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◆ヤンキース3―2ブルージェイズ(1日・ニューヨーク) ヤンキース・松井秀喜外野手(33)は、本拠での開幕戦で「8番・DH」で先発出場、3打数無安打ながら7回に“決勝打”を放った。
鮮明に、あの時の記憶が脳裏をよぎった。「思いっきり、5年前を思い出しましたね」同点で迎えた7回。1死二、三塁から前の打者・ポサダが敬遠された。満塁での第3打席。状況は満塁弾を放った03年の本拠地開幕戦と同じだった。
再現とはいかなかったが、価値ある一打が生まれた。初球の148キロを振り抜くと、強い打球は二遊間へ飛んだ。追いついた二塁手がグラブではじき、捕球できない。一塁走者が二塁で封殺される間に、三塁走者のAロッドが生還。「ヒットになれば良かったけど、自分のバットで勝てたわけですから。気分は悪くないですね」全力疾走した結果は二ゴロでも、開幕白星を呼び込む貴重な“決勝打”だ。
4か月半前に右ひざの手術を受けた。めったに弱音を吐かない男もつらいリハビリの日々で、「正直、しんどいです」と周囲に漏らすこともあった。それでも復活へ向け、地道なトレーニングを続けた。自宅やロッカールームの壁、打撃ケージの鉄のサクなど、つかまるところさえあれば、ところ構わずに患部の筋肉の強化運動を繰り返した。少しの空き時間も無駄にせず、小さな努力を重ねてきた。
6年目で初めて「開幕・左翼」は譲った。それでも「正直うれしいし、無事にプレーできて良かった」と開幕に間に合ったことにかつてない喜びを感じた背番号55。これから一歩ずつ、完全復活に向けたゴジラの逆襲が始まる。
参照元:スポーツ報知
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