも、過去の対戦成績で5打数1安打に抑えられているだけに「200勝を先延ばししてやろうと思っている」と不敵な笑みも―。昨年の交流戦24試合で3位タイとなる8本塁打を放っているだけに「昌さんは『お前、打つなよ。頼むよ』って何度も言っとったけど、そうもいかんよな」と豪快に笑った。
壮大な夢もある。「僕の最終目標は、中日と日本シリーズで戦うこと」と山崎武。今季の戦いに手応えを感じているからこそ、堂々と言い切れる。「中日にとっては日本シリーズ進出は難しくないかもしれないが、楽天はミラクルを何回も起こしていかなければいかない。交流戦で一つのきっかけを作りたい」頼もしい主砲の宣戦布告。古巣撃破こそ、快進撃の始まりとなる。
参照元:スポーツ報知