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◆ロッテ12―7オリックス(17日・千葉マリン) 大量リードを許しても、ロッテナインはひるまなかった。2回表を終わって0―6。しかし、その裏だ。1安打2四死球で無死満塁とすると、ベニー、今江、金沢の3連打で塁上の走者が続々と生還。マウンド付近に打ち上がったズレータの飛球を三塁手の北川が落とすタイムリーエラーも飛び出して、スコアボードに「7」を刻む大逆転だ。
3回表、追い付かれたが、また打線に火がつく。早川、ベニー、今江の3連打ですぐに勝ち越し。負ければ4年ぶりに最下位に転落するピンチを、今季初の先発全員、今季最多の15安打、12点ではねのけた。2安打3打点でお立ち台に上がった今江は「(最下位ピンチで)そこで負けないのが強いチームなんです!」と逆襲を宣言だ。
試合前の練習が終わった直後。選手全員がロッカー室に集められた。バレンタイン監督が「決してあきらめるな」「どの1球にもベストを尽くせ」と、10分にわたって熱っぽく訴えた。指揮官が復帰後、あまり行われていなかった全体ミーティングで、選手の気持ちは奮い立った。6点差以上をひっくり返したのは、04年7月31日の西武戦(千葉)以来4年ぶり。指揮官は「このチームはあきらめない姿勢を持ち続けている。まさに今日、それを出してくれた」とたたえた。
データやコンディションなどに応じて柔軟に打順を入れ替えるのがロッテ打線の特徴だが、この試合では7、8番にベニー、今江を入れた。里崎、橋本らに代わってマスクをかぶる9番・金沢も打撃好調。今江が「8番や9番が多い僕が塁に出れば上位に回る。つなぐ気持ちを変えないようにしています」と言うように、パンチのある下位打者が強引に引っ張らず、つなぎ役に徹したことで上位につながり、打線に勢いがついた。
重光昭夫オーナー代行も観戦した“御前試合”で猛攻を披露し、連敗を3で止めた。この勢いに乗り、上位浮上を狙っていく。
参照元:スポーツ報知