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◆楽天6―3ロッテ(2日・Kスタ宮城) 楽天が球団新記録となる6連勝をマークした。初回に4安打を集めていきなり4点を奪うと、中盤の6回、2点を追加する理想的な展開。9回、完投勝利を目指した先発・永井が2失点し、あとアウト1つで降板したが、青山が後続を断って連勝を伸ばした。貯金も球団史上最多となる「2」に増やした野村楽天。ソフトバンクが勝ったため、チーム史上初の単独首位は逃したが、快進撃は止まらない。
青空が広がるKスタに、勝利の花火が鳴り響いた。平日のデーゲームにかかわらず集まった1万4285人の観衆を、心から酔わせた。「6連勝? こういうのは6勝4敗というだけのこっちゃ」辛口のノムさんも、勢いは確かに感じている。負けない。開幕4連敗から巻き返した怒とうの連勝は、ついに球団記録を樹立。貯金も球団史上初の「2」に増やした。
打つべき人間が打ち、抑えるべき人間が抑える。初回、無死一塁から2番・高須の初球にヒットエンドラン敢行。好機を広げ、その後、無死満塁で4番のフェルナンデスが右中間にエンタイトル二塁打。続く山崎武も中越えに適時二塁打を放ち、一挙4点。先発・永井も8回までは1失点投球を続けた。9回、3点差まで詰め寄られたが、最後は青山が3試合連続セーブでかわしきった。
抜け目なく、ソツがない野村IDも健在だった。今年の健康診断の際、「肉と卵は控えめに」と注意された72歳だが、采配はさえ渡った。6回、1死三塁からは嶋がスクイズで待望の追加点。「終盤を4―1で迎えるのと、5―1で迎えるのは大きな違い」と嶋。さらに渡辺直も中犠飛でダメ押しとなる6点目を奪った。
ノムさんは「勝てばいい、ってもんじゃない。永井は4点ももらってヨタヨタ…“亀投法”。何とかウサギに追いつかれずにたどり着いた」と気を緩めない。しかし、4番のフェルナンデスが15打点、6勝のうち先発投手が5勝を挙げている。山崎武は「すべては投手。5、6回まで試合を作ってくれる。昔はそこまで持って行けなかった。そういう部分で、いい試合ができている」と分析した。
首位のソフトバンクが日本ハムに勝ち、創設4年目にして初の単独1位はお預けに。3日に7連勝とともに再挑戦だ。「7連勝? 目指すのは自由だからね。でも、まだ続行中なんだから。負けたときにじっくりと話しましょう」指揮官は連勝の話を封印した。着実に、一歩ずつ…ただひたすらに、楽天が勝利へ向かって突き進んでいる。
参照元:スポーツ報知