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◆ソフトバンク9―0日本ハム(2日・北九州) 最終回も3者凡退で終え、大隣はコンビを組んだ田上とハイタッチを交わした。前年のリーグ覇者を2安打に抑えるプロ初完封で今季2勝目。「序盤に点を取ってもらい、気持ちが楽になりました。完封できてうれしいです」試合終了直後には興奮したファン約20人がグラウンドに乱入するアクシデントもあったが、そんな混乱にも最後まで笑顔のままだった。
両翼92メートルと狭い北九州市民球場もまるで関係なかった。最速144キロの直球に変化球を織り交ぜ、テンポ良く日本ハム打線を料理し、6回2死までノーヒット。森本に左前安打を許し記録は途切れたが、「ゼロで来ていたんで、このまま抑えようと思った」と集中力を切らさなかった。3月25日のロッテ戦(ヤフーD)でのプロ初完投に続く快投。今季18奪三振も日本ハム・ダルビッシュを抜いてリーグトップに浮上。王監督も「大きいのを打たれそうな感じがしない。今一番安定感がある」と大絶賛した。
たまったうっぷんを晴らした。即戦力と期待された昨季、故障続きで2勝止まり。31日に福岡市内で開かれたトークショーに大学・社会人ドラフト1巡目ルーキー・大場とともに出席したが、その時、トークの主導権を新人右腕に握られてしまった。イベント終了後には「自分がしゃべってなかったように見えたのが一番悔しい」と顔をゆがめた。しかし、この日は文句なしの主役だった。
投打がかみ合い、連敗は3でストップ。首位の座も死守した。3日の相手先発はダルビッシュだけに「明日は決戦だね」と締めくくり、バスに乗り込んだ指揮官。2年目左腕が作った勢いそのままに、日本代表のエースに挑む。
◆大隣 憲司(おおとなり・けんじ)1984年11月19日生まれ。23歳。京都市南区出身。京都学園高3年春に近畿大会制覇。近大では最速152キロの直球を武器に、関西学生リーグで22勝11敗。3年時に全日本大学選手権準優勝。4年時はベスト4。2006年大学社会人ドラフト希望入団枠でソフトバンク入り。1年目の昨季は2勝4敗、防御率5・98。175センチ、85キロ。左投左打。年俸1350万円。独身。
参照元:スポーツ報知