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ロッテ・成瀬善久投手(22)が15日、来季年俸の目標額を「マー君超え」に設定した。18日の契約更改交渉を控え、楽天・田中将大投手(19)が13日に4倍増の6000万円で一発サインしたことを参考に、大幅増を期待した。今季最優秀防御率と最高勝率の2冠に輝き、日本代表として北京五輪切符獲得に貢献した左腕が、ピッチング同様、強気の姿勢で更改に臨む。
成瀬の「銭闘意欲」に火がついた。きっかけは、13日に行われた田中の契約更改だった。新人王とはいえ、田中は今季の年俸1500万円から、タイトル料500万円を含む6000万円にジャンプアップ。成瀬の今季年俸は、ほぼ同等の1600万円。「1年活躍しただけであれだけ上がったんで、もうちょっと僕も球団に(意見を)言えるかなと思う」と、目標額をマー君超えに上方修正した。
強気の材料はそろっている。今季は先発ローテーションを守り通し、16勝1敗、防御率1・817。奪三振の数こそ及ばなかったが、最優秀防御率、最高勝率(9割4分1厘)の2冠は、11勝7敗、防御率3・82の田中をはるかにしのぐ。「マー君は確かに高校の時から騒がれていて、メディアへの露出もすごいかもしれないけど、僕は4年間プロでやってきたし、今年は一生に一度あるかないかの成績ですから。球団からはいい返事が聞ければいいと思います」とライバル心をあらわにした。
球団側は、日本代表として北京五輪出場を決めた貢献度も、査定に反映させる予定。さらに、2年目左腕の川崎が950万円から3000万円に、新人の荻野が1200万円から3500万円へアップ。シーズンを通じて活躍した投手を評価する傾向があるのも、成瀬には好材料といえる。
「今年中にはサインしたいけど、それは金額次第で」と話していた左腕。注目の契約更改交渉は18日だ。
◆故郷の小山市で1万人パレード 成瀬はこの日、故郷の栃木・小山市で2冠記念と市民賞受賞のお祝いを兼ねたパレードに参加した。同じく小山市出身のヤクルト・飯原とJR小山駅から市役所まで徒歩で行進。約800メートルの道程には市の約16万人の人口のうち、約1万人が詰め掛けた。警備員が50人程度しかおらず、もみくちゃにされる場面も。トークショーでは「マナーが良くないと、いい野球選手にはなれないよ」とチビっ子たちに諭していた。
参照元:スポーツ報知