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◆イースタン 日本ハム5―9巨人(22日、鎌ケ谷) だから打つって言ったっしょ? 日本ハムの中田翔内野手(19)が予告通りのバースデーアーチを放った。19歳の誕生日を迎えた22日、イースタン・リーグの巨人戦(鎌ケ谷)に「4番・三塁」で先発出場。初回2死一塁、姜建銘から左中間へ推定130メートルの今季2号2ランを運び、21日の「バースデーアーチ予告」を有言実行した。63打席ぶりの一発で6試合連続安打。早期昇格へ、怪物が絶好調モードに突入した。
中田の誕生日を、中田が豪快に祝った。初回2死一塁の第1打席。観衆から「ハッピーバースデー」の大合唱が降り注いだ。「あれでファンの人にオレのホームラン見せたいと思った。ホームランしか期待してないっしょ?」カウント0―3から甘い直球をしばき上げ、左中間の防球ネット最上部に運んだ。予告通りのバースデーアーチ。「100点満点。花丸、二重丸やな!」と笑顔で19回目の誕生日を総括した。
ただのビッグマウスではなかった。前日21日に「区切りだし、思い切りやる」と誕生日弾を宣言。有言実行の一発を「言ったっしょ? 打つって!」と自慢げに振り返った。3月23日ロッテ戦(鎌ケ谷)以来、15試合、63打席ぶりのアーチ。大人に近づいたはずの19歳は「手応え? 完ぺきすぎだし」と思わず“ギャル語”で喜びを表現した。
母の言葉に改心した。17日の練習に遅刻した中田は母・香織さん(44)から「周りに応援してくれる人がいる。ファンの人の気持ちを考えられる人間になりなさい」と諭された。球団からは1か月の外出禁止と罰金処分を受けたが、打席ではバースデーソングに包まれ、寮には全国から多くのプレゼントが届いた。ファンへの感謝を込めた狙い通りの一打に「うれしすぎて記憶が飛んだッス」と満足感を漂わせた。
バースデーアーチは大阪桐蔭3年だった昨年の練習試合に続き2年連続。無類の勝負強さを見せつけた。水上2軍監督は「まだ(変わりやすい)春の天気だね」と打席ごとの好不調を理由に1軍への推薦は保留したが、6試合連続安打で打撃は確実に上昇気配。外出禁止中の怪物は「今日はこれでパーティーするから!」と差し入れのバースデーケーキを高々と持ち上げた。
◆1軍遠い!? 昇格ノルマは1週間3発 ○…中田のバースデーアーチにも、1軍の反応は冷静だった。梨田監督が「もう少し様子を見てね」と言えば、兄貴分のダルビッシュも「まあ、2軍で打ってもしょうがないでしょ」と淡々。山田GMは改めてファームからの推薦がない限り、昇格させない方針を示した。さらに、「継続して打たないとね。1週間に3本くらい」と高いハードルを課した。
参照元:スポーツ報知